ジェームズ・キャメロン認証済みTwitterアカウントより

ジェームズ・キャメロン「映画 "アリータ:バトル・エンジェル" モデルのバイオニックアームを両手を失った少女にプレゼントしたぞ」

The @AlitaMovie design team worked with Open Bionics to give double amputee Tilly Lockey a very special, Alita-inspired gift. - 2019年2月14日

ジェームズ・キャメロン

「映画アリータのデザインチームはOpen Bionics社と協力して両腕を失ったTilly Lockeyに非常に特別な、アリータにインスパイアされた贈り物を贈りました。彼女の物語をご覧あれ」



ジェームス・キャメロン: こんにちは、ジェームス・キャメロンです。

映画メーカーとして私は常にテクノロジーに、それが実現しえるものにインスパイアを受けてきました。そしてそのテクノロジーが私が今手掛けている作品『アリータ: バトル・エンジェル』の主要なテーマになっています。

それはヒトとテクノロジーが近づいた世界を描く物語であり、それが人間性というものをどれほど変化させるのかを描く物語であります。

ジェームス・キャメロン: さて、ここで一人の少女を紹介しましょう。

彼女はTilly Lockey、現在13歳の彼女は生後間もないころに髄膜炎菌敗血を患いその両腕を失ってしまいました。しかし彼女はその逆境をものともせずに素晴らしい人間へと成長します、そしてその障がいは彼女からあらゆる可能性を奪いませんでした。

義肢は決して安価なものではありません、特に子供用のものはそうです。そして彼女のように小さいころから腕を失った場合、その成長する身体に合わせて義肢をその都度交換しなければなりません。




ジェームス・キャメロン: そこで我々『アリータ: バトル・エンジェル』制作陣のデザインチーム(及び20世紀フォックス)はイギリスのOpen Bionics社と共同プロジェクトを立ち上げました、彼女のためのカスタムメイドの最先端にして安価な義肢を作り上げるために。

我々とOpen Bionics社のパートナーシップの恩恵を得るのはTilly だけではありません、我々はアリータにインスパイアされた安価な義肢の外装カバーの開発も援助しており、こちらはまもなく切断手術を受けた方々の全てが入手可能になる予定です。




ジョン・ランドー(ジェームズ・キャメロンと共に今作の製作を務める映画プロデューサー) こんにちはTilly、我々は君の知らないところで Open Bionics社のチームと共に、『アリータ: バトル・エンジェル』制作陣全員と共に仕事をしてきた、君のためのアームを作る手助けをするために、このアリータ・バーサーカー・ボディ版のバイオニックアームのためにね。

Tilly Lockey What?

ジョン・ランドー そう、これらは君のものだ、そして今晩ロンドンで行われる『アリータ: バトル・エンジェル』のワールドプレミアに出てもらうためのものだよ。

ジョン・ランドー 我々にとって君という存在はインスピレーションだ。君はその内に秘める強さを見せてくれた、それはまさにアリータがこの映画で体現するものだ。

Tilly Lockey この突然の状況にとても驚きました、もう本当にどうすればいいか分からないくらいに。ですがとてもありがたく思いますしここに来れたことを幸運に思います。そしてそのために尽力してくださった全ての方に感謝したいです。



生後15か月目のTilly Lockey。髄膜炎菌敗血と診断されたときに彼女の生存率は0%だと伝えられたという。命は取り留めたものの両手とつま先の先端を失った。 - photo via thesun.co.uk

Open Bionics:
2014年に設立されたイギリス・ブリストルの低価格バイオニックアーム - 筋肉に発生する表面筋電位の出力量によって動作制御される義手を開発している企業。

3dprint.com によると 同社が開発中の/2018年5月から一部で販売を開始した『Hero Arm』は個人個人の身体に合わせる必要があるためカスタムメイドとなっているが3Dスキャニングと3Dプリンティングを駆使して製造しているためその価格は他社で販売されている同タイプのバイオニックアームの1/3ほどになっているという。

ただしそれでも約10,000ポンド(145万円)はするとのこと。なお同社はこの製品がイギリスの公的医療保険の適用対象になれる可能性を模索中。

重量は1kg以下で充電なしで丸一日利用可能、外装は交換可能になっており対象年齢は8歳以上。

ウォルト・ディズニー・カンパニーの未上場企業に成長資金を提供するベンチャーキャピタル部門から援助されており、過去にはディズニーと共同で『アナと雪の女王』やマーベル・コミックス作品、『スターウォーズ』からインスパイアされた複数の外装カバーのバリエーションが製作された。

