「第一次世界大戦に参加した後に豚に変身した賞金稼ぎを描いた映画『紅の豚』は宮崎作品の中でも最も優れた重要な作品の1つだ、しかしその存在はほとんど知られていない」
Porco Rosso, a movie about a bounty hunting WWI veteran who got turned into a pig, is one of Miyazaki's most finest and essential works, yet it is also mostly unknown.海外の反応
reddit.comのコメント欄より: ソース「例えばマルコが搭乗する飛行機はイタリアの航空機メーカーであるサボイアをベースにしているし、飛行機の墓場のシーンはイギリスの小説家であるロアルド・ダールが1945年に発表した「飛行士たちの話」の一編『彼らは年をとらない』をベースにしているし、彼の隠れ家はアドリア海に面するスティニバ湾をベースにしている」
secondHandFleshlight 宮崎駿の物語のほとんどは彼が読んだり見たりしたものから構成されているって話だからな
pakattak あの飛行機の墓場のシーンの元ネタがロアルド・ダールだったとか全く知らなかったわ、Wow
Jygantic 宮崎がダールからインスピレーションを得たなんて知らなかった、すごい!
HouseOfFourDoors 私はあのロアルド・ダールの話が大好きだった。初めて読んだのは子供の頃でそれ以来何度も読み直し続けた。戦士の最後の旅というテーマは歴史を通して何度も語られているものだけど何かこうグッとくるものがある。
TheManIsInsane 死んだパイロットたちの列に加わろうとする友人に戻ってくるように懇願するシーンは何度見ても泣かされる。
stoneboot たまたま見たのがそのシーンでハッとさせられたのを覚えている。あれは美しいシーンだった
Freakazoidberg 私も本当にこの映画に恋した人間の一人だ。実際に見るまではあまり期待していなかったのに。彼の航空機と空への愛情がこの映画にはこれでもかってくらいに詰め込まれていたな
GrassWaterDirtHorse 宮崎駿作品はどれも空への憧れでいっぱいだけどな
deleted
その通り。宮崎駿が監督を務めた『Sherlock Hound (名探偵ホームズ)』にすら空飛ぶマシンが搭乗したくらいだからな
Appliers 例外はもののけ姫くらいじゃね?
Wholemeal
紅の豚はまず世界観そのものが素晴らしい。水上飛行機を駆る空賊の世界というだけで私はイチコロだったよ。しかも空賊、賞金稼ぎ、軍隊の間で派閥があって時に対立し時に協力するってんだから。
ジーナのホテル・アドリアーノが荒くれ者たちも大人しくなる聖域であることもそう、誰もが電灯を使ったモールス信号を知っていて第二言語のように自然に扱っているところもそう、クルーズ船が自前の戦闘機を格納しているところとか最高だ。
主人公のポルコ・ロッソも素晴らしい。彼が熟練のパイロットであることがその行動の一つ一つからうかがえる。その熟練っぷりは見ているだけで楽しい。彼が背負う過去と呪いも興味をそそられる。
ジーナとの彼の関係は複雑であると同時に洗練されている。それには悲劇的で、悲しみに満ちていて、でも慰めとなる何かがある。
飛行機、そして飛行への細部のこだわりもそうだ。宮崎駿は常に航空機愛好家であり、彼の作品の多くに彼の趣味が反映されているがこの作品はそれが特に強い。飛行機の挙動にしても組み立てられていく様にしてもじっくりと考え抜いて描かれていることが分かる。ドッグファイトも激しく、重みがあり、カラフルだ。
AWW MAN、なんて素晴らしい映画なんだろう。
unusualbran
紅の豚が一部で『アニメーション版のカサブランカ』と呼ばれていると聞いたことがある。実際この物語はポルコとジーナとの長年の関係を中心にしているし、ロマンスの物語であるから納得できる話だ。
イタリア/ミラノ、戦争、若者の恋、熟年の愛、地中海、島々の上を飛ぶ飛行機、どれをとってもロマンティックという言葉から想像するものだしね
Wholemeal Yes! まさに『アニメ版のカサブランカ』だわ! カサブランカ:戦火が近づく1940年のフランス領モロッコ・カサブランカを舞台に、かつて深く愛し合った末に別れた男女の思いがけない再会と愛の再燃を描いた1942年のアメリカ合衆国の恋愛ドラマ映画
Robert_Cannelin
