米Yahoo!Sports掲載のアメリカ三大ネットワークのひとつNBCのスポーツ部門『NBC Sports』より

人種差別主義者の垂れ幕がマンチェスター・シティFC対バーンリーFC戦で選手たちがブラック・ライヴズ・マターへの賛同を示した直後に上空を飛ぶ

Racist banner flies over Man City-Burnley after Black Lives Matter nod - Jun 23, 2020



22日、英プレミアリーグのマンチェスター・シティFC対バーンリーFC戦で試合前に選手たちがブラック・ライヴズ・マター運動に連帯を示すために膝をついた直後、人種差別主義者の垂れ幕を引く飛行機がマンチェスターのエティハド・スタジアムの上空を飛行した。

飛行機は試合開始直後にスタジアムの上空に現れ垂れ幕には「White Lives Matter Burnley (ホワイト・ライヴズ・マター - バーンリー)」と書かれていた。




プレミアリーグはNBCスポーツに対し、現在警察がこの垂れ幕を調査していると伝えた。

バーンリーFCはウェブサイトで発表された声明の中で航空機および攻撃的な垂れ幕の責任者の行動を強く非難と述べこう続けた。

「これは決してバーンリーフットボールクラブの考えを代表するものではない。我々は当局と協力して責任者を特定し、これを永久追放する」

「我々はプレミアリーグのブラック・ライヴズ・マターへの取り組みを全面的に支持しており、我々はプレミアリーグ、マンチェスターシティ、そしてブラック・ライヴズ・マター運動の推進を支援しているすべての人々に素直に謝罪する」



プレミアリーグではシーズン再開から12試合にわたって20のクラブすべての選手が後ろ側に「Black Lives Matter」と書かれたユニフォームを着用し、選手やスタッフらは試合前にこの運動に連帯を示すために片膝をつくポーズを取ってきた。

20のクラブのキャプテンらが率いる『#PlayersTogether』は、ジョージ・フロイドの死を受けて始まったブラック・ライヴズ・マター運動と、それに続く警察による残虐行為と制度化された人種差別に対する世界的な抗議運動への支援を提供するようプレミアリーグに呼びかけたと伝えられている。 #PlayersTogether： 新型コロナウイルスと戦うNHS（イギリスの国営医療サービス）を支援するためプレミアリーグの選手たちが設立した基金およびそのプロジェクト



「White Lives Matter」はBlack-Lives Matter運動を軽視する人種差別的なスローガンであり米国の白人至上主義者グループが頻繁に使う。

また2015年にBlack Lives Matter運動に対応して設立され、人種差別に対する抗議運動と啓蒙活動を行う米国の非営利団体「南部貧困法律センター」からヘイト団体として指定されているグループの名前でもある。

バージニア州リッチモンドにある黒人テニス選手の先駆者として知られるアーサー・アッシュの像が先週破壊された際にもこのスローガンが書かれていた。

BBCのAlistair Magowan記者によると飛行機を飛ばした会社はこの垂れ幕がスタジアムの上空を飛行することを警察は事前に把握しており、合法で粗暴な言葉が使用されていない限り広告の内容に関しては中立な立場を取ると述べたという。

同社は以前に「Black Lives Matters」の書かれた垂れ幕も飛ばしたと述べた。





バーンリーFCのキャプテンのベン・ミーは試合後に英スカイスポーツの取材に対し「恥ずかしく」と語った。

「サッカーについて話す前に最初に話したいことがある。私は恥ずかしい、私たちのファンの小さなグループがあのようなものをスタジアムの周りに置いたのことが恥ずかしい」

「私たちが目指すものからあまりにもかけ離れている」

「私たちがしようとしていること、成そうとしていることの本質を完全に見逃している。これらの人々は今は21世紀であることを認識すべきだ。多くの人がそうしているように、自らを教育する必要があると思う」

「あの垂れ幕は私たちという存在を、クラブを、プレーヤーを、そして大多数のファンを表すものではない」

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海外の反応

sports.yahoo.comのコメント欄より: ソース


Bears 555 「All lives matter ! All lives matter! All Lives Matter!」

Big Gee 「聖書は3つの言葉で要約することができる、それは "All Lives Matter (全ての命は大切)" だ」

Kinks 「黒人の命は大切と言いながら暴動と略奪を繰り返していたことをサイレント・マジョリティは強く記憶にとどめている。その結果として銃の販売数は増えている。やがて黒人選手が大多数を占めるNFLとNBAは苦難の時を迎えるだろう」

The 「All lives matter」

Bob Jones 「Fair is Fair (公平に行こう/これでおあいこだ)」




GFYS 「どうしてマスコミはこれを人種差別だなんて言えるんだ？ これは人種差別なんかじゃない。これはただ単に他の人種の命だって大切だと指摘しているだけじゃないか」

Castor Troy 「これは何の間違いもないことだ」

Gregory 「警察の命も大事！！」

M 「単語を一つ変えただけだ、ブラック・ライヴズ・マターと何が違うというのか」




Jim 「all life matters」

Amber 「白人の命は大切と言うのは人種差別で、黒人の命は大切と言うのは人種差別ではないと？ 訳が分からない」

patricia 「ブラック・ライヴズ・マターというのは間違いなく人種差別的な意見だ、なぜならこれは大切なのは単一の人種グループのみであり、他のすべての人は大切ではないと言っているようなものだからだ」

Donovan Reed 「白人の命も大事というのは事実であって人種差別なんかじゃないだろ．．．」




Orville 「垂れ幕は事実の表明だ、人種差別ではない」

BlacksForTrump2020 「これのどこが人種差別だと？」

PineappleExpress 「この記事のライターのMarcus WhiteってやつとYahooにとってこの垂れ幕は人種差別的だってだけだろこんなもん．．．」

Shivam 「我々は白人であってもいいんだ」

LJF 「"offensive banner(攻撃的/他者を不快にさせる/傷つける垂れ幕)"...... つまりそれはブラック・ライヴズ・マターもそうだということでは？」




gregg 「これがどうして人種差別になるのか誰か教えて」

JOHN G 「片や人種差別となり、片やそうはならない。このダブルスタンダードがヘイトを生み出す手助けをしている」

Timothy 「これは表現の自由」

Anonymous 「何が人種差別かって、これを人種差別だと言うことがそうだよ」




John 「先月からのこの活動で、黒人コミュニティが何かしらを得ることができると、実際に信じている人間が本当にいるのか？」

Paul 「白人の命も大事」

CountryGirl 「人種差別ではない．．．私の命、私の子供の、私の家族の命は全て大事だ。我々は白人だ」

Sean 「ほとんどの人は黒人の命が大切であることに同意していると思う。だが現時点においては、黒人の人たちは他の人たちも大切であることに気づいているのかと疑問に思ってしまう」

NioP 「イエス・キリストによれば、すべての命は大切である、たとえ白人であってもだ」

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