Youtubeチャンネル『What I've Learned』より

なぜ日本では痩せるのが簡単なのか?

Why is it so Easy to be Thin in Japan? - What I've Learned - 2018/01/23

外国人「なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか、その理由を考察してみた」(海外の反応)
もしあなたが日本を訪れたことがあるなら、あなたは肥満の日本人を見つけることが本当に難しいということに気づいたかもしれません。ですが米国では、それは全く別の話です。アメリカの成人の肥満率は平均して約30%であるのに対して日本の肥満率はわずか3.5%です。ですがこれら2カ国の人々の体重にここまで差が生まれるのはどうしてなのでしょう?

私は当初、日本人は緑茶をたくさん飲み、 腸の働きを高めてくれる腸内微生物を増やすキムチや納豆のような発酵食品が好きだからでは、と思っていました。ですがそれだけではなかったのです。

このビデオでは日本人がなぜ痩せているか、その非常にシンプルで、しかしとても重要なポイントに焦点を当てたいと思います。



外国人「なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか、その理由を考察してみた」(海外の反応)
まず指摘したいのは日本の "食を取り巻く環境" が米国とは大きく異なるということです。2017年現在、アメリカには24.3万を超えるファストフード店があります。一方で日本には6,169店しかなく、1人当たりのファーストフード店の数はアメリカでは日本の約15倍にもなるのです。

日本ではファストフードはもちろんフライドチキン、ポテトチップス、チョコレート、炭酸飲料などの健康的ではない食べ物をほとんどどこでも購入することができます。ですがそれらと同じくらい便利で "そこそこに健康的" な食べ物も購入することができるのです、しかもその "種類" は膨大です。



例えば、私が健康であることを望んでいるが自宅で料理する時間がない状態の平均的な忙しい社会人だとしましょう。朝ごはんは何になります? ほとんどの人の選択肢は...

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マクドナルドのソーセージやベーコン、エッグ、チーズ等をパンケーキで挟んだメープル風シロップが入ったマックグリドル、それとハッシュドポテトやコーヒーとかではありませんか?


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あるいはダンキンドーナツの卵とプロセスチーズのサンドイッチやテイタートッツ(すりおろしたジャガイモを揚げた惣菜)ではありませんか?


外国人「なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか、その理由を考察してみた」(海外の反応) 時間があればデニーズのパンケーキのようなものを頼めるかもしれませんね、ですが基本的にそういったものに限られています。

もちろん人によってはもっと健康的な選択肢がある人もいますが、私がここで言っているのはアメリカの平均的な人々がアクセス可能な範囲の話です。



では、日本での朝食はどうでしょう? 日本には6000を超えるファーストフード店がありますが、日本には5000もの「丼」を扱うお店もあります。大手だと吉野家、すき屋、松屋ですね。

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すき屋では4ドルで朝食を、白飯、海草の入った味噌汁、卵、焼き魚、小さなポテトサラダのセットを食べることができます。もし空腹でもうちょっと食べたいと思ったらキムチや納豆、煮込みビーフなども手軽に、安く追加できます。

丼物の店以外でも、例えばコンビニエンスストアでもそこそこに健康的な食事をとることができます。日本のコンビニエンスストアではおにぎり、白米と鮭と塩と海苔だけのシンプルな軽食を食べることができまし、小さなサラダや寿司のパック、魚の味噌煮込みなども買えますしスープもあります。


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このスープなどは基本的に野菜と豚肉、魚のスープでできていてますし、コンビニで買える食べ物にいわゆるジャンク的なものがほとんど入っていないことに少し感動を覚えるほど感心しました。そしてこのような食べ物が日本のコンビニにはたくさんあるのです。


外国人「なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか、その理由を考察してみた」(海外の反応) しかも価格も手ごろで10ドル以下でこれだけのものが買えます。

さて、これをアメリカのコンビニエンスストアで手に入るものと比較してみましょう。

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加熱灯の下に置かれた揚げ物や、トランス脂肪、砂糖、防腐剤、不健康な添加物をたっぷりと含む食品に限られます。運が良ければ余計な物を何も追加していないプレーンなナッツのパックを手に入れることができるかもしれません。

つまり日本のコンビニの商品はそれこそ最高品質の健康食品ではありませんが、それほど悪くもないということです。これはとても重要なポイントです。実質的に日本人の誰もがこれらの手軽で手ごろでそこそこ健康的な食べ物にアクセスできるのです、日本ではコンビニはほとんどどこにでもあります。


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日本には約55,000のコンビニエンスストアがあり、1平方キロメートルあたりのコンビニの数はアメリカの約10倍です。それだけ多くのコンビニがあり、しかもほとんどの場合それらは徒歩圏内に存在しています。