君の意見に完全に同意するよ。私としてはポルコが豚ではなく人間に見えるシーンの描き方が好きだ。
最後にすべてをきちんと説明し解決する映画もいいが、見る者の想像にゆだねるような映画もまた素晴らしい。その手の描写はその塩梅が難しいけどこの作品は本当に上手くやっている。ジーナとの関係もそうだな。
Sulicius
同意!そして他のキャストのも大好きだと言わざるを得ない。
子供たちに困らされる空賊、歌は静かに聞くものだと言って人々を黙らせるアメリカ人、荒くれ者たちを臆することなく叱る赤毛の女の子、そしてもちろんジーナ。
誰も彼も深みのある素敵なキャラクターだ。特にポルコは良かった、彼の存在はこの映画を大作映画の後日譚、あるいはフィナーレのような雰囲気にしている。
deleted 文字通り宮崎作品で最高のロマンス
Bakanogami
宮崎の映画の中でもしっかりと「アクション」を描いている点が好きだ。子供の頃に見た『テイルスピン』を思い出させてくれた点でも。
宮崎駿作品には飛行機や飛行がテーマとなっているものが多いけど紅の豚は他のどの作品よりもそれが顕著だ。その仕組みの描き方、美しさ、細部へのこだわりは他の比じゃない。
これはイタリアとアドリア海の美しさ、ロマンチックさを称えるラブレターのような作品だが私が何よりも心を奪われたのはポルコの小さな秘密の隠れ家だ。海に抜ける入り口が1つあるだけの箱庭のような入り江。あれは私が観た映画の中でも一番お気に入りのロケーションだよ。
テイルスピン:クマの航空士を主人公にした1990年9月7日から1991年8月8日までディズニー・アフターヌーンにて放送された『ジャングル・ブック』のスピンオフアニメ
MrCog なぜこのスレの人々は紅の豚こそが宮崎駿の空への憧れが最も出ている映画だと言い続けるのか理解できない。風立ちぬこそ宮崎のすべてのフライトファンタジーの集大成ではないのか?
bobusdoleus 風立ちぬは航空機そのものに対する愛は強かったけど飛行・空への憧れは紅の豚の方が強かったと思うけどね
Odowla
That is fanfuckingtastic.
(こいつは超素晴らしい)
JonesBee
That's dank af
(パネェ)
seign 素晴らしいじゃない、色合いも素敵だ
puppiesandlifting もし街中でこのタトゥーをしている人間がいたら私は躊躇することなくハグしただろう
「今日見た中で最も誇張された一言がコレ」
samcuu アメリカやアジア/日本の映画への関心が低い場所ならそんなものでは?
loulan 少なくともここフランスじゃかなり知名度はあるけどね
Fouace ポルコ役をジャン・レノが演じているけど彼は特に良かった
Dxtuned まぁ平均的なアメリカ人は『Porco Rosso (紅の豚の英語タイトル)』と聞いてもバーベキュー屋のことだと思うだろうけど
beerpontiac
メキシコシティにある私のお気に入りのバーベキュー屋は『Porco Rosso』という名前だ。店の外にはアニメのキャラクターが描かれた素敵な壁もある;)
Very nice anime, very good BBQ.
TheManIsInsane 確かにあまり見られないジブリ映画の1つだとは思うけど「ほとんど知られていない」なんてことはない。ポンポコや耳をすませばよりは知られている。まぁ大半の人々がこの映画を見るのはジブリ映画は少なくとも5、6本見た後なんだろうとは思うけど
DrasticPark
私の地元のパブが併設された劇場でジブリ作品を放送するジブリナイトをやった時は「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」の回はすぐに売り切れた。その後も「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」が放映されたけど、「紅の豚」はラインナップに含まれさえしなかった。
なので「紅の豚はほとんど知られていない」って表現には納得だよ
palsh7
大手映画データベースIMDbでの投票数も千と千尋の神隠しの10%くらいしかないしね。宮崎駿作品の中でIMDbでの投票数が最も少ない作品ではないけど知名度が低いのは確かだ。(ちなみに最も投票数が少なかったのはカリオストロの城だった)
p.s. Porco Rosso is rad as hell. So is Castle of Cagliostro.
