スポーツニュースサイト『Sport360』より

大坂なおみ、錦織圭とディナーを共にするも

Naomi Osaka's dinner with Kei Nishikori, Dominic Thiem jokes around in press conference - Rome diary - May 15, 2018 - (一部asapsports.comが掲載している 記者会見の文字起こし から引用しています)

我々Sport360.comは3ヶ月ほど前にドバイで大坂なおみ を取材した。その時は昨年開催された錦織圭がメインのエキシビションマッチに参加した際に自分の知名度が上がったことを実感したかと聞いたのだが、彼女は笑ってそれを否定した。

「だって、相手はKeiですよ? 誰もが彼のためにその場に来ていたわけですから。私は "背景キャラクターその1" のような気分でした。」

大坂なおみ はいつもの彼女らしく控えめで、少し自嘲を含んだ調子でそう答えた。



現在世界21位の彼女はよく自分のことを内気な、恥ずかしがりの人間であると説明するが、ゆっくりと彼女はその殻から出て来ようとしているようだ。実際彼女はツアー中に友人を作り、より多くのテニス選手と交流し始めている。

そしてつい先日、BNL イタリア国際・女子シングルス1回戦で元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を相手に圧勝した試合の後の会見で、彼女は母国日本のスーパースターである錦織圭、そして同じく女子プロテニス選手である日本の加藤未唯と夕食を共にしたと語った。

記者: Twitterであなたが錦織圭ともう一人、日本人選手と一緒に食事をしている写真を見たのですがそれはどんなものでしたか? 錦織選手とは仲良く、友達になれましたか?

大坂なおみ:
「私自身はKeiは友達だと思いたい、ただ彼が友達だと思ってくれているかどうかはまだ...」

「ただなんて言うか、彼はとても、とてもいい人でした。ちょっといい人すぎてビックリするくらい。」

「そう、確かにこの前Keiと加藤未唯さんと一緒に夕食を共にしました。基本的に2人は話しかけてきてくれるんですが、私はそれに対して一言づつでしか言葉を返せなかったような気がします。」

「ただ、まぁ正直に言うと、ええ、マドリッドでの食事会はかなり遅い時間から始まったんです。私はかなり早い時間に寝る人間なので、夕食の途中で眠くなってきちゃいまして... 2人が話しかけてきてくれているのに私はこう...(居眠りする真似をしながら)」

「トレーナーの一人と一緒に出席していたんですけど、私の様子を見て "お き ろ!!! " といった感じに突っついてきました。」

「きっとKeiは私に変な印象を抱いたと思います...」



記者: どのようなきっかけで錦織選手と食事会をすることになったのですか?

大坂なおみ:
「先週のマドリード・オープンに出場の際にですね、お互いのトレーナー(理学療法士)がこう、とりあえず一度は食事会でもすべきじゃないかといった話になりまして。」

「ただもう一度共に食事をする機会はもうないかも、あまりにも恥ずかしい醜態をさらしてしまったので...」



記者: あなたと錦織選手はお互い英語で会話したのですか?

大坂なおみ:
「たまに日本語が混じる感じでしたね。まぁその、彼が日本語で話しかけてきたら私もたまに日本語で返したりといった感じです。」



(BNL イタリア国際・女子シングルス1回戦のハイライト映像)
記者: BNL イタリア国際・女子シングルス1回戦で元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を相手に6-0,6-3のストレートで勝利しましたね、幸先の良いスタートとなりましたがどの様なお気持ちですか? また試合はどうでしたか?

大坂なおみ:
「私のそもそもの目標は、とにかくがむしゃらにプレーすること、とにかく前回よりも上手くやることだけでした。(※ビクトリア・アザレンカとは2016年のオーストラリアオープンで初めて対戦し惨敗)」

「初戦に勝った後のことはあまり考えていませんでした、ただの勢いを止めないことを意識していました。最終的にこのようなスコアで終えることができたことを本当に嬉しく思います。」

「彼女のような選手とプレーできたこと、その機会に恵まれたことだけでも嬉しいことであり、本当に素晴らしい出来事だったと思います。それに楽しかった。」



記者: 今回はクレーコートでの試合でしたがこのコートに対してうまく調整できたと思いますか?
(クレーコート=表面が粘土や赤土などで作られているコート、足がスライドしやすく特有のフットワーク技術を要求される)

