アメリカ合衆国の経済誌『フォーブス』より

グレタ・トゥーンベリよ、気候変動についてに抗議するなら世界最大のCO2排出国である中国に行け

Greta, Go To China And Protest About Climate Change To The World’s Biggest Emitter



近年、欧米の環境過激派は石油や石炭や天然ガスなどの地球環境に対して負荷の多いエネルギーの使用を批判し、それが支えている生活水準を批判することで先進国全体で注目を集めている。

だが先進国が温室効果ガスの排出量を抑制する努力をしていないかというとそんなことはない。パリ協定が定めたCO2削減目標を達成するには程遠いが、その削減ペースはこの問題に対する人々の意識の高まりを反映していると言っていいだろう。



再生可能エネルギーの悲劇は、その誇張された可能性のせいで、過激派が他の解決策は必要ないと考えている点にある。

そのため彼らは原子力エネルギーに反対し、石炭の代わりに天然ガスを使用することにも反対し、化石燃料の環境負荷を減らす新たな技術の研究開発にも反対するなど、再生エネルギー以外の可能性を一切見ようとしない。

風力や太陽光発電などの再生可能エネルギーの全発電量に占める割合が依然として低いままなのは、既存のエネルギーよりもコストが高いこと、そして再生可能エネルギーを導入できるところではすでに導入してしまっていること以外に、彼らの過激主義がそもそも非現実的であるからだ。
一方で中国は世界のCO2の29%を排出しており、その割合は増加し続けている。中国は現在CO2排出量のピークを「2030年ごろ」としており、それはつまり2030年まで排出量が成長を続けること事を意味する。

中国の石炭消費量は世界の消費量全体の約半分を占めている。

しかし欧米の環境過激派はニューヨーク州が進めている新しい天然ガスのパイプラインに抗議したり、環境問題を訴えるためにロンドンの通勤電車の上によじ登って公共交通機関を麻痺させるなど、CO2排出を削減する余地が少ない場所で世界のCO2排出量に影響を大して与えない問題に対して抗議活動を続けている。

彼らはその政治力を中国のエネルギー改革を加速させるために捧げるべきだ。発展途上国はCO2排出を削減する余地が先進国よりも大きい、彼らはCO2排出量を日々増大させているからだ。

世界が石炭の使用を段階的に廃止し天然ガスに切り替えるだけで温室効果ガスを17%削減することができる。



ではなぜ欧米の環境過激派は中国を批判しないのか?

それは彼らが "発展途上国には生活水準を上げる権利" があり、そのためには "CO2排出量を増やす余地があって然るべき" と考えているからであり、発展途上国がCO2排出を増やし続けることを暗黙のうちに認めているからだ。


エネルギー使用量の増加は生活の質の向上、健康状態の改善、寿命の延長に直接つながる。

欧米の環境過激派が快適な生活を送る先進国に批判を集中させ、世界最大の温室効果ガス排出元を無視している背景にあるのがこれだ。

つまり新興アジアの生活水準の向上/排出量増加に対応するために、先進国の人間に生活水準を落とすように主張しているのだ。



気候変動との戦いは物足りない結果に終わるだろう、その理由がこれだ。

問題に真に立ち向かうためには現実的な解決案に焦点を当てる必要がある。

それは原子力をより活用することであり、石炭の使用を段階的に廃止し天然ガスへと切り替えることであり、化石燃料の効率的な利用/環境負荷を減らした利用を含めたあらゆる形のクリーンなエネルギーへの投資であり、そして世界最大の排出国である中国に圧力をかけることだ。

スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥーンベリは、あの「How dare you」を国連本部があるニューヨークではなく北京で言うべきだった。

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グレタ・トゥーンベリ公式Twitterアカウント
このような大惨事でさえ、気候変動を止めるための政治的行動をもたらさないようです。 どうしてそんなことが許されるというのでしょうか?

それは私たちが気候危機と増え続ける極端な気象現象と#AustraliaFires(オーストラリアの大規模な山火事)のような自然災害とを結びつけることに失敗し続けているからです。

それは変えなければならないことです。
今すぐに。



グレタ、結びつけることに失敗しているのは君だ...

オーストラリアでは君が生まれるずっと前から山火事と干ばつが繰り返し起きている。世界のCO2排出量に占めるオーストラリアの割合は世界全体の1%だ。

君の理屈で言うのなら、恥ずべきは29%を占める中国ではないかい?



