"世界の成人の39%は「太りすぎ」または「肥満」by WHO"
「私が日本に来たのは...太りすぎているからです。」
私の名前はクレイグ・アンダーソン、少し太っている。聞くところによると日本人は世界で最も健康な人たちらしい。そこで私はある実験を行いそれをカメラに収める事にした。12週間の間 日本の伝統的な食事以外一切口にしない、それによって私の身体に健康的な影響がもたらされるかを実験するのだ。
「私は体重を減らすため日本食を食べなければならないんだ、なぜかというとオーストラリアの食事に比べて日本食は健康的だからだ。」
「(納豆を見ながら)これは粘液というか蜘蛛の糸というか...」
「(湯葉を食べながら)これはプラスチックのキレを食べてる感じ...?」
日本食には料理としての数々の秘密が、混沌とした文化的要素が詰まっている。
「(日本人女性と料理をしながら)包丁が落ちたけど大丈夫、床に当たっただけだから。」
私は日本で伝統的な食材を使った料理法を学び、飲み物は緑茶だけを飲み、日本の文化にどっぷりと浸かった。
「日本に来て6.5週目になるが、もう13.5kgほど体重が減った。」
「この国では自国にいる時よりも健康的な食事を撮るのが遥かに簡単だ。」
この国に来たのは実験するためだったが、私が発見したのはまったく努力を必要としない健康になるためのダイエット方法だった。
日本の食習慣を取り入れることで25キロ減量できたその過程で私が学んだ事7つ by SBS(オーストラリアの公共放送局)
7 things I learnt from Japanese eating on the way to losing 25 kilos By Craig Anderson 5 Apr 2017"俳優/映画監督であるクレイグ・アンダーソンはより健康的な食習慣を、より伝統的な生活を送る方法を学ぶために日本に行き、25キロも体重を失ってしまった。その大きな食生活の変化から彼が学んだ重要な事とは何だったのだろうか?"
私の食生活はひどいものだった。私はファーストフードをばかり食べていたし、自分で料理する事があってもそれと大差のない不健康なものばかり作っていた。
「さすがにこれはまずい、何かを変える必要がある...」と思っていたのだが、思わぬ所でその機会が訪れた。仲間の映画監督が日本の生活様式がもたらす健康上の利点についてのドキュメンタリーを作ろうとしていたのだ。彼は日本で育ち、日本の食文化がここオーストラリアのそれとどれほど異なっているかをよく知っていた。そこで私は彼に協力し、日本に行くことにした。
日本で過ごした日々は私の人生を大きく変えることになった。ドキュメンタリーの撮影が終わった時には私は25キロも体重が減っていた。今では食事のほとんどを自分で作っている。それまで聞いたこともなかった食品に馴れ親しむようになり、飲み物も緑茶が中心になった。では日本への旅行で何を学んだのか、それについていくつか紹介しよう。
1.伝統的だからといって必ずしも健康的ではない。
日本に行く前に栄養士に会ったのは幸運だった。日本にはとても美味しいものがたくさんある。麺料理、カレー、天ぷら、お好み焼き、すべて健康的だ、週に数回食べる分には。私はそういったものを毎食食べたいと思うタイプの人間だ。
日本人が考える健康的な食習慣で大切な事は野菜、タンパク質、炭水化物の順番を守る事で、それを守ることは私には大変なことだった。
2.お相撲さんのような食事の摂り方をしてはダメ
私は世界的に有名な力士である小錦八十吉氏にお相撲さんがどのようにしてその巨体を作り上げているのかを質問した。もちろん揚げ物などのカロリーの高い料理をたくさん食べているからだ、といった返事が返ってくるものだと思っていた。だが彼らの食事の大部分が粥、スープのような米料理だと聞いて驚いた。彼らは早起きして空腹の状態で6時間ほど訓練し、その後巨大なお椀数杯分の粥を食べ、眠りにつくという。粥はかなり健康的な料理だ、私は食べる量のコントロールこそが重要であるということを学んだ。
ちゃんこ鍋は相撲料理として知られている一種のシチュー。 力士はその巨体で有名だが彼らの食べるちゃんこ鍋のレシピは実際には比較的健康で、脂肪が少なく大量の野菜が使われている。
リンク先 で紹介しているちゃんこ鍋は鶏肉のみを使用したバージョンで、2本の足で歩く動物を食べることは土俵で足を留まらせるのに役立つという古い冗談に基づたレシピ。実際にはちゃんこ鍋には決まったレシピなど存在せず、牛肉やサーモン、豚など何でも好きな食材を入れることが可能。
