アメリカ合衆国の3大ネットワークの一つであり同国最大のテレビ・ラジオ・ネットワークを有する放送局『CBS』より

テンプル大学のフットボールチームが日本での9日間の遠征から帰国

Temple Football Returns From 9-Day Visit To Japan - May 21, 2018


「私が大学でアメフトをしていた時、遠征は楽しみの一つでした。そしてアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアの州立大学であるテンプル大学のフットボールチーム『Temple Owls football』がこの度遠征に出たわけですが。」

「ただし普通の遠征ではない、全く異なるレベルのものです。」

「その通りですね。」

「正直こんな遠征は見たことがありません。良い成績を残したチームへのご褒美として、そして一層の努力をしてもらうためにジェフ・コリンズ監督は彼らを数千マイル離れたあの国へ連れて行ったのです。ではLesley Van Arsdall(金髪の女性) が話を聞いてきたのでその様子をどうぞ。」

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テンプル大学のフットボールチーム『Temple Owls football』のジェフ・コリンズ監督と8人の選手が9日間の日本への遠征からつい先ほど帰国した、それは選手たちを成長させるため、そして彼らに人生で一度しか味わえないような貴重な経験を与えるためだったという。



「我々は8人を選び日本へと赴いた。彼らは素晴らしかった、この遠征で日本の人々と心の触れ合いをしていたわけだが皆積極的で活発に過ごしていた。」

それは様々な意味で忘れられない経験になったようだ。



「一部の選手は日本での食事に戸惑ったようですね。」

「ふふ、私も含めてですね。朝食はアメリカでもなじみ深いものだったのでそこで腹に詰め込みました。昼と夜は現地のものを食べたのですが、とても興味深いものだったと言っておきましょう。」



Isaiah Wright選手は食が彼の遠征最大のハードルだったと語る。

「日本に行くのだからSushiを食べることになるんだろうとは思っていましたが、いざそのSushiというものが目の前に出された時には、"これは、ちょっとキツイかも…" といった感じでしたね。」



またFrank Nutile選手は日本にいる間、結局アメリカの主食に頼ることになったと語る。

「選手の多くがマクドナルドに行ったと聞きましたが。」

「そうだね、この1週間で過去3年分のマクドナルドを食べたと思うよ。」



Michael Dogby選手にとっては料理の味よりも量の方が問題だったようだ。

「4品のコース料理が出されたんですが、自分のような大柄な人間には軽食のようなものでしたね。」



彼らは日本で目にしたものに驚き、日本の人々は彼らに驚いたようだ。

「日本では誰もが自分たちに興味をかき立てられていました。この腕を触ったり、毎日どんなものを食べているのかと聞いてきたり、とてもクールな体験でした。NFLのオデル・ベッカムみたいなスターになった気分でしたね。」



「最初に聞かれることは毎日何を食べているのか、何カロリー摂取しているのかといったことでした。」



だが彼らにとってこの遠征のハイライトは彼らの愛するアメフトというスポーツを日本の人々と共有したことだと皆一様に語る。

「それはとても素晴らしい経験であり、とても充実した時間でした。自分たちがアメリカで毎日やっていることを見ることに、そして私たちと共に練習することにどれだけ日本の人々が興奮してくれているかが伝わってきました。コーチに選ばれたことを、テンプル大学とテンプル大学のフットボールチーム『Temple Owls football』を代表することができたことを誇りに思いました。」

テンプル大学のフットボールチームの日記

テンプル大学のHPより

1日目 - Frank Nutile
14時間以上の長旅の末に日本の東京に到着。空港からホテルへバスで向かう道中、窓から望むこの都市の眺めに嬉しい驚きを感じる。この都市の巨大な人口を考えるとこれだけ綺麗に保たれいることは本当に驚きだ。私がこれまでに訪れた米国の都市と比べると目が丸くなる。

約1時間ほど自由時間を楽しんだ後に夕食へ。アメリカ料理と日本料理のフュージョンのようなものだったがとても美味しかった。とても長い一日で疲れたがこの1週間がどんなことをもたらしてくれるかに興奮している。



2日目 - Linwood Crump
日本の大学の一つである法政大学へ向かう。日本の大学のアメフト選手らの技能向上を支援するフットボールクリニックを開催、複数の大学から参加した選手らにコリンズコーチが我々を紹介し講演をが始まる。技能向上のための練習方法やそれぞれのポジションの行動指針、チームとして大事にしている理念などを説明、最後は各大学の選手たちに質問してもらう質疑応答を行った。



その後我々は読売ジャイアンツと中日ドラゴンズの試合を観戦しに向かう。球場には地下鉄で行かなければならなかったが速く快適だった。日本ではエスカレーターで左側に立つ必要があることを学ぶ。

球場の座席に座る、野球が日本人にとってどれだけ重要なものなのかを目の当たりにする、アメリカ人にとってのアメフトのような人気ぶりだ。



3日目 - Shaun Bradley

とても興奮した一日。まず日本のアメリカ大使館へ向かう。中に入る前に写真を撮ろうとしたがガードマンに止められる、写真はだめらしい。厳しいセキュリティチェックを受け、携帯電話の電源はオフにしたうえで預けなければならなかった。

小さな会議室に案内され大使館の仕事などを説明され簡単な館内ツアーへ。大使館内のカフェで昼食を食べたのだが今まで食べた中で最高のダブルチーズバーガーを味わう。

米国のスポーツアパレル「アンダーアーマー」と契約を締結し日本総代理店となった株式会社ドームを訪問。まだ未発売の製品やコンセプト段階の製品を含む様々なスポーツ用品を見せてもらいトレーニング施設まで使わせてもらえた。



