最も評価の高い自動車トップ10:ベストカーオブザイヤー2017(コンシューマーリポート)

10 Top Picks of 2017: Best Cars of the Year by Consumer Reports

我々コンシューマーリポートが「最も評価の高い新車2017」で選出した自動車は 信頼性、安全性、顧客満足度全てにおいて高い評価を得ている。 つまり当社の厳しいトラックテストと広範囲に及ぶオーナー調査で高い評価を得ているということである。 我々は今回選出された自動車たちに賞賛を送ると共に、自信を持って推薦する。

どの様に評価したのか

総合評価: 最高評価を得るためには各モデルはそれぞれのカテゴリーで他の模範となる高い総合評価を示さなければならない。 我々は自動車のロードテストのスコア、予測信頼度、顧客満足度、安全性から総合的な評価を出している。

ロードテスト: 327エーカーの広さを持つ我々の自動車テストセンターで実施された50以上の評価基準に基づいて、 各車のパフォーマンスが評価される。 計測機器を備えたトラックでのテストから、 コンシューマーリポートのスタッフが実際日常で使用しての快適性と利便性の評価まで様々なテストが行われる。

信頼性: 我々は50万台を超える自動車を対象にした2016年自動車調査でユーザーから報告された実際に起きた不具合のデータに基づいて 新車の信頼性、今後不具合が起こる可能性がどれほど低いかを予測している。 新しいモデルまたはリニューアルされたモデルの予測信頼性は製造元の実績、または以前のモデルによって左右される。

顧客満足度: 良い車は顧客を幸せにするはずだ。 我々は自動車を購入した人々の満足度を もし車を購入する前に戻れたとしてまたこの車を購入したいと思うかと問い、その割合に基づいて評価している。 最新のコンシューマーリポート購読者調査では2014年以降のモデル30万台以上のデータを収集した。

安全性: コンシューマーレポートが推奨するすべての車両は 当社のトラックでの事故回避テスト、政府または保険業界が実施した衝突試験での結果、それら両方で高い評価を得る必要がある。 また我々は前方車接近警報システムまたは自動緊急ブレーキシステムを標準装備したモデルを高く評価している。


カテゴリー別最も評価の高い自動車2017

小型SUV:スバル・フォレスター(Small SUV)

価格:$27,145
ロードテストのスコア:85
信頼性:4/5
顧客満足度:4/5
燃費:26mpg

スバルフォレスターは小型SUVの基準を打ち立た。 比較的広い室内に、高い燃費性能、信頼性も高く、どの年代の人であってもとても使い勝手がいい。 大きな窓と箱形の車体は 競合車が実用性を損なうようなスタイルの車を作る傾向にあるのとは対照的で、乗客に広々とした室内空間を提供する。

大きな正方形のドアは乗り降りを助け、比類のない視界性能は運転する者を安心させる。 しっかりとしたハンドリングとしなやかな乗り心地も魅力的だ。2.5リッター4気筒エンジンは適切なパワーを車輪に伝え、燃費は26 mpgと優れている。 また前方車接近警報システムや自動緊急ブレーキシステムなどの安全技術はエントリーグレード以外の全てのグレードで利用可能だ。


中型SUV:トヨタ・ハイランダー(Midsized SUV)

価格:$41,169
ロードテストのスコア:84
信頼性:4/5
顧客満足度:4/5
燃費:20mpg

この競争激しいセグメントで最高評価を得るには中型SUVは全てにおいて高いスコアを出さなければならない、そしてトヨタ・ハイランダーより優れたものは存在しなかった。

中型SUVに期待されることは多く、家族に優しい機能性、全天候型走破性、3列式座席、大きな貨物スペース、牽引能力などを人々は求めている。それらを満たしただけでなく、高い燃費性能と長期的な信頼性を併せ持ったハイランダーは多くの人にとって魅力的だろう。 2017年のアップデートではV6エンジンはさらに25馬力追加、ギアも2段階追加され、さらに高度な安全装置が標準装備されている。


中型セダン:キア・オプティマ(Mid-size Sedan)

価格:$17,570
ロードテストのスコア:86
信頼性:5/5
顧客満足度:5/5
燃費:28mpg

中型セダンの購入を考える人は誰もがホンダ・アコードかトヨタ・カムリを選ぼうとするだろうがこの キア・オプティマはそれらの代替となる自動車だ。反応の良いハンドリング、安定した乗り心地、快適なパワートレイン、短い停止距離、使いやすいコントロール、広い後部座席、その他ファミリーセダンに求められる全てを持っている。

オプティマは通常より高価な車で見られる機能が満載されたスタイリッシュな自動車だ。ハンバーガーの値段でステーキが食べられるようなものだ。卓越した信頼性と幅広い保証範囲、判断力のある人は是非この最近リニューアルされた車を試乗すべきだろう。


中型車:シボレー・クルーズ(Compact car)

