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クライストチャーチの銃乱射事件を受けニュージーランドの銃関連法の見直し検討へ
New Zealand gun laws face scrutiny after Christchurch attack - 2019/03/15- 英国やオーストラリアとは異なりミリタリースタイルのセミオートマチック銃が禁止されていなかった -
49人の犠牲者とそれ以上の負傷者を出したニュージーランドの2つのモスクで起きた銃乱射事件を受け同国の銃法に見直しの動きが出ている、特に世界中の銃乱射事件で頻繁に使用されてきた軍用ライフル銃と大容量マガジンの制限に関する議論が過熱している。
ジュネーブ国際開発高等研究所の小火器に関する研究プロジェクトである『Small Arms Survey』の2017年版によると、ニュージーランドの民間人が所有する銃器の数は120万にも及び、一人当たりの銃の所有率は米国をはるかに下回っているもののオーストラリアのそれよりも高いとされている。
「クライストチャーチの銃乱射事件は "ニュージーランドの銃法と他の先進国の銃法との間の格差" を浮き彫りにしたと言えます」
オーストラリアの研究者で世界中の銃法を追跡するGunPolicy.orgの創設者であるPhilip Alpers氏はこのように述べる。
英国やオーストラリアとは異なり、ニュージーランドではミリタリースタイルのセミオートマチック銃の所持が禁止されていない。そしてほとんどの銃がインターネットや新聞広告を通じて合法的に販売されている。
さらに16歳以上の人間で "エントリーレベルの銃器の免許" を持っていれば誰でも一般的なライフル銃とショットガンを登録の義務なしでいくつでも所有することができる。
「ニュージーランドでは民間に存在する銃器の96%しか登録されていません、世界的に見ても米国とカナダくらいで極めて例外的な国なのです」
「現時点で一つだけはっきりと言えることがあります、我々の国の銃法は変わります」
事件を受けニュージーランドは銃規制により積極的に動く姿勢を見せているが規制の話がこれまで出てこなかったわけではない。この1年の間にニュージーランドでは、 その定義のされ方から警察が法の抜け穴と呼んでいるMSSAライフル (軍用半自動ライフル)に対する議論が見られていた。
MSSA=military-style semi-automatic
ニュージーランドで "軍事利用のために設計された対人殺傷用銃器" を説明する際に使われる言葉。アメリカの場合はAssault weaponが使われる。
というのも、ニュージーランドの銃法でのMSSA銃の定義のされ方から、 "わずかに異なる特徴を持つが実質的に同じ機能を持つ銃" がMSSA銃の定義からもより厳しい規制からも外れてしまうのだ。
警察や銃器愛好家が指摘しているように、弾丸を大量に装弾することが可能な大容量のマガジン(弾倉)を装着するだけでMSSAになってしまうライフルがMSSA扱いされずに販売されているという。
またこの大容量マガジンの購入に関する規制はなく、購入に銃器の免許すら必要としない。
同国ではこれらの法律の不備が暴力事件で悪用されているとの声が今回の銃乱射事件の前から上がっていた。
海外の反応
reddit.comのコメント欄より: ソース
Righteous_Devil
「銃の法律の問題に対処することこそがこのような悲劇が再び起こることを防ぐのだ」
と力説するアメリカ人が押し寄せて来るぞ、総員警戒せよ!