4日目 - Michael Dogbe
これまでのところこの遠征は素晴らしいものになっている。東京で経験したすばらしいこと全てに魅了されている。今日は浅草、スカイツリー、相撲、日本のテンプル大学を訪れた。

最も刺激的なイベントは相撲だった。相撲が神事であることをこの時初めて知った、それは何世紀にもわたり実践されてきたことらしい。力士の大きさを見てチームの皆が驚いていた。皆350-400ポンドの巨漢でありながら同時に運動能力に優れている。その会場を包む熱い空気を感じることができたのは素晴らしい体験だった。


その後日本のテンプル大学を訪れる。大学の教員や学生と話をする。全体的に見て素晴らしい一日だった。



5日目 - Matt Hennessy
日本で最も有名な大学である東京大学へ向かう。豊かな木々や花々、池までもあり大都市のど真ん中にあることを忘れてしまう。東京大学のアメフトチームを対象とした講演の前にチームメイトの何人かとキャンパスの真ん中にあるフードトラックを見つける。

私は日本で数多くの新しい食を試し、それらのすべてが素晴らしいものだったが、私の最高の食体験はこの小さなフードトラックがもたらしたと言っていいかもしれない。

ガーリックバタービーフを注文、目の前で調理し味付けをしてくれる。信じられないほどかぐわしい香りがこの牛肉料理の素晴らしい味を想像させる。そして、それは私が今まで味わった牛肉料理の中で最高のものの一つだった。


アメフトクリニックで日本の学生選手の一人と話す機会があり、私たちは学生アスリートとしての経験について話し合った。日本では大学に入るまでが大変でありスポーツと両立させるのが難しいが、大学に進学すると学問とのバランスをとることが楽になるとか。皆一定の英語力があるため東京大学でのクリニックは法政大学でのものよりも楽に、スムーズに進んだ。選手たちの学ぼうとする意欲の強さをとても感じられた。

皆信じられないほど歓迎してくれて、しかも親切だった、それは日本に来てからずっと感じていることだ。この日は観光を全くしなかったがこの旅で最も楽しかったのはこの日だったかもしれない。私は日本でたくさんの素晴らしい場所を訪れたが、この旅を本当に特別なものにしてくれたのは日本の素晴らしい人々との交流だ。



6日目 - Jaelin Robinson

東京の小さな森の中にたたずむ明治神宮を訪れる。神社には大きな入り口があり、そこに入る前にはお辞儀をしなければならないそうなのでそうする。神社へ続く道には他にもいくつか小さな鳥居がありその都度お辞儀をする。

神社で願掛けをする、そこにも作法があり2回お辞儀をし、2回手をたたき、もう一度お辞儀をする。東京の喧騒から離れたその静かな空間は心を穏やかにしてくれた。

新幹線に乗り東京から約340マイル離れた別の都市、大阪へ。時速200マイルで移動しているという事実にもかかわらず快適な乗り心地を提供してくれた。

日本では非常に人気のある料理だと思われる焼肉をチームメイトの何人かと堪能、夕食後は今後に備えて十分な睡眠を取るため早めに締めくくる。大阪には3日滞在する予定だがそのいずれも興奮に満ち溢れたものになるだろう。



7日目 - Dan Archibong

今回ガイドを務めてくれている株式会社ドームの人から今日は神聖な神社を訪問すると説明される。その日、私は目の前に立つ歴史の量に感心した。最初に見たのは金色の寺院だった。その後も数多くの歴史的な古代建築を訪れる。最後に我々は川を見下ろすレストランで食事をした。これは面白い経験だった、出てくるもの全てが以前に試みたことのない新しい食べ物だったからだ。

皆一様に美味しいと言う料理もあればその逆もあった。だが誰もがこのレストランに来てよかったと言っていた。



8日目 - Isaiah Wright
日本で最後の一日、私たちは最後の買い物をするためにダウンタウンへ向かった。私は何も買わなかったがダウンタウンにいる間、私は日本の文化を堪能し、そして日本の人々がいかにスタイリッシュであるかを肌で感じた。

その後この旅最後となるアメフトクリニックを行った。自分自身が完璧を目指し鍛錬してきたスキルを人に教えるという体験は本当に特別なものだ。私はこれに参加した子供たちがそのスキルを習得せんと強い決意をもって参加している様子がとても好ましかった。

この旅は自分のチームメイトだけでなくコーチとのより強い結びつきを構築するのに役立った、私はそれに感謝する。

Isaiah Wright選手
「この旅は自分のチームメイトだけでなくコーチとのより強い結びつきを構築するのに役立った、私はそれに感謝する。」
ジェフ・コリンズ監督
「次の停車駅はアメリカ。我々はこの国を離れる。Tokyo...みんな愛してるぜ!」


ジェフ・コリンズ監督
「東京で初めての寿司体験」

mommaneens 寿司を前にその顔はなんだ?!?!

Al_Bellamy MATT HENNESSY(右)の顔... 😩😩😩

Nick Apostolu 間違ったところに来てしまったってリアクションだ。

Temple Temperors 明らかに困惑しとる 🤣



「日本で10日過ごした後にアメリカに帰国してから真っ先にすることとは?!」

「PIZZA 🍕💯」

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