アメリカの自動車情報サイト『Autoblog』より

光岡ロックスター、それはコルベットに変装したマツダ・ロードスター

Mitsuoka Rock Star is a Miata in a Chevy Corvette Sting Ray disguise

photo via mitsuoka-motor.com
光岡自動車は馬鹿げた、だが時にこの世の物とは思えないような車を製造する事で知られる日本の名高い(悪名で、かもしれないが)日本のカスタムカーメーカーだ。

光岡を象徴する車と言えばミッドエンジンの『オロチ』だがこのメーカーの屋台骨となっているのは日本の大衆車のフロントとリアを旧車、主に1930年代から1950年代の車風に着飾ったカスタムカーだ。

最近のものではマツダ・ロードスターをベースにヨーロッパのクラシックなロードスターの外観を取り入れた『ヒミコ』が挙げられる。
モデルチェンジされた光岡自動車『ヒミコ』に対する海外の反応 https://kaikore.blogspot.com/2018/02/mitsuoka-himiko.html

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しかし今回、光岡は最新モデルである『ロック・スター』を作るにあたりこれまでよりも新しい1960年代の車のデザインを取り入れるという思い切った決断をした。そう、それは明らかに2代目 C2型 シボレー・コルベットを意識した車だ。



photo via smclassiccars.com
photo via mitsuoka-motor.com
なぜ光岡はコルベット・スティングレイと呼ばれるあの名車を選んだのかと疑問に思ったが、なるほど、こうして見るとベースとなっている現行のマツダ・ロードスターにスティングレイのスタイルは相性がいいように思えるし実際見事に均整が取れた仕上がりになっている。

もともとフェンダーや折り目が誇張されたマツダ・ロードスターだがそのおかげでコルベットのさらに誇張されたラインが驚くほどうまく収まっている。
photo via mitsuoka-motor.com
ボディ以外は基本的に現行モデルのND型マツダ・ロードスターと同じだ。エンジンも自然吸気の1.5リッター4気筒のまま、つまり馬力は129でトルクは152N・mに過ぎないのでコルベット・スティングレイの300馬力を超える圧倒的なパワーは期待できない。

もちろんアメリカのMX-5専門チューニングメーカーである「フライング・ミアータ」がND型マツダ・ロードスターのエンジンをレクサスLSのV8エンジンに換装させたりしているのでより本物に近づこうと思えばできないことはない。

トランスミッションは6速マニュアルとオートマから選択可能でマニュアルにはリミテッドスリップデフ(LSD)が付いてくる。


photo via mitsuoka-motor.com
オプションも豊富でボディだけでなくAピラーのカラーを選べるほか、車体の色と合わせたラインの入ったレザーシートやレトロスタイルのヴィンテージタイヤも選択可能だ。



価格は現在のレートで$41,636(4,688,200円)からとなっておりアメリカの2リッターエンジンのマツダ・ロードスターが$26,625 で買えることを考えるとお高いが、もしあなたがこの『光岡・ロックスター』を欲しいと思ったのなら急いで光岡自動車に連絡した方がよさそうだ。同社によればまずは50台限定で先行オーダーを受け付けるとのことだ。

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海外の反応

jalopnik.comのコメント欄より: ソース


smalleyxb122 この車を嫌いになれない自分が嫌いだ。

CyborgAdaLovelace まさに私がこの車に抱く感情を見事に言い表している。

Fuzzy86 悔しい、でも、好き。

J45ON これまでの光岡の車を考えるとちょっと信じられない出来。買うならレッドのカラーリングかな。

Red Miller Wow, いわゆるカスタムカーってのはどうも好きになれなかったんだがこれは別、カスタムカーで初めて欲しいと思った。光岡やるじゃん!

r31ya 見た目はとても素晴らしい。もしこのルックスでマツダ・ロードスターの乗り味を一切損なっていないとしたら最強ではなかろうか?

FlipperB 欲しがる気持ちが抑えられない。

SpartyBlood 別にコルベットのファンとかじゃないけどこの『ロックスター』は美しいと思う。

davesaddiction 待て待て諸君、これを忘れるな!

