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第1次世界大戦中の英国兵士の食糧事情。
A Soldier's Food - WW1 Uncut: Dan Snow - BBCこのシリーズでは第1次世界大戦中の英国軍について特集してきましたが兵士の生活に欠かせないもの、食事はどの様なものだったんでしょう? 今回はそれについて調べてみたいと思います。
英国軍最高司令部は戦争に勝利するためには、兵士に良い食事を与えることが不可欠であることを知っていました。こちらに当時の食料、道具などを再現したものがありますがかなり潤沢な食事を摂れていたことが分かります。
ベーコン、コーンビーフ、パン、チーズ、野菜、マスタード、そして忘れてはならないのがラム酒、毎日スプーン2杯分のラム酒が兵士に与えられていたそうです。
こちらは食事、衛生管理等に使うツール類を収納する布です。ただ前線ではナイフやフォークを使う余裕などありませんでしたから大抵は何でもスプーンで済ませていました。出番の少ないツールセットですが剃刀は頻繁に使われていました。
第1次世界大戦当時の英国軍兵士は毎日、何があろうとも髭を剃らなければなりませんでした。ただし唇より上の口髭だけは残さねばなりません。兵士は必ず口髭を生やすという規則が存在していました。
食べ物の話に戻りましょう、敵対国との食糧事情を比較してみます。まずは重火器に相当する肉とジャガイモから見てみましょう。1914年当時、英国はドイツよりも肉類が豊富でした。ただしジューシーなステーキを想像してはいけません。肉はシチューなどに使われることで栄養価の高い食事になり、一部の兵士達からすれば戦場以外で食べる食事よりも良いものでした。
戦争が長引くに連れて缶詰の肉が使われるようになりましたがそれを食べ過ぎると消化不良を起こし、下痢や嘔吐を引き起こすことになりました。
炭水化物に関しては明らかにドイツ側の食事の方が豊富でした。ただ英国側の兵士にはパンに塗る物があったので少しはマシだったのかもしれません。
戦争は長期化し、物資が少なくなっていくことで両軍の食糧事情は段々と貧しいものになっていきます。特にドイツ側の食糧事情は壊滅的でした。1日に供給される食料は減り続け、1918年にはドイツ軍兵士の全てがカブのシチューとカブを混ぜたパンだけの食事になっていました。
両軍共に調味料は十分ではありませんでした。食糧事情に関して最も興味深いのは両軍のアルコールの配給量でしょう。ドイツ軍では毎日気前良くアルコールやタバコが兵士に配給され、英国軍と比べれば雲泥の差です。ただしこちらにはチーズがありました、負けていません。
それで結局どちらの方がより良い食事を兵士達に与えることが出来ていたのでしょうか? 英国軍では一人当たり1日に4500キロカロリー、ドイツ軍では3500キロカロリーで英国側は1000キロカロリーも上回っていたのです。ただドイツ軍兵士に与えられていたお酒の量を考えれば、彼らはそれをあまり苦にしなかったのかもしれませんが。
英国軍最高司令部は良い食事と言うものが良いブーツや制服、ライフルと同様に兵士にとって欠かせないということを良く理解していたのがお分かりいただけたでしょうか。英国が食料を重視し始めたのはその前の戦争から、特に南アフリカでのボーア戦争での手痛いミスから教訓を得たためでした。その過ちから学んだ英国は1914年までにその課題を克服したのです。
TheInflicted 音楽もかわい子ぶったストップモーションもこういう歴史を扱ったドキュメンタリーには相応しくないと思うんだが、これはパロディーかなんかなのか?
White Exodus お堅い話だからね、若い人にアピールしようとしたんだろ。成功しているのかは分からないが。
Nathaniel Rincon
アップビートな音楽やコマ撮りを食べ物に関するドキュメンタリーで使用するのは不適切だな。
...いや不適切か? 戦場を扱っていたりしたら問題あるかもしれないけどこのテーマなら別にいいんじゃないか?
strangeyoungman このDan Snowって人が出演してる第一次世界大戦を特集したドキュメンタリーシリーズでは他のテーマでもポップミュージックを流しているんだよ。正直に告白すればビールジョッキが行進していた所では笑っちゃったけどさ。やっぱり不適切だ。
dudeso6 第一次世界大戦と言えば大砲、塹壕戦、ドッグファイトってのが頭に浮かぶのにそこにスクリレックスの曲を流すこのセンスってどうよ?
