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ANAのファーストクラスのレビュー(成田国際空港ーシカゴ・オヘア国際空港)
ANA First Class Review NRT - ORD 2016/10/18ANAは日本のユニークなおもてなしと料理で最高の体験を提供する航空会社の1つだ。私はこの旅行を待ち望んでいた。なぜならこれは私の初めてのANAでのファーストクラスだった、なので可能な限りその体験を記録として残しておこうと思った。
この投稿は私がキャビンで唯一の乗客だったこと、私一人に3人の乗務員が担当に付いたことでどのように圧倒されたかを皆に伝える事ができると思う。
チェックインから開始。 専用カウンターである「ANA SUITE CHECK-IN」は第1ターミナルの端にありちょっと場所が分かりにくい。エントランスは非常に落ち着いた雰囲気でクール。なんとなく五つ星ホテルのトイレを髣髴させる。
入ると直ぐ様スタッフががすぐに荷物を運ぶのを手伝ってくれる。手続きは5分ほどで完了した。ここでセキュリティチェックもさっと済ませる。
4階のANAスイートラウンジへ。入り口は大きく、シンプルで上品。
パーティションで小さく区切った空間がたくさん。特にワッと驚くような要素はなし、オフィスのような雰囲気は意図したものだと思う。
提供されるお食事を見てみよう。エビの天ぷら、刺身、うなぎ、テリヤキが出てくると思うでしょ?
ANAのラウンジはこれが初めて、ずらりと並んだビュッフェを想像していたが、これは何? 少ない。私はドッキリカメラのテレビ番組に出ているのだろうか? いくらなんでもここまで質素なわけがないと思いつつ辺りを見るとホットフードステーションが!
メニューはカレーやウドン... 選択肢は少ない。仕方なくカレーを選ぶ。でも美味しい。
結論としてはこのANAスイートラウンジで提供される食事のレベルは貧弱としか言いようがない。タイ航空のファーストクラス・ラウンジが恋しくなる。あちらはこの場所よりも空間があり窮屈さを全く感じない。ここはどこを見ても黒だらけで地味、まるで葬儀会場だ。食事のラインナップもタイ航空の方が豊富でスタッフの対応も良かった。他の航空会社のそれと比べると正直月とすっぽんレベル。ANAは改善すべきだ。
登場時間。免税店を見て廻っていたので遅刻しそうになる。
乗務員が荷物を運ぶのを手伝いコートを預かってくれた。彼女はとても素敵で丁寧で魅力的だった。私が席に座るとすぐに別の乗務員が飲み物は何にするかと聞いてきた。ジュースとシャンパンの両方を頼み楽しむ。
コートを預かってくれた最初の乗務員がパジャマとホットタオルを持ってくる。私は彼女に夕食後に着替えると伝えた。
シートはこんな感じ。
ここから3人の乗務員から最高のワールドクラスのサービスを受けることに。
FA(フライトアテンダント/客室乗務員。以下FA。)その1:
「本日は当機にご搭乗頂きありがとうございます。私はフライトアテンダントのセーラーヴィーナスと申します。あなたにサービスさせて頂けることが我々の喜びです。」
(彼女の名前を覚えていないのでとりあえずヴィーナスと呼ぶ。もしあなたがセーラームーンが何か分からなければ調べて。)
その後セーラーヴィーナスが日本のどこを旅したのか、クリスマスはシカゴで祝うのかといった軽い雑談をした。正直さっさと機内の写真を撮りたかったがしばらく付き合った。
飛行機が飛び立つと3人の乗務員が挨拶に来た。
FAその2:
「Good afternoon。私はこのフライトのパーサーを務めますセーラーウラヌスと申します。私の後ろにいますのはセーラーヴィーナスとセーラーマーキュリーです。お客様をお迎えできることを大変光栄に思います。お客様はこのキャビンの唯一の乗客ですので自由に座席を選んでくださって構いません。また機内を歩くも、走るも、ホットヨガをするもお客様のお好きなようになさっていただいて構いません。」
