Subaru Levorg 2015 review | TELEGRAPH CARS by Telegraph Cars - 2015/11/02
この車はスバル・レヴォーグ、スポーティーなコンパクト・ステーションワゴンだ。写真で見るよりも実際にその目で見た方が遥かに良いルックスに思えるということは指摘に値するだろう。かつてのスポーツバージョンのスバル・レガシーを髣髴させるデザインだ。そう思うのも当然で、このレヴォーグはまさにそのレガシーに代わる車としてデザインされた。
スバル・レヴォーグのトランク/後部座席/インテリア
ステーションワゴンというだけあってトランクは大きく、また後部座席を倒してスペースを広げることもでき、さらに床は完全に平らになる。
スバルの他のステーションワゴンと比べるとこのレヴォーグは小さいが、前席が分厚く大きいにもかかわらず、大人4人が快適に座れるだけの広さがある。だがこの車は4WDなので巨大なトランスミッショントンネルが車体の中央を通っており、中央の席に座る人はかなり窮屈な思いをする事になる。子供用と割り切るべきだろう。
ここイギリスではグレードの選択は出来ず、豪華なオプションの詰まったGTグレードのみとなっている。そこそこ良い品質のレザーやタッチスクリーン式インフォテインメントシステムなどが装備されるが、ダッシュボードの下半分には安っぽいプラスチックが使われておりその上のトリップコンピューターは扱いにくい。BMWやアウディがこの車に脅威を抱く事はないだろう。
スバル・レヴォーグの走行性能
今回のレビューでは少し声を張り上げなくてはならない、車内にかなりのロードノイズが響くからだ。また通常のレビューではこの段階でエンジンやトランスミッションの解説と共に選択可能なオプションの説明をするのだが 先ほどお伝えしたようにこのレヴォーグはグレードの選択が出来ずエンジン等も選べない。
このレヴォーグには1.6LターボガソリンエンジンとCVTトランスミッションが搭載される。 168馬力ある水平対向4気筒の0-60mp/h(約0-100km/h)加速時間は8.9秒、燃費は40mpg(14km/L)となっている。だが残念ながらその燃費を達成する事は難しい。良くて35mpg(12.4km/L)、そのほとんどで20台後半だ(8.8~10km/L)。
また速さを感じるという事もない。CVTであるためアクセルを踏み込んでも回転数上昇と加速に違和感を感じてしまう、この感覚を嫌う人は少なくないだろう。シフトレバーでの変速ができないこのレヴォーグにはパドルシフト用に擬似的に8速に区切るマニュアルモードが存在する。だがあのスバルレガシィ bスポーツのような楽しさをこのレヴォーグに期待している人は失望してしまう事だろう。
ただハンドリングに関してはそれに近いものを味わえる。この車はWRX STIといくつかのパーツを共有しているためコーナーは鋭く曲がり、道路をしっかりとグリップし、しなやかで機敏な動きをしてくれる。サスペンションも硬めでスポーティーさを与えてくれるが低速走行時には不快感を与えることもある。
また低速走行時に関してだがこのレヴォーグは街中で取り扱いがしやすい車であるとは言えない。低速時にアクセルを踏むと実際に車が反応するまでに僅かにラグが起こる。駐車をする際にはパーキングセンサーとバックカメラにかなり依存する事になるだろう。
スバル・レヴォーグの評価 5/10
以上のようにこの車のメリットをもってお勧めすることは難しい、そして28,000英ポンド(約406万円)という価格も問題だ。標準装備は充実しているしスバルの信頼性は非常に高い。だが競合するであろうフォルクスワーゲンやアウディ、BMWの車たちはより競争力を持っている。仮にマニュアルトランスミッションや硬過ぎないサスペンションがこのレヴォーグに存在したのなら我々ももっとお勧めできたかもしれない。グレードやエンジン等の選択肢のなさと価格の高さからして、ここイギリスでこのレヴォーグが成功するかは残念ながら疑わしい。
海外の反応
Youtubeのコメント欄より: ソースwinston cat おいおい、 このレヴォーグと同等の装備のVW / Audi / Volvo / BMWを28,000ポンド程度じゃ買えないでしょ。 少なくとも10 000英ポンド(145万円)は支払うことになる、こいつには4WDも付いているからな。
Sapphire1987 だよなぁ。この車と同じオプションを付けたらフォルクスワーゲンでも値段が跳ね上がる、4WD とオートマだけでもね。
ernest7 比較対照として相応しくないよね。
Callover Pete 私みたいに犬を飼っている人間やステーションワゴンを荷物を載せる機会が多い社用車として使おうとしている人にとって、後部座席を倒した後に床にギャップが出来ず平らになってくれる性能の良いステーションワゴンは結構貴重なのになぁ。ちょっとレビューが否定的過ぎるよ。
Citizen Pain あのトランクの広さは魅力的だよな。やっぱ車はワゴンですわ。
Crana エンジンもギアボックスも1つだけでディーゼルもないとかどんだけ!?
