米国の自動車雑誌『Automobile』より

この小さなスズキ・ジムニーのピックアップトラックバージョンの Freaking Best(超最高)さはどうだ

This Tiny Suzuki Jimny Pickup Truck Is the Freaking Best - December 28, 2018

今年の初めに4代目となる新型スズキ・ジムニーがデビューして以来、我々アメリカ人はこのオフロードSUVの基本に帰った車を手に入れることができる日本と世界の他の地域に煮えくり返るほどの嫉妬を感じてきた。

そしてもし来月開催される東京オートサロン、チューニングカーの祭典とも呼ばれるモーターショーに出展される予定のこのコンセプトバージョンの生産に青信号が灯ったとしたら、我々はそれらの国々をさらに激しく妬む理由を手にすることになる。

紹介しよう、これが『ジムニーシエラ ピックアップ スタイル』だ。



このコンセプトバージョンはどうやら通常のジムニーの後部、ほとんど存在しないと言っていいくらいのオーバーハング部分を約1フィートほど延長しているようだ、そこには我々がかつて見たことのない極小のトラック用荷台が備わっている。

まぁ正直この荷台に有用性があるかと問われれば疑わしいと言わざるを得ないかもしれない、しかしそれはこの箱型SUVのフォルム、特にサイドからの像をかなり一変させている、and we dig the look(そして我々はこのルックスがとても好みだ).

このピックアップトラック・コンセプトは新型ジムニーのシエラモデルをベースにしておりこちらは通常のジムニーに比べホイールアーチ部がより広く、より大きくなっており（それでも他のトラックと比べるとかなり小さいが）自然吸気の1.5リットル4気筒エンジンが搭載され101馬力を生み出す。

また側面に沿ってウッドパネルの装飾が施されており、荷台にはロールバーが設置され、フロントグリルはユニークでレトロ感あふれるものに、フロントバンパーには2つの牽引フックも追加されている。



スズキはまた新型ジムニーを改造した『ジムニー・サバイブ』と呼ばれるコンセプトも用意している。

この小さな、まさにいつでも冒険に出かけられるような佇まいのスポーツ用多目的車はスキッドプレート(※)、ビードロックホイール(※)、スチール製フロントバンパー、さらに車体外部にはロールケージなどが取り付けられフェンダーの上にはダイヤモンドプレートのアクセントが施されている。 スキッドプレート：ラリーカーなど悪路を走る車用に取り付けられるエンジンの下部や床下にある部品を路面の突起物や石から守る板

ビードロックホイール：タイヤをリムに固定させる役割を果たす部分であるビードを固定するパーツの組み込まれたタイヤ。悪路を走行する際にはタイヤの空気圧を下げることで路面との設置面積を増やしよりグリップを得ることができる、しかしビードは空気圧の力でタイヤを固定する構造になっていることから空気圧を下げるとビードがホイールリムから外れる可能性がある、それを防止するために用いられるタイヤ。



これら2台の車、というかどのモデルのジムニーで構わない、それらが米国で販売されることを願ってならない。しかし残念ながらその日は来なさそうだ。

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米国の自動車情報サイト『carbuzz』より

スズキ・ジムニー・ピックアップコンセプトはアメリカでは決して手にすることができないタイプのピックアップトラック

The Suzuki Jimny Pickup Concept Is The Type Of Truck America Can't Have - 2018/12/29

- It's adorable and we want it(それは愛らしく、そして我々はそれを欲しがっている). -


あなたは最近フルサイズのピックアップトラックを運転したことがあるだろうか？ あれは巨大だ。フルサイズともなると駐車は悪夢になりかねない、しかもその燃費を考えると今ガソリンが安いことは幸いとしか言いようがない。

いわゆる "ミッドサイズ" と呼ばれるピックアップトラック、例えばシボレー・コロラドやフォード・レンジャー、トヨタ・タコマのようなミッドサイズトラックですらかなり大きい。

