メジャーリーグ公式サイトMLB.com内の特集コーナー『CUT4』より

全てはイチローの思うがまま | 宇宙とその中に存在するすべてのものは、本物の魔法使いである鈴木一郎のもの

The universe and all that exists within it belongs to Ichiro Suzuki, an actual wizard - By Adrian Garro - September 13, 2019

「Wizard(魔法使い)」はイチローのニックネーム/異名。

異名を持つ有名大リーガーの例:
マーク・マグワイア=「ビッグマック」
ランディジョンソン=「ビッグユニット」
大谷翔平=「ショータイム」



"Hi. Yep, I'm Ichiro, that guy in charge of everything(やぁ。そう、私はイチロー。万物をつかさどる男だ)."

これは上記の写真に私が勝手につけたキャプションだ。



先日MLB.comの記者であるChris Landersが「誰か、お願いだから私を日本に連れてって、このイチローモデルのエアジョーダン1を買うために」との見出しで東京で販売されている「Nike Air Jordan 1 “Ichrio”」を紹介、「日本への航空券は値が張るがそれでも…」と興奮を露にしていたが実際あれは特別なものだ。

誰もがナイキに自身のスペシャルエディションを作ってもらえるわけではない、ましてあの「エアジョーダン1」のシグネチャーモデルなど、しかもその象徴的なバットを立てる構えのシルエットまで描かれるなんてことは。

それは栄誉だ。真のアイコン、真の伝説、あらゆる人間が畏敬の念を覚える、彼以外届くことのない高みへと上り詰めたスーパースターの功績に対して払われた人々の敬意の証だ。
誰か、お願いだから私を日本に連れてって、このイチローモデルのエアジョーダン1を買うために




何年にもわたって、苗字も所属チームも一切の説明も無しに "Ichiro(イチロー)" の1語だけであらゆる人間から認識されるこの男は、それがどこの試合であろうと常にアポイントメントビューイングされる選手(※わざわざそれを見るために時間を確保する対象)であり続けた。

そして現在45歳の彼は今年3月に正式に引退したが、彼の野球への愛は窮まるところを知らない。

なので当然、会長付き特別補佐兼インストラクターという形で再びマリナーズの一員に加わり、その功績を称えるためにマリナーズが13日からのホワイトソックス3連戦を「イチロー・セレブレーション・ウィークエンド」と銘打って開催した試合でも、彼はその野球への愛を示すためにベストを尽くした...

もっとも彼の場合は普通のスーパースターと違い、このようにもはや意味が分からないとんでもないものを事も無げに見せつけるわけだが。



ここで何が起こっているかを正確に把握していただきたい。

引退しインストラクターに転向した元選手が、背中を完全に内野に向けてバッティング練習のフライを軽く走りながらキャッチしている。

その角度も姿勢もアプローチも何もかも野球の常識から外れているように見えるが、イチローにとってはそうではない。

それは彼にとってノーマルなことであり、容易にこなせることであり、イチローのイチローたる所以である。



私は記者になる前から彼がこれを披露する場面を幾度となく見てきた。

オークランド・アスレチックスの試合を可能な限り観に行っていた青春時代を思い返すと、アスレチックス対マリナーズの試合はまるで数時間おきに行われていたように感じるほど印象に残っている。

そしてこの背面キャッチ、「君たちにはできないが私にはできる、なぜなら私はIchiroであり、私はあらゆる点で最高なのだから」とイチローが言ってもいないのにそう思わされるデモンストレーションは、まるで通常のルーチンワークの一部であるかのように毎回行われていた。

この動画を見ればわかるように本当にいつもこれをやっていたのだ。彼はこんな、他の人間であれば試みようとすらしないことでも熟練の域に達している、なぜならそれがイチローという野球選手だからだ。



私はこの光景を何度も目撃してきたがそれは常に非現実的な光景だった。

自身の能力に対する自信、ボールがどこに落ちるのかを正確に捉える卓越した判断力も驚異的だったが、何よりそれは非常に "weird" であった。 weird: 奇妙な、風変わりな、変な、神秘的な、この世のものとは思われない、不気味な



そう "weird" だ、なぜなら "the rest of us(『彼』以外の人たち)" は同じことをやろうとしても失敗する、なんどやってもだ。ボールが何の問題もなくグローブに飛び込むことを本能的に悟る、などできるはずもなくボールは顔面に直撃し続けるだろう。

