日本のANAに乗り日本/韓国のあらゆる酒を飲みラーメンを食べた10日間

10 days of eating ramen and drinking everything in Japan/Korea via ANA J

2017年4月9日(日)、 美しい日曜の朝、天気は晴れているがまだ春の少し冷たい風が吹いている中、私はアメリカテキサス州ヒューストンの IAH(ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港)に午前9時30分ごろ到着する。ANAの契約ラウンジのバーはテキサス州の酒法のため10時30分まで開かれないと知っていたので特に急ぎもしなかった。


ビジネスクラスでのチェックインは待つこともなくスムーズに終わった。この空港から日本へのANAの便は1日1便、ANAとユナイテッド航空は共同運航契約を結んでいるので受付以外のほとんどの仕事はユナイテッドのスタッフが請け負い、ラウンジもそうなのだから当然か。セキュリティチェックもスムーズだった。

私は5時30分から目を覚ましていたのでANAが契約するAmexのラウンジに向かい食べ物を少々、それとブラッディーメアリーを楽しみ、ATMに寄った後、搭乗予定時刻11時の数分前に乗り込んだ。

全日空 NH173便 ビジネスクラス


私はこのフライトに興奮していた。これが初めてのANA利用体験であり、初めての仕事以外での日本への旅行だった。ANAは私が住む地域をあまりカバーしていないがその評判は高かった、ANAのビジネスクラスでの旅は良い時間が送れるであろう事を予感させた。席にはベッドパッド、毛布、スリッパ、アメニティキット、ヘッドホンなどが並んでいた、いい感じである。

搭乗が進むと乗務員が飲み物(スパークリングワインまたはオレンジジュース)と日本の入国証明書カードを持って来た。最終的に飛行機が空港を発ったのは25分遅れだったが気分を害する事はなかった。


空中で乗組員は昼食を取るために飛び乗った。直ぐに昼食の時間になった。すでにいい感じに酔い始めた私は洋食を選択、質はかなり良いものだった。 突き出しはサーモン、マッシュルームのマリネ、フォアグラ。フォアグラはイマイチだったがそれ以外はすべて楽しめた。


カニの身とアボカドを使ったサラダもコーンスープ美味しかった。スパークリングワインから白ワインへ、ただ銘柄や産地は不明。


メインは牛肉を選択、機内食としてはあまり見ることのできないとても素晴らしいレア具合。


デザートは少しガッカリだった。ブルーベリーのチーズケーキを選んだのだがまぁまぁと言った所、香り豊かというわけでもなく、また室温に近かった事もあり質感があまり良くなかった。


「ハウス・オブ・カード(ネットフリックスのドラマ)」と「ラ・ラ・ランド」を響17年を飲みながら4時間ほど楽しむ。いい気分だった。この写真から伝わるか分からないがビジネスクラスのシートはプライベートがしっかりと確保されており座席から立ち上がらない限り他の乗客の姿がほとんど見えない。


響のせいで腹が減る。ラーメンを注文することに(※博多一風堂)。うむ、申し分ない。どういうわけか酔っていない時よりも箸が上手に使えた。フォークを付けてくれなかったので助かった。(もちろん頼めば持ってきてくれただろうけどね)

私は席をベッド状態にして4時間ほど睡眠を取り、2回目の食事前に目が覚めた。キャビンの温度が比較的高かったので毛布などは使用しなかった。去年乗ったキャセイパシフィック航空でも感じたがキャビンの温度は高すぎると思う。寝巻きは席に用意されていなかったが帰国便で頼めば提供されると知る。


朝食には日本食を選ぶ、あまり空腹ではなかったので。魚が美味しい、そして米は驚くほど美味かった。


「ハウス・オブ・カード」と響17年をまた楽しんでいたら着陸体勢に。成田空港に降り立つ時桜の花が迎えてくれた。


特に急いでホテルに向かう理由がなかったのでANAの到着ラウンジを探しに。軽食しかないがビールマシンとウィスキーがあるのだ。ここで数時間過ごした後ANAクラウンプラザ行きのシャトルバスに乗ってホテルへ。



ANAクラウンプラザホテル成田


料金:69ドル(税込み)
特典:レストランでの生ビールまたはワインの無料サービス

遅い時間に到着すると、また成田だと安く済むと知っていたのでこのホテルに泊まる。部屋は特に印象的な所はない。指定したわけではないのに喫煙室を割り当てられていたのでチェックイン時に禁煙に切り替えた。最上階のレストランで無料のお酒のチケットを消費しようかと思ったが、時差ぼけのおかげでベッドに倒れこむ。午前2時に目が覚めてしまったがNetflixを1時間ほど見て眠りに戻る。

東京へのルートをよりシンプルにするためシャトルバスで空港に戻り成田エクスプレスに乗る。日本への往復航空券を持っている場合約20ドル節約できるのでチケット販売の行列に並ぶ価値はある。NEXは快適で無料の無線LANのおかげで新宿駅までの時間はあっという間だった。

