Google Home: Review by Engadget
(※ ちなみに2016年11月時点で対応している言語は英語のみで 日本ではまだ発売されていません。)


Google Home は新型スマートフォン「Pixel」と同じ新型「Googleアシスタント」を導入した音声アシスタントデバイスだ。

ニュースのアップデートを知りたい時や ショッピングリストに買いたい物を追加したい時、 自分のスケジュールを追加したりその内容を知りたい時、 『OK, Google』 と呼びかけ指示すればすぐに答えてくれる。

また対応する家電を音声で操作することも出来るし Google Play MusicやSpotifyに対応していることはもちろん、 スマートフォンやPCをBluetoothあるいはWi-Fiで接続して音楽をストリーミングしたり、 映像を対応するテレビに転送したりもできる。



価格は130ドル(約1万3000円)でサイズは直径9.6センチ、高さ14.3センチ、重さは477グラム。 Google Homeより先行し、すでにアメリカで300万台以上販売されたと言われているAmazon Echoの半分ぐらいの大きさだ。

いかにもハイテクといった感じでなくエアーフレッシュナーのような見た目でカスタマイズも簡単にできるようになっている。 下の部分を捻ると簡単に外せ、6色ある別パーツと取り替えることも出来るから 他の調度品と合わせることも容易だ。

音声認識はとてもよく出来ている。 先日、新型スマートフォン「Pixel」を試した時その正確さに驚いたが 同じ新型のGoogleアシスタントを搭載したGoogle Homeはマイクが2つあるおかげで 囁くより少し大きいぐらいの声でしっかり認識し、また利用者が何のことを言ったのかを理解する性能にも優れている。

その正確さはAmazon Echoとそんなに変わらないだろうと思うかもしれないがGoogle Homeの方が勝っている。



今私の目の前にAmazon EchoとGoogle Homeの両方が並んでいるのでテストしてみよう。
(Amazon Echoは“OK, Google” や “Hey, Siri”のように“Alexa,” と話しかけることで会話を始めます)

男性: Alexa、悲しい詩を読み上げてくれ。

Amazon Echo: あなたの質問に対する答えを見つけることが出来ませんでした。

男性: OK, Google、悲しい詩を読み上げてくれ。

Google Home: ロバート・フロストの詩「火と氷」を読み上げます。 ある人は世界は火に焼かれて滅びると言う、またある人は氷に覆われて…

このようにGoogle Homeは正確に返答してくれた。


Google Homeにはナレッジグラフという検索エンジンで培われた検索アルゴリズムの仕組みがあり 解りやすく言うと 聞かれたものが人物なのか、作品なのか、はたまた場所なのか、 それぞれの情報の関係性や属性を認識したうえで、 それを反映することでより正確な結果を出すことが出来る というものだ。

男性: OK, Google、10天文単位をミリメートルで表してくれ。 (天文学で用いられる長さの単位、10天文単位は太陽から土星までの距離と同じ)

Google Home:  10天文単位は1.496×1015ミリメートルです。



Amazon Echoもある程度正確に答えてくれるがGoogle Homeの方が賢い印象だ。 またそれは受け答えの仕方にも影響してくる。

男性: OK, Google、ニール・アームストロングが亡くなったのはいつ?

Google Home: ニール・アームストロングは2012年に84歳で亡くなりました。

男性: OK, Google、彼は結婚してた?

Google Home: 彼はキャロル・ヘルドナイトとジャネット・シェアロンと結婚しました。

男性: OK, Google、彼に子供はいた?

Google Home: エリックとカレン、マークという子供がいました。


このように一々『ニール・アームストロング』と言わなくても一連の会話であることをGoogle Homeは認識し答えてくれる。 あまりにも普通に会話が成立するから機械と話している感じがしない、 とまで言わないがそれでも話しかけることに違和感を感じない。




スピーカーは Google Play Music、Spotify、TuneIn、YouTube Music、PANDORA、iHeartRADIOに対応しており 十分な音質だがホームサラウンドシステムの変わりになるほどのものではない。

ただクロームキャストを持っていれば対応しているスピーカーと連携させることも可能だから 家全体のスピーカーをコントロールするシステムを作りたいならかなり簡単に、安く構築することが出来るだろう。

他にもGoogle Homeに対応する様々な家電が出てき始めているので もしスマートホームに憧れているなら、 ベッドから起き上がることなくエアコンの操作したいなどというならピッタリだ。



もし今まで述べたサービスが不十分だと思うなら…、それは正しい。

Amazon Echoの持つ最大の利点はGoogle Homeより先行して発売したおかげで グーグルよりも長く開発してきた技術の蓄積があり、 すでに多くのサービスを利用することが可能になっていることだ。

発売されているスマート家電の中にはGoogle Homeに現時点では対応していないものも多く 非公式に連携させることも出来なくはないが必ずしも操作できるようになるとは限らない。