実のところちゃんこ鍋と呼ばれるのに必要な唯一の資格はそれが力士の手によって、または力士のために作られたかどうかだけのようだ。
3.伝統的な食事は構造と境界を提供する
私は日本の伝統的な食事を摂り続ける事で25キロ減量することができた。日本は地球上で最も健康な国の一つと考えられているが、そのもっとも大きな要因はセットメニューがあることだと私は感じた。オーストラリアのような様々な人種が集まる多文化な国ではあらゆる国の美味しい料理を楽しむ事ができる。だがそれは同時にあらゆる国の不健康な料理も集まるという事だ。
そんな中で料理を比較評価する時、不健康な食事同士を比較してしまう事がよくあった。例えば私はケバブはピザほど身体に悪くないと思っていたので、ピザを食べるのを避けケバブを食べることは「より健康的な料理を選択した」ということを意味していた。
しかし伝統的な食習慣を学んだ今の私はそのような都合の良い比較をすることができなくなった。イタリアンレストランに行けばサラダはピザよりも健康的だと分かるし、おそらく私はそれを選ぶだろう。昔の私ならばその隣のタイ料理屋で"より健康的な料理"であるパッタイ(米の麺を使った焼き蕎麦)を食べていただろう。
4.Practice makes perfect:継続的な練習がより完璧なものを作る
(Practice makes perfect:英語のことわざで日本語翻訳では"習うより慣れろ"とされていますがこの場合はそのままの意味です。)私は幸運にもドキュメンタリーで郊外に住んでいる日本人の女性からタマゴヤキを作る方法を学ぶ機会に恵まれた。彼女は家族のために毎日それを作っており、撮影した際には彼女は自分の料理を恥ずかしがっていたが、私の目からすればほぼ完璧な出来だった。
寿司職人は完璧な玉子焼きを作れるまでに5年を費やすというが、今の私が一週間に一度作るそれはオムレツを高い所から落としたようなモノに見える。がんばろう。
5.納豆が好きな私はかなり幸運
私は科学者ではないが、この強烈な臭いを放つ豆を発酵させた珍味を味わうには、それに耐えられるDNAが必要なのだと思う。
納豆は足の臭いと塗料用シンナーの臭いとが混じったような香りがすると不平を言う人も多いが、私はそれを食べた時ディジョンマスタードのかかった白インゲンマメのような味がすると感じた。
私はこの納豆を毎日朝食で食べているくらい本当に大好きだ。私は未だに同じことをしている別のオーストラリア人と会ったことはない、日本人の半分もこの納豆に耐えられないようだから仕方がないかもしれない。
6.コンニャクはすごく奇妙
私が日々の食事に取り入れたもう一つの食品は、コンニャクという奇妙な灰色の分厚いゼリーだ。それは大きな美しい栗色の花を咲かせるコンニャクイモの一部をすり潰して作られている。コンニャクはゼリーよりもかなり硬く、アメリカではコンニャクをゼラチンのような感覚で食べた少数の人々が命を落としたという。私は魚のソースでそれを煮て、きれいな形に切って整形している。
7.緑茶の中毒者になった
日本では紅茶によく似た煎茶(緑茶)がよく飲まれている。紅茶との違いは発酵の有無で言ってみればヴァージンなお茶だ。 栄養に富み、健康上の利点が多いといわれるが私は主にカフェイン摂取の目的で緑茶を飲んでいる。緑茶はコーヒーより軽く、乳製品を必要とせず、ほとんどの食事と完璧にマッチする。またドライフルーツと氷を組み合わせると素晴らしい食後の飲み物になってくれる。
海外の反応
sbs.comのコメント欄より: ソース
Madelyn CK
私は逆に日本で5キロも増えてしまったけどね。でもそれは普段から通勤や買い物に行く時に車じゃなく電車を使ったり歩いたりしているからだろうな。
それと普段は食べない揚げ物や甘いものを日本で食べたからだろう。私の周りにいた人で日本に行った事がある人は皆体重を減らしていたから大丈夫だろうと思ってつい食べ過ぎてしまった。
まぁ何にせよ日本人が健康的なのは日本食というよりも日本人の健康的な食事により気を配ったりする姿勢やたくさん歩くなどの文化的な要因が大きい気がするよ。
Dora Jahnes 興味深いね。幸運なことに私たちの住むオーストラリアには大きな日本人コミュニティがある。クッキングクラスに通ってみるべきかも。
Jan Mitchell このドキュメンタリーを見て日本料理教室に参加したよ!
