レクサス・LC 500はあまりにも完璧すぎる、新型レクサスLC-Fなど欲しくないと思えるほどに
The Lexus LC 500 Is So Perfect That I Don't Want Them to Make an LC-F - 7/16/2018レクサスがLCの高性能バージョン『Lexus LC F』を発売するとの噂がある、それはおそらくツインターボ4.0リットルV8になる可能性が高い。ルックスは素晴らしい車になるだろう、LC 500はすでにそうなのだから。
きっと600馬力のパワーを誇る車になるだろう、おそらく0-60加速(0-96 km/h加速)も3秒代前半になることだろう。私が現在販売されている車の中で最高の車だと思っているLCはより速く、より高価で、より "他にない" 車になるだろう。
だが私はそんなことが決して起こらないで欲しいと望んでいる。
私はスポーツクーペが大好きだし高性能なパフォーマンスカーを愛してやまない、だがLC500をより速くしようとも、2つのターボチャージャーを追加しようとも、この車がより良くなることはないと確信している。
純粋なものは混じり物のないままにしよう、パワーを競う馬力戦争などドイツ人に任せておけばいい。
LC-Fがいかに "根本的に" 間違っているかを示すためには、まず現在のLC 500の何がこの車を真に素晴らしいものにしているかを説明しなければならないだろう。 レクサス・LC500の美点は馬鹿げたパフォーマンスを追求しなかったことだ、興奮を求め身を滅ぼすような速さを出してしまうような車にしなかったことだ。はっきり言って0-60加速を3秒未満にする必要はない、さらに2.8秒と2.9秒の差など人間は感じることはできない。LC 500はそれを理解している車だ。
LC 500の0-60加速は4.4秒、それは十分に速い。ハンドリングもいい、だがレクサスはトラックをどれだけ速く走れるかを求めなかった。LC 500は数字よりもユーザーエクスペリエンスを優先させると何が起こるかを表す車だ。
この車により速いスピードを望む場合ターボを追加することになるだろう。しかしLC 500は自然吸気5.0リッターV8エンジンを搭載しており10個のギアを通して壮麗な音を奏でる車だ。
確かに現代のターボ搭載型のエンジンが持つ巨大なエンジン回転域、パワーバンドは得られない。だが代わりに胸のすくようなサウンドと回転数を示す針をレッドラインに持っていく喜びがそこにある。高回転域~レブリミットにかけて盛り上がるサウンドは心地よく、ギアをチェンジするたびに聞こえるあの気持ちいい音、 "Crackles and Pops" はシフト操作を楽しくさせる。
それらを失わずにパワーを向上させることなどできない。ターボを追加する代わりにエンジンを大きくするという選択肢もあるがレクサスはそれを選ばないだろう。この車を運転した際には機会があればレッドラインに針を持って行った私は、この車がスピードメーターの針を免停になるような領域に持っていくことなくその轟音を楽しませてくれたことに喜びを感じた。
(↓エンジン音の参考動画)
例えばマークレビンソンの高級オーディオシステムだ。重量があり軽さを求めた場合真っ先に無くすべきものであるがそれはLC 500で私が特に気に入っているものの1つだ。爆音にしてもクリアなサウンドをもたらすそれはグランドツーリング、長距離の高速ツーリングの際に特に効果を発揮する。
シートはヒーティング機能だけでなくクーリング機能も持ち何より非常に座り心地が良い。これも重いが無くすわけにはいかない。
後部座席を捨て貨物棚に置き換えたとしてもそれほど大きな重量の節約にはならないだろう。またはっきり言ってクソみたいなインフォテインメントシステムを軽量で多少マシなものに置き換えることもできるだろうがそれも数ポンド節約する程度だ。
すでにサイズの割に車重が1960kgと重いレクサスLCを劇的に軽くするにはエンジンを小型ターボにするだけでは十分ではなく、パーツの多くを軽量の材質のものに交換するか、この車を素晴らしいクルーザーたらしめている大量の断熱材や遮音材を捨てる必要がある。
車の基本部分を再調整することは価格に跳ね返る。何かを改善しようとするとどうしても何かを犠牲にしてしまう。それはレクサス自身が撒いた皮肉な罠だ、LC 500はその使命に完璧であり過ぎた、目指した方向性において優れ過ぎているがゆえに別方向に行けなくなっているのだ。
それだけでない、レクサスLCは同ブランドのフラッグシップだ、レクサスの "価値" を体現した存在だ。それを不必要にパワフルにするために捨て去ることは愚かとしか言いようがない。LC 500を真に完璧にしたいならあのインフォテインメントを改善してくれ。それでおしまい、任務完了だ。
海外の反応
jalopnik.comのコメント欄より: ソース
Jeron
レクサスLCはこの車と同じ価格帯の車の中でダントツにカッコいい。本当に未来的で宇宙船のようだ、それこそ口をあんぐりと開けて見入ってしまうほどに。
個人的にパワーはあればあるほどいいと思っている人間なんでレクサスがLCのハイパフォーマンスバージョンを作ろうとしていることを歓迎しているけど確かに音に関しては同意する。ダウンサイジングターボじゃなくてスーパーチャージャーにすれば解決しそうだけど主流じゃないしレクサスはしないだろうな、それが唯一パワーの向上とサウンドを両立できる方法だと思うけど。
LionZoo どの価格帯においても今日市販されている車の中では最高のルックスだと私は思うけどね、道端で見かけたら思わずじっと見てしまう唯一の車がこのレクサスLCだ。
BTDUBS 間違いない。
BTDUBS ルックスに関してはクーペじゃジャガーF-TYPEが人気だけど私もLCの方が好き。しかもジャガーと違って少なくとも10年はトラブルを抱えないだろう、レクサスの信頼性がそこにあるのだから。
Seaking レクサスもポルシェと同じ道を行くのか、機能という機能を省き4万ドルほど高く売る...
