アメリカのグルメ情報サイト「EATER」より

寿司職人Nozこと安倍望は顧客にそこは日本であると錯覚させることを望む

Master Sushi Chef "Noz" Wants to Transport His Diners to Japan — Omakase - 2018/07/22


(動画は店主の安倍望さんがほぼ全て日本語で話しています)

動画説明分とEaterの記事より -

2018年3月にニューヨークのアッパー・イーストにオープンしたばかりの "おまかせ" のみの本格江戸前寿司店『Noz』は早くもこの街の最上級寿司バーの1つに仲間入りを果たそうとしている。



料理とは複合芸術であり自分は寿司職人である前にこの店の舞台監督であると語る北海道伊達市出身で日本国内の寿司店だけでなくニューヨークの老舗『寿司田』でも修行したオーナーシェフの安倍望は、この店を料理を楽しむだけの場所ではなく五感で味わうことができる最高のダイニング体験を実現する劇場型の寿司店にすることを目指したという。
安倍望とニューヨークの青年実業家の兄弟が共同出資してオープンさせた同店に存在するものはほとんど全てが日本産であり一歩入った瞬間からそこが日本であるかのように錯覚させられる。樹齢200年の1本ひのきカウンターを始め内装は京都の職人を呼び寄せて作らせたものであり、食器から箸に至るまで日本のものにこだわっている。

メニューは1人300ドル(チップ込み)のおまかせのみ、小皿料理が5~6品に季節のにぎりのコース、午後6時と9時の入れ替え制で1日16人限定となっている。同地域に存在する他のトップ寿司店、Amane(1人250ドル)、Nakazawa(1人150ドル)、Satsuki(1人250ドル)と比べると敷居は高い。




客の1人が寄付したという400年前の片口の陶器



長野県南西部、木曾川上流の渓谷・木曾谷に生育する樹齢Ⅱ00年以上の天然の檜、尾州檜(びしゅうひのき)をアメリカの乾燥した気候に合わせ40年乾燥させたものを選んで作ったカウンター



飛騨高山の椅子職人によるオーダーメードの椅子



江戸後期の蹲(つくばい)、元々は茶室に入る前に手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの



氷室式の冷蔵庫

8日寝かせた金目鯛の片面をあぶったもの



藁の煙でいぶしたカツオ



タコは北海道産、吸盤は丁寧に洗い1時間以上揉みこむ



タコの桜煮とひよこ豆



提供するネタ自体はどこの寿司屋にもある定番のもの、それを誰も作れないレベルにまで追求することを信念としている

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海外の反応

Youtubeのコメント欄より: ソース


spongebobspongebob24 冷蔵庫にいつからあったかわからない卵をフライパンで炒めるも火が通りすぎて硬くなったそれを、これまた古いお米でたった今食ったばかりの自分には目の毒すぎらぁ。

Manny Perez こだわりすぎ仕事しすぎ。

neoalex あのカツオ料理は美しい、視覚芸術だ。

chunky soup 下準備に下準備を重ねる大変な仕事。だがあれだけマッサージしたり色々したタコが二切れだけの料理だった時のアンチ・クライマックス感は何だ?!

P A-B Wow......
節々から情熱が伝わってくるな!

Justice J. Srisuk ここはただのレストランやない、全てひっくるめて美の体験をするところや。

courtney prince うっとりしちゃう。

CrazyLittleWorlds もしニューヨークに訪れる機会があったとしたらここだ、ここに行く。

frankiegong13 日本の "omakase" はいつか体験せにゃならんな、そこで味わうことのできるだろう品質と経験は次元が違う。

AftermathOutdoors これだけ若いのに大したもんだ、彼の後援者はそうとうリッチな方々に違いない。

SymphonyNo.9 江戸時代の、400年前のアンティークなボウルを貰ったとか言っておりますしそうなんでございましょうよ。

fowlerfreak あの若さでニューヨークに店を持ち、しかもあの内装、どんだけスゴイ人がサポートしてるんだろう?

