フェラーリのデザイナーが列車をデザインした結果、2階建てのスイートルームやパノラマビューが楽しめる客車を誇る素晴らしい超高級新型寝台サービスが完成した。

Inside Japan's ultra luxurious new sleeper train by Daily Mail Online

c TRAIN SUITE 四季島 JR東日本 特徴:
・豪華寝台列車「四季島」は5月から運行を開始し旅程は1~3泊、料金は時期やコースによって変わるが32万円から90万円

・四季島は10両編成でダイニングカー、ラウンジ、17室のスイートルームがあり定員は34人

・また先頭と後方車両は展望車になっており乗客は高速移動する列車からパノラマビューを楽しむ事が出来る。



日本を旅するなら高速で移動する新幹線を使うのが一般的だろう、だがそんなものは忘れてしまおう、日本の広大で息を呑むような風景をゆったりと満喫しながら旅する新しい方法が生まれたのだから。

今年5月に運行を開始する豪華寝台列車「四季島」は2階建てのスイートルームやパノラマ展望車両を備えており、フェラーリやポルシェ、マセラティなどの高級車のデザインを担当した自動車デザイナーが手掛けている。東日本旅客鉄道(JR)がその魅力的な寝台列車を紹介する新しい映像を発表したのでその内外を見てみよう。

c TRAIN SUITE 四季島 JR東日本 豪華寝台列車「四季島」は東日本の様々な土地を蛇行するように1泊から3泊かけて運行し、その道中では土地土地の文化や工芸品、グルメ、名物を楽しむ事が出来る。10両ある車両には未来的なデザインの展望車両が前後に2つ、高級ダイニングレストラン、共有ラウンジ、3つのユニークなデザインのプライベートスイートが含まれている。



乱平面造りの高級ダイニング車両では美しい風景を楽しみながら なごやかな雰囲気で素晴らしい食事を堪能できる。


c TRAIN SUITE 四季島 JR東日本 この特別列車の各旅行での定員はわずか34人。各スイートルームにはベッド、収納スペース、シャワー、トイレが備わっている。寝台車はスイート、デラックススイート、そしてメゾネットタイプの「四季島スイート」の3つが用意されいずれも快適な旅が保証されている。特に「四季島スイート」の部屋は床から天井までの窓が並んでいて常に変化する風景を満喫できる見晴らしの良い部屋になっている。



日本の伝統的なヒノキ風呂ですらこの豪華車両では装備している。



共有ラウンジ車両にはバーがあり乗客は夜も過ぎ行く車窓からの景色を眺めながらくつろいだ時間を過ごす事が出来る。静かな森のイメージを呼び起こすかのようにデザインされた壁の模様が特徴的だ。

モダニズム溢れる曲線、木製のパネル、芸術的なディテールがブレンドされたこの寝台列車は奥山清行氏がデザインの原案を担当している。

彼は以前、ゼネラルモーターズのチーフデザイナーやポルシェのシニアデザイナーとして活躍していたが他にもフェラーリエンツォ、マセラティクアトロポルテ、その他数多くの人気ある車等のデザインを手がけている。



スイートルームの1室はバリアフリー対応になっており、車椅子の乗客に合わせドアやトイレ・シャワーなどを広く取っている。



最高の腕を持った一流の料理人達が東日本の旬の食材をベースにした料理を企画する。旅の道中ではその土地の名物を使った料理、例えば朝食に函館で有名なイカやイクラを使ったおにぎり等が味わえ、また地元の有名レストランの提供するランチやディナーも堪能できる。



「四季島」の発着拠点となる上野駅には専用のラウンジとホームが設置されている。

季節ごとに運行ルートは変化し、いずれも鳴子温泉や弘前城などの有名な観光スポットをそのルートに含んでいる。東北・北海道地方を周遊する夏の3泊4日の旅程では日光、函館、青森、新潟を廻り東京へ戻るコースとなっている。

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海外の反応

dailymail.co.ukのコメント欄より: ソース

pilot46(イギリス) 日本はイギリスよりもだいぶ先に行ってるなぁ、駅も非の打ちどころのない。

Eggshen14(イギリス) 素晴らしい。列車にも自分達の国らしさというものが良く出せてる。自国の文化を大切にし、それを守っていく方法を良く理解している証拠だ。

SAMSUNG for 2017(フィリピン) これが旅客列車の未来か、凄いね。

Rots(イギリス) 金持ち達だけが味わえる未来だけどな。

Jc de la Rosa(アメリカ) 日本の高速鉄道の歴史は長い。20年前、私の住む州でどのようにしたら彼らのような高速鉄道網を築くことができるかというった議論があったのを覚えているが未だにまったく進んでいない。

