関連記事: 大坂の新コーチ候補にレジェンド女王ナブラチロワも - 日刊スポーツ[2019年2月16日7時54分 ]
https://www.nikkansports.com/sports/news/201902160000066.html


アメリカ合衆国のニュース専門放送局『FOXニュース』

LGBTQグループが女子テニス界のレジェンドであるナブラチロワとの関係を解消、トランスジェンダーアスリートに関する彼女の発言を受けて

LGBTQ group severs ties with tennis great Martina Navratilova after remarks on trans athletes - 2019/02/20

MartinaNavratilovaSept2011.jpg By Angela George, CC BY-SA 3.0, Link

LGBTQグループが今週火曜日、女子テニス界の伝説的プレーヤーであるマルチナ・ナブラチロワのトランスジェンダーアスリートに関する発言を受けて彼女との関係を断ち切ったと発表した。

『スポーツの世界にまん延するホモフォビア(同性愛嫌悪)、トランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪)を終わらせ、LGBTQが平等に扱われる世界を築くためにスポーツ界にリーダーシップを発揮するよう促す』を使命とするNPO『Athlete Ally』はナブラチロワを同組織の大使および諮問委員会のメンバーとして迎えていたがその関係を解消するとしている。

Athlete Allyは英サンデー・タイムズ紙に掲載されたナブラチロワのオプ・エド(発行元の新聞社とは関係の無い著名人が意見や見解を著した論説)内の主張に関し、これを "科学とデータの誤った理解に基づいた、現在も世に溢れるトランスジェンダーを標的とした憎しみに満ちた固定観念や差別的な法律などを生み出してきた過去から続く悪質な通説に基づいたトランスフォビックな発言" であると非難している。
transphobia = trans(トランスジェンダー) + phobia(病的恐怖) トランスフォビアとは、性同一性障害やトランスジェンダーに対する様々な嫌悪を意味する言葉。 "transphobia" は名詞で "transphobic" はその形容詞




女子テニスシングルス4大大会で通算18勝しているマルチナ・ナブラチロワは問題となっている英サンデー・タイムズ紙の論説の中でトランスジェンダーが女子スポーツに参加するのはその "不公平な身体的優位性" から "不正" であると主張、それに対し多方面から非難の声が相次いだ。

ナブラチロワはこう書いている。

「例えばとある男性が女性になることを決断したとしましょう。必要とあればホルモンを摂取し(そのプロスポーツの主催団体が何らかの懸念を示した場合など)、その元々の身体的優位性で勝利を積み上げていくわけです」

「ある程度の大金を稼ぐことに成功するかもしれません。すると女性になるとの決断を撤回し普通の男性に戻って家族を作り子供を作るのです、突然気が変わったなどと言って」

「そんなの馬鹿げています、そんなものは不正です」

「どのようなタイプのトランスジェンダーでも私は喜んで接しますが、彼女とプロスポーツで競うとなったら話は別です。それは公平とはならないでしょうから」



チェコ生まれの彼女はスポーツ史上最も偉大な女子テニス選手の1人と考えられており、1980年代に同性愛者であるをカミングアウトして以来、同性愛者の権利向上を求めて社会運動を行ってきた過去がある。
アメリカ・ニューヨークの日刊紙『ニューヨーク・ポスト』より

マルチナ・ナブラチロワに対し同性愛者から非難の声

The insane gay backlash against Martina Navratilova - February 20, 2019

マルチナ・ナブラチロワは単にテニス史上最高の選手の一人であるだけでなく、1981年に同性愛者であることを告白したことで全てのゲイアスリートに希望の光を与えたパイオニアでもある。しかしその彼女は今やゲイコミュニティから悪魔視されるようになった、元男性のトランスジェンダーの女性選手は "不公平な身体的優位性" を有しているという明らかな真実を公言したために。

彼女は “It’s insane, and it’s cheating,(そんなのどうかしている、そしてそれは不正だ)” と今週日曜に発行された英サンデー・タイムズ紙に寄稿した論説の中で書いている。



ナブラチロワは昨年12月にもソーシャルメディアを通じて同様の告発をしておりその際も大量の非難の声を浴びていた。彼女はその後この件に関しより深く理解するためにリサーチを行いそれが終わるまでは発言を控えるとしていたが、同論説の中でそのリサーチの結果自分の見解は強化されただけだったと書いている。