Steve Nugent 売る気があるのか疑うわ。
Sirion このレヴォーグはヨーロッパ市場を全く意識せずに作られた車だからねぇ、まぁこっちで売ってくれるだけでありがたいと思わなきゃ。
RD0403 日本市場で売るためだけに作られたからな。ディーゼルなんていうクソなモノは用意するわけないのさ。
Harrison Ganner "レヴォーグ"って... 何を考えてこんな変な名前にしたんだ?
granskare "レヴォーグ"はないよねぇ。スバルがもっと世界を意識した名前を付けるようになってくれることを願うよ.... :)
Maurazio LEgacy, reVOlution, touRinG
Firemarioflower 強引と言うか、取って付けたと言うか...
harveybirdman74 スタートレックとかに出てきそうな名前だ。
Ardalan Shabestari デザインは完璧だしインテリアは豪華だよ! このビデオはこの車を嫌いすぎだ! それに2.0Lターボエンジンもあるしそれは265馬力もある、イギリスにはないんだろうけどさ。
RCKakashi14 エンジンが1つだけってのは残念だよ、日本仕様じゃ2つ、しかもWRXの2.0Lターボでしょ。CVTなのもガッカリだ。
HoodedFig900 1.6Lじゃ非力すぎんべ。
simon gaac せめて2.0Lだよな、なんでそうしなかったのか...
jaffafox ターボチャージャー、AWD、ボクサーユニットのおかげで1.6Lであっても 実際にはライバルよりも速いのよ。
AndrewJP1962 なぜ自動車メーカーがCVTギアボックスを生産するのか理解できない。非常に低い出力のバイクやスクーターならOKだが車には使っちゃ駄目だよ。
Maurazio 米国、中東、東アジアじゃあまり問題にしないからな。たぶん彼らはCVTに慣れていると思うし、ほとんどのドライバーは違いを理解していないんじゃないかな。ヨーロッパじゃデュアルクラッチしか受け入れられないけど。
José Roberto Nakata こんな車があるなんて知らなかったし聞いた事もなかったわ。
Pienimusta なんか90年代って感じがするルックスだ...
Angel Arkhangael とてもスタイリッシュな車だと思う。良い仕事をしてる。
xennex CVTとは友達になれないのだ。
ahwai82 ワゴンは素晴らしい、でもレヴォーグなんていう名前の付いたワゴンは駄目だ。
実はこれ、日本でも評判があまりよろしくないんだよね
返信削除残念ながらレガシーワゴンの代替えにはなっていない
外国ターゲットじゃないからね。スバルは安心感、信頼感で売れていると思います。子どもには分かりにくい車でしょう。
削除スバルと言えばスポーティというイメージを持つ人も多い。そういう人が乗るとがっかりするのだろう。実用上はなんの問題もない(硬いサスが苦痛に感じるのなら別だが)
削除日本で評判がよろしくないってはじめて聞いた!
削除日本じゃレガシィでかくなりすぎた。
ターボエンジンを搭載するなら、ワゴン車じゃなくて5ドアのホットハッチにした方が良いと思う。
返信削除NAエンジンのインプレッサスポーツがホットハッチ型のボディーで、ターボエンジンのレヴォーグがワゴン車然とした全長の長いボディーなのは釈然としない。
ターボのワゴン車なんて普通の人は欲しがらない。
スバルはレヴォーグを止めて普通の人が欲しがるもっとワゴン車らしいワゴン車を作り、ターボの5ドアハッチバック車はWRX S4の5ドア版を作った方が良い。
アウディを全否定
削除ワゴン車にも色んな考え方あるみたいよ
そもそも好みの車形やユーザーが使う用途が全然違うものを期待されても?
削除ホットハッチや派生したなんちゃってオフローダーのSUVの積載量ってほぼ犠牲ですよ?
流行りのSUVでロングバケーションとか、かんがえないほうが幸せ!
この上のstiスポーツっていうグレードのニリッター乗ったけど、かなり面白いと感じたけどな。マニュアル志向の方には向かないけど、十分機敏だったし、加速も十分。サスは硬すぎず柔らかくもなく安定的。街中から山中まで、楽しめる車。少し高いけど買いたい車。
返信削除この動画では無かったグレードだけど。
乗り出し300万の車なのに月2000台安定して売れているし、大きくなり過ぎたレガシィの後釜としては成功だろう。
返信削除車体幅を狭くすると水平対向エンジンには不利になるし(5ナンバー時代のスバル車はショートストロークの水平対向エンジンしか搭載出来ず、燃費が悪くて低速トルクが弱かった)、
削除北米市場で売る為にはデブでも快適に乗れるようにしないといけないので必然的に車体サイズを大きくせざるを得ない。
STiは概ね高評価だよね。
返信削除とはいえ、日本専用と言いつつも必ずしも取り回しのよいサイズとはいえないし、インプ・スポーツがワゴンライクなスタイルになったしで、存在感が薄れたかなぁ。
これって日本国内専用車のはずだったんだけど、いつの間にか日本以外でも売っていたんだな
返信削除