価格:$23,145
ロードテストのスコア:77
信頼性:5/5
顧客満足度:3/5
燃費:30mpg

このリニューアルされたシボレー・クルーズのセダンとハッチバックは 2つのセグメントの王者、ホンダ・シビックとトヨタ・カローラを退け 中型車セグメントで最高評価を得た。

一回り大きいシボレー・インパラを小さくしただけに思えるかもしれないが インパラの持つ優れた運転体験と幅広い機能を維持している。 洗練された153馬力のターボチャージャー装備の4気筒エンジンはこの車に適切なパワーがあり、 中型車にしては乗り心地も滑らかで室内も広々としている。 我々がテストしたシボレー・クルーズの燃費は平均30mpgという良い結果で、高速道路では47mpgと高い数字を出した。この印象的な数字を考えるとディーゼルエンジンバージョンを待つ意味はないかもしれない。


大型セダン:シボレー・インパラ(Large Sedan)

価格:$39,110
ロードテストのスコア:91
信頼性:3/5
顧客満足度:4/5
燃費:22mpg

シボレー・インパラは引き続き大型セダンセグメントを支配し続けている。 その理由はドアを開ければ分かるはずだ。 座席は広くゆったりとしており全てのコントロールは最適な位置に配置され直感的に理解できる。

その驚異的なサイズにもかかわらずシボレー・インパラのハンドリングは反応が良くしっかりとしている。 道路の凸凹も効果的に吸収し高級セダンを連想させる乗り心地をもたらしてくれる。 後部座席は3人の大人乗っても窮屈さを感じず、トランクもかなりの大きさだ。 大型セダンの購入を考える人は高級大型セダンの前にまずこの車に試乗することを薦める。


ハイブリッド:トヨタ・プリウス(Compact Hybrid)

価格:$27,323
ロードテストのスコア:75
信頼性:5/5
顧客満足度:5/5
燃費:52mpg

ハイブリッドの先駆者であるトヨタ・プリウスは4世代に渡って高燃費自動車のベンチマークとなってきたが 未だに革新的なエコカーとしてそのトップに君臨している。 我々のテストでの燃費は52 mpgという驚異的なもので、 プラグイン・ハイブリッド以外ではこれまでに記録した中で最も高かった。 プリウスは優れた信頼性を誇り、ハイブリッド機構の複雑性を考えれば目覚ましい成果である。

最近のリニューアルによって客室の騒音は低減され、乗り心地は向上し、ハンドリングの反応も向上するなど さらに改善された。また新しいプリウスには様々な最新の安全機能が標準装備されていることも高評価に繋がった。


小型車:トヨタ・ヤリスiA(Subcompact Car)

価格:$17,570
ロードテストのスコア:60
信頼性:5/5
顧客満足度:3/5
燃費:35mpg

マツダが開発しサイオンが発売した(2016年9月にサイオンブランドは廃止、トヨタブランドへ統合された) トヨタ・ヤリスiAは小型車であっても人々を喜こばすことができることを証明している。 トヨタ・ヤリス・ハッチバックの異なるモデルであり、 この魅惑的なセダンは貧弱なモデルだらけのセグメントの中で際立っている。

滑らかで求められれば直ぐに反応する4気筒のエンジン、心地良く切り替わる6速の自動変速機、乗り心地も悪くなく エントリーレベルのクラスの中ではかなり洗練されている印象だ。「スポーティで楽しい車」そのマツダのDNAはこの車でも健在で、適切に調整されたステアリングと運転するものを夢中にさせるハンドリングは 手ごろな価格帯であっても遊び心をもたらしてくれる。 フル装備のインフォテインメントシステムと標準装備の低速自動緊急ブレーキ機能はこのトヨタ・ヤリスiAをより魅力的なものにしている。


小型ピックアップトラック:ホンダ・リッジライン(Compact Pickup)

価格:$36,480
ロードテストのスコア:80
信頼性:3/5
顧客満足度:5/5
燃費:20mpg

この郊外をターゲットにしたピックアップトラックには革新的な要素がたくさんあり、洗練され高い汎用性を備えている。 競争の激しい小型ピックアップトラック セグメントの中でこのホンダ・リッジラインは競合車に比べよりセダンに近い印象を持たせる。 またそのハンドリングは他の小型または大型のピックアップトラックよりもはるかに優れており、燃費性能も高い。

ホンダ・リッジラインは巨大な物の牽引やオフロードにはそれほど向いていないが、このスマートにデザインされたトラックはそれら以外のメリットで補っている。 荷台の下には鍵のかかる収納スペースがあり、 荷台のテールゲートは縦にも横にも開閉できその柔軟性を高めている。 ピックアップトラックを購入したいと考えている人の多くが大きくて頑丈なトラックを夢見ているが、 このホンダ・リッジラインの乗ってみればその考えを改めることになるだろう。


スポーツカー:マツダ・ロードスター(Sports Car)

価格:$29,905
ロードテストのスコア:80
信頼性:4/5
顧客満足度:5/5
燃費:34mpg

マツダ・ロードスターは「運転をする喜び」を具現化したような存在だ。 その錬金術式は1990年以来磨かれ続けてきた。核となる成分は滑らかな4気筒エンジン、後輪駆動、シャープなハンドリング、そして軽量であることだ。