これを受けLGBTQのために活動するNPOのAthlete Allyはその発言をトランスフォビックであると批判、同組織の大使および諮問委員会のメンバーから彼女を解任した。
マルチナ・ナブラチロワは、これは注目すべきことだが、スポーツ界で最初に男性から女性へと性転換したトランスジェンダー選手の一人でありテニス界で初めてトランスジェンダー女性選手として認められたレネ・リチャーズ(現在84歳)をコーチとして迎えた過去がある。

そしてナブラチロワは "性転換手術を受けた人" とそのレネ・リチャーズのような "単に自己申告で自分は女性のアイデンティティを有しているとし、ホルモンを服用している人" との間に決定的な区別をしている。

ホルモン治療を受けてもトランスジェンダーの女性の筋肉量や骨密度、酸素を運ぶ赤血球の量は女性よりも多いままであり、それらは運動能力に直結する要素だ。

ナブラチロワがこう言うように、"何かしらの基準" がなければならず、"男性器を有する人間が女性として競技に参加することを禁止" するべきなのだ。



マルチナ・ナブラチロワは長年の間まさに同性愛者のアイコンであったが、かつてカミングアウトすることが最も危険だった時代にそれをしたことを支持する人々によって、異端者であると追放されたのは残念としか言いようがない。

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海外の反応

9gag.com, reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


csandazoltan そりゃ不正だろ!
身体構造上男性ならば女子スポーツに参加していいはずがない!

saitine 男性は女性より生物学的に強い。ジェンダーとしての性別を変えたってその事実は変わらない。

csandazoltan 別に女性が男性に比べ劣っているなどというつもりはさらさらないが、単純に女性と男性では肉体構造が違う、その強みも弱みも違う、それを無視したらプロスポーツなど成立しないのは明らかなのに。

bobthebob しかしその公然の事実を口にすることは許されません。

alabamanibba 🍌

Embed from Getty Images
ハナー・マウンシー: 元男性のハンドボール/ラグビー選手。写真はオーストラリアの女子ラグビーリーグVictorian Women's Football Leagueでの一場面


andigrod1 ・・・

de00 これは公平ですね。

hroswith 共に金髪の白人、この二人にどんな違いがあるって言うんです?

mbrownwill1 何年も何年も厳しい練習を続け、国を背負いそのスポーツの未来を背負い戦う女性を想像してみよう。そしてそこに "男子スポーツよりも楽にトロフィーを手に入れられるから" という理由でトランスジェンダーとなった男が現れたとしたらどうなるか想像してみよう。

女性アスリートが元男性のトランスジェンダー選手に怒る理由は完全に理解できる。

bottom_biatch レズビアンとゲイの権利のためにその人生をかけて闘ってきた女性にこの仕打ち... この世は腐ってる。

beelzeboob なに? お前らセリーナ・ウィリアムズはズルしてるとでも言うの?

papacash 人々は真実に対して怒りを覚えている、私はこれからの世界が、未来が恐ろしいよ。

mosquito61 トランスジェンダーに対して悪く思うところはない人間だけどこればかりは彼女に同意。特に総合格闘技なんかに元男性が参加するとかもはや犯罪レベル。

yustupid 常識/良識ですら攻撃的/差別的ととらえられるこんな世の中。

televised11th LGBTQのために活動してきた彼女が言うからこそこの言葉は重いはずなのに。

Shaftster303 どう考えてもナブラチロワが正しい。

d1ngal1ng スポーツはジェンダーでなく生物学的性別に基づいて分けられるべき。

HyliaSymphonic じゃあ君はこの人も女子スポーツに属すべきだと思うのかい?




HOLLYWOOD_EQ_PEDOS その人はその肉体を手に入れるために薬に頼っているでしょ、スポーツの参加資格がそもそも得られんだろ。

1029384756-mk2 "じゃあ君はこの人も女子スポーツに属すべきだと思うのかい?"

これを  見ても  そう思うかい?

icemencometh 彼女がトランスフォビアと批判されるこの世は狂っている。そもそもどこがトランスフォビアなのだ? phobiaというのはそもそも恐怖を指す言葉だ、誰がトランスジェンダーを恐れているというのだ?

TheRedCard83 homophobia、transphobia、xenophobia(外国人嫌い)、どれもリベラルの連中が自分たちの主張を通すために使う戦略さ。

elguiridelocho もはやイジメに近いな、とにかく彼女を黙らせようと躍起になってやがる。ただまぁナブラチロワのことだからそう簡単には引き下がらないだろう。

LeoMarius 今よりずっと風当たりが強かった時代から戦ってきた人だ、今の連中に彼女を止めることなんてできんだろ。

wussinboots
(これは極上の釣り餌)

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