注文した料理が出てくると思ってはいけない! ウェイターが全て認知症やアルツハイマー病を患った人々という日本のレストラン

Don't expect to get what you ordered! Japanese restaurant is staffed entirely by waiters suffering from dementia and Alzheimer's by dailymail.co.uk - 13 June 2017
画像はspoon-tamago.comより引用 つい先日、日本でとある期間限定のレストランが開店した。そこでは「注文した料理が出てくるとは限りません」と警告されているのだが、意外にもそれに不満を言う客は少ないらしい。

なぜそんな警告があるのか?それは「注文をまちがえる料理店」と呼ばれるそのレストランのウェイターが皆 認知症やアルツハイマー病を患っているからだ。

日本の文化を欧米に伝える事を目的としたサイト「Spoon & Tamago」によると、このユニークなレストランの創設者は実際に認知症に苦しんでいる人たちと接する事で人々の認知症に対する認識を変える助けになるだろうと考え、また人々がそんな経験を通して寛容さを養うことを願ってこのレストランを開業したという。

Yahoo! Japanによると東京の豊洲地区にオープンしたこの期間限定レストランは6月3日・4日のみの開催だったが、 世界保健機関(WHO)が制定した「世界アルツハイマーデー」9月21日前後に再び店を開く予定だという。

「注文をまちがえる料理店」というレストランの名前は日本の著名な童話作家の宮沢賢治が1924年に書いた『注文の多い料理店』という児童文学からもじったものだ。

このレストランはいくつかの支持者によってオープンする事ができたがその中には がん患者やその家族のサポートを行ってきたイギリス発祥の慈善組織マギーズセンターやその日本支部であるマギーズ東京などが含まれている。

創始者たちは認知症とアルツハイマー病の患者は「何もできない人」として管理の対象とされているが彼らも我々の社会の一員として役割を果たす事ができるということを訴えたいと、またこのレストランによって人々に認知症の高齢者に対する理解をより深めてもらいたいと願っている。

しかし実際には全てがスムーズに行われる訳ではない。レストランは予め客にウェイターが間違った料理を運んでくる場合があると、それどころか注文した料理や飲み物を持ってこない可能性があると警告している。

そんな奇妙なレストランではあるが、少なくとも一人の客は望んだ料理が出てこなかったがかなり楽しい経験ができたと満足そうに語っていた。

実際にそのレストランを訪れた女性、マイノリティ問題に取り組むメディア「soar」の編集長である工藤瑞穂氏はハンバーグを注文したものの餃子が出てきたとツイッターで語った。注文は後に正されだが食事自体はとても美味しく、彼女は食事中大いに笑ったという。

彼女の「注文をまちがえる料理店」での経験のツイートは16万回も"いいね"をされ、多くの人々がこのアイデアに感銘を受けたようだ。

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海外の反応

dailymail.co.ukのコメント欄より: ソース , spoon-tamago.comのコメント欄より: ソース

tzeddie, "注文した料理が出てくるとは限らない"
うちの近所のマクドナルドもそんなだわ。

WhyYesIAm, まぁこんなレストランは通いたくはないよな。

waterlily257 常連になっても覚えてもらえないのだ。

mytwocents001 会計も忘れたりしませんかね。

murasaki 料金は先払いだよ。

JustMe3 人々に疎んじまれがちな認知症の高齢者達に活力を与え、彼らも社会の重要な一員であると伝える。素晴らしく、そして敬意の持てる活動だと思う。 高齢者の方々を元気付ける事になると思えば、注文した料理と違ったものが出てきてもいいと思えるね。いつか自分達も年をとるのだから寛容の心を持つことはとても大事だ。この活動が成功する事を願っているよ。

SafeHarbor 認知症やアルツハイマー病のことに注目を集める方法としていいと思うよ。まぁ客も分かって注文しているなら何の問題もないね。病気が初期段階の人たちはまだ元気に働けるしとてもいいアイデアだと思う。

FeelLikeANumber 社会と接点を持つこと、そして頭を使う作業をさせることはきっと手助けになるだろうね。

murasaki 日本はこの分野においてはとても進歩的だ。私が日本に滞在していた時よく小さなレストランに通っていたんだがそこは精神病を患った若い人々が働くお店だった。料理は1つだけ、定食のみだけど価格は5ドルで味も良かった。

Rey Skywalker, アメリカにもあるよ、ファーストフードレストランっていうんだ。まぁこの日本のレストランと違って笑顔も無く雑に接客してくれるんだが。

marika17 そんな冗談は置いておいてこのような取り組みがアメリカでも行われるといいな。

Witzelsucht, ラスベガスにぴったっりじゃね? チーズバーガーを注文したらヒレステーキが出てくる、ギャンブラーは楽しめそうだ。

Trying 2 Find The, 正直どうかしている。

Ismellarat, ちょっと想像してみると笑っちゃうな。

David とても不快だ。認知症の患者に給仕をさせる? では下半身不随の麻痺患者に洗車の仕事も与えてみてはどうか? 盲目の人々に塗料店で働かせてみては? こんな社会的弱者を見世物にするようなことは許されるべきではない。

Jim ハンバーグを注文したものの餃子が出てきたから笑ったと? 障害を持った人々を笑いものにするなんてとても卑劣な行為だ。神経変性疾患に苦しんでいる人々に注目を集めるのはいい、だがこの方法は間違っている。こんな企画をした人は恥じるべきだ。

Johnny 翻訳で失われたニュアンスがある。この工藤瑞穂という人はウェイターのことを笑ったのではなく「注文をまちがえる料理店」という名前の通りのことが起きたから笑ったんだ。 社会から除外されていると感じる多くの認知症の高齢者のために雇用を創出しながら、ユーモアに溢れた方法で認知症に対する意識を高めている、これはとても素晴らしいことだと思う。

Asian こういったコンセプトが白人国家では受け入れられないのがよくわかる。話のポイントを全く理解せずに批判するアホだらけだからだ。

Johnny McTell 日本は相変わらずどこかおかしい。良い意味で。

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