Kylie Taylor 私は日本に住んでいた時に特に何の努力もせずに、普段よりもたくさん食べていたのに体重を減らしたよ。
Elizabeth Sorrentino 脂肪とコレステロールが低い物を食べるようにするのも大切だけどやっぱ最も重要なのは食べる量を制御する事だよな。
Cameron Scharnberg このドキュメンタリーを見たよ、素晴らしい出来だった。家に帰ってすぐにBento Boxを買ったね。すべてをまねる事はできないけどちょっと食べ物について違った考えをするようになったよ。
Karin Lederer 日本の食べ物は健康的だよね、揚げ物以外は。
Liz Hanlon 日本食が大好きだし旅行の計画も立てているから是非このドキュメンタリーを見てみたいよ。
Anke Skrandies 納豆か...発酵食品にはエストロゲンが含まれているし食べるべきなんだろうな、欧米の料理にはあまり含まれていないし。
Carmen Stewart また日本関連のものが流行り始めるのかな?
Matthew Gannonfrom 発酵食品が体重を減らすのに役立つ良性な腸内微生物の成長をサポートすることを思い出したよ。 やはり納豆を食生活に取り入れるべきなのかな?
Jimmy Kay でもなぁ、納豆はなぁ...
ChuckmaNorris
私は日本に2年間住んでいたときに約10〜15kgくらい痩せれたね、体重は大体75〜80kg前後にとどまってた。でもオーストラリアに戻ると90~95kgに戻っちゃうんだなぁ。別の機会に九州、京都、大阪を旅行したときは1.5週間で5kg減った。
食事も関係あるんだろうけど私は写真を撮るのが趣味で、興味深いものを写す為にバスや他の公共交通機関を使わず歩き回っていたのが大きいかもしれない。
毎週友達と一緒に居酒屋に行って本当にたくさん飲んで食べていたよ。寿司、ラーメン、餃子、他にもたくさん食べたけど2年間の間に少しずつ体重が減っていったな。
このオッサン、なんか丸々しててかわいいなw
返信削除横向きに歩いてるときが可愛いw
削除俺も3桁デブなんだが腹が出てるのは食べ過ぎと運動不足だよ
返信削除あと沢山歩いたけど日本食で体重増えた外人さんは
脂肪じゃなくて筋肉の量が増えたんじゃないかな?
ダイエットとかで「停滞期」言われる体重が減らなくなる時期も
体の慣れだけじゃなく筋肉量の増加も一因だったりするしね
あぁもう一つ、間違ってるから訂正しとく
× 日本人の半分も
○ 大阪人の半分が
飯よりむしろ交通機関の関係でよく歩くからじゃないか?ってのはちょいちょい言われてるな
返信削除千葉と東京しか知らんけど、どちらでも給食に納豆がでて来るくらいだから、日本人の半分ってのは大げさすぎるね。
返信削除大阪人は納豆食べられないからさ
削除声の大きい人ってのは、少数でも沢山いるようにみえるんだよ
>大阪人は納豆食べられないからさ
削除大阪代表の方ですか?
でも関西人は納豆を好まないってステレオ化しつつあるよね
削除もうそんなイメージが出来上がってるよ
西日本で納豆割とよく食べるのは九州の南半分ぐらいだよ
削除名古屋から西に行くと急激に消費量が減る
大阪人だが、納豆大好きだ。
削除実家の食卓に上がったことはないがな。
初めて食べた時もまったく抵抗がなく美味しいと思った。
ほぼ毎日食べてる。兵庫出身の相方も納豆好きだ。
カラシましましネギたっぷりでほくほく食べてる。
同じく大阪人だけど納豆大好き。
削除しばらくは見た目と匂いかいで「うぇ〜っ」て感じだったんだけど
ある日食べてみたら意外と平気で、それからはどんどん好きになったな。
大阪人やけど納豆は時々食べる!
