イギリスの日刊紙『デイリー・エクスプレス』より

EUの計画のもと、福島産の放射性ベビーフードおよびその他の農産物が英国の店で販売されることに

British shops to sell radioactive BABY FOOD and other produce from Fukushima under EU plan - Nov 27, 2019

- BRITISH shops will sell radioactive food grown near the Fukushima nuclear disaster site from next month under controversial EU plans.( 物議を醸すEUの計画の下、来月から福島原発事故現場の近くで栽培された放射性食品が英国の小売店で販売されることに) -


欧州連合(EU)が2011年の福島原発事故を受けて実施してきた日本産食品の放射能レベルに関する規制を撤廃する協定を日本と締結したと英紙デイリー・テレグラフが報じている。

その結果イギリスで福島産のベビーフード、朝食用シリアル、魚や甲殻類、肉、緑茶などの食品がまもなく販売されることになる。

現在のEUの計画ではこれらの福島産の汚染された製品にそのことを示すラベルを貼ることを許可していない。つまり消費者はこれらの食品に微量の放射性物質が含まれていることに気付かないということだ。
近年、科学者たちは福島の近くで育った食品の中に放射性同位体であるセシウム137と134のかすかな痕跡を発見している。

しかし専門家らは国際連合食糧農業機関によって厳密に放射線レベルが監視されており、食品は完全に安全であるとしている。

食べても安全であるとの保証はされているが、消費者が判断できるように商品にそれとわかるラベルを付けることを多くの人間が求めている。



2017年7月から2019年11月まで英国議会の下院の特別調査委員会『環境、食糧、農村問題委員会』の議長を務めた保守党候補のニール・パリッシュ氏は、英国はブレグジット後にこの政策を見直す必要があると述べている。

「我々はこの取引を必要としていない。日本人がこれを食べないのだとしたら、どうして我々がこれを食べなければならないのか?」

ニール・パリッシュ氏はデイリー・テレグラフ紙に対してこう述べた。

「科学者によるとそれは安全なのかもしれない。しかし人々は自分が何を食べているかを正確に知る権利を持っていると私は考える」

「これらの食品はすべて明確にラベル付けする必要がある」

「ブレグジットの利点の1つは、いずれこれを見直すことができることだろう」
フランスの欧州議会議員であるミシェル・リヴァジ氏もこのEUの計画に反対しており、来週に欧州議会で規制撤廃に対して土壇場で異議を唱える予定だという。

彼女は次のように述べている。

「規制が撤廃されれば我々は自分たちが食べる米やロブスターにどれだけの量のセシウムが含まれているか知ることができなくなる」

「汚染された食品はバーミンガムからビアリッツに至るまで欧州市場を席巻することになるだろう」

「現時点ではキロあたり100ベクレルの放射能が許容されている、子供が食べるシリアルであってもだ」

「ベビーフードの場合は50ベクレルであり、それはゼロでなければならない」



今回のEUと日本の協定により今後は特定の水産物、キノコ類、山菜類を除き輸入時に求めていた放射性物質検査証明書の添付が不要になる。

代わりにEUは日本に対して、関税の下げられたフランスのシャンパン、フォアグラ、コニャック、ワインを無制限に輸出することが可能になった。

英国はEU離脱の移行期間にあるためEUの食品規制に従うことを余儀なくされる。ただし移行期間は2020年12月まででありこれが延長されない限りそれ以降英国政府は独自の法律を設けることが可能になる。

英国の国際貿易省のスポークスマンは「例外なく、我々の厳しい食品安全基準を満たした食品だけが英国に輸入されることになるだろう」としている。



関連記事:EUが輸入規制緩和 福島・宮城などの農産物:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111401080&g=soc
欧州連合(EU)は14日、東京電力福島第1原発事故以来実施してきた福島県や宮城県などの被災地とその周辺の農林水産物や食品に対する輸入規制を緩和した。安全性を認められ、輸入の際に求められていた放射性物質検査証明書の提出が必要なくなった。

 対象は福島県の大豆、ゼンマイなど山菜の一部、宮城、群馬、茨城各県の水産物、長野、新潟両県のキノコ類など。岩手、千葉、栃木の3県についてはすべての食品で放射性物質検査が不要となった。  一方、福島県産の水産物の一部や山形県のキノコ類などへの規制は残る。
2019年11月14日18時21分

(いずれも産地証明だけでよくなり、福島県の大豆については産地証明も不要となっている)

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海外の反応

express.co.uk, twitter.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


破壊された日本の福島原子力発電所の近くで育てられた "RADIOACTIVE FOOD(放射能汚染食品)" がEUの計画の下で来月、英国の消費者に販売されることに。