私はそれを聞いて笑った。辺りを見回すと、なるほど、確かに誰も座っていない。ちょっと寂しい。挨拶が終わるとセーラー戦士たちは通路の奥に下がっていった。本当に一人っきりになる。まぁ落ち着きたかったのでいいかと思った矢先、5分ほど経つと搭乗員の一人がやってきた。
FA:
「どのような雑誌をお好みですか? タイムズ紙、ニューヨーカー、...etc...などがございますが。」
私:
「ああ、私はあまり雑誌を読まないので...」(私は普段コミックばかり読むので関心がなかった)
FA:
「左様でございますか。ではお隣のシートに雑誌類を並べて置きますのでお読みになりたかったらご自由に手にお取りください。」
私:
「分かりました。」
そういって彼女は去った。ようやく自分だけの時間が、と思ったらまた別の乗務員が来た。
FA:
「こちらはお食事とお飲み物のメニューになります。」
私:
「OK」
FA:
「いつでもお知らせください。私たちはそれらをご用意できる準備がいつでも整っています。」
私:
「ありがとう」 今度こそ自分だけの時間を過ごす。私は映画を見たりコミックスを読んだりしてくつろいだ。しばらくして少し歩こうかと立ち上がるとその時になって初めて私のシートの後方で搭乗員が立ったまま待機していた事に気付いた。私が立ち上がると彼女は近寄り、
FA:
「快適にお過ごしいただいていますでしょうか? スリッパもご用意していますのでお履き替えになりたいようでしたらお申し付けください?」
私はスリッパを頼むと彼女は用意してあったスリッパのカバーのプラスチックを優しく取り除き、それを私の足の隣に置いてくれた。
私:
「ありがとう」
この時点で私は乗務員は常に私の様子を見守っているのだと気付いた。フライト中は誰かが定期的に私の座席の後ろに立ち、私が立ち上がると直ぐ様彼女は駆け寄り私が何か欲しいものがあるかを聞いてきた。
ファーストクラスに乗り慣れた乗客はこういったサービスが好きなのかもしれないが私はちょっと落ち着かなかった。必要があればボタンを押して呼ぶし何もずっと直ぐ後ろで立っていなくても...
ではいよいよ皆さんもお待ちかねの食事だ。
FA:「和食と洋食、どちらにいたしますか?」
私:「和食を。ただキャビアも楽しみたいのでそれもお願いできますか?」(もちろん和食を選ぶ、選ばなければならない。これは日本の航空会社なのだ、きっと素晴らしいものが出てくるはず。)
FA:「お飲み物はいかがいたしますか?」
私:「クリュッグを。」(私はメニューを開いてこの最高級シャンパンであるクリュッグを選んだ。私はこれを飲まなければならなかった。私がこのシャンパンを好きだからではない、高いからだ。)
クリュッグ様がやってきた。
早速飲む。正直、この高価なシャンパンと中価格帯のシャンパンとの違いが分からない。酒飲みとして経験が浅いからかもしれない。誰か私にどうやったら紳士になれるか、その方法を教えてくれないだろうか?
シャンパンを楽しんだ後にノンアルコールが欲しくなった。だが普通の水など頼まない。これは日本で育った葡萄から作られたグレープジュース、非常に軽やかで爽やか。
いよいよ食べる。さぁ、自分が食べるのを想像するがいい。
正直この料理が何なのかよく分からなかったが美味かった。あえて言うなら面白い味?
テーブルクロスが敷かれる。
キャビア様がやってきた。
やはり先ほど飲んだシャンパン同様に特に感動がない。イクラの方がウマイと思う。あれは口の中で弾け溶けていくのが好きだ。
...どうか私を洗練されていない田舎者と呼ぶのは止めてくれ。ただこのキャビアというものが楽しめないだけだ。というか仮にキャビアが5ドルとかで食べれたとしたら、それでも人々はそれを望んで食べると思う??
和食の前菜が出てくる。
また私の知識では説明できない。
スポンジのように見えるが歯ごたえのある醤油風味の食べ物。お腹が空いていたので未知の物だが気にせず食べる。
ミソスープはいかが?
ミソスープではなかった。だがとても美しいプレゼンテーション。私は本当にこのスープが気に入った。塩気の按配がとても良く、魚臭さもなくとても上品な味。魚は柔らかく、箸で持ち上げようとした瞬間に崩れ落ちる。
梅酒。甘く冷たくて美味しい。
次はお刺身。超新鮮!