削除でも、実家では食卓にのぼる事はなかったし、子供の頃はテレビでしか見た事なかったw
因みにうちの両親は北海道と愛媛出身。
関西住みだが、納豆好きな人がほとんどなんだが……
削除全体的に見たら好かれてないんだろうか
一番の理由は「食い過ぎ」。これに尽きる。
返信削除日本は結構高カロリーの食品が溢れているから、自覚したこの人は幸運な分類でしょ。日本に来て太ったって外国人も多いみたいよ。
結局、自制できるかどうかってだけの話だわな。
138kgから25kg減って元々太りすぎてるから
返信削除別に日本食じゃなくてもちょっとダイエットしたらすぐ痩せそうだけどな^^;
大阪で納豆と言えば、いわゆる甘納豆の事を指すそうだよ。
返信削除藁に包まれた方のネバ納豆は多分、大阪では売ってないのでは?
関東の壁の中にでも住んでるのかい?
削除25キロダイエットとか凄い羨ましいな。しかも自炊してるならもっと痩せそう。面白い記事見れてよかった。
返信削除>>オーストラリアのような様々な人種が集まる多文化な国ではあらゆる国の美味しい料理を楽しむ事ができる。
返信削除HAHA、東京はシドニーより国際色豊かな都市だし飲食店の数も要求されるレベルもずっと高いよ
あくまで私見だけど日本と言うのは、
返信削除太ってる人は痩せて、痩せている人は太る国なんじゃないかなぁ?
太るとか痩せるって表現よりも『適正体重に近づく』が正しいかも知れない。
低能の白ブタには箸の作法もいい運動になったからだ
返信削除決して日本の食い物が健康的だからという理由ではない
基本歩くからだ、日本に来てよほどのことがない限りいきなり車は買わない
返信削除土地があり余ってて車中心の生活をしてると太る
歩く歩数とかも重要だけど、脳を刺激してストレスや痛みの解消になるし
30分程度歩くと高揚感や達成感も感じる
他の方法でストレスを発散できていなければ暴飲暴食の原因にもなる
大阪生まれで大阪住んでるけど納豆普通に食べるよ。給食にも出るし。どこのスーパーにも置いてあるし。冷蔵庫にも入ってる。まあ嫌いな人もいるけど。普通だと思う。嘘ニュースに騙されすぎなんじゃない。偏見にまみれたテレビ番組鵜呑みにするのやめなよ。
返信削除>1.伝統的だからといって必ずしも健康的ではない。
返信削除体重に関する記事ではあるが敢えて言うとするならば、本当はカロリーではなく塩分濃度なんだよな。
脳卒中で死ぬか癌で死ぬかという冗談もあるくらいだし。
そして食の欧米化により、比率は変わってきている。
>1.伝統的だからといって必ずしも健康的ではない。
返信削除当たり前じゃい。寿司や天ぷらなんてハレの日のご馳走じゃないか。
江戸時代じゃ蕎麦とかと並ぶファストフードだったし、もっと前に発酵食品でもあったし色んな側面があるよ。
ご飯一膳に野菜の味噌汁、納豆か卵焼きもあれば朝食として十分だしそれに焼き魚がついたら昼飯にも晩飯にもなるよ
ヘルシーだからってそればっか食べるんじゃなくて
炭水化物に発酵食品、野菜も火の通った野菜だったり生野菜だったり、動物性タンパク質も肉、魚、卵とか色々ローテするだけでいいんじゃないかな。たまには揚げ物もいいし、揚げ物にキャベツは相性いいし
つまり定食バンザイ
同じもんばっか食ってると、栄養偏るから変に食べ過ぎるようになる気がする。
あとそれを一品でどうにかしようとすると、なんか物足りない感じになる。
量や質以上に、品数が多いってことがすごく贅沢なことなんだよな
ドカ食いしていても全く太らない人
返信削除普通の人よりも小食なデブ
短期間で太って短期間で痩せるやつ
運動してないのに筋肉つくやつ
人それぞれ遺伝的なものだろ
ちなみにおれはドカ食いするガリだけど太ってる人を羨ましく思う
見た感じだと、まだまだ無駄な贅肉は落とせそうだな
返信削除苦痛でなければこのまま日本食中心に切り替えてしまえば、更に体重は減らせるだろう
ひきわり納豆だいすこ
返信削除>アメリカではコンニャクをゼラチンのような感覚で食べた少数の人々が命を落としたという。
返信削除え?マジで?
この人背はどんくらいなんだろう?女性と並んでんの不思議なサイズ???
返信削除>>19
書いてないけど、それは喉に詰まらせた窒息によるものじゃないかとおもったよ。
低カロリーならどんな国の料理でも太らん。
返信削除ただ、低カロリーで旨いメニューが充実してるか否かは別だが。
油の質もいいんじゃない?
返信削除