映画評論家による映画レビューを集計するウェブサイト『ロッテン・トマト』より

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのレビュー

GODZILLA: KING OF THE MONSTERS - 2019/05/29時点

Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)は、映画評論家による映画レビューを一か所にまとめたウェブサイト。映画ごとに肯定的なレビューが多いか否定的なレビューが多いかを集計して点数にするほか、映画に関する情報・報道全般を扱っており、英語圏の映画レビュー集サイトとして最もよく知られたものである。

ロッテン・トマト(腐ったトマト)という名称は、拙い演技に怒った観客が腐ったトマトや野菜類を舞台へ投げつけるという、映画や小説によくあるクリシェから名付けられた。 wikipedia






トマトメーター: 56%
(批評家の好意的意見の割合)

Fresh: 23 / Rotten: 18
(批評家の評価が10点中6点以上ならば "fresh")

平均評価: 5.86/10

レビュー数: 41



批評家のほぼ一致した意見:
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は目を見張らせるほどの怪獣アクションを観る者に届けてくれる、同時に、どれだけ優れた最先端エフェクトもストーリーの欠点を埋めるほどの力は持たないと再確認させてくれる。



一般ユーザーのスコア:
Coming soon(劇場公開日は2019/05/31)
(以下各メディアのレビュー)

サンフランシスコ・クロニクル - 2/4

「 この映画が提供する僅かな喜びは、小さく、間欠的(一定の時間を置いて起こったりやんだりするさま)である。 」

by Mick LaSalle - May 29, 2019(サンフランシスコ・クロニクル:アメリカ合衆国で発行されている日刊新聞)


Time Out - 3/5

「 あなたがもし、都市がぺちゃんこになるくらい押しつぶされフランベのごとく燃やされる目を見張るような光景を観ることを目的としているなら、この映画に落胆することは決してないだろう。

同時に、人間同士のドラマをモンスター同士の掛け合いのように描く監督兼共同脚本家のマイケル・ドハティの手腕にも目を見張ることになるが。 」

by Joshua Rothkopf - May 28, 2019(Time Out:イギリスのウィークリー・タウン情報誌)


TheWrap

「ここにきてようやくハリウッドも "怪獣バトル" を正しく扱う方法を見つけたようだ。

それは早い段階からアクションシーンを詰め込みクライマックスまで観る者のテンションを高い状態に維持し続ける21世紀型アクション映画であり、一流どころをキャスティングすることで荒唐無稽な話にそれなりの説得力を与える70年代のアーウィン・アレン型ディザスター/パニック映画であった。 」

by Alonso Duralde - May 28, 2019(TheWrap:アメリカのエンタメ情報サイト)


シカゴ・トリビューン - 3/4

「 これは "捕り尽された感" もなければ "種切れ感" も "うんざり感" も未だ感じさせないフランチャイズ作品だ。

東宝映画のクラシック作品が誇るモンスターたちは現代的に再設計されるもオリジナルに忠実であり、圧倒的な破壊と高揚をあなたにもたらしてくれるだろう 」

by Michael Phillips - May 28, 2019(シカゴ・トリビューン:アメリカ合衆国の中西部における主要な新聞)

CNN

「 モンスター同士の闘いのいくつかは入場料に見合うだけの価値を何とか提供しているものの、最終的に残ったものは感動よりも無感覚であった 」

by Brian Lowry - May 28, 2019(CNN:アメリカのニュースチャンネル)


The A.V. Club - C+

「 もちろんゴジラ映画の主役はモンスターたちであるべきだ、しかしだからといってそれら以外に注意を払わなくていいなどということはない 」

by Katie Rife - May 28, 2019(The A.V. Club:アメリカのオンライン新聞/エンタメ情報サイト)


グローブ・アンド・メール - 3/4

「 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は途方もなく馬鹿げた映画である、良い意味で。 」

by Barry Hertz - May 28, 2019(グローブ・アンド・メール:カナダの日刊紙)


ニューヨーク・ポスト

「 我々が望んでいるのはモンスター同士の闘いであるのにどうでもいい話が延々と続く。いくつか最高にクールなモンスター同士の闘いが観れるもののその数は十分ではない。どうか次回はもっと多くのモンスター同士の闘いを。 」

by Johnny Oleksinski - May 28, 2019(ニューヨーク・ポスト:アメリカの日刊新聞)

エンターテインメント・ウィークリー - C-

「 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は良い映画ではない。実際、それはかなりひどいものだった。製作者がもっと真剣に、丁寧に作ってさえいればもっと素直に楽しめただろう。 」

by Chris Nashawaty - May 28, 2019(エンターテインメント・ウィークリー:タイム・ワーナー傘下のタイム社が発行する雑誌)


Flicks.co.nz -

「 壮大な巨大モンスターアクションの後に「なぜこのシーンをここに?」と思うような支離滅裂な展開が続くこの映画にあなたはしばしば混乱させられるだろう。 」

by Steve Newall - May 29, 2019(Flicks.co.nz:ニュージーランドの映画情報/予約サイト)


Daily Dead - 4/5

「 ことビジュアルに関して言えば、本作はそのフレームの一つ一つがアートのように感じられ、特にキングギドラのシーンはSFやファンタジー作品の挿絵で知られるフランク・フラゼッタを彷彿させる美しさがあった。 」

by Heather Wixson - May 28, 2019(Daily Dead:ホラーに特化した映画情報サイト)