(左からアイアンマンモデル/スターウォーズモデル/アナ雪モデル)



ちなみに chroniclelive.co.ukの記事 によると Tilly LockeyさんはOpen Bionics社のテストユーザーであり、この20世紀フォックスが全額を払ったアリータモデルのバイオニックアームがプレゼントされることもワールドプレミアに招待される事も知らず、彼女が住むイギリス北部のコンセットからロンドンに来たのは単に『Hero Arm』のプロモーション写真を撮影するために来たと思っていたとのこと。


(テストユーザーとしてOpen Bionics社のバイオニックアームを装着するTilly Lockeyさん)

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海外の反応

Youtube, twitter, reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


(『アリータ: バトル・エンジェル』のワールドプレミアにて)


Sacha Ramtohul やだ、カッコいい...!

Nicholas James Olmos ‏ 思いっきりハガレンを連想してしまった。

ollumMcJingleballs なにこれカッコいいんすけど。

Melanie Curtis 障がいを持っていない私が言うのもなんだけど、もし義肢が必要になった時はこのくらい気合の入ったデザインの義肢が欲しい。

Antonio Diaz 彼女はまさにアリータだな、そして彼女の存在は世界中の肉体的な障がいを持つ人々の光となるはずだ。

Dele Mala その障がいを乗り越えようとする姿勢はまさにこの映画から感じるヴァイブスだった。

decentpieceofmeat サイバーパンクな未来を感じさせてくれるものはいつだって大歓迎なのだ。

Kintor01 こういっちゃアレだが、そう遠くない未来では機械のパーツを手に入れるために健常者が手足を切るなんてことも起こりそう。

decentpieceofmeat 既にレーシック手術なんてものが当たり前に行われているくらいだしな。

Jesustheteenyears 3Dプリント技術が進化すればこういったカスタムメイドしなきゃいけないものもどんどん安く作れるようになっていく。先天性疾患に関係なくすべての人が平等になる時代に近づいている、そう感じさせてくれる話だった。

RaygunnerRei 宣伝に利用していることにちょ~っとばかしモヤモヤしてしまうが、まぁWINWINな関係だし良いことだよな。

kros141 女の子は自分だけのバイオニックアームを手に入れハッピーだし、20世紀フォックスはチケットが売れてハッピー、このOpen Bionicsって会社も商品の宣伝になってハッピーだし、この手の技術に対する認知度が上がることは社会全体にとっていいことだしね。

KC T 『アリータ:バトル・エンジェル』、この映画昨日見たよ、最近はヒーローものがやたらと流行っているけどそのどれよりも遥かに良かった。映像は圧巻だし物語は美しい、 just love it.

Psycho Jiro 同意。あれらは単純に原作コミックスの知名度で客を集めているにすぎん。

Gwen Poole ね。一部の批評家はやたらと低評価しているけどサッパリ理解できん。

Carlo Villamin 批評家の否定的な言葉に混乱するばかりさ、本当にこの映画を見たのか疑問に思うほどだよ。

JT すでにImaxで2度見たが、まぁ壮大な映画でしたよ。批評家の言葉なんざ信じる必要なし、あれらはただジェームズ・キャメロンだから、ロバート・ロドリゲスだからって理由でヘイターと化す使い物にならない批評家もどきさ。私はアバターと同じように何十回だってこの映画を見れるぞ。主人公役のローサ・サラザールの演技がまた良かった、過小評価されているが素晴らしい女優だよ

DROID POOL 正直期待していなかったんだけど見ていてここまで楽しいと思えた映画は久しぶりやった。

Abigail Aceves ジェームズキャメロンとロバートロドリゲスはアリータの原作となった日本のマンガが持っていた感情、テーマ、そして複雑さを見事にとらえる素晴らしい仕事をした。しかもこのバイオニックアームに光を当てたことで実世界にさらにポジティブなインパクトを与えているんだから脱帽ですよ。

Ice Dragon 何がいいってその女性の力強さの描き方が素晴らしい、 "男" や "男らしさ" というものを貶めることでそれを描いた『キャプテン・マーベル』とは段違いだ。

cindy mananzala martinez これぞ真なる "WOMEN EMPOWERMENT" 、マイナス "フェミニズム" 人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させる、それが本当の女性のエンパワーメントってやつだよ。

映画『アリータ:バトル・エンジェル』予告【覚醒】編

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