アメリカの「みのもんた」ことジェイ・レノ氏が持つ名車コレクションの中から60年代の日本車を代表するマツダ・コスモスポーツ110Sを紹介していましたのでご紹介。
Mazda Cosmo 110S - Jay Leno's Garage by Jay Leno's Garage
ジェイ・レノはアメリカ合衆国ニューヨーク州出身のコメディアン、俳優、声優、作家、プロデューサー、テレビ司会者。 NBCのトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』の司会を約17年もの間務め、年収は3200万ドル(約32億円)にも上り、同国のセレブリティ収入ランキングでは23位に位置している。 世界的にカーマニアとして知られ多数のコレクションを所有している。 wikipedia
マツダ・コスモスポーツ110Sはロータリーエンジンを搭載した大衆スポーツカーとしては初期のもので、 ここにあるのは1100しか作られなかった中でさらにアメリカに存在する僅か3台の内の1台だ。 1966年に製造を開始して日本国内でしか販売されなかったが日本に駐留していた米国軍人が個人輸入してきたものを私が購入した。
当然右ハンドルだし速度表示もマイルじゃなくてキロメーターだ。 キロメーター表示の利点は「時速100kmになったぞ!」と思ったとしてもマイルだと実際は時速58マイルだからスピード違反になりにくいことだ。 外装はほぼオリジナルであまりいじっていないがエンジンは少し新しいロータリーに換装して110馬力から220馬力へパワーアップさせている。
この車のスタイリングで好きなのは後ろは50年代・60年代のフォード・サンダーバードっぽさがあり、フロントは当事のイタリア車っぽさがあり、 でもやはりクラシカルな日本のデザインになっているところだ。
それに当事としては贅沢な作りになっている。エアコンもオプションで付けられたし、まぁこいつにはないんだが、アジャスタブルシートもあるしAMFMラジオもある。 何より60年代のスポーツカーが好きな理由でもある木製のハンドルがあるのがポイントが高い。 人間工学に基づいて作られておりとてもよい内装だ。
それとボンネット横から突き出たミラーがお気に入りだ。最近の車じゃ見なくなったが私はカッコいいと思ってる。
ロータリーエンジンの弱点はトルクが低く、燃費が悪いことだが反面とても軽量でとても滑らかでエンジンを高回転で廻せ、そして何より楽しいことだ。 このスムーズさが、9000回転を維持するのが楽しくて仕方ない。このエンジン音が大好きだ。 私が小さい頃、マツダがやっていたコマーシャルがとても印象に残っている。ピストンエンジンが「トゥクトゥクトゥク」と鳴るのに対しロータリーは「ム゛ゥーーーーー」といった感じだった。
トランスミッションはは5速、この車が出た当時は他のほとんどの車はほぼ4速、マスタングやコルベットにいたっては3速だった。 5速のある車はフェラーリやアルファロメオ、マセラッティぐらいなもんだった。。
マツダ・コスモスポーツ110Sの最大の弱点は数がなく、パーツがないことだ。先述した通りアメリカには3台しかなく日常的に使っているのはこの車ぐらいのもんだ。
それとロータリーエンジンに化学合成オイルはオイル漏れを起こすから絶対に使っちゃダメだ
軽量な車がそれの持つパワーを最大限に利用することでこの車を楽しく出せている。 最近の車は、コルベットなんかはとてもパワフルで驚くほど早くあっという間に時速200マイルに達する。 この車などは60から100マイルあたりが一番楽しい。そこがこの車の適切なパワーバンドだからだ。
マツダ・コスモスポーツ110Sは当時の他のスポーツカーとは一線を画している。
60年代は日本車にとって偉大な年代だった。 ホンダなどが小さく高回転で効率的で早いエンジンによってアメリカを席巻したがマツダ・コスモスポーツ110Sはそれらより少し先を行っていたと言える。 トヨタGTと並んで名車と呼べるだろう。
compaq63
3代目のマツダ・コスモスポーツを所有してたけど…この車ほどかっこ良くはなかったよ…
Ronald Boutan
日本よりもっとイタリアっぽい見た目だよね。
John Burns
マツダは排気ガス抑制を理由にRX-8で辞めちゃったからなぁ。
スカイアクティブエンジンに人も予算も取られちゃったからもうロータリーエンジンは作られなくなっちゃったよ。
ロータリーエンジン50周年を記念してマツダRX-ヴィジョンっていうのがアナウンスされたけどどうなることか。
ロータリーには悪い点も多いけどいい点も多いんだけどなぁ。
Mr Gard15
マツダRX-8を辞めたのはエミッションのせいじゃなくて単に利益にならなかったからだよ。
John Burns
いやいや、スカイアクティブのせいだって!
Cloverof4
エミッションが理由なら世界中で販売をやめたのはおかしいだろ。
もしそれが理由なら基準の厳しいアメリカだけ販売するのをやめて、
他の地域では販売を数年間ほど続けるなんてこともできたはずだ。
それが理由の一つだったかもしれないけどやはりロータリーは十分な利益を上げられず、
マツダは経営資源を集中させてより多くの人々にアピールできる新しいプロジェクトにフォーカスしたんだよ。
John Burns
マツダはロータリーに人員を割く余裕がなかったんだよ。皆スカイアクティブに取られちゃってた。
スカイアクティブはエンジン、サスペンション、ボディ、その他様々な車を構成する要素を総合的にデザインして作られるから多くのリソースが使われちゃったんだ。
だからようやく今になってスカイアクティブ・ロータリーに力を入れられるようになったんだよ。
ZIGZAG!
スカイアクティブはヨーロッパのマーケットでは異彩を放ってるよね。
他はどこも3気筒でターボのダウンサイジングさせたエンジンばかりだけど
マツダはナチュラル4気筒でターボ無しのまま。でもそれでいて同じくらい効率がいい。
Terry Orcutt
このような歴史に残るユニークな車を保全してくれてサンキュー。
ChaindogUKFR
どこが保全してるっていうんだ。ヤツはエンジン丸ごと入れ替えてるんだぞ!
Adrian Fraga
ウルトラマンでこの車を見たことがある。
Matt
とても楽しめたよ、ありがとう。素晴らしい車だ。
TheGreatUtopiaCat
ミラーが…いい…
Frank Kwok
ロータリーのサウンドがたまらないね。貴重な体験をシェアしてくれてありがとう。
ウルトラマンw
返信削除これは後期型ですね。彼はこの車がすごく気に入ってるんだよ。あっちこっちの旧車会に自分で乗り付けて行ってるから。
返信削除