Turbineguy ローマ教皇ですらこれには乗るのを拒否すると思う。

Turbineguy そう、確かに光岡はオロチというとんでもなくごちゃごちゃした酷いルックスの車を生み出した。だが人は罪を悔い改め赦しを求めるものである。これは光岡なりの贖罪なのではなかろうか。

bbbdang 実は好きだったりする。家族には言うなよ。

Indiana Jones, PhD 今日日の車のデザインを見ているとかつてほど酷く見えないから嫌になってくる。

The Stig's graphic designer cousin 欲しくない。

いややっぱ欲しい。問題は私は日本に住んでいないということだが、最大の問題はRos Angels BlueとNew York Blackのどちらを選べばいいのかということだ。

JasonG 現行のマツダ・ロードスターは欲しくないがこれは欲しい、ここのコメントを見ていてもスタイリングがいかに消費者の購入意欲に影響するかがよくわかるな。別に今のロードスターのルックスが嫌いなわけではないがこの『光岡・ロックスター』は一つ上のレベルの美しさを持っている。

Mike Ramsey dreams of electric Mustangs 唯一の不満はドアだな、ここだけマツダ・ロードスター感が強く出てしまっている、まぁこの部分に関しては光岡もやれることはほとんどないんだろうけど。それ以外は10点中10点。ヴィンテージを装った車は数あれどここまで見た目が優れた車はほとんど存在しない。

TuroA 特にフェンダー周りとの違和感が強い、直接見たら印象は変わるかもしれないが。それ以外は全体的にいい感じ。

Evolucion42 これマツダ・ロードスターだってことでアメリカに輸入できねぇかなぁ...
やっぱ25年後に鳴るようにタイマーをセットしておくしかないか... ※アメリカでは国内で販売されなかった車は製造から25年間経過しないと輸入できない

quiz マツダ・ロードスターは好きだが新型を買わなかった理由にスタイリングがある。どうにも退屈で攻撃的でない無害な感じ、テストステロンが欠けたフェミニンすぎる感じが私の購入意欲を削いだ。

同じくマツダ・ロードスターをベースにしたフィアット/アバルト124スパイダーはその辺の私が感じる問題を解決してくれたがいまいちグッとくるものがなかった。「これだっ!!!」っていう何かがなかった。

だがヴィンテージ車からインスパイアされたこのデザインにはそれがある。間違いなく4万ドルの価値がある。 ※テストステロン=主に精巣でつくられる男性ホルモン

Dr. Aitch フィアットよりもレトロ感をうまく取り入れることができている印象だ。

LeCookieMonsieur マツダ・ロードスターは世界中で愛されているがこの光岡バージョンは50台限定のレア中のレアなわけだから多少高くてもその価値はあるね。

fourwheelsteer このルックス! absolutely brilliant(極めて素晴らしい)

ここイギリスじゃ マツダ・ロードスターをフェラーリ・250風にする改造 が流行っているけどこっちの方が遥かにいい。もしここでも買えるようなら迷わず買うわ。

loracks 光岡の歴史上最も優れたカスタムがコレ。

I-Apparatus-U 熟練工の手作りによる完全受注のカスタムを比較的手の届く価格で提供する光岡自動車は自動車業界において貴重な存在。

d3v これまでの光岡と比較してとかじゃなく単純にいい感じのルックスだ。

plainnottoasted 現行の車のガワだけを変えるカスタムカーはどうしても違和感が残ってしまうものだが今回のはかなりいい。

jlnbos あと足りないものがあるとしたらエンジンくらいか。レクサスLSのエンジンに換装すれば完璧な車になるな。

FijiST 光岡だろ?
そんなん好きになるわけ...
あれ、好きかも。

AG74683 Wow, this looks awesome.

InfinityAero 見事だ。ちょっと本気で驚いた。 Wow.

Dan 光岡自動車の車を好きだという人間は間違っている。だがこの車は別だ、これを愛せないとしたらその人は間違っている。

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