アメリカ合衆国の自動車雑誌『カー・アンド・ドライバー』より

レクサスLC500 2020年モデルに限定車、ノリ・グリーンの「インスピレーション・シリーズ」がデビュー

2020 Lexus LC500 Inspiration Series Debuts in Nori Green - AUG 14, 2019

- This limited edition is classy AF.(この限定モデルのスタイリッシュさは規格外) -



カリフォルニア州モントレーで開催されているモントレー・カー・ウィークの最後を飾るイベント『ペブルビーチ・コンクール・デレガンス』に先立ち、レクサスはLC500 2020年モデルの限定モデル『インスピレーション・シリーズ』を披露した。

このレクサスLC500の特別仕様車は限定カラーの "Nori (食用の乾燥藻類) Green Pearl " と黄褐色のレザーインテリアの組み合わせのみで提供される。



率直に言おう、レクサスは同社がこれまでに製造した車の中で最高のルックスのレクサス車に、考え得る限り最高の色の組み合わせを纏わせた(異論がある人はどうぞ、かかってきなさい)。

唯一の注意点? それは100台限定であることだ。

(※現在のところ北米限定)

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インスピレーション・シリーズに機械的な変更点はない。つまりあの文句など何一つないレクサスの471馬力5.0リットル自然吸気V8エンジンに10速オートマチックトランスミッションのままということだ。

まぁこの辺については十分だろう。

皆さんもそんなことよりもこのカラーのLCの写真をもっと見たいと思っているだろうしさっそくご覧いただこう!



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
全体的に低く、ワイドで、そしてエレガント。

1998年式の翡翠色のトヨタ・スープラが褒められる際に聞こえる言葉と同じものが聞こえてくるようだ。



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
ツートーンに仕立てられた21インチのホイール、主張が激しくなり過ぎることを避けた洗練されたデザイン。



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
ノリ・グリーン・パールの塗装は光によって、それが投じる影によってブラウン、グリーン、ゴールドの微妙に異なる色合いに変化し見る者の視線を奪う。

今週後半に我々は直接この車を見ることになるので写真と見え方が違うかなどをお伝えする予定だ。

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photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
インスピレーション・シリーズの内側のブラウン系、外側のグリーン系のアースカラー(地球の大地や植物などの自然物をイメージした茶色から緑色系の色の総称)はエキゾースト周りや屋根を走るルーフレールのクロムめっき部分を際立たせている、従来のカラーの通常版LCとは違った際立ち方だ。



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
内装にはサドルタン・カラーの最上級のアニリンレザーが採用され、わずかにトーンを落としたアルカンターラのドアパネル・トリムと組み合わせられている。

ブラックとタン(黄褐色)の組み合わせのインテリアは、ドーベルマンの皮でも剥いで張り付けたのかと思う仕上がりになってしまいがちだが、ここではそうではない。



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
レクサスLC500の特別仕様車『インスピレーション・シリーズ』は100台しか製造されない予定だ、欲しい人は早めの行動を。
ギズモードメディアグループ傘下の自動車に特化したブログメディア『jalopnik』より

すでにカッコいいレクサスLCがさらにカッコよくなる

Lexus Just Made The LC Even Better Looking - AUG 14, 2019



レクサスLC500は3年前に盛大なファンファーレと共にリリースされた、何しろ完璧なパフォーマンスを備えつつ最高に格好良い車だったからだ。

しかしここにきて、そんな完ぺきと思われたレクサスLCはほんのわずかな修正を加えるだけでさらに改善できることが判明した。そう、この美しくも落ち着いたグリーンの塗装だ。



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
レクサスはこのインスピレーション・シリーズシリーズの専用色を "Nori Green(ノリグリーン/海苔緑)" と呼んでいる。

プレスリリースによると「インスピレーション・シリーズ」と銘打たれたこの100台限りの限定モデルは機械的な変更が一切行われていない。

美しいグリーン・パールの光沢と、行き過ぎず、しかし上品さだけを増したインテリアの見た目をもっと良くするための改造が施されているだけである。
photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
インテリアのツートーンのカラースキーム(淡褐色とダークブラウンの組み合わせ)はとても、とてもナイスだ。

レザーの温かみのある色合いは70年代に流行ったConversation pit(掘り下げリビングルーム) のような感じの良い雰囲気を携えている、もっともこちらの方が遥かにエレガントだしクラシカルでありながら古臭さなど微塵も感じさせないスタイルになっている。

外装のオリーブの色合いとの組み合わせが見事だ。



photo via newsroom.lexus.eu - © 2019 Lexus
「インスピレーション・シリーズ」で通常のLCから変更された部分があと一つある。それはドアのステップ部分に施される専用スカッフプレートでリヤのテールライトを模したレーザーカットの金属プレートが使われるという。

さりげない方法でこの車が限定版であることを思い出させる素晴らしい隠し味だ。

価格はまだ発表されていないが発売開始は今秋となっており価格もその頃に発表される予定だ。

標準モデルのLC 500が$92,950からとなっていることを考えるとこの限定モデルの価格は6桁(10万ドル)に収まらないまでもその付近になりそうだ。

海外の反応

jalopnik.com, reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース


LucidIndifference9 子供のときに未来の車はこんな風になるんじゃないかと妄想したもんだが、この車はまさにそれが現実のものになったかのようだ。皆が好き勝手に夢見た車像を決して裏切らないカッコよさがそこにある。

しかも実車はさらに美しく見えるってんだからもう...

zillah1985 理想の車が現実に、って感じだよな。

chb 未来から来た車だと言われても納得してしまう何かがある。

gobrel64283 This car is pure art.