もちろんアメリカにも健康的なレストランが "ところどころに点在" しており、またスーパーマーケットの食材で健康的な食事を作ることができるのもわかっています。しかし安く、便利で、素早く食べれる食べ物となると、アメリカにある選択肢はほぼすべて非常に不健康なものになってしまいます


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日本では急いで昼食を取ろうと思ったらバーガーキングに行くこともできますし、周りを見渡せば回転寿司など他の選択肢がすぐに見つかります。松屋に行って、ネギやキャベツや豚肉、柔らかい豆腐の入った豆腐チゲ、牛肉のスライス、温泉卵、スープ、ホウレンソウの和え物、そして白米といったセットをサクッと注文することもできます、無料の生姜のピクルスもあります。

そしてもちろん、日本にはチェーン店ではない、様々な種類の健康的な料理を提供するお店がたくさんあります。そしてこの "多様性" はとても重要なのです。健康的だからといって、他に店の選択肢がなく同じお店に何度も通わなければならないとしたら飽きてしまいますが、健康的な料理を出すお店がいくつもあるなら飽きずに続けられます。



夜に友人と飲みに行く時においても同様です。日本でお酒を楽しむ場所は一般的に居酒屋と呼ばれる業態のお店で、日本に存在するファーストフード店の2倍近くの1 0,000件ほどの居酒屋があります。

アルコールもファーストフードも体には良くありませんが、一般的な居酒屋チェーンでどのような食べ物が提供されているかを見てみましょう。

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ここでもう一度指摘しておきましょう、コンビニや丼物屋や居酒屋などで提供される食事は別に健康的というわけではありません、日本人のほとんどの人にとっても日常的に食べるものでもありません。ほとんどの日本人はこれらの場所での食事を「健康的」とは考えませんし私も同感です。ですが、それらが人にとって最適な健康食かどうかは重要ではないのです。

何が言いたいのかというと、日本では特に健康になろうと努力しない人であっても「特別に健康的というわけでもないがそれほど悪くもない」食事が溢れているので食事が太る要因になり難いのです。



ちなみに、食事と共にする飲み物は何ですか?

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米国では炭酸飲料でしょう。80カ国を対象に行われた調査によると2011年に購入された一人当たりの炭酸飲料の消費量でアメリカは1位になりました、その量なんと170リットルです。日本は56位で32リットル、いかにアメリカ人が日常的に炭酸飲料を飲んでいるかがわかります。

日本ではほとんどの飲食店でお茶を無料で提供していますし、そもそも一般的に大量の炭酸飲料を購入すること自体がアメリカに比べ難しいのです。


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アメリカのコンビニで見られる馬鹿みたいに巨大な炭酸用のカップもこの国にはありませんし、


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アメリカでよく見るこのような炭酸飲料のパックもほとんど見ることがありません。


外国人「なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか、その理由を考察してみた」(海外の反応)
マクドナルドのカップのLサイズの容量は日本が世界で最も少なく、アメリカのMサイズは日本のLサイズよりも大きいのです。

日本の人々の炭酸飲料摂取量を低く抑えることに貢献するもう一つの要因は、もう一度出てきましたね、そう、"多様性"です。

外国人「なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか、その理由を考察してみた」(海外の反応)
興味深いことに日本ではアメリカと比べ1/5しか炭酸飲料を消費しないにもかかわらず、炭酸飲料はアメリカよりも手軽に、日本各地の自動販売機で入手できます。

日本には552万台の自動販売機があり23人に1台という割合で存在しています、それは地球上のどの場所よりも高い密度で日本各地に存在しているのです。

ではそれらの自動販売機の扱っている商品に日本とアメリカでどのような差があるでしょう? 私が日本の箱根の観光地から離れた人気のない路地で見つけたこの自動販売機を見てみましょう。


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炭酸飲料などの"甘い飲み物"のほかにブラックコーヒー、6種類の砂糖の入っていないお茶、それに水などが並んでいます。


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一方こちらの典型的なアメリカの自動販売機では13種の飲料がならんでいますが砂糖の入っていない飲料はこの水だけです。



なぜアメリカ人はデブで日本人は痩せているのか? その答えは"利便性"と"多様性"です。非常にシンプルで、しかしとても重要なポイントです。

健康的な食事が、ファーストフードのような不健康な食事と同じくらい手軽に便利に食べられる、そういった日本の食を取り巻く環境が違いを生んでいるのです。もちろんこれは日本人がなぜ健康的なのかの答えの全てではありませんが、私はこれら2つが重要な要因なのだと思います。

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海外の反応

reddit.comのコメント欄より: ソース


Nina Klos "6種類の砂糖の入っていないお茶"
ちょっくら日本に移住してくらぁ!

