映画評論家による映画レビューを集計するウェブサイト『ロッテン・トマト』より

『カメラを止めるな!』海外メディアのレビューまとめ

One Cut of the Dead (Kamera o tomeru na!) (2017) - Rotten Tomatoes.html - 2019/03/08時点

Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)は、映画評論家による映画レビューを一か所にまとめたウェブサイト。映画ごとに肯定的なレビューが多いか否定的なレビューが多いかを集計して点数にするほか、映画に関する情報・報道全般を扱っており、英語圏の映画レビュー集サイトとして最もよく知られたものである。

ロッテン・トマト(腐ったトマト)という名称は、拙い演技に怒った観客が腐ったトマトや野菜類を舞台へ投げつけるという、映画や小説によくあるクリシェから名付けられた。 wikipedia




トマトメーター: 100%
(批評家の好意的意見の割合)

Fresh: 38 / Rotten: 0
(批評家の評価が10点中6点以上ならば "fresh")

平均評価: 8.5/10

レビュー数: 38



批評家のほぼ一致した意見:
血生臭いと同時にクレバー。映画『カメラを止めるな』は死にかけている "ゾンビもの" というジャンルに、新鮮さに満ちた型破りな手法と知的な風刺で再び息を吹き込んだ。



一般ユーザーのスコア: 95%が好意的に評価
(5つ星評価で3.5個以上の星を付けたユーザーの割合)

一般ユーザーの平均評価: 4.6 / 5

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(以下各メディアのレビュー)

I Love Splatter

「 面白く魅力に満ちたそれを見ることはただただ喜びであった 」

by Amie Simon - March 3, 2019 (I Love Splatter:ホラー映画専門のレビューブログ)


Flicks.com.au

「 独創性に富み、知的で、何より楽しい。既にぎゅうぎゅう詰めなジャンルに対する上田慎一郎監督の答えがこれだ」

by Sarah Ward - January 27, 2019 (Flicks.com.au:オーストラリア/ニュージーランドの映画ガイド)


The New Paper - 4.5/5

「 それは多くの笑いを提供する、しかしこの映画は本物の人間の感情を欠いていない」

by Jasmine Lim - January 24, 2019 (The New Paper:シンガポールの日刊紙)


ザ・ストレーツ・タイムズ - 4.5/5

「最後にゾンビ映画を素晴らしいと思えたのはいつだったか。この映画を楽しむための最善の方法は一切の前知識なしで観ることだ。なので私の言葉を信じて、このレビューをさっさと読むのをやめて観に行ってほしい」

「もうちょっと知りたいと言うのなら続けよう、これはいわゆる "ゾンビによる世界の終末" を扱った超低予算の日本映画だ。そしてそれはしばしば、非常に、非常に笑えるほど面白い」

by Yip Wai Yee - (ザ・ストレーツ・タイムズ:シンガポール最大の日刊紙)


Bloody Disgusting - 3.5/5

「上田慎一郎のゾンビコメディーは意図的に、革新的で陽気な方法で見る者の足をすくう。細部へのこだわりは尋常ではなく、ゾンビものとして魅力的であるのと同じくらいにコメディーとしても魅力的な作品だ」

by Meagan Navarro - January 10, 2019 (Bloody Disgusting:アメリカの映画プロデューサーであるブラッド・ミスカが立ち上げたホラー映画情報サイト)


Starburst - 10/10

「その核となるのは "低予算で作られたゾンビコメディ" であるが、この映画にはそんな表現ではとてもじゃないが語れない圧倒的な "それ以上のもの" がある」

by James Perkins - January 7, 2019 (Starburst:イギリスのSF作品を中心とした月刊誌)

CineVue - 5/5

「限られた劇場での公開に始まったそれは日本人を魅了し、2017年ウーディネ極東映画祭でノミネートされるまで至り、そしてついに英国にたどり着いた。上田慎一郎氏の低予算ゾンビ映画は『ショーン・オブ・ザ・デッド』以来の最高のホラーコメディであり、自主映画に対する喜びと狂気に満ちたトリビュートである」

by Christopher Machell - January 4, 2019 (CineVue:イギリスの映画情報サイト)


Little White Lies - 4/5

「日本の上田慎一郎が手掛けたこの衝動的なメタホラー映画はゾンビものと呼ばれるジャンルに新たな命を吹き込む」

by Michael Leader - January 4, 2019 (Little White Lies:イギリスの映画誌)


