イギリスの日刊紙『デイリー・メール』より

地球から遠く離れた小惑星リュウグウに日本の宇宙探査機『はやぶさ2』が "跳ね返る" 素晴らしき瞬間をご覧あれ

Watch the fascinating moment Japanese spacecraft Hayabusa 2 BOUNCES off the surface of distant asteroid Ryugu - 6 March 2019

・この歴史的な触れ合いは2月21日午後11時(グリニッジ標準時)に果たされた

・映像はリュウグウの地表に接触し跳ね返る瞬間の59秒前から始まる

・『はやぶさ2』は小惑星に7 cm / sの速度で降下した

・映像は5倍速で再生されており小惑星の地表のデブリが跳ね上げられる瞬間が映っている

・回収された地表サンプルは分析のために来年にも地球に運ばれる



日本の宇宙探査機が小惑星の地表に一時的に着地する瞬間の映像が日本の宇宙機関JAXAによって公開された。

この信じられないほど素晴らしい映像は『はやぶさ2』が小惑星リュウグウの地表に接触し跳ね返る瞬間の59秒前から始まり再生速度は実際の速度より速い5倍速になっている。

「人類の小さな一手が新しい小さな星に届いた」

JAXAはTwitterでこの映像に触れながらこうツイートした。
この歴史的な接触は2月21日午後11時(グリニッジ標準時)に、太陽系を横切る3年半にも及ぶ旅の末に果たされた。

『はやぶさ2』は小惑星に対して7 cm / sの速度で接近、地表に接触すると同時に地表の物質を放出させるために小さな弾丸を発射、「サンプラーホーン」と呼ばれる探査機の下部に設置された受動的に地表サンプルを捕集する仕組みの装置でその回収を試みた。

今回公開された映像にはその直径1kmの小惑星の地表の岩石が衝撃で舞い上がっている様子が映し出されている。

『はやぶさ2』は年末にも地球に帰還するために小惑星から離れる予定だがその前に少なくとも1回は再び小惑星への降下を試みるとのことだ。すべてが計画通りに行けば2020年までにサンプルと共に地球に帰還、オーストラリアに落下する。

小惑星リュウグウは太陽系が形成された初期の性質をそのまま残しているとされおり、それを分析することで太陽系や地球の起源に迫る重要な手がかりを得ることができると考えられている。

北アイルランドのクイーンズ大学ベルファストのAlan Fitzsimmons教授は我々デイリーメールの取材に対し、収集されたサンプルは初期の太陽系に光を当て、地球の水はどこからやってきたのかを説明するのに役立つと語る。

「日本の探査機が回収した地表サンプルから我々はこの小惑星の形成された当時からこれまでの情報を得ます、太陽系がどのように進化してきたかの理論はこれまでもありましたがこのサンプルによりその検証が可能となります」



今回の着陸では宇宙航空研究開発機構(JAXA)は降下を約5時間遅らせることを余儀なくされたが最終的にすべて計画通りに進んだとしている。

『はやぶさ2』はその降下に先立ち "ターゲットマーカー" を大きな砂利/岩石で覆われた小惑星に落としガイドとして使用、地表の大きな岩で探査機下部に設置されたサンプラーホーンが損傷することを避けるためにゆっくりと慎重に地表に導かれた。

映像は直径数インチの岩が宇宙空間に舞い上げられている様子を明らかにしている。

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海外の反応

twitter, dailymail, reddit.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


Tonan22 SO cool!

Andrew Goodfellow ‏ 凄い映像だなまたこりゃ。

Clessandra Pippenschnott 素晴らしい、重力の影響がほとんどない状態であることが見て取れる。この小惑星の表面に横たわる瓦礫は弱い重力によってかろうじて固定されているのがよくわかる。

Mr Lancs 本当に恵まれた時代に生きているのことを実感させられるね。この偉業を支えたすべての人たちに祝福の言葉を贈るよ。

Denny OConnor 宇宙関係の偉業の中でこれまでのところ最大の偉業と呼べるのではなかろうか?

Deopunk こんな凄いことが行われた/現在進行形で行われていることにも驚くがその様子をこうして映像で見れるってことがどうかしているわ。

William Edis 本当にわくわくさせてくれる映像だよ。

BOMO これは私が見た中で最も印象的な映像だ。

TipsyT-Rex マリオがジャンプする音が聞こえた。

AS この手の偉業をイギリスが成し得ていないのはなぜか?

Harry Lui お金がないんで。

crisser いや一応ヨーロッパ宇宙機関 (ESA) を通してやってはいるよ。 2014年にESAの探査機ロゼッタがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の周回軌道に到達、着陸機フィラエによる世界初の彗星着陸が行われたがそれらの設計/開発に携わっている。

strells 地表サンプルを回収できたかを、例えばセンサーとかで(重量センサーとか?)現時点で確かめる方法はないのかね?

Choptop13 重量センサーには重力が必要だから。

erpitt でも何らかのセンサーはあるんじゃないの? ここまで期待させておいて帰還したら回収できていませんでしたとか嫌だぜ?

strells 重量センサーは駄目かもしれないけどなんかこう...
サンプラーホーンとかいう容器の側面にぶつかったことを検出できるものとかありそうなもんだが...

chillaxinbball That's crazy.
ところでこれまで人類が小惑星からサンプルを手に入れたことってあるの?

flyawaytoday あるよ、2010年に今回のハヤブサの1号機がイトカワという小惑星からサンプルの採取に成功している。残念ながらタッチダウンの際に問題が起きたらしく微粒子約1000個しか採取できなかったけど。ただそんなごく僅かでもそれなりに成果はあった。

今回のサンプル採取に成功しているかは2020年にオーストラリアに落下してくるまでわからないそうだがJAXAは十分な量が採取できたはずだと自信をにじませているね。

Carlos ‏ Truly amazing.

Susan Minamide 😮😃👏👏

NewsAddict Amazing!

AfnanAcchan このミッション、この偉業はもっとメディアに取り上げられる必要がある。今スペースXがどんなことをしているかを人々の多くが知っているがこのJAXAのことを知っている人がどれだけいるだろう...

KralHeroin 全面的に同意。小惑星に着陸、弾丸を打ち込みサンプルを回収したとかこれ以上ないくらいクールなミッションなのにほとんど注目を集めていない。

TentCityUSA NASA以外で注目すべきミッションがいくつか進行中だが米国ではあまり注目されていない、非常に残念だ。

roburoll 宇宙関連の資料を補正したり複数のビデオをつなぎ合わせたりして滑らかなGIF /ビデオを作っているTwitterユーザーの@landru79っていう人がいるんで興味があったら見てみて。

‏Федор なにこれすごい。

Cheesysock5 着陸って言ってもほんの一瞬なんだな。小惑星に取り付くことはできないのかね?

yarcos この小惑星は小さすぎて重力がほとんどないから地表にとどまることが非常に難しい、例えばこの小惑星でジャンプでもしようものなら宇宙空間に飛んで行ってしまう。

ちゃんとした着陸も技術的には可能なんだろうが、着陸せずに地表サンプルを回収するこのJAXAが行った方法は物事をかなりシンプルにしてくれる。

Zach’s Universe News! リュウグウの重力は地球の重力の0.0002倍以下とかそんなもんだからな。

Spongi 小惑星調査の次の段階は表面でなくより深い位置にある物質の回収とかかね?
それにはもっと大口径の弾丸が必要だな。

Cheesysock5 デカい銃...
アメリカ人の出番です?

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