イギリスの日刊紙『インデペンデント』より

日本の女優がYouTubeでパートナーの不倫疑惑を明らかにするという大きな禁じ手に踏み込む

Japanese actress breaks huge taboo by revealing her partner's alleged affair on YouTube by Maya Oppenheim - The Independent - Thursday 27 July 2017

日本は何よりも他者との調和を優先する、言うなれば引っ込み思案な社会で有名だ。だがそんな社会の暗黙のルールも松居一代を止めることはできなかった、Youtubeで世界に私生活の中でも特に私的なことを公開することから。

39年間にわたり日本のショービジネスに携わっていたその人気女優は、彼女の夫が浮気したことを感情的に非難する6分間のビデオを公開した。黒いTシャツ姿でメイクもしていない状態の松居一代は動画の中で、彼女の夫であり同じく日本で有名な俳優である船越英一郎の浮気に関する秘密を次々と明らかにしていく。


松居一代が世界に発した船越英一郎の不倫暴露に対する海外メディアの報道
「私達は結婚生活17年を迎えた夫婦です。ですが私は夫がハワイに住む私の親友と浮気している事を発見してしまいました。彼女には夫がいて、しかも娘までいます。」松居一代はカメラに向かってそう語る。

目に見えて感情的になり声を上げる彼女は夫である船越英一郎が2型糖尿病を患い、またカツラをかぶっていると主張を続ける。個人の病歴や性的習癖のような非常に私的なことをこのように公にする事は、内輪で言動が控えめな日本のような国では事実上前例のないものだ。

「なので夫が性生活を送れないと知っていました。ですが私は夫が100mgのED治療薬であるバイアグラを服用していた事を知ります．．． 夫はそれを使い私の親友と情を交わしていたのです。私は夫を信じていたのに。」

第11回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した1987年の映画「マルサの女」に出演し人気を博したこの女優は、彼女の夫が彼女の稼いだお金を使いその友人と楽しんでいたと非難し続けた。

彼女はまた夫が彼の所属事務所と共に日本のタブロイド誌に彼女の情報をもらす事で彼女の評判を「貶める」ことを試みてきたと主張した。ここ数週の間、日本のタブロイドテレビ番組の主流となっている松居一代は毎日のように泣き、自らの命を終わらせる事すら考えたという。

それにもかかわらず、彼女は今年60歳を迎えた今、「この悪状況と夫」と戦うことを決意したと語る。実業家でもあるこの女優は「何週間にもわたって私のことを口にする日本のマスコミと、新聞と、週刊誌と、テレビ番組と戦っている。」と続ける。
ジャパンタイムズは「不貞と不倫はこの国の男性の間で脈々と続く日本の伝統」であり、日本の社会で男性が浮気をするのは珍しいことではないと主張する。

日本人男性の不倫と直接関連しているわけではないが、男性中心の性産業は日本の国内総生産の約2％を占めており、日本人男性が性的経験を熱望した場合、ホステスクラブから実質的な売春宿に至るまで様々な選択肢から思うままのそれを手にする事ができる。だが女性の場合はそうはいかず、手軽な性的経験を望んでも女性向けの性産業は少ない。

日本の婚姻数は減少しており、最近の政府の調査によると2015年の日本の男性の4人に1人、女性の7人に一人が50歳になっても未婚であることが判明している。

我々The Independentは船越英一郎氏と連絡をとることができなかったが、ジャパンタイムズ紙の報道によると、船越氏は妻の主張の正確性に異議を申し立てており、現在法的な手段を検討しているという。

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