ヒルトン東京


料金:200,000ヒルトンポイント(50,000 x 5、5泊目は無料)
部屋:キングルーム

小雨の中駅からヒルトン東京まで歩く、駅からシャトルバスがあることを知らずに。チェックイン時間の約4時間前だったがすぐにチェックインできた。部屋の空き状況をチェックしている間ラウンジに座って楽しむように求められた。


部屋からの眺め

ヒルトンのダイヤモンド会員なのだがホテルは忙しく稼働率がかなり高いようで部屋のアップグレードは受け取れなかったが、まぁそこまでこだわっていなかったのであまり気にしなかった。それでも部屋は日本のホテルの基準からすれば大きく設備は充実していた。


チェックインの後、駅の近くの新宿にあるラーメン屋「風雲児」で昼食を取った。雨が降っていたせいだろう、10分ほど待っただけで席に着く事ができた。典型的なラーメンショップで自動販売機で注文し伝票が印刷されそれを手渡す。冷たい雨の日に食べるこのラーメンは750円以上の価値があると感じる。

しばらく新宿をうろうろしホテルに戻って少し休んだ後エグゼクティブラウンジに行く。ヒルトンホテルでは夕方にはカクテルや軽食のブッフェが提供される。夕食とするには難しいが用意されたものはとても美味しい。ラウンジには無料のワインと蒸留酒も用意されている。

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翌日はロビーのメインレストランで朝食を食べた。料理もその種類もとても良かったが、私がここで食事をしたのはこの日だけだった。提供される料理のほとんどが私が朝食に望むものだったがレストランは非常に忙しく、卵料理を調理するカウンターには行列ができていたからだ。

一方でラウンジはロビーよりもはるかに穏やかで行列もない。そしてなによりラウンジでの朝食には無料のスパークリングワインがサービスされるのだ。

朝食後、私は横浜のキリンビール工場で工場見学と試飲をするために現地法人の同僚と待ち合わせ向かった。JR線を乗り継ぎ約1時間電車に揺られ15分ほど歩歩く。前日とは打って変わって晴天の美しい日だった。


駅で見かけたメッセージ。人々はこの政府広報に耳を傾けないようだ。


横浜の桜。


キリンビール工場に向かう途中の踏み切り。


醸造所のツアーは非常に良かった、そして非常に日本的だった。アメリカの醸造所よりもはるかにハイテクだ。12オンス(355ml)のビール3杯を楽しみいい気分で帰る。


醸造所の床に映し出されたビデオ。


映し出された酵素が手の形に反応するインタラクティブディスプレイ。


瓶詰め工程。 ちなみに私はいつも工場/工場見学に魅入られてきた。私が子供のころ親族が工場を基盤としたビジネスをしていた。私は祖父と共に工場を歩き回りどの機械がどのような仕事をするか教えてもらっていたんだ。


ついに試飲タイム!


ビール工場から戻り3時頃「天ぷら新宿つな八」にて昼食。約20,000円、新鮮な魚介や様々な食材の天ぷらを堪能する。 私の隣に座っていた台湾の女の子と意気投合し桜の花を見るために新宿御苑に向かう。新宿御苑が閉まる4時30分まで鑑賞、その子とはそこで別れたホテルのラウンジにまた向かう!


翌日は当初予定していたよりも早い6時に目が覚めてしまったので涼しい朝の空気の中 新宿を散策する事に決める。人のいない東京のビジネスの中心地を観察する楽しく素晴らしい、そして美しい朝だった。


ラウンジで朝食を取った後、東京都庁の展望台を訪れた。 ヒルトンからわずか1ブロックでビルの40階付近にあり入場料は必要ない。残念ながら富士山の姿を拝むことはできなかった。


東京駅に電車で向かい皇居を散策することに。


その後は皇居の南にある忙しないビジネスエリアにあるクラフトビアマーケットにビールを飲みに行く。そこでたまたま出会ったビザの手続きをしに来ていた米軍基地所属の軍人と数杯ビールを飲みながらおしゃべりをした。


お昼の時間になったので東京駅の迷路のような地下街に存在する東京ラーメンストリートという場所に向かう。おそらくこの都市の一流のラーメン屋を代表する10店ほどの店が並ぶ所だ。すべてが日本語で書かれていたのでどこ店にすればよいか分からず、なんとなくで選んだ店に入り1000円を支払って座席に座った。

美味い。そしてやはりラーメンに玉子は欠かせないと再確認。先日食べたラーメンには何か足りないと思っていたがこれだ。トッピングで注文しておけばよかった。


午後は東京の地下街で迷子になってしまったせいで時間を無駄にしてしまう。なのでこの迷宮のどこかに存在するという日本のウィスキーを扱う店とは出会えなかった。ヒルトンホテルに戻りラウンジでビールを数杯飲みながら現地法人の同僚と待ち合わせ、日本の野球を観戦しに! 私たちは東京スワローズの試合を見るために数ブロックしか離れていない野球場に地下鉄で向かった。対戦相手は...覚えていない。我々は約1300円ほど支払い外野の自由席を買った。


ここで見かけたビール売りの女の子がいい。誰がビールだるを冷蔵機能付きバックパックにしようと考えたのか知らないが素晴らしい。生ビール1杯750円もそれほど悪くない価格だった。


比較的静かな試合の後、スワローズが9回の最後にリードをつかんだ。観客が傘を取り出す。たぶん恒例の応援か何かなんだろう。


翌日はまた同僚と東京の下町の散歩を予定していた、WW2での爆撃を免れた地区だそうだ。


抹茶アイスクリームを目にしたら手に入れずにはいられない!


