アメリカに本社を置くIT分野に特化したメディア企業「CNET」傘下の自動車情報サイト『Roadshow』より より

マツダ・ロードスター2019年モデル:Small changes, crazy fun

2019 Mazda MX-5 Miata: Small changes, crazy fun | Review & Road Test (4K) - 2018/08/13


4代目マツダ・ロードスターはすでにファンタスティックな車だったがこの改良された2019年モデルではさらに良くなっている。もしあなたがまだマツダ・ロードスターを買うべきか決めかねているなら、私の言葉を信じて欲しい、買うべきだ、決して後悔することはない。

以上がこの新型マツダ・ロードスターについて語るべきことの全てだ。



なに?
もっと詳しいことが知りたい?
よろしい、ではさっそくこの新しいGTSモデルを走らせその走りを共に体感してみよう。



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手ごろな価格の楽しい小型スポーツカー、まさにこのマツダ・ロードスターのような車を私は愛している。スバルBRZもそうだ、それらは私の心を高鳴らせる。そしてそのようなタイプの車の中で王座に君臨するのがこのマツダ・ロードスターだ。

回転数を上げレッドゾーンに針を持っていくのが楽しいエンジン、楽しい走りを実現する多過ぎず少な過ぎずの適切なパワー、そしてこのクラスの車の中でまず間違いなく最高のハンドリング性能をこの車は持っている。"このクラス" というのはこの車の2倍、あるいは4倍もするような価格の車を含めてのことだ。




この車は素晴らしい反応と人を惹きつけて離さない魅力にあふれた操作性を持ちながら、スポーツカーにありがちな硬い乗り心地とは無縁だ。

何よりこの車は現在この国の道路を走っている車の中で最高の "運転している感覚" をドライバーにもたらしてくれる。路面の状況、タイヤの動き、車と道路の間で起きていること全てがそのステアリングホイールを握る手から、シートから直感的に伝わってくる。

さらに入力に対して返ってくるフィードバックの速さ、自分の操作と車の動きにズレが無い一体感は素晴らしい。それゆえこの車は "素晴らしいドライバーになる方法を教えてくれる最高のツール" になるとともに、すでに素晴らしいドライバーにとっては "最高の相棒" となるのだ。
マツダ・ロードスターは様々な人たちを魅了している、たまの休みにお気に入りの田舎道でドライブを楽しむ車好きからレーストラックで本格的な走りを求めるベテランレーサー、さらにはもっとカジュアルなドライバーに至るまで(興味深いことにこの車の購入者の40%がオートマを選択するという)。

この車は全ての人間、全ての運転スキルレベルの人間を虜にするのだ。マツダは人馬一体を目指しこの車を開発してきたが、それがけっして大口を叩いたわけではないことは明らかだ、そこには全ての人を魅了する特別なものが確かに存在している。




そしてこの2019年モデルではそこにいくつもの改良が加えられた。まず車内ではテレスコピックステアリング(ステアリングホイールの位置を調整できるようにしたもの、従来のステアリングホイールは上下には調整できたが前後には調整できずよく不満点に挙げられていた)が挙げられる。

マツダ・ロードスターにテレスコピックステアリングが採用されたのはこれが初めてだ。すでに十分すぎるほど快適性と運転する楽しみをもたらしていたシートポジションだがこの改良により、より幅広い体形の人が快適な姿勢を取れるようになった。




また米国の法律で新車にバックカメラを搭載することが義務付けられたことを受けこの2019年モデルにも初めてバックカメラが採用された。映像の品質はベストとは呼べないものだがこのサイズの車にはそもそも必要ないものなのでそれほど問題ではないだろう、もっとも死角が増えるハードトップのマツダ・ロードスターRFではあると便利と言えるかもしれない。




個人的に唯一問題に感じるのはそのカメラの位置だ。リアバンパーの中央の割と目立つ位置に搭載されており悪い意味でとても目を引く。もう少し下の方にあれば良かったのだが。

「米国運輸省道路交通安全局さん、バックカメラ付けましたよ、これでいいんでしょ?」と言わんばかりにテキトーに取り付けた感がある。


2019年モデルに追加された要素の一つが今乗っている『GTSモデル』だ。簡単に言ってしまえばドライビングに特化したモデルである『クラブ』のハンドリング性能を快適なツーリングに特化したモデルである『グランドツーリング』に移植したようなものだ。

