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ゲームレビューサイトEasy Alliesのベンさんが日本で体験した素敵な出来事を紹介していました。 「もっと他人に優しくなろうと思う」とまで言い出した彼にはいったいどんなことがあったのでしょう。
ちなみに海外のゲーム報道の業界人は東京ゲームショーのある日本、
世界最大のゲームショー「E3」が開かれるアメリカ・ロサンゼルス、
欧州最大のゲームショー「ゲームスコム」が開かれるドイツ・ケルンに取材をしに行くことが多く、
中でも日本はゲーム以外の理由で人気になっています。
特に東京ゲームショーが開かれている間は来日した業界人のツイッターやフェイスブックなどが 日本を楽しむ様子で賑わいます。
特に東京ゲームショーが開かれている間は来日した業界人のツイッターやフェイスブックなどが 日本を楽しむ様子で賑わいます。
Tales From Japan - Episode 2 "Open Your Heart" by Easy Allies
2016年9月、僕は東京ゲームショーでの取材のため日本に来た。 旅先では素晴らしい物との出会いが沢山あったが中でも3人のまったく見ず知らずの人と触れ合った時の体験を皆とシェアしようと思う。
最初のストーリーはホテルの受付の人との話だ。
東京で同僚の1人と共に夜遅くタクシーに乗り予約してあるAPAというホテルにタクシーで向かったんだ。 受付はすごい行列が出来ていて15~20分くらいは待たなければいけなかった。 受付の人は長い時間シフトに入っていたのかな?すごく疲れた様子だった。 そして受付の人にスマホの予約画面を見せたら彼がすこし青ざめたんだ。 彼は僕達が予約したAPAホテルは今いるAPAホテルとは違う場所にあるってことを説明しようとしてくれていた。 思わず同僚と向き合って、僕達は本当にがっかりしたんだ。すごく長い時間飛行機に揺られてすぐにでも休みたかったからね。
受付の彼は僕達がイライラしていることに気付いたんだろうね、 そしたら急に彼から疲れた様子が消えて、何か決心したような顔をして紙に何かを書き始めたんだ。 数分の沈黙の後、彼は必死に…あぁ言い忘れてたけど僕達の間には大きな言葉の壁があったからなんだけど、 予約したホテルには彼が説明をするから今いるこのホテルの部屋を宛がってくれるっていうんだ。 僕達のミスであるにもかかわらず、彼は僕達を追い払うなんてことはせずにだ。
それに僕はとても感動したんだ。 彼はこの国に来てほとんど最初に話をした人だったし、する必要のないことに尽力してくれた。 もちろん、そうだな…例えば「車に轢かれそうなところを助けてもらった」みたいに凄いことじゃないけど 僕はそれをとてもありがたく思ったんだ。 お客と応対すること自体が面倒くさくて嫌、みたいな人たちを何度も見てきたから尚のことね。
2つ目ストーリーは六本木にある「ルイーダの酒場」に向かっていたときの話だ。
「ルイーダの酒場」はドラゴンクエストをテーマにしたバーでもし君がシリーズのファンなら絶対に訪れるべき場所だ。 ドラクエの紋章が壁に掛けられモニターにはドラクエの映像が流れ店内BGMはもちろんドラクエの音楽、 メインテーマの曲は僕達が食事中10回は流れたんじゃないかな?とても素晴らしい体験だったよ。 スライムの形をした肉まんなんかもあってもうここで永遠に過ごしていたいと思ったほどさ。
でもそこは話のポイントじゃないんだ。 僕達がバーに向かおうとして六本木をさまよっていた時の話だ。 通りを迷いながらうろうろしていたら突然直ぐ近くにタクシーが止まりドラーバーが車から出てきた。 僕と同僚は何が起きたのか解らずそれはもう震え上がって怯えちゃったんだ。 そしたら彼が「迷っているのかい?」って聞いてきたんで 僕はドラゴンクエストバーを探していることを伝えると彼は丁寧に行き方を教えてくれたんだよ。
仕事の合間を割いて僕達を助けてくれたことに感動し、 なにより僕がとても行きたかった場所に訪れたっていう体験をより思い出深いものにしてくれた。 最初に彼に怯えたことを恥ずかしく思ったよ。