米国で最も人気のある車種はそのピックアップトラックだが、もし自動車メーカーが本当の意味でコンパクトな選択肢を提供すればその売上はさらに伸びると我々は考えている。



話は変わるが、あなたは米国で販売されていないにも関わらずこの国を含む世界中でカルト的な人気を得ているスズキ・ジムニーと呼ばれる小さなＳＵＶのことを知っているだろうか？ もしあなたが自動車関連のソーシャルメディアに関心を払う人であるならば耳にしたことがあるだろう。

そしてスズキはそのジムニーの新しいコンセプトバージョンを来年1月に開催される東京オートサロン2019でデビューさせるという。それがこのピックアップトラックバージョンの新型スズキ・ジムニーだ。



この新型ジムニー・シエラをベースにしているピックアップバージョンはあくまでコンセプトに過ぎないが、こうして今見れる範囲だけでもかなり生産準備ができているように思える。

スズキはこのピックアップバージョンを制作する際に元となったジムニーのプラットフォームを変更していない、つまり単に荷台スペースを確保するために後部座席を取り外しただけというわけだ。

実際に生産されるとなればサイドに施されたウッドパネルや荷台のロールバーなど追加要素のいくつかは無くなるかもしれない、だが一般的なコンセプトカーよりも生産開始までにかかる工程は遥かに少ないのではなかろうか？

詳細はまだ公開されていないがジムニー・シエラと同じ1.5リットル102馬力のエンジンが搭載されると予想される。これは米国のピックアップトラックの出力を考えるとかなり控えめだ、シボレー・コロラドのベースモデルでさえ185馬力はあるのだから。

米国の道路事情やパワー至上主義の根強さを鑑みるとジムニー・ピックアップトラックの需要はこの国にはないのかもしれない。しかしもしパワーがあれば、そしてもう少し大きければどうだ？

自動車メーカーが米国市場向けにそんな小型トラックを製造する日を我々は夢見続けている。

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自動車と自動車文化を扱う米国のブログメディア『Jalopnik』より

スズキがジムニーの素晴らしいコンセプトカー2台をお披露目、しかもその一つはピックアップトラック

Suzuki Has Two Great Concept Jimnys to Show and One Is A Pickup - 2018/12/28

我々はこれまでに何度もあの可愛らしくもタフな小型オフローダー、スズキ・ジムニーへの愛を熱く語ってきた。そして今回またまた熱く語るわけだが、それを恥ずかしいと思う気持ちはこれっぽっちもない。

来年1月に開催される東京オートサロン2019、そこでスズキは2つの特別仕様のジムニーの出展を予定しているという、それがこの『ジムニー・サバイブ』と『ジムニーシエラ ピックアップ スタイル』だ。どちらも見るからに楽しげな車だが特にピックアップバージョンは生産されることがあればこれ以上素晴らしいことはない。




『ジムニー・サバイブ』は通常の新型ジムニーにより近いが "タフさ" を演出する要素が数多く詰め込まれている。車のボディ下にはスキッドプレート、ボディの上半分と天井にはロールケージが取り付けられヘッドライトもケージで保護されている。

ただ基本的にアフターマーケット市場で販売されているパーツを取り付けたようなものなので、その気になればジムニーを所有するオーナーはこのコンセプトを再現できるだろう。




『ジムニーシエラ ピックアップ スタイル』はより広範囲にわたって改造が施されている。

フロントエンドはデザインが大きく変わり開口部は一つだけに、そしてグリルはハニカムパターンになっている。どことなく昔のトヨタ・ランドクルーザーを彷彿させるデザインだ。

側面にはいい感じにレトロな雰囲気を与えるウッドパネルが施され、荷台のへりのデザインやそこから牙のように生えたロープを固定するためのフックは昔ながらのピックアップトラックの風情を感じさせる。

確かにその荷台は少々短いかもしれない、しかし間違いなく小さいながらもかなりグッと来るピックアップトラックになっている。



この2台のコンセプトバージョンが実際に生産されるかは不明だがこういったものが出てくること自体が新型ジムニーが好調であることの証だろう。実際日本国内だけでなく海外でも売り上げは好調なようだ、世界中でこの良質でタフな小さなオフローダが高く評価されていると聞けて嬉しい限りだ。