散歩の後休憩のためにホテルに戻り、新宿駅の東にあるレストランで同僚達と夕食会をする前に ラウンジで一杯。 写真はヒルトンのエグゼクティブラウンジの午後のお菓子


空のグラスはもちろんアルコールが入っていたもの。


夕食会の後ホテルのロビーのバーでダイヤモンド会員特典の無料の酒を飲む。 (カクテルの)オールドファッションドとかいう名前だったと思う。美味い。


翌日は同僚達と東京から電車で約3時間の街、長野県の松本に日帰り旅行をしに。列車「あずさ」には食堂車がない。代わりにかなり乏しい品揃えだが食べ物、主にお菓子が入ったカート売りがやってくる。だがビールは280-300円で米国のアムトラックの列車に比べてお買い得!


パンケーキを提供するカフェ。アルコールも。パンケーキと共に味わうお酒は格別!


道を歩いている途中、低飛行のチヌークヘリコプターを見かける、が松本の近くに軍事施設を見つけることはできなかった。


このマーケットにはカエルがいたるところに。


この街の主なアトラクションは1500年代に建設された日本のサムライ文化の面影を残す松本城で日本の国宝リストに含まれている。


6階建ての城にはいくつか非常に急な階段があり苦労させられた。だがそれ以上に辛かったのは靴を履くことが許されず古い隙間風の入るかなり冷たい場所を靴下のみで歩かされる事。それと階段に設置された滑り止めのプラスチックを踏む感触が不快だった。


松本城を訪れた後、我々はいくつかのグループに分かれ私たちはおそらく世界最小の醸造所であろう松本醸造所に行った。なんとか我々7人全員が2回のフロアの席に納まった、他の部屋から椅子を持ち込むことによって。

その後午後2時30分にレストランに、この辺りのレストランは2時くらいには閉まってしまうのでようやく見つけた最初にレストランで昼食を取る事に。この店かマクドナルドかの選択しか残されていなかったが我々は正しい選択をしたようだ。


800円を払った後出てきたのがコチラ。 ...奇妙に見えるだろうが美味しかった。ウェイターの人は英語を話せなかったのでジェスチャーでなんとかした。


アンラッキーな事に列車事故で東京に帰る列車は遅延し、最初の2時間は動いたり止まったりを繰り返していた。

280円のキリンビールにもこの国の季節を愛する精神が溢れている!


日本を離れ韓国旅行に。 だがこれから韓国という所でテレビを見ていたら素敵なニュースが!
(ニュースの内容は北朝鮮が製造したミサイルの中で過去最大級と思われるミサイルが積まれた軍事車両を映した軍事パレード)


だがこうして素晴らしい景色を眺めれば不安な気持ちも払拭されるというものだ。 (※この後3日韓国国内を旅行するのですが割愛します)

海外の反応

flyertalk.comのコメント欄より: ソース

chongl これ以上ない素敵な旅だね! 私たちも2ヶ月後に東京に向かい、前回日本を訪れた時に体験できなかった日本のウィスキーを試してみようと思ってるんだ。ヒルトン東京にも滞在する予定だよ。

ESFLYER95 素晴らしい報告をありがとう。読んでいて楽しかったよ。

DanielW とても楽しめたようだね。日本で食べた食事も機内の食事も共に美味しそうだ。

FlyerBeek 私は今東京に数週間ほど滞在中なんだが足を伸ばしてみたくなる場所がいくつかできた。ありがとう。

farbster 楽しかった。つい先日日本を訪れていただけに尚更ね。

mkjr スワローズの傘に触れてくれて嬉しい。あの意味はヒットの雨が降るぞという意味の応援なんだ。

krazykanuck(投稿主) ついにあの意味を教えてくれる人が現れた。なるほどね。でもどこかで似たようなのを聞いたことがあるんだけど...日本の野球の事だったのかな? とにかく野球は楽しめたよ。特に一度大画面に我々6~8人の外国人が並んでいるのが映った時は笑ったね。

TheFlyingMustache これだけ飲んで二日酔いにならなかったんだろうか...? まぁなんにせよ楽しめた。もし今度また日本に行くことがあったらポカリスエットという飲み物をコンビニで探してみてくれ。とても役に立つ。二日酔いの後に飲むと再び人間に戻れたような気分にさせてくれるぞ。

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