大坂なおみ:
「文字通りこれがクレーコートでの最初の試合でした。」

「クレーコートでの試合経験をもっと積むことができればより深く理解でき、たぶんより良いプレーができると思います。」

「今回はとても調子良くプレーできたと思います、次の試合に向けての自信になりました。」

「他の選手は私なんかよりもずっと多くクレーコートを経験しているように感じます。ですから、このままこのコートでプレーし続けていければと、まぁどうなるかはわかりませんが。」



記者: クレーコートでの試合経験を積めばより深く理解できるだろうとおっしゃいましたがクレーコートはそんなに違和感を感じるものですか?

大坂なおみ:
「時には足をスライドさせると倒れてしまうこともありました。ほかにも細かい違いがありますね、穴があるように感じたり、別の時には突然止まったりすると感じることもありました。しかもクレーコートによって速く動けたり動きが遅くなったりと違ってきます。そのコートの違いを見極めることがようやくできてきたと思います。」

「何言ってるんだとお思いでしょうね、私も混乱しています。」

「ハードコートでは足がどれくらい滑るかをはっきりと理解していますがクレーコートだとまだちょっと不確かですね。そういった違和感をどう説明したらいいのかわかりませんが、ともかくまだ慣れてはいません。クレーコートでプレーし続けてきた選手がたくさんいることは知っています、その人たちと同じくらい心地よくプレーできるようになれればと思っています。」

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海外の反応

twitter.comのコメント欄より: ソース


エジプトのフリーランススポーツジャーナリスト - Reem Abulleil

大阪なおみが錦織圭と加藤未唯との夕食会の様子を語る:

「マドリッドでの食事会はかなり遅い時間から始まったんです。私はかなり早い時間に寝る人間なので、夕食の途中で眠くなってきちゃいまして...トレーナーの一人と一緒に出席していたんですけど、私の様子を見て "お き ろ!!! " といった感じに突っついてきました。」

「きっとKeiは私に変な印象を抱いたと思います...」

彼女に祝福あれ!


Diego Barbiani 実に彼女らしい。むしろそのままの彼女でいて欲しい。

Tennis Nerd Podcast 大阪なおみが最高である理由その4,557にこのエピソードが追加されました。

René Denfeld いつものナオミ節に秘話まで、今回の会見も素晴らしかった。

Kenny Eller 初戦勝利おめでとう! このまま上まで勝ち進んでいくことを願うよ。 ✊

Diego Barbiani 今年だけで元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ、マリア・シャラポワ、ビクトリア・アザレンカ、そして現在1位のシモナ・ハレプ(BNPパリバ)に勝利したってんだからスゴイ。

Tumaini Carayol ただこの7か月で最も偉大な女子テニスプレーヤーを下したわけじゃない、一度もセットを落とさず全てストレート勝ちだからなおスゴイ。

宋其昊 彼女の謙虚さには好感が持てる。

Leon Ninety 相手選手と握手する際に小さなお辞儀をするのを見逃さなかった。こういったところが好き。

unknoown Wow... アザレンカ相手に完封勝ちですか...😂😂😂

Hussein Nour 次はシモナ・ハレプか。前回はナオミが勝ったけど今回は厳しいかも、クレーコートでの試合に関しちゃ彼女の方に分があるだろうからなぁ。

WTA(女子テニス協会)公式Twitter
「なんと! 大阪なおみが目を見張るようなロブショットでブレークポイントをしのぐ!」


njesseable このロブショットは観ていて気持ちいい。

paper wait ナオミの成長具合を示す場面だ。一年前の彼女ならこのような状況でロブを打つことはできなかった、たぶん相手を屈服させんとさらに強いショットで返していたはず。

Choua Vang でもやっぱり彼女の魅力は力強さだ。まぁ強烈な球の集中砲火が続く続く... セリーナ・ウィリアムズちっく。

paper wait 将来の世界1位って皆が考える理由がわかる試合だった。

Steve Tateishi 次の試合にも期待、Good luck👍

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