IFTTTというwebサービスを利用すればスマートコーヒーメーカーからスマートオーブン、BMWなどを Google Homeと連携させることは一応可能だ。

レストランのオンライン予約を扱うOpentableや映画チケット予約のFandango などは近いうちに使えるようになるがそれはAmazon Echoで利用可能なサービス全体で見ればまだごく僅かだ。

果たしてAmazon Echoに追いつくことが出来るのか、今のところはまだわからない。



その他の問題点はGoogle Homeは一度に1つのグーグルアカウントしかサポートしてくれないことだ。

もし私のように仕事用とプライベート用といった感じに複数のアカウントをそれぞれ使いこなしているなら 非常に煩わしさを覚えるだろうし、ルームメイトや家族がいるなら尚の事だ。



ただこれら問題はいずれ対応してくれるだろうとは思っている。

時間はかかるかもしれないが最終的にGoogle Homeは素晴らしい製品になるだろうと確信している。 今はまだその一歩を進み始めた段階だ。


男性: OK, Google、君は僕の友達かい?

Google Home: 私はあなたと永遠に友達です。



DhananJay Shembekar このレビューは何かの冗談かい? あのGoogleが amazonに追いつけないなんてことあるかい?

LilBizzy409 そうだな、この手の分野ではGoogleの方が強いだろう。きっとAmazon echoを追い抜くだろうね。

brakjart スバラシイ、また私達の許可なく会話を盗み聞くデバイスが出てきたね :D

Brian Hansen ま~た自意識過剰なやつが出てきたな。 君達みたいに邪悪な企業や政府に監視されるのが嫌とか言う連中は山奥や孤島にでも移り住めばいいんだよ。 もしくは こめかみにピストルでも当てればいい。

brakjart ↑ NSA(アメリカ国家安全保障局)がウインドウズをスパイしてるって言ってる連中は98の頃からいたからね。

Brian Hansen ↑ ああ、いったいどうやって何億人もの人々をスパイできるんだってんだ。 どれだけの人数雇わなきゃいけないと思う。

brakjart ↑ PRISM (監視プログラム)にできることは 特定の単語や文章を追跡しデータベースと照合する程度のことだ。 それを一人一人監視しているなんて言うのは馬鹿げてる。 他のソーシャルネットワークにしたって同じさ!

amyodov 複数のGoogleアカウントが使えるようになったとして Google Homeの音声認識アルゴリズムが それぞれの人を個別に認識できるようになるにはどれくらいかかるんだろう。
アカウントを持ってる人を識別できなければ結局みんな使えるようになっちゃうよね。

GinjiVitis 『OK, Google』っていうトリガーワードを変えられたりするのかな?

Mikel Ibarra 『ヘイ, Google』には変えられるけど今はそれだけ。

Joshua Long Alexaの方がいいし、今後もそれは変わらない。

Maix Periyon Amazonのやつの方がGoogleのより声がいい。

Technosquid このビデオに出てくるGoogle Homeはなんで裏を向いたショットばかりなんだろう? どっちが前か解らなかったのかな?

HighEndMe ホームボタンがある方をほとんど映してないね。

Taylor Abrahamson 見ながらずっと笑ってたよw

David Marte 買うのはもうちょっと待った方がいいのかもね。

Joseph Akbrud ビデオの最後が大好き

Sean Lingham やっぱり一々『OK, Google』とは言わなきゃいけないのねん。

Technology Gauntlet これからGoogle Homeがどう成熟していくか楽しみだね。

will be my end Googleはスマートホームの分野でAmazonよりもはるかに大きな利点を持っていると思うね。

Googleの検索エンジンとメールサービスは最も一般的に使用されてるし、 世界中のスマートフォンの90%のOSはアンドロイドだ。

ほとんどのWebブラウザもそうだし、 彼らは非常に優秀なAIチームを持っている。 さらに彼らはスマート家電もNestやChromecastなどで少し早かったし、 GoogleのプレイミュージックとYouTubeレッドはamazonよりはるかに先行してる。

したがって、アップル、マイクロソフト、アマゾン以上に、 これら全ての利点を活用できるスマートホーム製品を作ることは Googleにとって非常に意味があるはずだ。

Bill Van Google Homeを購入する人のためのヒント。

Google Homeに呼びかけるときは常に「OK Google」ではなく「Hey Google」という キーワードを使用してください。
これを行うことで、部屋のすべてのAndroid携帯電話が一斉に目を覚ますことはありません。

Phoenix Villegas 僕もGoogle Home持ってるんだけどさ、 ビデオを見てたら僕のGoogle Homeも反応しだして笑っちゃったよw

burhancoulibaly12345 私のGoogle Homeも悲しい詩を読み始めた lol.