そして一番の魅力はこの車の反応の良さにある。 適度なパワーは滑らかなシフトと適切なギア比によりさらに大きな効果を発揮している。 マツダ・ロードスターは曲がりくねった道でさらにその魅力を増す。 即座に反応するステアリングとバランスの良いハンドリングでドライバーを笑顔にしてくれるだろう。

その上にこの車は素晴らしい燃費性能を誇っている。 非常に楽しく、財布にも優しく、乗る者全てを魅了するスポーツカーだ。


高級SUV:アウディQ7(Luxury SUV)

価格:$68,695
ロードテストのスコア:96
信頼性:5/5
顧客満足度:5/5
燃費:20mpg

7人乗りのアウディQ7は最近テストしたSUVの中で最も高い評価を得ている。 贅沢で過保護とも言えるその装備はSUVよりも高級セダンのような印象を受ける。

控えめでありながら高級感のあるインテリア、長旅でも快適なシートに搭乗者は魅了されることだろう。 インフォテイメントシステムは使いやすく電話、オーディオ、およびその他の機能とシームレスに切り替えることが出来る。 その巨体にもかかわらずアウディQ7は敏捷性があり、路面をしっかりとグリップし、安定した乗り心地、迅速な停止のための優れたブレーキを備えている。 確かにこの車は高価であるがその見返りも大きい。

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Youtubeのコメント欄より: ソース

LifeHacks4All キアオプティマが選出されるのはおかしい。 現代-起亜自動車グループは全ての2.0および2.4L Thetaエンジンに問題があると集団訴訟を提起されていた。 それなのにどうしてそんなに信頼できるのというのか?それらのエンジンは驚くべき頻度で故障していて2015年製キアの所有者でさえエンジン故障を経験している。

Matthew Montgomery シボレー・クルーズの信頼性も疑問だよな。

J3 キアが人気なのが不思議でしょうがないよ。信頼性が低いし保障期間内にさっさと売り払ったほうがいいと思うんだが。

Brian W コンシューマーレポートは最新の安全装置を高く評価するって言ってるのにシボレー・クルーズが最高評価を受けたのがよく理解できない。 自動緊急ブレーキシステムはどのグレードにも付いていないし前方車接近警報システムは最高グレードでしか選べない。 私はそれが理由でこの車を選択肢から外したのに。

Dex Won ベスト・ハッチバックはないのか? もしあったらホンダ・シビック? マツダ・アクセラ? VW・ゴルフ?

Chris Zeidler トヨタ・カローラiMかプリウスじゃね?

johnpaavo 一昔前ならシビックだったろうけど今は間違いなくマツダ・アクセラだろうな。

Abood W アウディQ7が高級SUVで最高評価とか冗談だろ? 何でランドローバーじゃないのよ?

Joseph C. ランドローバーは信頼性が低いからね。一方アウディの方はドイツ車の中で最も信頼性が高いブランドになってる。

JBML007 最近コンシューマーリポートってホンダに厳しい評価しすぎじゃない?

cadsux それはホンダ車のオーナーが厳しい評価をしているってことだからねぇ。ホンダ車を2台所有している自分からすると納得は出来ないけど、まぁ一応リッジラインは入ってるからいいか。

Chris Smith そりゃ君みたいな意見もあるだろうけどさ、私はコンシューマーリポートの評価が間違っているとは考えていないよ。

Jerome Nigawuhkui 最近2017年製ホンダCR-Vを購入したところだけど私はかなり気に入っているよ。

Goldbugg 657 私の両親が購入した新しいホンダ・パイロット(日本未発売の中型SUV車)も何も問題起きてないね。 ちなみに購入したのは6速マニュアルのやつね、ホンダファンでさえホンダの9速オートマは駄目だって認めてるでしょ。

Beach Lovin というかホンダ・リッジラインがピックアップトラック扱いされていることが気に入らない。あんなのホンダ・パイロットに荷台をくっつけただけだろ?

Matt P ホンダ・リッジラインで5000ポンド(2267kg)の荷物を牽引しながら高速度道路を安定して走ることは難しい。 90年代は北米ホンダの作る車は皆すごく良かったのに2000年代に入ってからは駄目になったな。 今は少しは良くなってるけどかつてほどじゃない。バイクや他の製品でも同じだ。かつての評判に頼っているだけだね。

Carlton C マツダ・アクセラじゃなくてトヨタ・ヤリスiAが小型車で最高評価を受けたなんて納得できない。この2台ともマツダが作ったんだろ? トヨタブランドの信頼性のせいか? それともトヨタの方がカスタマーサービスが優れているから?

averagejoe トヨタ・ヤリスiAはアクセラじゃなくてマツダ・デミオのバッジを付け替えたものだよ。 メキシコにあるマツダの工場で作られてるもので マツダがデミオを北米で売るのを止めてからトヨタ向けに作ってるんだ。

TheBluehornz01 スバル・フォレスターがランクインしてて満足だ。

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