Omar それを羨ましいと思える君は意識が高い。

asdfghjkl アメリカ人ももっと砂糖なしの茶を飲めばいいんだよ。なんでそうしないかねぇ。

Mika151 Mika151 日本の茶の種類はそんなもんじゃねぇぞ、ペットボトルだけでもたくさんある。

Kat Musni Fitness "利便性"と"多様性"か、確かに。あともう1つ、私が日本に留学していた時に日本人の友達がお弁当を食べているのを見て気付いたんだけど、そこには量は少ないけどたくさんの種類のおかずが入っていたんだ。

そこには甘みがあり、塩味があり、それぞれに風味豊かで食感もさまざま、そういった全てがあの小さな弁当箱に詰まっているのだと理解した。要は満足感があるんだよ、一食にバラエティがあるから少ない量でも大丈夫なんだと思う

dr4aces 確かに全ての理由ではないだろうけど、日本人がスリムでいられるのに貢献しているのは比較的健康的な食事へのアクセスの良さと決して飽きずにいられる食の多様性かもね。それに外食だけじゃなくてスーパーの事情も日米では大きく違う、日本は加工食品の割合が圧倒的に少ない。

それに日本の人々は今でも家庭で料理をするのが一般的でしかも食事の栄養バランスを常に重視している、その辺の意識の差もあるね。

Seyon 米国空軍のパイロットとして日本に5年駐在し3年目からは基地の外で暮らし始めたんだけど他の日本人と同じ基地の外で暮らし始めただけで体重を失い始めた。

私が基地内に住んでいた時は朝食にシリアルとミルク、もしくはバーガーキングだったのが基地の外に移ると毎朝コンビニでおにぎりを買うようになった。たぶんそういったことの積み重ねなんだと思う。

それとやっぱり日本は公共交通機関が発達している分、車での移動よりも歩くことが増えたのも一因かな。

Guyinapeacoat ダイエットって聞くと皆すぐに痛みを伴う生活様式の変化を意味すると考えるけど、食事制限をせずとも日々の生活に300カロリーを費やす散歩を組み込むだけである程度は体重は下がる、食生活まで変えれば尚更だよな。

mourning_starre 真に問うべきは
『なぜ日本では痩せるのが簡単なのか?』ではなく
『なぜ米国では太るのが簡単なのか?』ではなかろうか?

日本の食生活は健康的だと言われるけど、その新鮮な肉や魚、穀類、野菜を食べてジャンクフードは控えるというのは人間にとって本来取るべき"正しい食事"なんじゃないか?

1stPlaceRodeo アメリカだと太っていることが社会的に受け入れられているってのもあるね。日本じゃ太っていると文字通り面と向かって太っていると、食べすぎだと、運動しろと、最近太ったんじゃないかと指摘される。まぁそれがいいことなのかはわからんが。

freeseoul なんも間違っちゃいねぇさ。

Sergnb 太ることを過度に否定するのもどうかと思うのだが。自信の喪失や社会から否定されるという疎外感、精神衛生上はよろしくないかな。

CDXXnoscope 毎日毎食毎時 炭酸飲料を飲む連中のメンタリティが理解できない。ファーストフードは好きだからよく食べるけど幸い炭酸よりも水や牛乳が好きなんで体重も歯も比較的健康でいれてるわ。

pkkthetigerr 10代の時、私は毎食じゃないけど許可された場合はいつも水の代わりに炭酸を飲んでた。最近これじゃいかんと炭酸のジュースを絶ったんだけどそれだけで6キロ痩せた。

炭酸のジュースはヤバイ、あれはタバコと同様に課税されるべき、広告も禁止すべきだわ。

lmaccaro 米国の加工された食い物は全て砂糖たっぷり、もしくは分解消化されのちに糖となるものでいっぱいだもの、日本と違って太りますわ。

ingifferent 日本とアメリカのコンビニの差に眩暈がする...

Christopher O'Grady 食事の内容もでしょ、日本人の食事は動物性の食べ物の割合が低い。

Daniel Bolado 飲み物の"多様性"が少ないのは本当に厄介だ。レストランでもバーでもアルコールか甘いジュースか水しかない。甘くない茶が飲みてぇ~

Brian Hafey 日本に留学した時に気付いたのはこの国では人々が移動中に物を食べたり飲み物を飲んだりしないという事。歩いている最中や運転している最中に食べたり飲んだりするアメリカ人ととても違うと思った。それとドライブスルーの数もだね。

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