RedFrogL 様式美ですな。
fetchit
知らない人がほとんどだろうからニュージーランドの銃の法律について簡単に要約してみた。
ニュージーランドでは銃と弾薬は銃器の免許を持っている人だけが入手できる。一度免許を取得したら銃の数も弾薬の数も所有数に制限はない。しかし免許の種類によって所有できる銃の種類に制限がかかる。
Aカテゴリー:
これは今回の銃乱射事件の犯人が所有していた免許だ。銃は全長30インチ(76.2cm)以上でなければならない。オートマチックは禁止。セミオートは容量7発まで。マズルフラッシュの発生を抑制するフラッシュハイダーも禁止。発射時の反動を抑えるために肩に当てる部品のストック部分とグリップ部分は一体のものでなければならない(アサルトライフルのように握りがピストル形のピストルグリップは禁止)。
Bカテゴリー:
競技のためのピストル用。ピストル協会の会員でなければならず、保管や持ち運びの際にセキュリティを強化しなければならない。
Cカテゴリー:
コレクターズ用ライセンス。収集用の免許でどの銃でも所有できるが使用はできない。
Dカテゴリー:
ディーラー用ライセンス。売買するためのもの。
Eカテゴリー:
MSSA=military-style semi-automatic(軍用半自動小銃)を所持にはこれが必要とされる。IPSC(国際実用射撃連盟)の競技に参加するため、プロの猟師として活動するためなど正当な理由を持つ人間のみに発行される。
※Eカテゴリーは1990年11月13日にニュージーランド南部のアラモアナで起きた銃乱射事件を受け新たに設けられたカテゴリー。当時はMSSAの所持に特別な免許は必要とされていなかった。事件を受けMSSAを所有している人間はそのまま所持したければ
1.) 審査を受けセキュリティを強化しEカテゴリー認定を受ける
2.) Eカテゴリーに抵触する部品を外しAカテゴリーで所有できる状態にする
のいずれかの選択を迫られた。(Wikipedia英語版:ニュージーランドの銃法より)
すべてのカテゴリーで免許取得の際にバックグラウンドチェックが必要。申請者と同居している人間および知人への聞き取り調査有り。自衛目的の兆候があれば不許可。いつでも警察の家宅捜索を受け入れることを認めなければならない。他にも細かいルールがあるが割愛。
そしてAカテゴリーの問題は、制限付きのAR-15(M16自動小銃)を購入した人間は普通に売られているAR-15用パーツと大容量マガジンを購入することでそのAR-15を "制限なし" にすることができるという点だ。
実際私は制限解除のためのパーツがサバイバルゲーム用のパーツとして販売されているのを目撃している。
PM_ME_FREE_GAMEZ もうこの時点でアメリカの銃規制より、民主党が求める銃規制より厳しいんすけど。
starlinghanes "自衛目的の兆候があれば不許可" これはどういうこと?
FidelisMundane 審査する人間が申請者から銃を自己防衛目的で使用する気配を感じたら許可を与えないってこと。たとえばアメリカとは異なり銃をベッドの枕の下に置くことは完全に違法。いかなる目的であっても他の人間に害を及ぼすために銃を使用してはならない。ニュージーランドで銃を所有している人間のほとんどが猟師である理由だよ。
Bigred2989- ってことは今後はセミオートは全てEカテゴリーの免許を持っていなければ所有できないようにするってことかね?
fetchit おそらく。セミオート自体を禁止する可能性もあるが。
micmacimus セミオートの全てを禁止するってのはないでしょ、あれは野生の豚の集団をまとめて駆除するのに便利すぎて重宝されているもの。たぶんEカテゴリー取得の条件を厳格にして銃の登録を義務化するとかそんな感じじゃなかろうか?
SomeSortofDisaster 今回の犯人はAR-15に軍で使われるものとしては標準的な装弾数30発のマガジンを複数、そしてドラム式の大容量マガジンを使用していたわけだが、なんかここのコメントを見ている感じだと割と普通にそういったものが手に入るみたいね。
fetchit Aカテゴリーの免許しか持っていなくても大容量マガジンなどを購入する分には合法、それをAカテゴリーの銃に装着すると違法になる。
myles_cassidy 事件に使われた銃器が合法的に入手されたものだったってのは本当にどうかしている。
Lv16 しかもここ何十年で初めての大量虐殺だもの、事の深刻さをニュージーランド人の誰もが認識しているだろうさ。
Naekyr さっそくニュージーランドの司法長官が全てのセミオートマチック銃の禁止を目指すと発表したね。
Narradisall それにしてもニュージーランド政府は行動が早いな。
MartyUsman
ニュージーランド人だけど我々はアメリカ人と違って "銃はなければならない" って感覚を持ってないんだよ。銃を所有しているのは基本的にハンターか農家だし。
私は国民の大多数がセミオート規制の動きを支持すると予想しているよ。
Dick_Hammerbush クールダウンするのを待ってから問題を分析するのが理想的であって、感情に基づいて変化を起こすべきではないと思う。
YouGotToasted それまんまアメリカの銃規制反対派のロビーが乱射事件が起きるたびに口にする言葉ですよね?
