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スズキ・スイフト 2017年モデルのレビュー
New Suzuki Swift 2017 review – Carbuyer – James Batchelor by Carbuyerこの車はフルモデルチェンジされたスズキ・スイフト、一見すると今までのモデルとあまり変化がないように見えるかもしれないが何もかもが新しくなっている。フロントデザインはよりおしゃれになり、ホイールアーチはより逞さを感じるデザインに、リアランプも大きくなりより個性的なデザインになった。
スズキはスイフトをより若者にアピールするためにこのようなデザインの変更を行った。スズキとしては若者にはこのスイフトを、成熟した大人にはスズキ・バレーノを購入してもらいたいと考えているようだ。
スズキ・スイフトのトランク
新しくなったスイフトは先代モデルよりも少し大きくなったが、そのトランクは競合するフォード・フィエスタやキア・リオなどと比べると少し小さいままだ。トランクの荷台の入り口と床の間には大きな段差があり、我々CarBuyerがトランクの大きさをテストする際に用いる大き目のスーツケースをこのスイフトのトランクに積み込む様子をご覧いただければ分かるように、荷台の入り口が高い位置にあるため荷物の載せ降ろしに苦労する。
また取り外し可能なリヤパーセルシェルフ(後部座席上部背後の仕切り棚)はまるでティッシュペーパーで作られたかのような安っぽい造りであまりいただけない。
後部座席が60:40で倒せるのは良いポイントだ。だが倒した後に床との間に大きな段差が出来るので大きい荷物を載せる際にはつっかえることが多く苦労しそうだ。
スズキ・スイフトの後部座席
先代モデルのスイフトの後部座席はお世辞にも広いとは言えなかったがこの新型ではかなり改善されている。私の身長は約178cmだが運転席と膝の間のスペースはかなり余裕があり、このスイフトの箱型のデザインのおかげで天井と頭の間のスペースも十分ある。私よりも身長が高い人でも前席の下に足を入れられる空間があるので、多少だらけた姿勢になってしまうが問題なく座る事が出来るはずだ。
床は平らではないが出っ張りは小さく、中央のシートも硬くなく思ったよりも座り心地が良いので後ろに3人乗せても問題ない。むろん肩が隣の人と触れてしまうかもしれないが小型車としては十分広いと言えるだろう。またISOFIXチャイルドシートの固定装置は両サイドの席に付いている。
スズキ・スイフトの価格/グレード
エントリーグレードのSZ3は10,999ポンド(約161万円)からとなっておりエアコン、レザーステアリングホイール、デジタルラジオ、ブルートゥース、前席には電動ウインドウが装備される。1つ上のグレードのSZ-Tは12,999ポンド(約190万円)でバックカメラやスマートフォント連携可能なディスプレイ、16インチホイールが、今回試乗しているその上のSZ5グレードは14,449ポンド(約211万円)でナビやキーレスエントリー、前方衝突予測警報などが装備される。スズキ・スイフトのインテリア
運転席に座ってみるとダッシュボードにはスズキ・スイフトとは思えないスタイリッシュさがあり正直かなり驚いた。インパネのダイヤルは大きく、エアコンのダイヤルもとてもスマートなデザインになっておりかなり好印象だ。ダッシュボードとドアにはカラーパネルの装飾がなされておりグレー一色の車内を少しだけ華やかにしてくれている。
そう、確かにスイフトにはグレーの硬いプラスチックが大量に使われている。フォルクスワーゲン ポロで使われているような上品で柔らかい素材はこのスイフトにはほとんど見られない。
センターコンソールにはカップホルダーがありその前方にはスマートフォンを収納できるスペースがUSBポートと共にある。ただ残念ながらドアポケットとグローブボックスは小さめだ。
スズキ・スイフトのエンジン/走行性能
エントリーグレードのスイフトには89馬力ある1.2Lガソリンエンジンが搭載されており、驚く事に4WDシステムやハイブリッドシステムを選択可能だ。我々がお勧めするのは110馬力ある1.0L直噴ターボエンジン「ブースタージェットエンジン」でパンチがありながら燃費性能に優れている。
SZ5グレードにはこのブースタージェットエンジンの他にスズキがマイルドハイブリッドシステムと呼ぶ機能が付いてくる。これは電力だけで走行する事が可能なプリウスのようなハイブリッドシステムではなく、減速時のエネルギーを利用して発電し、その電力を加速時にエンジンのアシストとして使うシステムだ。運転していてその効果を感じることはないが燃費性能は向上する。実際この小さい1.0Lターボエンジンの燃費は50mpg(17.7km/L)とかなり優秀だ。
スズキが公表している燃費はエントリーグレードの1.2Lガソリンエンジンと1.0Lマイルドハイブリッドエンジンが65.7mpg(23km/L)、マイルドハイブリッド無しの通常の1.0Lターボエンジンでは61.4mpg(21.7km/L)となっている。節約したいと考えているならオートマチックは避けるべきだろう。反応が鈍く燃費も落ちてしまう。
先代のスイフトはその走行性能の高さが評判だったがこの新型はさらに良くなっている。車の先端はこちらの操作に直ぐに反応し、ステアリングもダイレクトでとても素晴らしく、道路をしっかりとグリップしてくれる。5速マニュアルギアボックスもきびきびとした使い心地の良いものになっている。
スズキ・スイフトの難点
難点としては乗り心地が挙げられる。実際かなり硬めだ。道路に空いた穴などの上を走るとかなり衝撃を感じる。競合する車の中にはこの車と同じくらいの楽しい運転を提供しつつ、より快適な乗り心地になっている車もある。また高速道路では騒音が気になる、静粛性に関してはフォルクスワーゲン・ポロやヴォグゾール・コルサの方が洗練していると言わざるを得ない。
乗り心地や硬いプラスチックだらけのインテリア以外にも難点がある。インフォテインメントシステムはラグがあり使っていてイライラするしスイフトの価格も特に安いというわけではない。
総評 Carbuyerスコア 3 / 5
この新型スイフトは先代モデル同様に人々が好ましさを感じる車になっている。ルックスは良いし運転している時間のほとんどで楽しさを味わえる。いくつか難点を挙げてきたが、このクラスの自動車の中で魅力的な選択肢となっているのは間違いない。良い点
- 運転が楽しい
- 維持費が安い
- 魅力的なルックス
- 乗り心地が悪い
- 競合車に比べ実用性で劣る
- インテリアの質
海外の反応
Youtubeのコメント欄より: ソースSully Sullivan なんかジワジワとくる。だんだんとかっこよく見えてくる。
MICHGO 色がいい。特にこのレビュアーの赤いズボンがよりこの色を映えさせてる。
Bram AP 90 かなり良い車に仕上がってるみたいじゃない、良くやったスズキ!
