英紙デイリーメールより

ウィンブルドンで3度優勝したボリス・ベッカー:「大坂なおみのプロテニス選手としてのキャリアは "危機に瀕している"」

Naomi Osaka's tennis career is 'IN DANGER' says three-time Wimbledon winner Boris Becker - because he says she 'can't cope with part of the job' after Japanese star withdrew from the French Open following reaction to her media boycott - 2 June 2021



大坂なおみの辞退で全仏オープンが揺れる中、テニス界で最も輝かしいスターの1人が失われるかもしれないという懸念の声が上がっている。

4大大会通算「6勝」を誇る元男子プロテニス選手で現在はスポーツ専門放送局『ユーロスポーツ』で司会者を務めるボリス・ベッカーは今回の問題の発端となった試合後の "義務的な記者会見" が彼女を引退に追い込むかもしれないと語った。



「彼女はメディアと向き合うプレッシャーに対応できなかった、試合に負けた後は特に」

「メディア対応は仕事の一部であり美味しいところだけ持っていくことはできない。私もメディア対応が嫌いで、ジャーナリストと話すのは好きではなかったが、それでもやらなければならないことを理解していた」

「彼女は全仏オープンを棄権する際にメディア対応ができないことを理由に挙げていた」

「だが全仏オープンでメディアに対応できないということは、ウィンブルドンでも全米オープンでも対応できないということだ」

「そのためメンタルヘルスの問題のために彼女のプロテニス選手としてのキャリアが危険に瀕しているように感じる。我々はその問題を真剣にとらえるべきだ」



大坂なおみは5月26日にメンタルヘルス(心の健康)を守りたいとして記者会見を拒否する意向を示した。

これを受け全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンの4大大会の主催者は大坂なおみに対して共同で声明を発表。大坂に対し「メディア対応は選手の義務であり、その義務を放棄し続けた場合は今後のグランドスラムへの出場停止処分を受けることになる」と断固たる態度を取った。

そして5月31日に大坂はツイッターで全仏オープンから棄権すると発表、2018年の全米オープン以来長い間うつ病に苦しんでいたことを告白。

4大大会の主催者たちは6月1日、大坂が経験した問題を防ぐために可能な限りの支援を提供するとの意向を表明した。



だがこの問題の解決は一筋縄ではいかない。ストレスの多い環境に置かれているのは大坂なおみだけでない。全ての選手がそうなのであり、特に選手らが面倒と考えるメディア対応などの分野で例外を設けることは非常に困難だ。

プロテニス選手と対応したことがある人なら誰でも知っていることだが、彼らは課せられた義務を果たすことに対しては覚悟ができているが、ライバルが特別扱いされることに対しては常に敏感だ。

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海外の反応

dailymail.co.ukのコメント欄より: ソース


Rpmcmurphy 「そんなにもろいなら彼女はトーナメントでプレーすべきではない。彼女はまず精神的に安定する必要がある」

Ainslieberrafella 「もろいとかじゃない、彼女は単に感情的で手に負えないだけだ」

Fraidiecat 「彼女はメディアのインタビューを嫌っているだけで素晴らしいテニス選手だ。君は世界最高のテニス選手を見たいのか? それともばかげた質問に喜んで答えている選手だけを見たいのか?」

BB137 「彼女はインタビューを受けると自分がクレーコートでのプレーが苦手であることを思い出してしまう、それで自分の心に疑問が生じてしまうから嫌いだといったんだ。要は彼女は批判されることが嫌いなんだよ。私たちは嫌な質問に対処できない世代を育ててしまった」



snotflake 「ぶっちゃけ彼女が試合後に話さなくても問題なくね? テニスのトーナメントはそのほとんどがコート上で行われることを考えれば彼女は仕事をうまくこなしているだろ」

DrFoster100 「プロテニスはテニスをすることだけが目的じゃない。これはエンターテイメントだ。トーナメントはファンや観客がいて初めて成り立つ。だからメディア対応を行うことが契約の一部になっている。両方ができなければ競う資格はない。そりゃ選手たちにとって記者会見は嫌なものなんだろうし特に負けた場合は最悪だろう。だがそれも仕事だ、記者会見での選手へのケアを強化する必要があるとは思うが」

Firefly 「問題は彼女が批判や詮索するような質問を受け入れることができないということだろう、特に試合で負けた後に。彼女は彼らが称賛し、彼女が望むことを尋ねた場合のみ喜んでそれを行う。彼女は甘やかされて育ったこらえ性のない子供だ、先人たちを見習う必要がある」



