イギリスの自動車雑誌『オートカー』より

次期型のトヨタ86にゴーサイン

Second-generation Toyota GT86 greenlighted by bosses - 22 March 2019

トヨタが現行のGT86(日本名:86)はスバルと共同して開発する新しい第二世代モデルに置き換えられるであろうと言及した。



新型スープラの発売を受けトヨタ86の次期型は販売されないのではとの憶測が出ていたが、トヨタのヨーロッパ支社においてセールス&マーケティング部門の統括責任者を務めるMatt Harrison(マット・ハリソン)氏との取材を通じてトヨタが新型86を開発するつもりであることが確認された。

ハリソン氏はトヨタ86を「我々にとって成功を収めた ‘halo’ product(目玉、基幹製品)であった」と語り次のように付け加えた。

「新型スープラがトヨタ86に取って代ることはありません。それらは異なる製品であり顧客層も異なっていると我々は考えています。トヨタのショールームで隣り合わせで並ぶ状況を想定しています」

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現行のトヨタ86はスバルのBRZと共に共同開発され2011年に発売された。

そして両方の車にスバルの水平対向4気筒エンジンとトランスミッションが使われていたが、次期型モデルでもそれらの関係が維持されることは “a safe assumption(仮定だがそうだと思って間違いない)” とハリソン氏は語った。



スポーツカー開発は他のクルマよりコストがかかる割に販売台数も限られるため、トヨタはスポーツカーをビジネスとして成立させるためにその高額な開発費を競合他社とパートナーシップを組むことで抑える手法を取ってきた。

トヨタは86や同じようなタイプのスポーツカーモデルを強力なブランド大使として見ており、またトヨタの社長の豊田明夫氏は同社にスポーツ車のフルラインナップを構築したいという願望を最近表明していた、特にGAZOO Racingのラインナップでだ。

トヨタ86についてはハリソン氏も次のように述べていた。

「トヨタ86の役割は販売台数を稼ぐことではなくブランドに感動/興奮を与え感情に訴える魅力を加えることでした。その意味では86は非常に成功したと言えます、特に英国のような市場では」

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海外の反応

autocar.co.uk, jalopnik.com, reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


Tom Chet Hooray!
(万歳!)

5cylinder This news
Makes me happy.

Zniped ありがてぇ。

silianrail 身長195の人間が乗れるようにしてくれればそれで充分ですのでどうか...

IsAlwaysAngry ありがたい。既に素晴らしい車だったがどう新しくしてくれるのか楽しみだ。個人的にはパワーよりもトルクがもうちょっとあれば嬉しい。

LP in Brighton GT86を継続させてくれるトヨタには感謝しかない。比較的安価で軽量、後輪駆動のクーペなんて市場に残っているのは86/BRZくらいだ。ホットハッチや "スポーティー" なSUVばかりに夢中な今の enthusiasts(大の自動車好き/愛好家) にこういった車が見向きもされなくなっている現状のなんと嘆かわしいことか...

スバルとの新たなパートナーシップによって生まれた新型モデルがここイギリスで、この国でのスズキのセールス程度でいいから売れてくれることを願う。

sabre トヨタ86は本当に扱いやすい素晴らしいスポーツカー、でもあとちょっとくらい馬力があってもいいのよ?

artill 嬉しいニュースだ、最終的にどう生まれ変わるのか現時点ではわからないがどうなろうとも86である以上失望することはないだろう。ただ願わくば、もうちょっと馬力が欲しい。後部座席を無くしてもうちょっと小さくなるとなおよろしい。

William Byrd これは車好きにとって素晴らしいニュース、特にアメリカでの販売台数の落ち込みを考慮すると。

Toyota/Scion(※2016年まではサイオンブランドから販売されていた)
2016 - 2,354
2017 - 6,846
2018 - 4,133
2019 - 487

Subaru
2016 - 4,141
2017 - 4,131
2018 - 3,834
2019 - 501

ちなみにヨーロッパ市場も助けにはなっていない、年間販売台数は86とBRZを合わせて2,000台とかだから。

参考までに、2017年の『クライスラー・200』の年間販売台数は18,000台だったがクライスラーはこのセダンの廃止を決めた。

put-some-turbo-on-meeeee 『クライスラー・200』と86などのスポーツカーでは想定している販売台数が違うのだからその比較は適切じゃない、クライスラーは損失も出していたしね。86やBRZは年間1万台すらクリアできないだろうと初めから想定していたしそれに合わせた価格設定をしていた。

まぁとはいえだ、自動車メーカーにとってスポーツ車を作り続けることはどんどん難しくなっていってるのは間違いない。それでも新型を作ろうとしているってんだから有難いことだわな。

William Byrd 今やほとんどの自動車メーカーの意思決定は売上高によって決められている、なのによくもまぁトヨタは青信号を出したな。いや嬉しいんだよ、ただ驚いたって話さ。

daiheadjai トヨタ86の世界累計販売台数が10万台を超えたってニュースが2014年にあった。 現時点でどのくらいの数になっているかわからないが10万台の時点でニッチな車としては十分成功していると思うけどな。

KawiNinjaZX でも新型になっても3馬力くらいしか増えないんでしょ?

JacksterTO 205馬力からなんと206馬力になります。

ycnz むしろさらに減ってターボチャージャー付になる予感。

Jordmaniac もしターボチャージャーを搭載するようになったらサヨナラするけどね。

Pixel2xllife 同意。直線でのスピードが欲しいなら他の車を当たってくれって話さね。ペダルを踏みこんでどれだけ早く時速100kmに達するか、以外の楽しみが世の中にはあるのだ。同意できないって人は86を、マツダ・ロードスターでもいいが、誰かから借りてレーストラックで走らせてみればいい、笑顔にならずにはいられないこと間違いなしだ。

ron_2002 More POWERRRR

ShocK13 240-250hpは欲しいところ。

derek_j もっと大きなエンジンかターボチャージャーはどうしたって他のスポーツカーと競合するには必要。フォード・フォーカスSTに乗っていたけど現行の86よりも前輪駆動という点以外はすべてが勝っていた。もしフォーカスST並みのパワー、そしてパワーウェイトレシオを実現できれば神の一台になる。

AR-47 とりあえずターボを積め、話はそれからだ。

Shiftgood 君たちはこの車の肝心な部分を理解していない。

Echo1201 ここは原点に戻って 白と黒のツートンカラーをオプションに用意すべき。

megahornet そしてユーロビートが初めからプリインストールされているんですね。

John Static "楽しい" クルマを手に入れる余裕ができたらいつか買いたいと思ってきた。きっとこの新型はその時に候補となっているはず。

Dave きっと失望することはないはずだ、所有しているけどこれほど楽しさを届けてくれる車はない。

私は先に書かれたリストの2018年に購入した3,834人のうちの1人だが後悔はしていない。BRZとNAロードスターのおかげで仕事で会社のSUVに乗らなければならない日々の鬱憤がなんとかなっている。この子たちは生涯を共にすると確信しているくらいさ。

この手ごろで反応の良い名車に対してパワーがないだのと馬鹿にする声が頻繁に聞かれるがそんな声は無視しよう。

Aceswildfire 86/BRZに向けられるヘイトは本当に理解できないわな。馬力は多ければ多いほどいいなんて発想は馬鹿げてる、この軽快な走りの良さがわからない連中の多いこと多いこと...

Exage03040 日産もそろそろZをどうにかしてくれませんかね...

panzercardinal2 どうか、どうかお願いですからインテリアを何とかしてください。今のアレは世界で一番退屈な場所です。

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