だがイチローはそんな "the rest of us" とは違う存在だ、彼は魔法使いだ。そしておそらく、私が知っている限り、宇宙で最も強力な魔法使いだ。

彼はすべてをコントロールする。何もかもを意のままに操る絶対的な存在だ。例え引退を迎えたとしても。

その事実は何度確認したっていい。

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海外の反応

twitter.com, reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース


上記の記事を書いたMLB.comの記者 - Adrian Garro
今晩、引退した45歳のイチローがマリナーズのバッティング練習の最中に奇妙で巧みなビハインド・ザ・バック・ムーブでボールをキャッチした。 ただしそれは実際にはそれは奇妙ではないのである。そう、彼にとっては。 彼はそれを事も無げにする、なぜなら世界は彼の思うがままなのだから #ありがとうイチロー


シアトル・マリナーズ公式Twitterアカウント
今週末は「イチロー・セレブレーション・ウィークエンド」

なので当然、イチローはイチローらしいことをします


シアトル・マリナーズ公式Twitterアカウント
「なんです?」

シアトル・マリナーズ公式Twitterアカウント
「私たちが思ったことがまさにそれ」 Wut: "What?" を省略した表現。「ナニソレ」「なんだそりゃ」「何言ってんだこいつ」といった意味。わけのわからないものを見た時、要領を得ないことを言われた時など "驚き" の意味合いを強く出したい時に使われる。



米国の総合スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』
イチローは魔法使いに違いない











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SexiestPanda How the fuck How the fuck:
「はぁ?」「なんじゃこりゃ」「どうやってやったの」「よくこんなことが」「一体どうやったら」といった意味合い

RobynLongstride35 How the fuck

peterquest How the fuck

NeverHadAPlan How the fuck

Apb1326 How the fuck

ethyn_bunt How the fuck

holy_schmidt12 Fuck the how

roaringcorgi How the fuck

ContinuumGuy How the fuck

IrritableV0wel How the fuck

harriswill How the fuck

d00deitstyler How the fuck

upvoter222 How the fuck

DonnyGoat How the fuck

normsy How the fuck

IAmGrum First of all(まず第一に):
How the fuck

Secondly(第二に):
How the fuck

Finally(最後に):
How the fuck

TheNakedOracle 今回の「イチロー・セレブレーション・ウィークエンド」はイチローの功績をたたえるためのものだけど、もしこれが一年に一度だけイチローが現役に復帰するイベントだったとしたら全力で観に行く。

firefightersquirrel That's a really cool idea

BigTimeTimmyJim これまでに何度も見てきたプレーだけど今見てもわけわからん、なんでこんなことができるん?

Dan Hajducky ‏ 本当にこの人は人間なのだろうか? 研究する価値があるのでは?

KatieHolaGato イチローのプレーが恋しいくて仕方がない。

NevermoreSEA I love Ichiro so much.

Clint Kovach ‏ Ichiro is a baseball wizard

Alex Taylor ‏ これで... 引退していると???
今すぐにでも試合に出れそうな状態じゃない!

Michael Paul ‏ なんすかこの馬鹿げたスーパープレイは。

BigTimeTimmyJim これを見て凄いと思わない人間はいないでしょ。

@KeatonLeslie12 これ凄いの?

Kevin Mac a/k/a Rob Thugkowski Yes。38年間野球をプレーしてきたが試そうとすら思ったことはない。 ホームプレートを背にして、しかもグローブもホームプレートを背にしてフライボールをキャッチする難易度は "off the charts(ぶっちぎり)" だ。

Gentleman Backpacker ‏ Very! ボールから顔をそらしながら、肩越しに見ながら、グローブを間違った方向を向けながら、顔から数インチの所でキャッチするとか、考え得る限り最も難しい方法でフライボールをキャッチしてる。

SirAbsurd 野球の殿堂入りする日が待ちきれませんな。

benchwarmers というか今の時点で入っていないのがおかしい。

Harold Ramirez SZN やっぱイチローさんはマリナーズの伝説やで...

Jameire すでに高い評価を受けていると人は言うかもしれない、だが今の段階でも過小評価されていると言わざるを得ない。

ThatsBushLeague これと同じことをしようとして脳震盪を起こす人間が出てくる予感。



ホセ・カンセコ(キューバ出身のプロ野球選手):
「ちょいとこのビールを持っててくれ、あんなの余裕でできるから」

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