(紅の豚は超最高だったし、カリオストロの城も超最高だ)
snarpy
I bet if you mention this title to a hundred people on the street, one of them will know what it is.
(通りにいる百人にこのタイトルを言ったら知っていると答える人間は一人だけとかそんなものに違いない)
SMlLE
I'd consider myself a Ghibli fan but I've never actually heard of this.
(私は自分をジブリファンだと思っているけどマジでこの作品のことは聞いたことがない)
fallenmonk
I've never heard of it before now
(私も今日初めて知ったわ)
飛行機の墓場のシーンは子供の頃に観てすごく怖くて印象に残った
返信削除私は映画館で観たよ。まだ大学生だったな。将に大スクリーン向けの映画だ。
削除その後暫くして、彼女とのデートで「もののけ姫」も観たが、私は「紅の豚」の方が好きだ。
理由は多々あるが、純粋にカッコイイと思わせてくれるキャラ達が躍動する様は今でもシビれるね。
いいよね
返信削除よくまとまった、小気味良い作品
中年の豚が主人公ということもあってか、しばらく敬遠していた時期もありました。
返信削除公開後10年ほど経った頃に見てみたら、昨年お亡くなりになった森山周一郎さんの渋い声も相まって、ポルコがすごくかっこよく映ったのをおぼえています。
外見が豚の主人公をここまでかっこよく見せられるというのは、さすがの一言に尽きます。
もともとおっさんのためのファンタジーだからね
削除男のロマンてんこ盛りなんだよ
自分がおっさんと呼ばれるようになってからのほうが、より楽しめました
削除子供の時は良さがあまりわからなかったけど、大人になってから良い作品だなと思った。
削除ジブリはどの作品も、何十回と見ても飽きないのもすごいよなぁ
「実に奔放でかっこいい作品」カリシロに通じる爽快感がある。
返信削除まさに「カッコいいとは、こういうことさ。」ぶっ飛んでいて素晴らしい。
対して最近の作品は「説教臭くなり、説教臭い爺さん丸出し」で鼻につく。
ここまでは。円盤買ったが、もののけ姫以降は買う気にならない。
初めて観た時はあまり理解できなかったけど、歳をとってから観なおしたら良さが分かったよ
返信削除大人になって観ると宮崎作品の中で一番ロリコン趣味を感じるのがこの作品。
返信削除子供のころはただのブタさん映画だったが、今見ると主役に据えた中年ブタに投影した「少女に慕われたい願望」が露骨で。
腐してるんじゃないけどさ、あのお方はロリコン隠してないし。良い作品だと思ってるよ。
気付きだよ、気付き。
徹頭徹尾豆腐頭オヤジ向け
返信削除そこがこの作品のエグさであり魅力だと思う
ジブリ作品の中で唯一二度と見たくない映画
返信削除キモチワルイんだよなあ…
サボイアS.21のタトゥー、フロートの張り線は省略ということで良いとしても、発電用風車は左舷にしかついてないから間違い(ただの厄介オタク)
返信削除キャラ設定といいキャラクターやマシンのダイナミズムといいアニメでしか成し得ない表現だと思う(この点はぽんぽこも同様)。
返信削除内容的にも充実した、良い意味でしっくり型に嵌ったエンターテインメントだった。
宮崎駿の雑草ノートでは、本人失敗作だって笑ってたけどな。
返信削除話が薄っぺらいから不人気なんだと思う。
映画にしなけりゃ、同じ趣味の人しか見なかったのにな
キモフェミが毛嫌いするジブリ作品だよねw
返信削除逆やせつこ
削除加藤登紀子こいつアカでめっちゃヤバいので有名
紅の豚ってアカの豚って事や
フェミ団体の後ろにはアカが付いてるからな
ちなみに、この映画の目的は、アカをかっこよく見せるためのプロパガンダな
削除ほんとこの婆の歌のせいで「赤の豚」にしか見えなくなった
削除紅の豚に共産主義が格好いいと思えるシーンなんて全くないんだがな
削除フェミ団体じゃなくて単体のキモフェミのことな
削除ここのコメにも上に湧いてるじゃん
あと、超訳コネクトっていう海外の反応系ブログの、紅の豚アマゾンレビューでも海外キモフェミの存在が確認できるよ
劇中歌の「さくらんぼが実る頃」はパリコミューンの犠牲者哀悼歌だし、エンディングの「時には昔の話を」はモロ全共闘時代を懐かしむ歌だから、共産主義もテーマっちゃテーマだけど選曲からも分かるとおり共産主義をかっこよく見せる気はない、というか敗北した共産主義に哀悼を捧げつつ俺は自由に作りたいもの作るんだって宣言してる作品だぞ。何といっても「豚」って自虐してるくらいだからな。
削除丁度公開の1年前にソ連崩壊、それから泥沼のユーゴ内戦があって、特にユーゴ内戦で共産主義に決定的に幻滅してる。(これエッセイに書いて左翼論壇の面々から罵倒されてる。)
なのでポルコはファシスト政権と戦うレジスタンスではなく、たた自由を愛し、自分の稼ぎか、女のためにしか飛ばないリアリスト&ロマンティストに描かれてるわけ。
宮崎駿ほどの有名監督の一作品だけが忘れ去られるなんてことはありえない。
返信削除知名度がないということは、何かそうなる理由があるってことだろ。
ヒロインの「フィオ・ピッコロ」の声優がワンピースのナミの声優という事実
返信削除知らなかったからビックリ
削除声優さんの演技には感服する
まじかーーー!!!