We Live Entertainment

「 King of the Monsters is now the worst American Godzilla movie.(ゴジラ キング・オブ・モンスターズはアメリカ版ゴジラの中で最悪の作品になった)

エメリッヒ版のゴジラに文句を言いたい人はいるだろうが、少なくとも彼はゴジラをたくさん見せてくれた。 」

by Fred Topel - May 28, 2019(We Live Entertainment:映画レビューサイト)


io9.com

「 信じられないほど頭の悪い登場人物が輝かしい怪獣バトルの合間合間に出てくることに耐えることさえできれば、この映画は今夏最高の "ポップコーンを食べながら見たいブロックバスター映画" になるだろう。 」

by James Whitbrook - May 28, 2019(io9:ギズモードなどを抱えるアメリカの企業ゴーカー・メディアのSFを中心に扱うブログメディア)

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海外の反応

reddit.comのコメント欄より: ソース


proffessorpoopypants 怪獣バトルは最高だけど人間ドラマが最悪って感じか?

でもこれまでのアメリカ版ゴジラも人間ドラマの評判が悪かったが全体的なレビューはここまで悪くなかった、今回は妙にネガティブな評価に傾きすぎな気がするんだが...

SometimesY 2014年のアメリカ版ゴジラが公開されてから時間が経っているし、その間に色んなブロックバスター映画が出てきたからね、この手の映画に対する見方が変わった可能性もある。

Animegamingnerd 人間ドラマがシン・ゴジラや2014年版よりも目に見えて悪いのかもしれん。

ThatDerpingGuy あの一部を除いて描く必要があったとは思えない2014年版よりも酷い人間ドラマって...

ただ人間ドラマに重きを置いたシン・ゴジラが間に挟まっているせいで余計に粗が目立った可能性もあるか?

92tilinfinityand ここまで賛否が真っ二つに別れるのも珍しいな。

アメリカ版の中では最悪と評価するメディアがある一方で怪獣映画として最高と評しているメディアもある。アクションシーンに満足するメディアがある一方で全然足りないとするメディアもある。

脚本に関しては総じて悪い評価だが、これに関してはそもそもそこまで期待していないというか、良いストーリーは良いストーリーが期待できる映画にしか期待しないので別にいいや。

予告編は最高に気分を盛り上げてくれているし見た目通りに映像美とアクションが満載ならいいんだが...

Turok1134 レビューは総じてネガティブな感じだけど、実際に観たら2014年版よりずっと楽しめたとしても驚かない。

PayneTrain181999 この手の映画の人間ドラマに整合性や満足感をそもそも求めてないしね。その辺で批評家とは見方が違う。

rare_gooby 批評家のレビューなんて気にしちゃいけない、ロッテントマトじゃあの『ゴジラVSヒドラ』の評価が58%だからな、あのゴジラ映画の中で最も名作と呼ぶべき作品がだぜ?

Sneaky__Snek ゴジラ2014:人間に力を入れすぎ、モンスターが足りない

ゴジラ2019:モンスターに力を入れすぎ、人間が足りない

Firvulag あれ? 歓迎すべきことじゃね?

Kylestache なぜこれで評価が下がるのか。

Benemy 人間ドラマなんてどうでもいい、馬鹿みたいにデカいモンスターが激しく戦ってくれさえすればそれでいい、そして予告を見る限りそれを届けてくれそうだ。

Sisiwakanamaru "信じられないほど頭の悪い登場人物が輝かしい怪獣バトルの合間合間に出てくることに耐えることさえできれば、この映画は今夏最高の "ポップコーンを食べながら見たいブロックバスター映画" になるだろう"

たぶん観終わった後に一番納得できるのはこのレビューなんじゃないかと。

Vunks つまり、この映画は完ぺきというわけだな。

xenojaker そ・・・それだよ、視聴者が求めているモノは!!

Read_books_1984 なんだ、最高に楽しめそうじゃん。

TheZombieGod 私は先週のプレス向けの上映会でこの映画を観た、そして私は言わなければならない... モンスター同士の戦いの数が少ないだの、入場券の価格分の価値がないなどと言ってる連中はバカだ。

映画の約80%は純粋にモンスターによる破壊だったぞ。

Megaro 人生のほとんどをゴジラファンとして過ごしてきた私も土曜に観てきた。諸君、喜べ、The movie is AMAZING。

もし君が1968年の『怪獣総進撃』 や 2004年の『ゴジラ FINAL WARS』 を楽しめたというのなら、備えよ、君は圧倒されるはずだ。

だがもし君がSF作品とかを見る時に最低限の説得力みたいなものを期待する人間だとしたら、欠伸で涙が出るかもしれない。そういった人には向かないと思う。

ReservoirDog316 ゴジラみたいな映画は、一番批評家のレビューを気にしちゃいけないタイプの映画だと思う。私が望むのは怪獣が暴れるシーンちゃんとあるかどうかだけだ、2014年版と違ってな。

KalBaratheon なんだろう、悪いレビューすらこの映画を褒めているように思えてきた。

flipplup この映画の欠点とされている部分が我々にとっては超どうでもいい部分だからな。

HurtFist 人間ドラマ部分なんて例えメインキャラクターがウーピー・ゴールドバーグだったとしてもかまわない、俺はそれでも観に行くぞ!

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