ここオーストラリアの森林火災の85%以上は人為的に起こされたものだ。その原因の半分を占めているのが君の年齢に近い子供であり、その中には君の大ファンもいるかもしれない。なので彼らに火をつけるのを止めるように言ってくれるととっても助かる。

放火、いたずら、無謀な行動:オーストラリアで発生する森林火災の87%は人為的に起こされたもの
smh.com.au
グレタ・トゥーンベリ公式Twitterアカウント
「気候の緊急事態により人権が危険にさらされており、富裕国には迅速かつ大幅な排出削減を達成する法的義務があることを確認する、これまでのところ世界で最も重要な気候変動に関する裁判所の決定」

オランダの最高裁判所が気候変動対策を求めた画期的な判決を支持
オランダで環境NGOが政府に気候変動対策の強化を求めた訴訟で、同国の最高裁判所は政府に温室効果ガス削減目標の引き上げを命じた下級審の判決を支持
theguardian.com



米Fox Newsのコメンテーターで弁護士 - スティーブン・ミロイ twitter.com
気候変動活動家の操り人形にして無知なグレタ:

オランダの裁判所が来年オランダにCO2を15%削減するよう命じたところで大した意味はない。

中国はこの1週間でオランダの年間排出量を超えるCO2を排出しようとしている。

子供たちよ... どうか学校をさぼったり中退したりしないでくれ。 単純な数学の使い方と論理的に考え判断する方法を学ぶのだ。



カナダのテレビ司会者/保守系政治活動家 - エズラ・レヴァント
なぜ聖グレタ様は世界最大の汚染者である中国を決して批判なされないのだろうか。 石油輸出国機構の国々についても同様だ。彼らは彼女の両親や彼女を操る側の人間にお金でも渡しているのだろうか?

Fatih Birol:
石炭の未来は主にアジアで決まる、世界の石炭発電のシェアは1990年の20%強から2019年には80%近くまで上昇した。  

気候変動に取り組むための世界的な努力の成否は、アジアの石炭使用による温室効果ガス排出量にどう対処するかにかかっている。



リトル・ナチスことグレタ・トゥーンベリは、彼らが地球温暖化に取り組まない場合、「我々は世界のリーダーを(銃殺刑のために)壁に立たせるべき」と歓声を上げる群衆に語った。

彼女が唯一一度も批判したことのない国が、同じくナチスであり何百もの石炭火力発電所を建設しいる中国であることにお気づきになられましたか?

グレタ・トゥーンベリが「我々は世界のリーダーを壁に立たせる」と述べる
スウェーデンの環境活動家はデモで観衆に演説、世界の指導者を「責任から逃げた」と非難 (※"壁に立たせる" は銃殺刑を連想させる英語表現。グレタ氏は後にこの発言について謝罪している)
dailymail.co.uk



世界最大の温室効果ガス排出国である中国やインドに対してグレタ・トゥーンベリが抗議しているのを見たことがありますか?

96%:いや全くない!
4%:はい(私はばかです)
グレタ・トゥンベリ:
「Wow、これは信じられない! この素晴らしい栄誉を、#FridaysForFuture運動と気候変動活動家の皆と共有したいと思う」

Bruce Wayne😷🖐🏿:
「おめでとう、グレタ! 近年中国が一体どれだけの有害ガスを発生させ海洋を汚染しているかを示す以下のチャートを読むために君が時間を割いてくれることを願うよ。中国が台頭すればするほど、彼らはより多くの汚染物質を作り出す」



グレタおめでとう!

若者の力の象徴する存在として、その力を使って中国のCO2排出量削減の取り組みをもっと促すことを願う!

中国は世界最大のCO2排出国なのだから、彼女は気候変動問題を訴える者としてその責任を全うすべきだ!

より良い未来を作るために、一緒に中国を変えましょう!



グレタ、おめでとう。でもそろそろ中国の問題に取り組んでくれません? 中国は世界最大のCO2排出国だし。



グレタ・トゥーンベリ公式Twitterアカウント
多くの人が「2019年は人々が気候危機に目覚めた年だった」と言います。 これは誤解です。

その数はまだ少数です、しかし気候危機に目覚め始めた人々の数は急速に増加しています。これはまだ始まったばかりです。私たちはその始まりを見ているだけです。



東アジアの経済・安全保障を専門とするアメリカのジャーナリスト/コメンテーター - Gordon G. Chang
そう、そして君の「目覚め」という表現を踏まえて言わせてもらうなら、君はまだ中国が世界の気候における犯罪者であるという事実に「目覚め」ていない。

君がその事実に目覚めていないというのに、どうして君の言葉を真剣に受け止めることができるというのか?



グレタ:
「How Dare You!!」

インド:
「彼女は我々と話しているわけではないよね?」

中国:
「ないね、ないない。俺たちはいいのさ」

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