Elon's Musk LC 500 F RSが出る日も遠くないな。
wesleyCrowbar
レクサスLC-500で最も気に入っている細部はこのマッチョなフロントサスペンションタワー。
http://st.motortrend.com/uploads/sites/5/2017/04/2018-Lexus-LC-500-engine-02.jpg
MathsCureCancer
観覧注意!!!
これは強烈なポルノだ!
crankaholic ゴージャス... 剛性を高めることは間違いないけどこの車にはちょっと大げさな気がしなくもないが。
RedWhine
1時間ほどこの車を運転する幸運に恵まれた。全く想像していなかった、あれほどまでにサウンドが素晴らしいとは!
レクサスにしては音がいいとかじゃない、ただ純粋に音が素晴らしい。とてつもない車だ、まさにGTカーは斯くあるべしといった印象、他の自動車メーカーはこの車に学ぶものがあると確信したね。
Axial まぁLFAの再来ってかLFAの子供みたいな車だからね、そのサウンドが壮麗なものであっても驚きじゃない。
DragonBreath 車重に関してはもっとどうにかならんかったのかと思う。
Arch Duke Maxyenko 軽くしろとこの車に対し人々が言うのはこのレクサスLCがダッジ・チャレンジャー SRT ヘルキャットとほぼ同じ重量だからだ。同クラスじゃニミッツ級と呼んでもいい。
Fatty Mcfatfat
実際にLC500を所有しているがこの記事のほとんどに同意する。この車はレクサスらしい快適性に満ちた車だ。乗り心地の良さは最高で妻は1つも文句を漏らしたことがない。そしてマークレビンソンのサウンドシステムには特に魅力を感じた。信頼できるグランドツアラーとして素晴らしい一台だ。個人的にはLC-Fを作るならNAのまま、できればヤマハ製V10エンジンを搭載してほしいかな。
実際LC-Fがどうなるかは、どういった方向性になるかはまだわからないんだし好きに想像したっていいじゃない、まぁ新型スープラみたいに出ます出ますと言いながらいつ出るんだとヤキモキさせられることになるかもだけど。
Travis 最近の車の中じゃレクサスLCは一番のお気に入りだ。目が飛び出るほど魅力的でありながら価格は目が飛び出るほどではない、これがドイツ車やイタリア車なら軽く20万ドルは超える。日本が送り出した車の中でこれほどまでに美しい車はLFA以来だ。
vc-10
レクサスのフロントデザインは嫌いなんだけどこのレクサスLCは...
完璧だ。なぜかはわからない。あのスピンドルグリル、もといプレデターグリルは他のレクサスのラインナップでは酷いとしか思えないけどなぜかこのLCではしっくりとくる。気絶するほど美しい。不思議。
MachtSchnell
"LC 500は数字よりもユーザーエクスペリエンスを優先させると何が起こるかを表す車だ"
これね、最近の高級車は常道を踏みはずしすぎだと思う。
トヨタのくせにかっこいい
返信削除ようやくこういう車を作れるようになったんだな
ピニンファリーナのコンサバで流麗なスタイルが好きな人には刺さると思う。
返信削除フロントグリルは賛否両論があるだろうけど、プジョー406みたいなフロントなら
それはそれで文句を言われそうなので致し方ない。
顔は見慣れるんだよ アウディの時もそうだった
返信削除確かにこれは初めて見たときに感嘆の声を漏らしてしまった
返信削除本当に美しい車だわ
買う財力がないのが残念
完璧すぎる・・・から始まってどんどん持ち上げてからの
返信削除クソみたいなインフォテインメントシステムで吹いた
ああ、欲しい、超絶にほしい
返信削除全体的にとてもかっこいいけど、前の模様ださくね?
返信削除グリルだけが超ダサイ
返信削除LC500を買えるだけの財力が俺も欲しい……
返信削除その通り。これ以上パワーも要らないしダウンサイジングターボなんてもってのほか。むしろオープンボディーの追加とAWD化を期待する。どうもハイパワー2WDは好きになれない。
返信削除これの青いのがカッコイイ
返信削除確かにコレのオープンがあれば最高だろうな。即座に購入資金の貯金を始めるレベル。
返信削除LCカブリオレとして2020年販売開始が最有力らしいよ?
削除LC500は2019年にエクステリアのフェイスリフト(マイナーチェンジ)するらしいよ
実際にこれ買える金があるならポルシェ買うだろうな
返信削除サイドからの眺めは素晴らしい。ただフロントグリルが圧倒的に糞。
返信削除まあ実物見ると質感のオーラがハンパないので、他人の車ならそんなに気にならないんだけど
自分で乗るとするなら、やっぱり変えてほしい。って宝くじ当選でしか買えない身分ではあるけどなw
実物を見た時の衝撃が、凄かった
返信削除コンセプトモデル時の横長モニター跡地が無残に残っただけの
返信削除勉強机みたいな絶壁ダッシュボードが不細工すぎ