メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』より

大谷翔平が今夜のアストロズ戦でマウンドに復帰

Ohtani back on mound tonight vs. Astros - 2018/09/02

マウンドに復帰することを熱望されていたエンゼルスのルーキー大谷翔平が今夜再び二刀流という偉業への挑戦を再開することが正式に決まった。 大谷は米国時間２日午後７時（日本時間３日午前９時）に敵地ヒューストンで開始予定のアストロズ戦に投手としては三か月ぶりに先発出場する予定だ。

大谷は右肘靭帯に3段階中2番目に悪い「グレード2」の損傷の診断を受けたため6月6日以来登板していないが、その復帰の最終的な判断をするとしていた月曜日にエンゼルスタジアムで行われた模擬試合で50球を投げ切り最後のハードルをクリアした。今夜の試合でも同様の投球数で降板する可能性が高い。



「私はずっと、できるだけ早くマウンドに戻りたいと思っていました。特に私たちのチームの先発投手ら全員が何らかの怪我をし故障者リストに入ってしまいましたから。」

「その様なチームの状況が復帰への気持ちをさらに強めました。願わくば、今シーズンを怪我や失敗なく最後まで踏ん張ることができれば思っています。」

大谷は通訳の水原を介してそう語った。
大谷は右肘靭帯治療のために6月7日に多血小板血漿（PRP）注射と幹細胞注射を受け一か月ほど故障者リストに入り休養、7月3日に指名打者としてのみ復帰していた。

故障者リスト入り前の記録は9回の先発登板で49 1/3イニングを投げ61奪三振、防御率3.10となっている。

マイク・ソーシア監督は大谷がマウンドに戻ってくるのを楽しみにしていると述べる一方で、日曜日の試合での登板に対し過度な期待をしないよう自制を促した。

「ショヘイにそのような期待を背負わせていいのかどうかはわからない。」

「怪我をする前、彼はシーズンが開幕するとともに本領を発揮し頭角を現した。その本調子に戻ってくれることを期待している。」



エンゼルスはこれまで通り大谷を1週間に1度登板させその日の前日/翌日には休ませるという運用方法を維持する計画だという。

残りわずかとなった今シーズン、仮に大谷が毎週日曜日に登板すれば大谷はもう5回ほど登板の機会を得ることになり、アメリカンリーグのルーキー・オブ・ザ・イヤー賞の獲得に向けて大きく寄与するはずだ。大谷のもう一つの側面である左打ちの打者としての成績は80試合で打率.276、本塁打15、OPSは .897となっている。

(※OPS＝出塁率と長打率とを足し合わせた値で野球において打者を評価する指標の1つ。 )
米メディア大手のアドバンス・パブリケーションズが抱えるアラバマ州のローカルニュースサイト『AL.com』より

今シーズン中に大谷翔平を再びマウンドに立たせるべきなのか？

Should Shohei Ohtani pitch again this season? - August 31, 2018

ロサンゼルス・エンゼルスの二刀流の新人・大谷翔平は模擬試合で登板、結果マウンドへの復帰に近づいた。

大谷は今でもバッターとして大暴れしているがここでさらにピッチャーとしても復帰すれば新人王レースにさらなる追い風となるはずだ。もし獲得できれば彼にとってもチームにとっても今シーズンのハイライトとなるだろう。

故障者リストに長い間入っていたにもかかわらず大谷はその長打力のおかげで今年の新人王レースに残り続けている。ここでさらに投手としてもう何勝かしたらどうなるのか想像してみて欲しい。

エンゼルスは今シーズン観客を惹きつけるような試合運びができずにいた。だが大谷の新人王レースはスタジアムに観客を呼び込み、チームに対するポジティブな報道をもたらすだろう。そういった意味では大谷が再び登板すべきなのかもしれない。



だがその一方でシーズン最後の数週間、その無意味な試合で大谷にさらなるストレスをかけることは負傷のリスクを増やすだけではないだろうか？ 実際のところエンゼルスはプレーオフ争いから実質的に脱落しており、さらに言えば新人王は今のところヤンキースのスターであるグレイバー・トーレスとミゲル・アンドゥハーが最有力だ。

エンゼルスは大谷をシーズンが終わるまで指名打者でのみ出場させるべきではなかろうか？



あなたはどう思うだろう？
是非以下のアンケートにお答えいただきたい。


今シーズン中に大谷翔平を再びマウンドに立たせるべき？

(上)大谷に投げさせろ
(下)大谷を温存させろ

結果↓

カリフォルニア州・ロサンゼルスの日刊紙『ロサンゼルス・タイムズ』より

大谷翔平が日曜日に先発登板、なぜそうするのか？

Shohei Ohtani is the Angels' starting pitcher Sunday. Why? - AUG 30, 2018

エンゼルスはすでに2019年に向けてプレーしている、ではなぜ彼らは2018年に大谷翔平をマウンドに立たせることを決断したのか？



今週日曜、大谷は3カ月ぶりに投手として先発出場する予定となっている。

彼が最後に先発登板したその翌日に医師は右肘靭帯負傷との診断を言い渡した。だがその程度ではこの野球史上最も興味深い選手をフィールドから遠ざけることはできなかった。

大谷は月曜日に15号となるホームランを放つ。それは "同一シーズンに投手として複数回勝利し打者として15本以上ホームランを放った選手" としてはメジャーの歴史上3番目、1919年のベーブ・ルース以来となる快挙だった。



しかし投手としての彼は未だに故障者リストに入ったままだった。6月、大谷は右肘靭帯の治療のために多血小板血漿（PRP）注射と幹細胞注射を受ける、上手くいけばこれで回復、手術をしないで済むかもしれないとの考えからだ。やがて大谷は投球練習を再開、ここ数週間腕の調子を確かめてきた。