さぁ、口をあけてご覧。食べさせてあげよう...
コースのメイン。
焼き魚。見た目はとてもいいけどちょっと硬い。火の通しすぎ?
チーズプレートと さらに別のお酒。
デザート。
チョコレートは非常に濃厚。フルーツの酸味が舌をリフレッシュさせてくれる。
まだまだ終わらない。お茶とマカロンのお時間。
食事が始まってからマカロンに達するまで正午から2時くらいまで時間がかかった。
海外の反応
flyertalk.comのコメント欄より: ソースinjian 突然に美少女戦士が出てきて笑ったw
MatthewLAX とても興味深く読ませてもらったよ。ただ私がJALのファーストクラスに乗った時は素晴らしいサービスだったけどこちらをずっと監視したりはしなかったな。
elexianyx 面白い体験ができて良かったな。
Duke787 私も一度だけファーストクラスで一人になったことがある。あれは貴重な体験だったわ。
PilgrimsProgress
素敵な報告をありがとう。ANAのスタッフは思いやりがありすぎて、なんて言うか、妙に可愛らしいよな。それがとても好きなんだけどさ。
「お客様、今左手に富士山が見えるのですがこちらに来てご覧になりますか?」
echino
私も飛行機のJALのファーストクラスでシャンパン、たぶん航空会社が提供するシャンパンの中で最も高価なサロンを飲んだことがあるけど味は...
まぁシャンパンだとしか言えなかったな。なんで高い金を払って希少なシャンパンを飲む人がいるのか理解できなかった。でもキャビアは違う。私はキャビアをとても楽しめているよ。
それとタイ航空との比較をしていたけど確かにANAよりも優れている点がいくつかある。でもあそこは物事が計画通りにいかないとうまく対処できないんだよね。以前タイのスワンナプーム国際空港でフライトが遅れた時、ファーストクラスの客の扱いが非常に悪かった事があった。ANAはその点で格段に優れているよ。
TPJ 最近タイ航空のサービスは質が落ちたって"タイ航空スレ"で言われてたけどどうなんだろ?
offerendum ANAのメシは美味そう。盛り付けがいい。
brg ユナイテッド航空のファーストクラスのレポートを見た後だとこのANAのファーストクラスはこの世の物とは思えないくらい素晴らしく見える。
gates_2
"私がこのシャンパンを好きだからではない、高いからだ。"
正直で大変よろしい。
>「お客様、今左手に富士山が見えるのですがこちらに来てご覧になりますか?」
返信削除ワロタ
うぜぇw
ざっと270万円
返信削除超高級スイートに何泊かできる費用だなw
特別驚くほどのサービスでもないような
ま、自分には一生縁がないから確認することもできないがw
王様になった気分になれるな
返信削除しかし、貧乏くせえGAIJINだな。ラウンジのメシの種類が少ないとか高いシャンパンだから飲むとか。
返信削除貯まったマイルでなら乗ってもいいけど、こんな落ち着かない空間で食えない。
返信削除俺も他社のファーストクラス乗った時はドリンクメニュー渡されたが高い酒とか全然知らんから
返信削除唯一名前の知ってるドンペリを頼んだ
至れり尽くせりなのは確かだが10時間程度のフライトに100万の価値はないかな
一泊20万円のホテルにでも泊まればもっといい気分が味わえるだろう
自分ももちろんマイレージでの特典航空券だw
常にスタッフの監視つきネカフェの個室
返信削除移動手段に金を使うより到着地で金を使った方がいいと思った私はやはり庶民だな…。
返信削除確かに貧乏クセエw
返信削除言う事がいちいちセコいしな。
ま、自分の金で乗ってる訳じゃないのだろう。
田舎の貧乏人がたまたま成り上がっただけの感じだね。
これがファーストなのか...確かに料理はしょぼい
返信削除和食とはいえ肉の一つもだしたらいいのに、メインが西京焼きって
宗教で食べられるものが異なるから、幅広い層が食べられるものに限られるのがフライト食の常識。
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