ガーディアン紙 - 4/5

「日本の映画監督・上田慎一郎は『ノイゼズ・オフ(1982年に発表されたイギリス産の2幕構成のドタバタ喜劇)』を思い起こさせるこの活気に満ちたメタフィクション・ホラー映画で死にかけたジャンルに新しい命を吹き込んだ」

by Peter Bradshaw - January 4, 2019 (ガーディアン紙:イギリスの日刊紙)


エンパイア - 4/5

「映画『カメラを止めるな』は真にオリジナルであり、 "ゾンビによる世界の終末" というジャンルへの新たな解釈であり、他にも沢山のものが詰まった作品である。この監督の鬼才ぶりを余すことなく味わいたいなら今すぐぶっつけ本番で映画館に向かうといい」

by Ian Freer - January 3, 2019 (エンパイア:イギリスの月間映画雑誌)

Backseat Mafia

「それは巧妙にしてカオス、そしてぶっ飛んだ映画であり、似たような内容の映画がはびこるこのジャンルに現れた新鮮な息吹である」

by Rob Aldam - January 2, 2019 (Backseat Mafia:新旧の映画情報/レビューサイト)


Unseen Films - 9/10

「予想外のジャンルのマッシング、床まで落ちた顎が元に戻らず落ちたままになるような斬新さ、それは新たなとびっきりの才能の誕生のお祝いである」

(jaw-dropping:床まで顎が落ちるような ⇒ 言葉のあやとして「大きく口を開けるような/口をあんぐりと開けてしまうような」)

by Nathanael Hood - December 27, 2018 (Unseen Films:メインストリーム作品以外を扱った映画批評ブログ)


The Gate - 9.5/10

「極めて独創的で絶え間なくユニーク、映画『カメラを止めるな』はこれまでに試みられてきた実験の中で最も野心的で面白いものの1つである」

by Andrew Parker - November 14, 2018 (The Gate :カナダのエンタメ雑誌)


Cinapse

「 "仕込み" のためにこれほど時間をかけた作品を私は知らない、そしてそれは最高に満足のいく報われる瞬間を迎える」

「『カメラを止めるな』はその見た目よりもずっと知的な作品であり、誠意と笑い(そしてゾンビ)が詰まった、映画製作へのラブレター的な面もある作品である」

by Ed Travis - October 30, 2018 (Cinapse :アメリカの映画レビューブログ)


Film Inquiry

「その画的にも物語的にも真逆にあるが互いが互いを完ぺきに補完する映画の "それぞれ" にあなたは繰り返し感銘を受けるだろう。これはまさに一度見終わったらすぐにもう一度見なければと思わせる映画であり、その才能に称賛を惜しまない」

by Alex Lines - November 7, 2018 (Film Inquiry:アメリカの映画に特化したオンラインメディア)


The A.V. Club - A-

「記憶に残るキャラクター、互いが持つホラー映画に対する愛を通じて絆を取り戻す父親と10代の娘という予想外にグッとくるサブプロット、それはさわやかさを感じるほどひたむきな映画だ」

by Katie Rife - October 18, 2018 (The A.V. Club:アメリカのオンライン新聞/エンタメ情報サイト)


Crooked Marquee - B+

「プレミス(※ストーリーが展開していくための基礎となるアイデア/物語の下地)が素晴らしい、巧妙に構築され見事に実行されている。その見返りはとてつもない満足感をもたらす」

by Eric D. Snider - September 24, 2018 (Crooked Marquee:映画レビューサイト)


io9

「世の中には良い映画があり、素晴らしい映画があり、そして骨の髄まで喜びをもたらす映画がある。『カメラを止めるな』にはそれらすべてが当てはまり、しかもそれらでは表現できないプラスアルファを持っている」

by Germain Lussier - September 23, 2018 (io9:ギズモードやライフハッカーなどを抱えるアメリカのオンラインメディア企業ゴーカー・メディアのSFを中心に扱うブログメディア)


Dread Central - 4.5/5

「観客はこれらと共に劇場を後にする、それは何度も再燃するこの映画への愛と、映画というメディアそのものへの感謝の気持ちだ」

by Jonathan Barkan - August 30, 2018 (Dread Central:ホラー映画に特化したアメリカの映画情報サイト)


ハリウッド・リポーター

「映画界にはびこるゾンビフィーバーに対する完璧な解毒剤」

by Elizabeth Kerr - March 21, 2018 (ハリウッド・リポーター:映画、テレビなどのエンターテインメント業界の情報を扱うアメリカの週刊誌)

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