具体的にはサスペンションの車体取り付け部左右を連結するバーであるストラットタワーバー、ビルシュタイン製サスペンション、そしてリミテッド・スリップ・デフが追加され特に最後のものはハンドリング性能を向上させている。





パフォーマンスに関しての最大の改良点は2.0L エンジンのパワーの向上だ。最高出力は従来車に対して26馬力も増え181馬力に、最大トルクに関しては200Nmから205Nmに若干向上した。

マツダはエンジンの発生回転数を1000rpm上げることでそれを可能にした。従来車は6000rpm辺りでパワーが限界を迎えていたが新型はレブリミットである7500rpmの直前の7000rpm辺りまでパワーが上昇するようになり、そのため激しく運転するたびこれまで以上に生き生きとした感覚、興奮が感じられるようになった。




ちなみに今回のエンジンの改良は主に高い回転数で発揮されるため普段の街乗りでの感覚は今まで通りになっている、厳密には若干洗練された印象だ。特に渋滞などの止まったり動いたりを繰り返す場面では2速から切り替える際の振動が目に見えて抑えられている。




2019年モデルはまたエキゾーストマニホールドにも改良が加えられ遥かに良い音を奏でるようになった。

そのためリラックスした運転をしていたつもりがカーブの続く道に入った途端、余分なトルクのおかげでハンドルを握る手には力が入り、より深みを増した排気音のおかげでアクセルペダルを踏む力は高い回転数を目指し強くなっていく。面白くなってきたところで限界を迎えていたこれまでの回転数にさらに伸びしろができたことでこの小さなロードスターはさらにドライバーをより駆り立てるようになり、攻めることがもっと面白い車になった。

運転している間の80%は従来車との違いを感じることはないが、その残りの20%でマツダ・ロードスターが進化したことを実感できるはずだ。




結論としてはマツダはこの車を全体的に少しばかり良くした。私がマツダ・ロードスターを愛しているのは、たとえそれが平凡なドライブであっても少し楽しく、特別な気分にさせてくれるからだ。高速道路の渋滞に巻き込まれてもこの車は私の顔から笑顔を奪わなかった。そしてこの新しいモデルは一つも妥協もすることなくすべてを改善している。

最初に述べたように、もしあなたがまだマツダ・ロードスターを買うべきか決めかねているなら、私の言葉を信じて欲しい、買うべきだ、少なくとも一度誰かから借りるなり試乗するなりして欲しい、決して後悔することはないはずだ。

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海外の反応

Youtube, backfires.caranddriver.comのコメント欄より: ソース , ソース


Blake Swan BRZ/86よりはるかに優秀。マツダ・ロードスターのエンジンアップデートをとても歓迎しているよ、マツダはトヨタがやろうとしてもできないこと、どうやったらいいか見当もつかないことをやってのけた。

Michael H BRZ/86との差がさらに開いた感じ、特にBRZ/86のインテリアはもう sooooo depressing(気がめいる)

FoSTNo2R 後部座席がある(ただしほぼ役立たず)点以外じゃもうBRZ/86はマツダ・ロードスターに敵わないな。これだけ改良されたにもかかわらず、そしてオープンカーであるにもかかわらず2350ポンド(1,065.94 kg)を下回り7500rpmまで持っていけるとかちょっと素晴らしすぎる。週末に楽しむ車が欲しいがポルシェのケイマンやボクスターに手が届かないって層はこのマツダ・ロードスター以外を買う理由がほとんどないんじゃなかろうか?

Save The Manual Wagons! ある意味でマツダ・ロードスターは現在のボクスターよりも優れていると言えるかもしれない。もちろん価格が半分という点は大きいがそれ以外にも車重に関しては600ポンド(272kg)も軽く、信頼性も高く、ターボの代わりに高回転のN / Aエンジンを備えている。正直あっても使わない、というか要らない電子ギミックやら機能やらが詰め込まれてもいない。

Joseph Jones マツダ・ロードスターのオーナーの40%がオートマを選んだ、だと...?!
なに考えてんの、マジで何考えてんの!?!?!?!

