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トランプ政権、アメリカと最も親しい関係にある同盟国に駐留経費の全額負担を要求することを検討中との報道 - さらに米軍支援費として "50%上乗せ" も

Trump reportedly wants America's closest allies to pay all of the cost of hosting US troops — plus 50% for the privilege - 2019/03/09

トランプ政権が米国の同盟国に対し米軍駐留費の全額負担、さらに米軍支援費としてその駐留経費総額に50%上乗せた額を要求することを検討していると米ブルームバーグ通信は8日金曜に報じた

この計画は日本やドイツなどの同盟国を対象としているが米軍を駐留させている全ての国にまで及ぶことが予想される。

コストプラス50(Cost Plus 50)” と呼ばれるこの計画の下でいくつかの国は場合によって現在の6倍の経費負担を求められる可能性もあるとのことだ。

先月、韓国は在韓米軍の駐留経費についてこれまでの8億ドルからそれを大幅に上回る10億ドルに増やすことで米国と合意したが、ブルームバーグは米国と韓国による直近の駐留費交渉でドナルド・トランプ大統領がこの「コストプラス50」を要求し交渉が頓挫しかけたと報じている。
同社によるとこのコストプラス50計画に対し国務省と国防総省の両方からすでに懸念の声が上がってきているという。

米国はロシアや中国などとの "大国間の競争時代" に再び突入しており、各国により多くの負担を求めようとする今回の新たな動きはそんな時期に同盟関係を弱める可能性がある。

さらに日本やドイツなどの国では米軍駐留そのものに抵抗する動きが活発になってきており、駐留費の負担が大きく増えた場合その国境内に駐留する米軍に対する国民感情がさらに悪化しかねないからだ。



アメリカ合衆国における国家安全保障と外交政策に関する最高意志決定機関の一つであるNSC(アメリカ国家安全保障会議) のスポークスマン、ギャレット・マーキス氏はブルームバーグに対し、「同盟国が我々の集団防衛への投資を増やし、より公平な責任分担/負担分担を確保することを米国は長年の目標としてきた」と述べた。

「現政権はアメリカ国民のために最良の取引を行うと約束している」

マーキス氏は検討が進められているコストプラス50へのコメントを拒否しつつそう付け加えた。



トランプ政権がこのコストプラス50計画を現状のまま発表するのか、それともこの非常に厳しい新たな要求をある程度緩和して発表するのかは現時点ではわかっていない。

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海外の反応

twitter.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


ワシントンポストの記者 - Julia Davis

「ホワイトハウスの指示の下で、現政権はドイツや日本、そして最終的に米軍を駐留させるすべての国に配備にかかる費用の全額を支払うよう要求することを計画している。さらに全経費の50%あるいはそれ以上を駐留による恩恵を受けた対価として求めることも」


ブルームバーグのホワイトハウス担当の記者 - Jennifer Jacobs ‏

「スクープ:トランプは米軍を駐留させる費用の全額を各国に負担させさらに50%上乗せすることを望んでいる。政権はドイツと日本、そして最終的に他の国にも全額負担させる計画を策定中だ」


ロシア・モスクワに拠点を置くニュース専門局『ロシア・トゥデイ』

「ホワイトハウスがドイツ、日本、韓国、そして最終的には米軍を駐留させているすべての国にアメリカ兵の給与などを含めた維持費として “コストプラス50(全経費+50%の150%)” を要求する計画を策定している」


Beatrice このトランプの “コストプラス50” とやらで喜ぶのはアメリカ人よりもクレムリンにいる連中だと思う。

Gabrielle これは蜜月関係にあるプーチンからの指令

Sarah こんな負担増を同盟国が認めるわけがない。そして拒否したことをヨーロッパから米軍を引き上げるさせる口実にするつもりなのだろう、プーチンは我々がヨーロッパにいることを好ましく思っていないからな。

Darius Andal しかもトランプはNATOからの離脱も検討している。トランプとプーチンの利害は一致している。

Graeme 世界中に存在する基地は戦略的に重要なものだ、そしてそれらの地域での米軍の活動をサポートするために使用されている。もしこれらの地域から米軍を撤退させた場合、そしてそれらの地域で紛争が発生した場合、再配備のコストは莫大なドルだけでなくアメリカ人の命にもなるかもしれない!

Gabrielle トランプは在日米軍を含む各地に駐留する米軍のコストを理解しているかもしれないがその価値を理解できていない。

Nick Johnson コストを理解しているかも怪しいところだがな。

excovkid 同盟国に全額負担させるとなると作戦権もこれまで通りというわけにはいかなくなるのでは?

NightTrain 米軍は正式に傭兵となるわけだ。

RICHARD PARKER アメリカが築き上げてきた同盟関係が崩れ去っていく...

WhoWhatWhyCast 同盟国がこの案を拒否するにしても何らかの妥協点を見つける擦り合わせをするにしても、アメリカの世界に対する影響力の低下は避けられない。メディアはトランプが我が国の安全保障にとって脅威であることについてもっと大々的に報じるべきだと思うわ。

Daniel Matthews 防衛の最前線がアメリカの国土になる日も近いな。

DLDiaz2017 アメリカ軍が日本やヨーロッパに展開しているのは彼らを守るためじゃない、自分たちを守るためだ。戦争がアジアで起きたらどうするか? 当然アジアで戦う、アメリカでなくだ。なぜ彼らを守るために米軍が駐留しているなどという馬鹿げた話がまかり通っているのだ?!

ev まぁ実際はその両方だけどね。自分たちだけでなく同盟国、そして西側の民主主義を守るためにアメリカは世界中に戦力を投入している。ただやはりその第一義は自国の防衛にある。

tabitha ford 相手に全額負担させる...
メキシコの壁てどうなりましたっけ?

Robert Goldstein 物事をややこしくするという点においてこの男の右に出る者はいないなホント。

photo by MARINE CORPS AIR STATION FUTENMA Cpl. Natalie M. Rostran

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