社会のための技術的進歩に関して日本は正しい道を歩んだが我々は何かを間違えてしまった。アメリカじゃ既存の列車や橋を安全に保つことすらできていないのが現状だ。

spinotter それはこの国の民間産業を第一に考える精神が影響しているからだろうな、アメリカじゃ社会にとって善いことだと言っても社会主義者だと批判される。

cindymae(アメリカ) それは政府の予算が社会福祉の給付金に費やされ公共のインフラに回す余裕がなかったからだ。まぁそれも今年からは変わってくれそうだけどね。

Jdh0555(アメリカ) 航空産業や自動車産業のロビー活動のせいだな。

tiktok4321(アメリカ), アセラ・エクスプレスっていうボストン~ワシントンD.C.を結ぶ特急列車がこの国にはあるだろ。まぁ最高速度は240 km/hで実際の平均速度は135 km/hと新幹線には及ばないけどさ。

Lottelita(アメリカ) 日本の高速列車が十分に活用されているとも言い切れないぞ。お金に余裕のある人は頻繁に使えるだろうがそうでない人の多くは長距離移動にバスを使っている、そちらの方が遥かに安いからね。私も「ジャパン・レールパス」っていう海外から来た旅行者向けの格安チケットがなければ電車なんて使おうとは思わなかった。あれはかなり便利だ。

PatienceDove(アメリカ) この列車に乗ると決めた!

Biz-(イギリス) 果たして君にこの料金が払えるかな?

Just saying(イギリス) 凄い! こんなのよく計画されてたりモックアップが作られたりしてるのを良く見るけどそれで終わらずに実際に運行を開始するとは素晴らしい。

A Mules Ass,(コンゴ) こんな電車日本じゃないと作れないな。それにいつだってスイス時計のように走ってくれる。

Tony(イギリス) もしこんな列車を運行させようと思っても英国が製造したらトイレは故障し溢れ閉鎖され、車内は混雑し、このような食事はもちろん食堂車も用意できないんじゃないか? しかも料金も日本の5倍、線路上に雪や葉っぱが積もって動けなくなりましたとか言われそうだ。

Lottelita(アメリカ) 料金以外は同意する。日本はいつも完成度の高い物を作るがそれに伴って価格も高かったりするし。

Kingfish Brown(アメリカ) 素晴らしい列車だ。だが残念なことにそれは清潔さ、秩序、クオリティ・オブ・ライフ、生活水準の点で西欧がどの程度まで低下したかを認識させるものになっている。 私を疑う人もいるだろうが自国に住む人間が自国の都市を破壊するなんてことは日本や中国では起きていない。

全ての人々が知識を動員し、野心を抱き、労力をつぎ込むことでこのような社会を作り出している。 補助金、生活保護、給付金制度に頼り切った人々を抱えてはその様な社会は実現不可能だ。

Frances US おいおい、目を覚ませや。 中国は劣悪な労働条件、環境災害、企業犯罪(粉ミルクに毒が入ってたのを覚えてるか?)のために数年にわたって全国的な暴動を経験している。生活の質なんて大都市の大気汚染を見ていればどれだけ低いか言わずともわかるだろ。

それに日本のクオリティ・オブ・ライフなんてものは福島の事故で終わらせられたよ。農民や村落の住人は政府が福島の原発事故に関連する問題に対処できなかったことを何年も抗議し続けているじゃないか。

Kingfish Brown(アメリカ) ピカピカで、新品同様で、衛生的な駅を見てみろよ、 落書きがまったくない! なぜだ!? というか私たちはなぜそれを疑問に思うようになってしまったんだ?

Bela Rafti(アメリカ) 美しい。日本の文化は最高だな。

Perry(アメリカ) 日本の社会はほぼ完璧と言っていいだろう、そしてそれは彼らの社会が文化的、民族的に均質だからだ。

On(イギリス) イギリスのどのホテルよりも良さげ。

BubSyd(オーストラリア) This is awesome!

SparkleLight 乗りたい、っていうかあそこに住みたい。

Citizen of the world こんな列車で旅がしてみたいなぁ。私は飛行機が怖いからいつも電車を使うようにしてるけどこんな豪華な列車で風景を楽しみながら移動できたらどんなに素晴らしいだろう。

Slapmeat(アメリカ) もうこれ以上写真を見せないでくれ、うちの国じゃ逆立ちしたってこんな列車作れないんだから!

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