Claire Kennedy この車が何のためにあるのかを分かってない、というか台無しじゃろうに...

potatochobit 人間年を取るとマニュアルが面倒臭くなるのだ。

Tim Xu 奥さんも乗ること考えなければならんのだよ。

antuan goodwin 私もマニュアルが好きだしこの車に関しちゃマニュアルを選ぶことがベストだとは思う。でもアメリカじゃマニュアルを選べる車であっても購入者の9割以上がオートマを選ぶし6割がマニュアルを選んだって結構すごいことだと思う。それにこの車みたいにスポーツに特化した車はどの自動車メーカーにとっても生産を続けることが難しくなっているのが現状だ。だからいわゆる熱狂的な車好き以外の人が買ってくれていることは歓迎すべきことだ、販売台数の増加/維持はロードスターの未来にも関わることだしね。

Brett Putman うちは奥さんがこの改良版マツダ・ロードスターの購入を検討してる。一度どころか何度も借りることになりそうだ。

Clay M. 改良点の全てがウェルカムな内容だ。このすでに運転するのが楽しい車を何の犠牲も無しに見事に改良している。Thanks, Mazda!!!

bigwillchill ロールはどうなってるの?
やっぱり大きいまま?

Kami Kiramaru 変わらない。でもそれはいいことだ。

skifree 私はマツダ・ロードスターに乗っているけどこの車のボディロールは好きだよ、むしろ楽しめてる、不快な感じは全くない。問題になるとしたらレーストラックに持って行くときくらいじゃないかな?

antuan goodwin マツダはある程度ボディロールがある方が運転する感覚にプラスに働くと考えている、それと道の凸凹からくる突き上げを軽減する意味でも。最高のドライビングロードが必ずしも最高の路面を持っているわけではないしね。

Erik Shilling アメリカで最高のドライビングロードは最も人里離れた僻地にある傾向があり、そのためしばしば道路の状態はよくない。それはつまり硬めのサスペンションでは走る快感よりも不快感が勝る可能性が常にあるという事である。

Jan-Michael Franklin 26馬力って結構な数字だよな、体感でもかなりの違いを感じることができそう。レーストラックでの新旧のタイムが気になるところだ。

Kami Kiramaru 何か別のところのレビューで読んだけど、まるで旧NDにアドレナリンを注射で打ち込んだかのごとく変わったとか。

dany manchster ああ、あのバックカメラの位置は確かにカッコ悪いな。

PotbellyJoe マツダも本当はカメラをあんな位置に置きたくはなかっただろうね。例えばトランクなんかに搭載することもできただろうけどグラム単位でこだわる彼等からすると重心が少しでも高くなることは望ましくないと思ったはず。VWのバックカメラ起動時にロゴがめくれてカメラが出てくる、みたいなのを搭載できれば美的な問題は解決するけどこれもやっぱりグラム単位でこだわるマツダは嫌がっただろうな。

Bait83 弟がNAを所有しているんだがマツダ・ロードスターは史上最も楽しいスポーツカーなのは間違いない、本当に欲しくてたまらない。改良型はさらにパワフルになっているみたいだし加速もこれだけ軽量な車ならきっと数字以上に速く感じることができるはず、時速60kmはセダンでは退屈でもスクーターなら興奮できるのと同じように。

Save The Manual Wagons! おうさ!
しかもオープンにして高速道路をかっ飛ばしてみ、楽しいぞ~

Icculus 私の住んでいる所だとあまり見かけないけど見るたびに所有したくなる。

Paul G. アメリカでも住んでいる所でだいぶ違ってくる、カリフォルニアなんかじゃ山ほど走ってるわ。

Bait83 お隣さんの退職を迎えた老夫婦が所有していて週末になるとドライブに出かけてる。超妬ましい。

ImmoralMinority なんか色んなところで盛り上がっているけど、まるで賑やかな教会の前に立っているみたいな気分になってきた。そこにはたくさんの人が集まっていて彼等はその中で確かに有意義な時間を過ごしているんだろう、でも私は「自分には合いそうもないな」って感じに遠巻きにそれを見ているんだ。

AMG = AutoMatic Gearbox 私はNAとNDの両方を試乗してみたよ、人々がなぜマツダに改宗するのかその理由を今は理解できる。

Clown Shoe Pilot 私も最初は君と同じように思ってた、去年マツダ・ロードスターRFを試乗してみるまでは。NAがデビューしたのは私が高校生の頃だった、そしてRFは初めてのマツダ・ロードスター体験だった。

今は毎日RFに乗ってる。なぜもっと早く体験してみようと思わなかったのか、自分がバカに思えた。

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