ClipOnSunglasses 悲惨な戦争というテーマなのにダブステップにストップモーションって...あまり感心できないよな。
Mister M BBCはヤングでヒップな放送局だからさ~
mundo glory まぁそれがBBCですから、いつも通り真実を有耶無耶にするのが彼らのスタイルなのさ。
Conor Abbott むしろもっと過激にやって欲しいぐらいだ。
Andy Wilderness このようなシリアスなテーマにはダブステなんて流すべきじゃない。これだからBBCは。
Nathaniel Rincon そうだな、食べ物はシリアスなテーマだもんな。
Andy Wilderness ちげーよ、第一次大戦の事を言ってんだよ!
butt dickenz スクリレックスの曲を流すと決めたプロデューサーは塹壕送りだな。
Ethan Ton 私が大学生活で食べているものよりいい物食ってるなぁ。
John Beauvais 私もだよ、友よ。
John Phan 悲しくなってきた...
Pyro Paragon ロシアなんて茶色い肉の加工品と純粋な脂肪の塊を食ってたんだぞ。
Andrew Graham 熊のように強くなりたければ熊のような食事をしなければならないのさ。
obj. 277 Da
John Beauvais 何で口ひげを生やさなきゃいけなかったんだ?
Ash それは敵を威圧するためだよ、ヒトラーを見ればそれがどれだけ有効だったかが分かるだろ?
schizoidboy 人々は軽視しがちだが物流は戦争で勝つ上で最も重要な要素のひとつだよな。食料に限らずどんな最新の武器もそれを戦場に運ぶ事が出来なければ意味がない。そしてその武器を運ぶにも作るにも大量の人が必要で彼らも食わせてやらなければならない。 ドイツは敵に陸の両側を封じられて常に物流基地はが物資不足に陥らされる。
NordicNostalgia アルコールのカロリーも計算に入れているのかしら?
Imagine&Crée 一部のイギリス人が他の国の人と同じような普通の食事を摂っているのを見る度に驚く。
dudeso6 つまり英国軍人はドイツ軍人よりも腹を壊していたということか?
Flying Rancid M00n Fish それはコンビーフのせいというよりイギリス側の衛生状態がより悪かったからだろうな。塹壕はドイツ軍が先に作り始めてイギリスとフランスはそれに追いつくためにかなり突貫工事をしていた。石や木で底を固める余裕がなかったからより厳しい状況だったんだ。
gilbert sakay スプーン2杯分のラム酒って、咳止めシロップじゃないんだからさぁ...
SODEMO2007 ビールとカブのパンさえ十分にくれれば皇帝陛下のためにいくらでも戦ってやんよ!!!
>スプーン2杯分のラム酒って、咳止めシロップじゃないんだからさぁ...
返信削除紅茶にでも入れるのかねェ
俺は家ではウィスキーかブランデーを入れるが
BARでは欠かさずラムを呑むけど
ラム酒は英国軍の伝統だね。クリミア戦争時も兵卒に配られてた。
削除ただし、その当時はレーションが支給されるのは将校以上で、
下士官や兵卒は食料は現地調達つまり略奪だったんだよね。
当時はロシア軍も含めて同じだったんだけど、唯一フランス軍
だけが全軍にレーションを支給してたんだよな。そのフランス軍の
システムが今の軍隊の標準になったわけだが(汗)
お酒の量が過ぎるとユリアンに言われませんでしたか?
返信削除なんだ英国のレーションの話だったのか。
返信削除てっきり英国伝統料理の話しかと思ったわ。
※3
返信削除肉じゃがとかカレーライスとか日本でもイギリス料理は人気なんだぞ。
記者のコリン・ジェームスがエッセイで「カレーライスやローストビーフなど
イギリス料理を美味しいと言ってくれるのは世界で日本人だけ」と感謝してた
くらいだから。日本人とイギリス人は舌が同じレベルだって書いてたぞ。
舌が同じなのにどうしてあんなマーマイトなんてモン作ったんや・・・
削除日本にも納豆があるじゃんw
削除???「元来わが民族は草食であるから、肉なぞ必要ない。敵地の草木は皆これ食料なのである」
返信削除ガチ草w
削除18年の最後の攻勢でイギリス軍陣地を占領したドイツ兵はあまりの豊富な食料をみて敗北を確信したらしい
返信削除人々は軽視しがちだが物流は戦争で勝つ上で最も重要な要素のひとつだよな。食料に限らずどんな最新の武器もそれを戦場に運ぶ事が出来なければ意味がない。そしてその武器を運ぶにも作るにも大量の人が必要で彼らも食わせてやらなければならない。
返信削除某大日本帝国に聞かせてあげたい
これは面白いお話
返信削除第一次世界大戦では兵士も士官も全員がきちんと髭を剃っていた。
返信削除髭があるとガスマスクと肌が密着せず、毒ガス攻撃を受けた時に死ぬから。
口髭は規則というか、生やすことが許される唯一の場所だったから。