メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』より より

大谷翔平がトミー・ジョン手術へ

Ohtani to undergo Tommy John surgery

大谷翔平がついに損傷した右肘のUCL(内側側副靱帯)を治療するためトミー・ジョン手術を受けることを選んだとロサンゼルス・エンゼルスは今日火曜に発表した。

手術は来週にも行われる予定でこの分野の権威の1人であるニール・エラトラッシュ医師が担当する。エラトラッシュ医師はロサンゼルス市内にある整形外科およびスポーツ医学の世界的リーダーであるカーラン・ジョーブ整形外科病院(Kerlan-Jobe Orthopaedic Clinic)の整形外科医でありロサンゼルス・ドジャースの担当医でもある。
トミー・ジョン手術: 投球の際にひじの側副靭帯に大きな負担がかかる野球の投手が受けることの多い手術でこの手術を受けた投手トミー・ジョンにちなんで呼ばれている。





(大谷の手術を執刀するカーラン・ジョーブ整形外科病院のニール・エラトラッシュ医師)
大谷は9月5日に受けたMRI検査でUCL(内側側副靱帯)に新たな損傷が発覚、手術が必要となるとの見通しをエンゼルスは示していたが同選手はエンジェルスの医療スタッフと相談するなどしてから最終的に決定するとしていた。

トミー・ジョン手術を受けた場合一般的に復帰までに14-16ヶ月必要とされており、大谷は2020年シーズンまでマウンドに立つことができない見込みだ。

だが2019年シーズンに打者としての復帰、肘のリハビリしつつエンゼルスに攻撃面で貢献し続けることは十分可能そうだ。エンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷がいつ打者として復帰できるか、来シーズンの開幕戦に間に合うかは現段階では不確定要素が多過ぎるためはっきりしたことは言えないが、手術が行われた後にはより具体的な見通しが立てられるだろうと語っている。

「我々はチームの医療部門からの報告を待っているところだ、だが間違いなく大谷は投手の前に打者として復帰するだろう。とりあえずはニール・エラトラッシュ医師の手術が終わるのを待ち、リハビリの様子を見てその日がいつになるかを判断したい。」

ソーシア監督はそう語った。



トミー・ジョン手術を受けてもそれが野手であった場合、例えばヤンキースのルーキーであるグレイバー・トーレス内野手のように短い時間でフィールドに戻ってくるのが通常だ。彼は投げる際の利き腕でない方の肘のUCL(内側側副靱帯)を負傷し手術を受けたが欠場期間は2017年シーズンの約半分で済んでいる。

またドジャースのスター選手であるコーリー・シーガー遊撃手も今年5月にトミー・ジョン手術を受けたが2019年シーズンの開幕戦のラインナップに入る見込みだ。

その他のトミー・ジョン手術を受けた選手として元メジャーリーガーのカール・クロフォード外野手やエンゼルスのザック・コザート内野手、ツインズのミゲル・サノ三塁手、レッドソックスのクリスチャン・バスケス捕手などが挙げられるがいずれも一年以内、あるいはさらに早く復帰できている。
大谷は右肘の手術を行おうとしているが右投げ左打ちであるため、また守備で出場する必要がなくエンジェルズでは指名打者としてのみ使われているためさらに早く復帰できる可能性がある。そして右肘靱帯の不調が彼の攻撃面に何の影響も与えないことは明らかだ、それを過去数週間にわたって彼は証明してきた。

大谷はエンゼルスから手術を受けるよう勧告されてから18試合で打率 .297、5本塁打、12打点、 1.009 OPSを記録しアメリカン・リーグの新人王争いに再び名乗りを上げた。



「単に二刀流というだけではない、彼は肉体的にも精神的にも投手である自分と打者である自分を完全に分けられる、そこが並外れている。」

ソーシア監督はそう語った。

「今年はもう投手としてマウンドに立つことができないことを理解しすべてを打つことに集中した、ここ最近の大谷の活躍はその結果だろう。手術を受けることで2019年シーズンも投手としては出場できなくなるだろう。だが彼はそれを問題としないはずだ、そして打つことに集中、全ての努力をそこに注ぎ込んでくれるはずだ。」

大谷は今秋火曜日に行われたレンジャーズとの試合にクリーンナップとして出場、今シーズンの成績は打率 .280、21本塁打、56打点、9盗塁、.925 OPSとなった。

右肘の怪我以前の投手としての成績は10回の先発出場で51回2/3イニングを投げ防御率 3.31、63奪三振となっている。

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海外の反応

twitter.comのコメント欄より: ソース


Judge Fudge ‏ 彼ほどの才能を持つ選手を完全に治った状態でなく中途半端な状態で復帰させることは良い考えとは思えない。事を急いだ結果怪我が悪化するリスクを考えるべきだろ。

rla1999 残念なことだが彼の今後のキャリアを考えれば仕方がないか。

Theo Epstein competency ‏ 早い復帰を、そしてその際にはこれまでと同じ活躍をしてくれることを願うよ。試合が楽しめるかどうかは彼がいるかいないかでかなり変わってくる。