AftermathOutdoors ディナーの価格は300ドル、頭がおかしいってほど高くはない。ただ日に16人だろ? それで利益を上げられるのかね?
その手間、料理の質は疑いようもなく素晴らしく300ドル相当の価値はあると確信しているが場所が場所だけにどう採算をとっているのか疑問だ。

Sakja Eaterのこの日本の料理人にフォーカスしたシリーズは毎度素晴らしい。まるでこれらの美しい寿司を食べにその場に行っているかのように感じられる。

Aviatorix 曲のチョイスもいいよね、雰囲気をさらに盛り上げてる。

Joshua Hoe 新しいビデオが公開されるたびに鼻息が荒くなるわ。

village ホントこのシリーズは見ていて心地良い。

SkidMarkOfBooda 高いんだろうな、ものすっごく高いんだろうなぁ。

s50201 そりゃそうでしょ、ここに注ぎ込まれたものを見ればそうだとしか思えん。

TwistedGaming 1人300ドルだってさ。

TwistedGaming その品質が明らかに価格を上回っていると思えるこんな店にはぜひ行ってみたい、喜んで払うわ :)

Cardboard Box この若さで一流の寿司職人になるなんてありえない、特に日本では。おそらくだからニューヨークへやってきたんだろう、そういったことを知らない客を相手にできるから。

Justin Jiang 六本木の『鮨 さいとう』の斉藤孝司さんは33歳で独立、36歳でミシュランガイド東京で3つ星を獲得し6年連続で獲っている。東銀座の1つ星店『鮨 あらい』の店主・新井祐一さんも『東麻布 天本』の店主・天本正通さんも30代半ばで獲得している。寿司職人を目指す人は18歳、時にはそれよりも早くから修業を始め30代中盤にはすでに20年以上のキャリアを持つ人は少なくない。与しやすいからニューヨークに来たなんて考えは浅はかだ。

食材の面で日本よりも遥かに、とんでもなく苦労するアメリカまでわざわざ来る職人はより良い環境を求めてだったり野望だったり様々な理由で来ている。変な先入観は持つべきじゃない。

Ricky Lee それに日本人はかなり若く見られるもんだ、実際は見た目よりももっと歳行ってる人は多い。彼も40代かもしれん。

LetMeSeeThis99 この店知ってる! ってか歩いて行ける距離で働いてるわ。年末のボーナスが入ったらちょっと試してみるつもり。

私はハンバーガーで満足だ、みたいなジョークを書き込んでいる人が散見されるがその人たちは "食" というものを理解できていない、これはそんな次元のものじゃない。

Guacamole Work タコ洗うだけなのに水使い過ぎでしょ、資源の無駄だわ。

Nadeem Khan 日本人は料理に力を入れすぎだろ...
なんかもうかえってイラっとしてくるわ!

claystar9valor 食の喜びは人類すべてが感じるものだ、さらなる高みを目指す者がいるのは当然のことであろう。

Myrkskog アメリカの大工としては日本の職人がどの様にこんな内装を作り上げたのかの方が気になる。

Fritz Asuro よだれでキーボードが汚れちまったじゃねーか、どうしてくれる!

黃盈達 まさに職人だね。

Kris B 食べに行くことは無理そうだけどその情熱は見ていて気分がよくなる、そしてお腹も減る。

Samuel Rodriguez ただ高級食材を使うのではなく誰もが作れる料理を誰も作れないレベルにまで高めることを追求する、この精神を持つレストランが増えればどれだけ素晴らしいことか!

Todd Burton タコが凄い。本当にマッサージする前と後で違いがはっきりと判る、素晴らしい。

HJMadventures タコもマッサージを受けるなら生前に受けたかっただろうに...

John Smith 私は内装にかかった費用の方が気になって仕方がないよ。

Kenny Kwong なんかどれも高そうだしな、彼はどうやって調達したんだろう...?

Mr Burtenshaw そのこだわりは感動的だ、でもこの店に行くことはできないんだろうなと思うとちょっと悲しい。

MainMain 世の中には知らないほうが幸せだったりすることがあるのだ...

MmMmGood やっぱその道を極めた人がさらに献身的に仕事する様ってのはいいな。

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