Fadic4 初めてレクサスLCを実際にこの目で見た時は思わずひれ伏したね。道路を走る美しい宇宙船のようだった。

probablyhrenrai この特別仕様車の落ち着いたグリーンの色合いとインテリアのツートンカラーだとさらに魅力が増すと個人的には思う。

レクサスLCはかなりアグレッシブなスタイリングの車だけどこのトーンダウンしたカラーが上手い具合に抑制をきかせている。抑制はエレガンスさに不可欠であり、高級車にはそんなエレガンスさがそのスタイリングになければならない。インテリアもメリハリが効きつつ上品さが失われていない。

LCは最初に見た時からハッとするほど美しい車だったが、この特別仕様車の美しさは最早ため息ものだ。

Awkiez いつか手に入れることができたらと思う夢の車だよね...

clingbat もしレクサスがこのカラーでLC-Fを作ったら買うわ。

nk10 レッドやグレーでもカッコよかったがこの色も素晴らしいな。

THEREALCABEZAGRANDE Beautiful. やっぱグリーンだよ。我々はもっと多くのグリーンな車を必要としている。ダッジ・チャレンジャーのF8グリーンなんかも最高にかっこよかった。

stockskeptic 以前街中でLCを見かけたけどエキゾーストサウンドがまたファンタスティックなんだわ。この車は本当にたくさんの存在感を持っていると思う。

Dren7 正直レクサスの車のほとんどはグロテスクにしか見えないが、LC500だけはかなりの美形だと認めざるを得ない。 Such a beautiful car.

ALL666ES 見かけると思わず目で追っちゃうよな。

OrdinaryCredit インテリアがたまらん。

DanceDark 限定と言わず是非ともこのインテリアを標準で用意してもらいたい。標準のキャラメルブラウンのインテリアはどこもかしこも茶色だらけで(ユニークではあるものの)ちょっとやりすぎだ。この限定車のインテリアはバランスがとてもいい。

Margin Of Error Such a beautiful car
街中で見かける数が少ないのが残念でならない。

ejabour ね。今週久々に見かけたけど一体どれだけ美しいんだこの野獣はと改めて驚かされたよ。

SlothLovesChunk ワシントンD.C.を車で走った経験がないのかな? ここいらじゃかなりのLCが走ってるぞ。

Stephen 実際に目の前にするとそのドラマチックさに圧倒される。

Daddio 写真では捉えきれないものがこの車にはある。実際に目の前にするととても低く、そしてエレガントに見える。

これまでにホワイト、ブラック、グレー、レッドのLC500を見たことがあるがレッドはその美しさを堪能するために思わず本来のルートから数ブロック外れてまで追いかけてしまった。このノリ・グリーンも素晴らしい。

Ash78, my posse's off-off-Broadway アストンマーチンを夢見て育った人間がようやくそれを買えるようになったころ、イギリス製ゆえに修理代が高くつきディーラーの数も少ないという現実を見て、代わりに買うのがこの車といった印象。

実際カッコいいんだけどね。しかもブリティッシュ・海藻・グリーンのカラーまで用意されたら迷う理由すらなくなるってもんさ。

OhAlbanianCar Nori Green...?

Seaweed Green(海藻グリーン)じゃダメ...

ダメだな。

Kinetis 海藻グリーンと聞いて思い浮かべるのは私の場合パイレーツオブカリビアンのアレだし。

OhAlbanianCar 我々からしたらNoriと聞いてもピンとこないが、日本人はこれをどう思うのだろう?

XSoph 何十年か先の未来でクラシックカーになること間違いなし。

SantiBoxerTurbo デビューからしばらく経つがこれほどまでに関心を持ち続けてしまった車は久々だ。美しく、どこか未来的。ここ10年で最高のデザインの一つであることは確か。

Joe The Drummer あの美しいグリーンの色合いを見てみろよ...

というか、すべての自動車メーカーよ、あの美しいグリーンの色合いを見なさい。 LOOK AT IT.

cwinches この車の一つ一つの要素だけを取り上げるとそのどれもが癇に障る。

過度な車体のしわ、デカすぎるホイール、デカすぎる後部フェンダー、そしてとりわけ酷いプレデターグリル。

だがどういう訳か道路で見かけるたびに目が離せなくなる。

このグリーンとブラウンの配色も好きではないはずなのだが、私は今、この車に劣情を抱いてしまっている。

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