削除教えてくれてありがとう。
ジブリの転換期の作品だと思っとる。この後から芸術性を高めようとする意欲と説教臭さが増していく。
返信削除これはその前後の特徴を両方取ろうとしてどちらも中途半端に終わってしまった作品。
たしかにな
削除ジブリは紅の豚以前の作品のが好きだわ
純粋にエンターテイメントしてると思う
イタリア、フランス、ドイツとかのAmazonで評価見たらジブリ作品の中でもだいぶ人気あったな
返信削除ラピュタとかナウシカも空想兵器出てきて好きだな、またこんな作品が見たい
宮崎作品で一番好き
返信削除海外でもジブリ・宮崎作品というカテゴライズで知りえそうなものなのに
子供の時オーストラリア行きか帰りの国際便の機内で特別上映されて見たのを覚えてるよ
返信削除そのときにもらった専用ステッカーは飛行機のチケットと一緒に大切にとってある
実はこの時宮崎さんたちジブリスタッフも同じ機内にいたらしくてサインもらっとけばなぁと今でも少し後悔してる
赤い豚は共産主義者のことを罵倒する意味もある。宮崎さんは左側の平和主義者。でも戦闘機や戦車が好き。多分、昔は右だったけど戦争の悲惨さを知って左側になったのだろう。ポルコに自分を投影しているのだと思う。学生運動の時代のことも影響あるね。加藤とき子も起用してるし。
返信削除この映画は、子供の頃は飛行機がバンバン撃っていてカッコいい!だったけど、大人になって観るとWW2に突入していく軍国主義や独裁国家の世界観と時代背景の描写が完璧なことに気づく。そこに豚になってしまったマルコの心の痛みの背景とラブストーリーが絡んで艶が出て最高の出来に仕上がっている。また戦争に非協力的な国民は秘密警察に逮捕された時代の日本を当てはめている気もする。
この映画は頭が良い人じゃないと意味が分からないと思う。
あらあら、くっさぁ!
削除個人的に一番好きなジブリ映画。
返信削除大人向けだよね。
つまり、そう言う事だろう。
新しいジブリレビューありがとうございます。
削除最近はじめて見るという若い世代もいるし昔から見ている人でも見てない人がいて世代を跨いで語られるのもジブリ作品の魅力ですよね。
海外のオタクのこういう深い洞察を知るのはとても楽しいです。
宮崎はおぼこい女の子はイキイキと描けても大人の女の描写は記号的でありきたりなんだよな
返信削除そこへきてあの棒読み演技だからジーナというキャラが非情に残念な出来になってる
外国人はジーナのポンコツっぷりを知らないからラッキーだと思う
子どもの頃見た時に、ジーナだけなんか違和感感じたの思い出したわ
削除海外で知名度が低いのは時期と宣伝方法の差だと思うけど
返信削除紅の豚は一見するとラピュタやカリオストロみたいな冒険活劇を観させてくれると思いきや、飛行機乗り達が同窓会をやりました!そこで無くした愛が見つかりました!って話だから人によっては肩透かし食らうんじゃない?
ノスタルジーがわかる人には刺さる