最後の3つ目のストーリーはたぶんもっとも僕の心を打った話だ。 今回の旅のラスト近く、僕達は人で溢れかえった京都の駅でどの列車に乗れば良いのか解らず 地図を取り出しながらあからさまに迷っていたら、また知らない人が助けをいらないかって聞いてきてくれたんだ。 今度はタクシーの運転手みたいな人ではなく、まだ生まれたばかりの子供を抱えた女性だった。 彼女はさも当然のように話しかけてきてくれて僕達が行きたい場所を伝えると彼女は振り返り、走り出したと思ったら駅員の人を連れてきてくれた。
彼女はとても優しく、子供が少しぐずり始めて色々忙しいだろうにためらいなく見ず知らずの外国人である僕達を助けようとしてくれた。 そのことに僕はとても心を動かされたんだ。
これらのストーリーを皆とシェアしようと思ったのはこれまであまり意識していなかったことに気づいたからだ。 僕はロサンゼルスに住み始めてだいたい3年目だ。この町をとても愛しているけど同時にとてもイライラさせられることが多い。 特に運転しているときはより苛立っている。
誰か他の人が割り込んできたり、愚かな行為だと僕が感じる行動をされたとき凄く怒り易くなって 気付いたら僕は周りに壁を作っていたんだ。 誰とも話しなんかしたくないし周囲の人間なんてどうでもいい、助けたいなんて思わないって感じに ひねくれた感情を持つようになった。 明らかに旅行者っぽい人やまだ移り住んで間もない人を見かけてもイラっとして見て見ぬふりをしてきた。 でも日本を訪れて思いもよらなかった人々の優しさに触れ、 ただそうすることが良いことだからっていう理由だけで助けてくれる行為をみて、 なんだか僕もそうしたいって思うようになったんだ。
僕達は世界がより良いものになればいい、なって欲しいなんて簡単に口にするけど実際にはなにも行動に移さないし すぐ怒って誰かを余計にイライラさせがちだ。 そんなの生産的じゃないし誰の助けにもならないしそのイライラを解消することにはならない。
困っている人がいた時「なんでそんな人たちを助けなきゃいけないんだ」なんて思わずに 僕が日本で体験したことみたいなことができればいいと感じたんだ。
前回のビデオと同様に最後はキャットカフェでの写真で話を締めよう。
zhafsan
このビデオを見始めて数分で あぁそうだ、これこそが私が日本を愛する理由だって感じたよ。
誰のせいでもなくただ言葉の壁で起きたこと。彼らは助けが必要だと感じたら全力を傾けてくれる。
いつだって最高のサービスを与えてくれるんだ。
MithunOnThe.Net
私も最高のカスタマーサービスを味わったよ。
ResonantPilot
ベンよ、私を日本に連れて行ってくれ!
Peter Fox
親切なホテルの受付の人の話はとても良かったよ。それを盛り込んでくれてうれしいよ :D彼は人格高潔な人だね。
太田順士
日本の「おもてなし」の精神はとても美しい。
MegaMagicalMegan
素晴らしいビデオだったよベン…君の話からは感情が伝わってくるよ。
Suraimu S
それは優しいからじゃなくてただ単に日本人は外国人を見ると不安になるからだよ。
予測できないことを日本人は最も嫌い、恐れているからね。
西洋人は皆それを無私無欲の優しさだと勘違いするけど例え彼らが君を嫌っていても同じように接するんだよ。
決して日本人がいい人たちじゃないって言いたい訳じゃない。でも西洋の価値観で物事を捉えようと思ってもダメってことさ。
karloluffy
いつかこの卓越した国に行くんだ…
Hardeep Singh
モラルについての話。それとベンはいつも迷子に見える。
Terence Caron
素晴らしいメッセージ、それとよく聴く日本人は外国人が嫌いだっていう話とはかけ離れた体験を話してくれてありがとうベン。
Stan Wilhelm
最後のメッセージにはすごくインスピレーションを受けたよ。ありがとうベン。
Oscar Diaz
Yeah、ビデオは常に猫の話で締めるべきだよな… あ、良い人になろうって話ね。
Suraimu Sのいうこともきっと少しはあるだろう、日本人だって聖人みたいな無謬の存在じゃない。
返信削除だけど、財布を拾って届ければ自分が落としたときに誰かが拾っててくれるかもと期待できる社会であって欲しいからその一員たり得ようとするのだ。
財布を拾って中身を盗み、カード番号を控え免許証を転売する社会であって欲しくないのだ。
神の代わりにお天道様が見ているしね。