MLB公式アカウント
「大谷翔平が来週にもトミージョン手術へ」

🇺🇸Alex 🇵🇭
‏「今のエンゼルスファンの様子」



自称ガチガチのヤンキースファン

「ルーキー・オブ・ザ・イヤーは個人のパフォーマンスだけで判断されるものではない、その活躍がどれだけチームに貢献したかが問われる。」

「ミゲル・アンドゥハー無しでヤンキースは今と同じポジションにいたか? プレーオフに進出することができていたか? 答えはNOだ。」

「大谷翔平がいようがいまいがエンゼルスはクソなままではないか。」


JMoe 同意。

matthew storey どう考えてもそれが正しい。

Michael それに大谷が投手として出場したイニング数は限られている、しかも彼はDHだ。アンドゥハーは毎日フィールドに立っている。

Ray 心から同意する。現時点で大谷がアンドゥハーよりも新人王争いで優位に立つなど考えられない。

Bailey だがそれでもルーキー・オブ・ザ・イヤーは彼にこそふさわしい。

James Cavanaugh アンドゥハーはマウンドに立つことすらできない。ルーキー・オブ・ザ・ヒッターだったならば彼が獲得したかもしれない、だが野球選手として、打者としての面だけに注目するのではなく全体的に見た場合彼が選ばれる可能性? 笑止。

EL Bunion "その活躍がどれだけチームに貢献したか"
そりゃMVPだったらそうだがルーキー・オブ・ザ・イヤーはそうじゃないだろ。

PolkGuy99 大谷は今でもアメリカンリーグのルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補筆頭だけどな。
mlb.comより

現地時間9月25日に発表されたMLB.comによる全米野球記者協会メンバーを対象にしたルーキー・オブ・ザ・イヤーの最終調査結果、大谷は1位票を36人中26人から獲得し合計154ポイントで1位。2位のミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)は93ポイントで3位のグレイバー・トーレス(ヤンキース)71ポイント。

Tom ここに書きこんでいる大谷をディスってる愚かなヤンキースファンがどんな顔をするか見ものだな、大谷が新人王を獲得したら、そして来シーズン打者としてホームランを連発するだろう姿を見たら。

YankeeDaddies ‏ アンドゥハーは守備が酷すぎる。そして大谷はアンドゥハーの半分の打席で彼に近い数のホームランを放っている。

Bust your talus じゃあ大谷の守備はどうだってんだ? DHじゃねーか。

YankeeDaddies ピッチャーは文字通り守備の要であることを理解していない人間がいようとは...


エンゼルス公式アカウント
「大谷翔平に関する続報:オフシーズン最初の週に大谷は側副靱帯再建術を受けることに。手術はロサンゼルスのニール・エラトラッシュ医師が担当する。続報は適時追加していきます。」

Al Sharpstown
「我々アストロズファンでさえも彼の早い回復と復帰を願っているよ。野球はもっと面白い、大谷翔平がいたらね。」


Noah Daigle 今シーズンは大谷を含めて8人のエンゼルスの選手がこの手術を受けている、ニール・エラトラッシュ医師が過労死してしまいそう。

Me 🇺🇸 🍺 🇨🇴 🍺 🇵🇷 まぁ覚悟していたことではある。とりあえず来年の大谷の長打力に期待だ。

Adam Gordon ただただ手術の成功を祈る。


「手術の成功と早い復帰、それ以上祈りたいことなんてない。ショーヘイに幸運あれ!」

drazz なぜエンゼルスがもっと早く、問題が発覚した3か月前に手術を受けさせなかったのか理解できん。

Gabe Ihrig だって大谷がホームランを打ちまくるんだもん。

drazz そりゃそうかもしれないけど来シーズンの事を考えてだな...

Gabe Ihrig わかってる、君は間違っちゃいない。

Ravi Desai まぁ来年の4月までにはDHとして出場できる状態に持ってくるでしょ。


メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』のエンゼルス専属記者 - Maria I. Guardado

「以下大谷翔平のコメント」

- 来シーズン投げることができなくなったことに失望しています、ですがその状況から最善の結果を出すことを目指したいと思います。もし自分が打者あるいは投手のどちらかに専念している選手であったならば来シーズンは全く出場できなかったでしょう、ですが自分は打者として出場できる幸運に恵まれました。

自分が二刀流の選手として続けていくことが可能であると世界に証明できたとは言い切れません、まだ最初のシーズンを経験したばかりですしそこで出場できた数も限られていますから。常に改善し続ける、それを毎年のように重ねていくことで投手と打者を両立できることをいつか証明できればと思っています。 -

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LordVerlander まぁとにかく2020年まで投手として出場することはできないが打者としては来年から出場できると。

seudologiafantastica 残念でならないが、まぁ少なくとも来年は打ちまくる大谷が見れるわけだし...

Titan67 そのことにちょっとワクワクしている自分がいる。

pattheroq 来年はホームラン40本とかそのぐらいやってくれるでしょ!


野球に特化したニュースサイト『The Hardball Times』などで活躍する野球専門の記者 - Jon Roegele

「トミー・ジョン手術こと側副靱帯再建術が初めて行われた記念日でもある今日、大谷がこの手術を受けると発表されたことで "2018年にメジャーリーグで投げた投手のうち少なくとも200人がトミー・ジョン手術を過去に受けた" ことに。」 Wikipediaによればここ10年で500人以上のプロ野球選手がトミー・ジョン手術を受けたとのこと


Dylan B. Wanagiel なんてこったい...

seattle90 ‏ トミー・ジョンがちょっとかわいそうだ。そのキャリアを通じて288勝を挙げ4回もオールスターゲームに出場したのに近頃はトミー・ジョン手術でしかその名が言及されないなんて。

Rasheed Shabazz 野球に関するニュースで聞きたくない名前の筆頭がトミー・ジョンって感じだしね。まぁともかく大谷の手術は大勢の人間にとって残念なお知らせだ。

Fierce Morgan ‏ もうさ、ピッチャーは全員高校時代にこの手術を受けさせようや。

Scott Daniel ‏ 現代の割礼にしてしまえばええねん。

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