Kate 「彼女は再び人々と向き合うことができるようになるまで休んだほうがいいだろう。だがメディアを永遠にボイコットすることはできない、それはプロスポーツの仕事の一部だ」

Frencj1 「本当にそうか? プロスポーツは選手のことを考えていない。サッカーは訴訟を起こされてやっとヘディングの危険性を認識しルール変更を検討し始めた。運営側が気にかけているのはお金だけだ、代えになる選手が新たに入ってくる限り彼らは必要最小限のことしか行わない」

Somewhere 「給与の一部がトーナメントの利益のためにメディアと協力することから来ている以上はそれを行うのは当然のことだ。都合のいいことは許されない。もし自分の仕事の一部をどうしてもやりたくないというのならそれは間違った仕事に就いているということだ、プロを辞めてトレーナー/コーチにでもなるべきだ」

※ヘディングは将来的に脳へ悪影響を及ぼす可能性がある事を理由に集団訴訟を起こされ米サッカー協会は10歳以下の子どもがヘディングすることを禁止した



Dodobird 「テニスはフィジカルと同じくらいメンタルを必要とするスポーツだ。彼女の言いたいことはわかるが、テニスのプロである以上はインタビューも仕事の一部だ」

lees 「彼女はこれまでかなり積極的に発言してきたし片膝をついてBLMへの賛同を示す行為だって何度もしてきた。あれだけ自己主張してきたんだ、いくつかの質問に答えるなんて彼女にとってはそれほど難しいことではないはずだ。彼女は積極的に喋れる人間だよ、都合のいいときだけだがな」

Just Me, 「その通り。彼女に彼女が何よりも愛する "BLM" についてインタビューしたいと言ってみるがいい。"メンタルヘルスのためにメディアには対応しない" という彼女が自らに課した枷ははたしてどれほど続くかな?」

Harley1969 「まさにその通り」



Jeedee 「世界は自分たちの要求に応えるべきだと考える子どもじみた馬鹿がまた現れたか。なんて愚かな甘やかされたガキだろう」

IGiveYouTheTruth_ 「ボリス・ベッカーさん、気を付けて、白人が有色人種の女性について意見を言うとキャンセルされちゃうから。そういうのは今や許されざる行為なんだよ」

SerenaSure 「ツイッターの連中はすでにこの問題を人種問題にすり替えている。メーガン妃が英国王室に虐待されていたと主張したときと同じ論調でな」

キャンセル:個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難すること



aerrrrrr 「スポーツで頂点に達した人間が、メディア対応も仕事の一部であると認識していないという事実に驚くほかない。仕事の内容を選り好みし嫌いな部分を避けるなんてことはできない。彼女はこれからもプレーするためにイベントの主催者やスポンサーの要求に応じて報道陣と話をするか、引退してスポットライトから離れて静かな生活を送るかのどちらかを選択する必要がある」

MrLewis73 「報道陣を避けたいなら公園でプレーでもしてろ。プロ選手の仕事にはメディア対応も含まれている、それがストレスになり過ぎるというならそんな仕事をするな。仕事の楽しい部分をだけ選んで残りを避けることなんてできない」

Paul 「大阪なおみのようにメディア対応でメンタルヘルスに負荷を抱えてしまうスポーツ選手はメディアに出ないという選択肢が与えられるべきだと主張する人たちへ。メディアと話したくないのであれば、メディアと話す必要のあるキャリアに進むことをそもそも "選択" するべきではない。その選手を宣伝し、名声を与え、賞金のほとんどを支払っているのはメディアとの契約だ。それが嫌なら何か他のことをするべきだ」



Sid14 「大坂なおみはとんでもない嘘つきだ。もし彼女が本当にうつ病を患っていたら大会の途中ではなく大会前に辞退していたはずだ。彼女が辞退したのはテニス協会が彼女に最後通告を与えたからだ。大坂なおみという人間は心の底から腐った傲慢でナルシストな恥ずべき人間だ。彼女が完全にプロテニスから離れるべき時が来た。彼女は想像できる限り最悪のロールモデル(人々の見本)だ」

El Trigger 「自分が嫌いな社会問題について話す時は喜んで話すのに仕事に関して質問されることは嫌いなんですね」

Danrmcr 「良いことだ。きっと彼女は記者会見をボイコットすることがどのような顛末を迎えるかを見誤ったようだ。彼女はおそらく他の選手や引退した選手らが彼女をサポートしてくれると思っていたんだろう、ところが誰も彼女に乗ってくることはなく皆一様にメディア対応はは仕事の一部だと述べた。彼女に残された道はメディア対応を受け入れるか引退するかだ。メンタルヘルスの問題を都合のいい道具として使う人間にはもうんざりだよ」

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