Vance Scaife レビューの中でフォルクスワーゲン ポロの方がいいって何度も言ってるけどそりゃスイフトよりだいぶ高額なんだから当然だろ。
Kira Anastasia そうだね。それとポロとトヨタ・ヴィッツはルックスがちょっと退屈だと思う。ギリギリ若者である私としてはこのスイフトにかなり興味が湧いたよ。
贾翔旻 それにこのスイフトに比べればポロの信頼性はずっと低い。
Mgoblagulkablong
なんじゃぁこのレビューは?
この男はスイフトを貶すようVWから金でも受け取ったんじゃないか???
スイフトは彼が言及した他のモデルよりも小型だし価格も安いだろ。それらの車と比べるならスズキ・バレーノと比べるべきだ。
スイフトの重量はわずか900kg、だからの実燃費だっていいし1.2Lエンジンでも他の高価なエンジンを搭載した競合車に引けを取らない速さがある。
StereotypedFilms スイフトは多少安いかもしれんが他の競合車と比べたらイマイチだよ。
thesim1990 私も住むここイギリスの人間はドイツ製品をやたらと褒め称える傾向があるからな。だからVWポロに絶え間なく言及する。
ivan zubak ゴルフにだって硬く安っぽいプラスチックが使われているのにそれは問題視せず、他の車では安っぽいと指摘する、なんてのもよくある話だ。
Saransh Jain スズキの方がメンテナンスも楽だしな、VWが求めるものと比べて。
Nick Wills 一見すると今までのモデルとあまり変化がない、なんて事はないだろ。先代モデルよりもグッと良くなってる。
grant だよな、全く別物のように見えるよ。Carbuyerは脚本を見直す時間をもっと取るべきだね。
Dahlia Man 全く別物ってことはないでしょ。うちの娘が2009年製スイフトに乗ってるがサイドとリアは大して変わっていないように見えるぞ。
2008kemal 新型のデザインは好きになれない、 2010/2013の方が好みだ。
Heavens_Time 私からすると冒険し過ぎな感じがするんだけどなぁ。悪くはないんだけど前のモデルの方がクールで落ち着いた印象だ。この新型はちょっと主張が強すぎだよ。スイフトらしくない。
Jose Acosta スズキ・バレーノっていう実用的でコンサバなスタイルの車があるからね、スズキとしてはスイフトにより"楽しい"車っていうイメージを持たせたかったんだろうな。
Dave Travels 今までのモデル同様に大幅なディスカウントをしてくれることを願っているよ。そうしてくれたならこの車は最高の街乗り自動車だって堂々と言える。
Sir_J 新型の造詣はかなり好みだ! でもリアはちょっと退屈かなぁ... スズキが前のモデルみたいに120-200ポンド程度で別のリアライトを販売してくれたらいいんだが。
George Nestoridis 可愛らしいスタイルにリフレッシュしたな。小型車市場はこういった車を必要としていた。それに4WDを選べるってのも嬉しい。
JDM boy いいね。フロントデザインはこの新型の方が好みだ、前のモデルはガーリー過ぎて好きになれなかった。でもリアは前の方がシャープでかっこよかったと思う。それと以前の一番安いグレードから2000ポンド(29万円)も値上げされちゃったから以前ほどの魅力はなくなっちゃったかな。
試乗したけど悪くはなかったよ、ターボはスポーツ系とは言いがたいけど1.5NAのほかの車と比較しても出足は良いし乗り心地も固めではあるがしっかりした乗り味。マイルドハイブリットはそれに比べてやや加速もマイルド、乗り味はそんなに変わらないかな。ただ荷室は先代に比べて広くなったというけどまだまだ狭いかな。購入をかんがえているならバレーノと比較して見るのも良いかも。
返信削除悪くない造形してる
返信削除なんかいかにもヨーロッパ車的な形になった
しかもフランス車、イタリア車、イギリス車にありそうな感じのw
インテリアの安っぽさはスズキのお約束欠点だね
返信削除ただそれについては直せないというより直さないスタンス
インテリアをリッチにするのは造作もないけど、当然その分コストは掛かる
むしろその分安くして売るべきっていう考えなわけだ
スズキはターゲットを低所得者層に定めて一切ブレないのは評価すべき
軽自動車と変わらない価格でこれだけのことをやってくるんだから魅力あるよ。
返信削除安全装備がOPなのはあれだけど、アップグレードしてもそれほど高額でもないし、ミリ波とカメラ併用で安心度も高い。
ただ、RS系はスポーツ見てからのほうが良さそう。
スイフトスポーツはいつ出るのかな?
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