Elsa-Zhou お悔やみの言葉を述べて終わり、ではないだと...
heywhatsmynameagain あれ? ちょっと待って!? 何で我々みたいに「thoughts and prayers(※大規模な災害があったり人が亡くなった際に相手をおもんばかる気持ちを伝える言葉)」で片づけないの?
SipChylark このような悲劇に対し政府が "弔意や哀悼の意" でなく "行動" を示していることにアメリカ人としては軽くショックを受ける。
ddottay アメリカ人はもうどこかで "銃乱射事件は起こるもの" として受け入れちゃってるのにねぇ...
zveroshka
一方その頃アメリカでは...
「THEY NEED MORE GUNS!」
clothy アメリカ君はメモを取るように。
軍用半自動小銃って明らかに狩猟用じゃないよね?
返信削除これを個人的に持てること自体がおかしい。
"明らかに"と言うほど両者に差はない
削除弾倉の容量と消炎制退器や着剣装置の有無、握把と銃床が一体である事
(これは単に見た目の上での話で、機能的な差異はない)
その程度の違いでしかない
ニュージーランドには全米ライフル協会が無いから
返信削除銃を乱射してるのってだいたい白人だよな・・・
返信削除すげえことに気がついた!
白人を規制すればいいんじゃね?
朝鮮人も乱射殺人してるよ
削除現時点で最高のスコアは朝鮮人だ
あいつは、手榴弾まで使ってたな。
削除なお日本では全金属製のハンドガンはエアガンであっても違法
返信削除さらにエアガンは1ジュール以上の威力が出てしまうと違法なもよう
そもそも他国からも離れた島で、何であんな銃が必要なんだ?
返信削除動画見たけど口径の小さいハンドガンでも無理だな
返信削除銃全体の規制じゃないと
やっぱり刀狩りの大義の為の官製事件だったかw
返信削除被害者もクライシスアクターだね
んで、フォートナイト。
返信削除ゲームガー!アニメガー!はマダですか?
捕鯨に反対するニュージーランド人は
返信削除ハンティングが大好き。
対象は主に鹿だが、詳しくは
“ニュージーランドは ハンターのパラダイス”でググれ。
結果、20人に1人は銃を所持しているといわれている。
今回の事件でニュージーランドの隠された暗部が
更に露になることを望む。
自衛用自衛用っていうけど簡単なきっかけですぐに犯罪用に変わるから意味ない
返信削除舞台がアメリカ単独になるだけ
返信削除オーディエンスの熱狂も強い
まぜるなきけん
返信削除これは人にも当てはまるんだなぁ
最近の銃って強化プラスチックが多用されていて、一見したところオモチャの銃みたいに見えなくもない
返信削除でも殺傷力は格段に進化してるから、そのギャップに不気味さを感じてしまうな
こうやって銃のせいにして移民を受け入れ続けろよwww
返信削除先住民の暴動に対処するために銃が緩かったんでしょう。
返信削除銃所持の緩い国ってそういったリスクに備えるための法律が現代もそのまま放置されているのでしょう。
アメリカなんぞは先住民と黒人奴隷の両方に備えるために銃を持つ権利が今も当たり前のように残っていて銃規制に反対する白人が多いのでは?
アメリカの場合、銃購入者層、銃保持論者はほぼ白人が占めていたのが、近年の憎悪犯罪への自衛を意識してか、黒人の購入丁数の伸び著しく、銃保持論者が集まる全米アフリカ系米国人銃協会の会員数も爆発的に増えているそうな。
削除>「ニュージーランドでは民間に存在する銃器の96%しか登録されていません、世界的に見ても米国とカナダくらいで極めて例外的な国なのです」
返信削除↑
世界的に見てどうかを考える必要は無い。そんなのは口だけの多様性じゃん。ニュージーランドの事はニュージーランドが決めればいい。ただ規制がなかったことや今回の事件そのものがニュージーランドに対するイメージとまったく違うなあと驚いてはいる。