そしてプレーオフ進出の希望がほぼ消えたエンゼルスは今、残りのシーズンを使い大谷が来シーズンも二刀流として活躍できるかを判断しようとしている。もしここで問題ありと判断した場合はすぐに手術を受けさせるだろう、2020年シーズンの開幕に間に合わせるためだ。

だがもし今大谷をマウンドに立たせなかった場合、エンゼルスが来シーズンまで大谷の怪我の評価を遅らせた場合、手術をしても復帰は2020年後半になってしまう。大谷の調子を確かめるタイミングは今しかないのだ。

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海外の反応

reddit.comのコメント欄より: ソース


AlmostLucy SHOHEI SUNDAY IS BACK！

SouthernDerpfornia yesssssssss

Rover16 この夏はショーヘイ・サンデーが無くて物足りなかったぜ．．．

Halos2797 マイク・トラウトという大スターと二刀流の天才・大谷、この2人が並ぶここエンゼルスは野球界の天国や！
大谷はバッティングだけでも見ていて楽しいけどやっぱり打つ投げる両方揃ってこその大谷だ。

TRKillShot はい来た、ルーキー・オブ・ザ・イヤーが確定しましたよ！

PastorofMuppets101 ルーキー・オブ・ザ・イヤー競争はまだまだこれからや！

TheGeoninja レースのトップへの返り咲き待ったなし！

PM_ME_SEXY_BOOBIES いい所まで行きそう。今シーズンの残りの試合で100個くらいはストライクを獲りそうだし防御率も 3.00～4.00辺りで推移しそう。彼の現在のSlash Line【打率/出塁率/塁打率(塁打数を打数で割ったもの)】は .275 / .352 / .545だしこの調子でいけばホームランの数も20までは行けるだろ。十分ルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補として戦える。

怪我が無かったらどんな数字になっていたか超気になるがまぁ仕方がない。

extralowfreq Oh god
物凄く興奮してきた！
でもお願いだから怪我しないでね please。

following_eyes SHO-TIME IS COMING BACK!

Jay_Dubbbs 待ちきれん！

owledge ってかもう？ 早すぎじゃね？

thesixth 間違いなくサプライズだ、だがウェルカムなやつだ。

ChicksDigMyOPS うん、確かにこれはサプライズだ。これ以上怪我を悪化させないでくれることを願うばかりだ。

Yigs2k なんかパンツの中が変な感じになってきた。 help

HothClassicSebastian マジか、お願いだから怪我だけはしないでぇ～

YankeesSteelers 復帰は嬉しいけどさ、田中将大との対決を避けるために大谷を余計に休ませたエンゼルスの決定を今でも恨めしく思うよ。結局対決は来年に持ち越しか．．．

God_Damnit_Nappa あの決定にはイライラさせられたね、日本人投手同士の対決を見たかったのにさ。

YankeesSteelers me too...
あの日試合を観に行っていただけになおさらですよ．．．

Jhacker333 今シーズンはあと1か月ほどしか残っていないのに無駄にリスクを取るエンゼルスの決定に驚いている。

Seattle Mariners 私は医者じゃないけどさ、投球中にまるでグレネードが爆ぜるかの如く大谷の腕が爆発しちゃうんじゃないかと思うんだけど。

pricemcdice 春のトレーニングシーズンまで待って爆発されるよりも今テストしておいた方が対策を取りやすいからだろ。

IndianaGnomes まぁ今問題が起きたら2019年シーズンには出場できなくなるけど、春まで待ってそこで問題が起きたら2019年シーズンどころか2020年シーズンの結構な所まで出場できなくなるだろうからなぁ。

TheCJKid 大谷にはDHもあるからな。仮に日曜の登板で腕が吹っ飛んでもDHとしては来シーズンの初日から出れる可能性もあるし。

owledge 注射による治療の成果を見る上でも、手術が必要か判断する上でも
“Better now than later（後ではなくて、今やっちゃおう）” だ。

3brazillionpeople 登板するのは今回だけかな？

pricemcdice 少なくとも2～3回は登板すると思うけどどうだろ？
まぁ日曜の試合では50球で降板するのは間違いなさそうだけど。

Jhacker333 手術したとして、バッターとして復帰するのにはどれくらいかかるんだ？

thirdreichsthecharm 3～4か月とか？
トミー・ジョン手術(※)を受けたレッドソックス時代のカール・クロフォードがそのくらいで復帰してなかった？

(※トミー・ジョン手術＝投球の際にひじの側副靭帯に大きな負担がかかる野球の投手が受けることの多い手術、初めてこの手術を受けた投手トミー・ジョンにちなんでそう呼ばれる)

IndianaGnomes クロフォードは8月に手術を受けて翌年の開幕日、要は4月に復帰した。彼は左投左打だったが大谷は右投左打、Lead Arm（指揮腕）が違うからDHとしての復帰はクロフォードよりも早くなるんじゃなかろうか？

trustych0rds 6～8か月ってとこか。もし今腕を吹き飛ばしてトミー・ジョン手術をしても来年には打者としては間に合うと、ガッテンしました。

kenfarah00 トミー・ジョン手術を専門とする外科医のインタビューを読んだんだが、大谷は外野でプレイしないから手術後数週間で打てるようになるらしいぞ。

shrinkwrappedzebra まぁ医者は今ピッチャーとしてマウンドに立っても大丈夫とOKを出したわけだし案外問題なく投手として復帰できるかもしれないじゃない。

GoodEdit そうさ、アストロズ打線を完封することを期待してるぞ私は。

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