まぁ我々アメリカ人に関しては遠くから崇めるしかないわけだが、少なくともあと25年間は。

25年ルール： アメリカで中古車を輸入する場合『25年ルール』というものがあり "新車としてアメリカで販売されなかった車は製造から25年経たないとアメリカには輸入してはならない" とされている。厳密には製造から25年経過した車は "クラシックカー" 扱いになり排ガス規制など様々な規制の対象外になり輸入可能になる。

海外の反応

reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース


Lab Ninja またアメリカでは手に入らないジムニーの話をしてる．．．
もうこれ以上我々をいじめるのはよせ！

RichP4003 もうジムニーの話題は止すんだ、もしくはアメリカのユーザーからはジムニーの記事は見れないようにしよう、アメリカでは買えないことに対する怒り/嫉みが我々の中でどんどん強くなっている。私も正直いらだちを隠せない、買えるようになるまであと24年？

待てるか！



felicia tang Too cuuuuutttteeee

Tater I want one!

Jay They need to bring this to the US. Now. Please.

gladys 欲しい。どっちも欲しい。通常版でもいい。お願いします。

Pat MyGroin ですがもちろんここでは買えません。
それにリジッドアクスルを備えた本物の4輪駆動車の価値を、フォードやGMの形だけのSUVを有難がるこの国の消費者が理解できるとも思えん。

Grissaile もし荷台がまともなサイズだったらアメリカでヒットするかも。我々には小型ピックアップトラックの選択肢が必要だ。誰もがF-350みたいなバカでかいのを望んでいるわけではないんだから。

Rob アメリカ市場じゃ今はSUVが圧倒的な人気だ、この低価格、このデザインがあれば間違いなく売れるだろうに．．．

Matthew ボルチモア級重巡洋艦サイズのピックアップトラックと空母サイズのSUVばかりもてはやされるアメリカ市場じゃ売れんだろ。

Adam Adorable?
(可愛らしい？)

ピックアップトラックを買う層が聞きたい言葉じゃないなかろう。

FritzVonErich "Adorable" とかゲイのための言葉だしな。

Jim "Adorable" という言葉が使われれば使われるほどアメリカの男は買う気を失う。

Mike B そうだな。でもちょっとだけ欲しかったりする．．．

William "Adorable" ってのは "manly (男らしい)" から最も離れた場所にある言葉だからな。

Mr. Ski "manly (男らしい)" ってのはあれだろ？
それがないから埋め合わせるためにデカいトラックに乗るっていう。

Jason Queen スズキは5人乗り、7人乗りのジムニーを作るべきだわ。絶対その方が売れる。

beansontoasttastesgood つまりこうだな。これは売れる、出たら明日にでも買う。

Brian アイスランドでジムニーを1週間借りたことがある。本当に小さいがちゃんとしたオフローダーだったわ。

Just Jeepin' いいね。私も2020年までにすべきことリストにアイスランドの荒涼とした大自然をジムニーで走り抜けるってのが入ってる。

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Nate with shorter name 商品名やエンブレムを変えて販売するバッジエンジニアリングでGMはこのジムニーを売ってくれ、80～90年代にジオを通してスズキ車を売ったみたいに。 ジオ：かつてゼネラルモーターズ がアメリカ合衆国とカナダで展開していた自動車販売チャネル。当時業務提携関係にあったスズキが生産した車種をリバッジして販売していた。

Cuddles このコンセプトバージョンもいいな。やっぱカクカクした箱型のレトロ感はたまらんわ。

Reed 素敵やん。特にグレーの方はミニ版ハマーって感じ。

Anonymous 本当にアメリカでも売ってくれねぇかな。そして願わくば、他の自動車メーカーが小型でちゃんと悪路走破能力のある本物の4x4 SUVを作らなければという刺激を与えることになってほしい。

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