ベビーフード、朝食用シリアル、魚や甲殻類、肉、緑茶などがその例。

「日本人がこれを食べないのだとしたら、どうして我々がこれを食べなければならないのか?」

EUの計画の下、福島の放射能汚染食品が英国に向かう - デイリー・テレグラフ紙
破壊された日本の福島原子力発電所の近くで育てられた "Radioactive food(放射能汚染食品)" が物議を醸しているEUの計画の下で来月、英国の消費者に販売されることに。



フランスのシャンパン/フォアグラ/ワインの輸出を促進するためにEUが日本と取り交わした協定によって、放射性ベビーフード/朝食用シリアル/肉が英国に押し寄せようとしている。

残留派の世界へようこそ:きれいなアメリカの鶏肉は悪いが、放射性離乳食は問題なしとする世界だ!


ブレグジットに対して:
EU残留派「ブレグジットをしたら新たに米国と貿易協定を結ばなければならなくなる。そんなこと認められるか! あいつらは鶏肉を洗いすぎている!」

EUの計画の下、福島産の放射能汚染された食品が英国に向かっていることに対して:
EU残留派「放射性離乳食? 大丈夫じゃろ...」


解説:
英国で消費される食料の約3分の1は現在EUから輸入されておりブレグジットが実施されれば食品価格の上昇と供給不足を招く可能性がある。

さらにEU離脱後には新たに各国と貿易協定を結ばなければならなくなるが、この際に米国が米国産農産物・畜産物の輸出に関して圧力を加えてくる可能性がある。

EUでは赤身肉/食鳥肉/内臓などの抗菌処理に塩素を使うことを禁じており、同地域の人々は塩素処理された食肉に対して強い嫌悪感を持っている。

EU残留派はブレグジットの副作用として塩素消毒された米国産の鶏肉を輸入せざるを得なくなると主張している。



Whatsup 🇬🇧 🇬🇧 🇬🇧 ‏ What the fuck 🤬🤬🤬
(なんてことだ!)

nicola Wtf why would they do that???
(Wtf=What the fuck、なぜ彼らはこんなことをするのだ???)

Anna 嘘であることを祈るよ...

ghm1945 BBCとかSky Newsとかでは報じられないんだろうな。そして残留派に届くことはないと。

Labour2019 まぁちょっと弱い洗剤で洗われている鶏肉を食うよりはマシじゃろ。

Scott 私は自分の食べ物がどこから来ているのかを確認し、可能な限り英国産を買うよう心掛けている。皆も知らないうちにこのような放射能汚染食品を購入することがないよう買う人した方がいいぞ。

Legion EUに残ればこうなるっていうのに、残留派の連中は塩素消毒された米国産の鶏肉がどうのこうのと喚いているのだから手に負えない。

Arcway 当局は人体には影響ないとしているようだがどうしてそれを信用できるというのか。今年日本を襲った台風によって放射性廃棄物はさらに拡散されたはずだ。事態はより悪化したと言える。

この決定の背景に原子力産業の圧力があること、科学界全体がそれにより脅かされていることを我々は理解する必要がある。

JennifferGa 恐ろしい話だ。政府はこれらの食品がスーパーの棚に決して並ばないよう努めなければならない。

jean EUに残りたい方々はどうぞ日本の食品をエンジョイなさってくださいな 😋😋💀💀

Bonzo EUの食品規制なんて信用できるはずがない。EUの馬肉混入問題を忘れてはならない。

XrpTheStandard 君たちはXメンになりたいか?
よく考えよう、なぜならこれこそXメンへと至る道だからだ。

Simon Owens EU中の人間が暗闇の中でぼんやりと発光し始めるな。

F A C T EUから離脱すべき理由がまたひとつ。

Master AGN 私は日本に住んでいるのだが、この記事はちょっと誇張が過ぎるのでは? そもそも基本的に日本は食品を輸出する側ではなく輸入する側なわけだし。

Crowd 福島周辺の放射線レベルは飛行機を利用する際に浴びる放射線レベルよりも低くなっている。

日本周辺の太平洋が放射性廃棄物によって汚染されていると大騒ぎしている人たちがいるが、セシウムなどが蓄積する魚の骨をキログラム単位で食べるのが趣味とかそんな奇特な人でない限り、それも気にする必要はない。

Cosmo Politan "現時点ではキロあたり100ベクレルの放射能が許容されている"

つまり日本産の食品はこれをパスしているわけで、食品中に含まれる放射性物質の規制に関しては米国は1キログラムあたり1,500ベクレルまでとなっていることを考えると、普通に問題ないのでは?

Dally 我々はすでに放射能汚染食品に慣れ親しんでいるがな。

ウィンズケール原子炉火災事故(1957年10月10日に起きた英国史上最悪の原子力事故)による陸と海の汚染、そしてチェルノブイリ原発事故によってな。

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