アメリカ合衆国のビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイトBusiness Insiderの姉妹サイト『Insider』より
日本の現在の天皇であるアキヒトが200年ぶりとなる生前譲位を望んだことを受け、日本は新たな天皇を迎える準備を加速させている。
アキヒトの息子である皇太子ナルヒト(皇太子徳仁親王)は2019年5月1日に父の皇位を引き継ぐ予定だ。
東京の大学(学習院大学)とイギリスの名門オックスフォード大学で学んだ現在59歳の彼は、非常に熱心な歴史学者、水運史研究者、そして回顧録者でもある。また彼は何十年もの間、環境問題について率直に意見を述べてきたことでも知られている。
彼の妻であるマサコ(皇太子妃雅子)もまた、メンタルヘルスの問題や男児の跡継ぎを生むことを望まれるプレッシャーに対するもがきをオープンに語るなど、伝統を重んじる保守的な日本社会に対し非常にレアかつ率直な皇族の生活の一面を垣間見る機会を提供してきた。
ナルヒトとその家族、そして彼の統治がどのようにものになりそうなのかを知るために、以下が200年ぶりの譲位を経て日本の新たな天皇に即位する皇太子ナルヒトについて知っておくべきこと全てだ。 彼が日本の皇太子である皇太子ナルヒト(皇太子徳仁親王)、5月1日に日本の新たな天皇になる人物だ。
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ナルヒトは126代目の天皇として即位する。
彼は1960年2月に当時の皇太子(現天皇)のアキヒトとその妻ミチコの長男として東京で生まれた。
By 宮内庁 - 主婦と生活社「白樺」より、投稿者がスキャン, パブリック・ドメイン, Link
この時点で彼は世界最古の君主国の後継者になる。写真はナルヒトの両親の結婚式当日、1959年4月に結婚の儀に臨む皇太子明仁親王と正田美智子を写したものになる。
1989年に即位し今日まで天皇を務めてきたアキヒトは2017年12月に退位の意向を表明、日本の天皇が生前退位をするのは200年ぶり
現在85歳のアキヒトは過去に心臓と前立腺がんの手術を受けている。
彼は2016年のスピーチで以下のように述べ退位を望んでいることをほのめかしていた。
「自分の体力レベルがだんだんと下がっていっていることを考えると、国の象徴としての私の義務をこれまで通りに果たすことが困難になる可能性があることを心配している」
彼はまた天皇がその座についたまま死亡した場合、日本社会が「停止」する可能性があると付け加えた。
今月初めにアキヒトは神道の神へ退位を報告する神聖な儀式(※神宮親謁の儀)行い、皇位継承のプロセスを開始した
日本の神道という宗教は霊的存在(神)と人間を結ぶ具体的作法である祭祀を非常に重視している。
今回の神聖な儀式では日本の皇室の秘宝である刀、宝石、そして鏡が用いられた。
皇太子ナルヒトは東京で育ち、22歳の時に日本の私立大学である学習院大学で歴史学の学士号を取得した。
その1年後、彼はオックスフォード大学のマートン・カレッジで大学院コースを受講するために独力でイギリスに留学、そこで2年間テムズ川の水運史を研究した。
ジャパンタイムズ紙によると、これは日本の天皇の直系の人間が国外に留学した初めてのケースであるとのことだ。
ナルヒトはそのオックスフォードでの日々をつぶさに記録、それは最終的に1993年著『テムズとともに -英国の二年間-』という形で世に出ることになる
皇太子徳仁の著書『テムズとともに -英国の二年間-』の英語翻訳版 - 英国の学術書小売店Blackwellより
この本の中で彼はオックスフォードでの日常生活や英国とヨーロッパを旅した際のことを詳細に綴っており、学生生活に馴染もうとする日々の逸話も語っている。その中には生まれて初めての洗濯で学生寮を水浸しにしかけたエピソードも含まれている。
またNippon.comによると彼はこの本の中で学友に付けられたニックネームについても回想しているとのことだ。
ジャパンタイムズ紙によると、ナルヒトはこの期間を "彼の人生で最も幸せな時期" と呼んだという。
この本を日本語から英語に翻訳した元駐日英国大使のHugh Cortazziは同紙に対し「皇太子の魅力、謙虚さ、ユーモアのセンス、そして研究に一身に打ち込んだその実直さを明らかにするものであり、彼の国際的なイメージを高めるとこに繋がるはずだ」と語っている。
彼は後に東京に戻り学習院大学で別の修士号を取得、1986年に東宮御所で催されたスペイン王女歓迎の茶会にてマサコ(小和田雅子)と初対面を果たす
By (関西地方), enhanced by Smalljim - Own work, Public Domain, Link
皇太子に求婚されるも外交官としてのキャリアを諦められなかった彼女は二度にわたりそれを断った。しかし皇太子は熱心に求愛し続け、1992年12月に彼女はついにそれを受け入れ、1993年に彼らは結婚した。
ピープル誌 によると、マサコが三度目のプロポーズを受け入れた直後に皇太子はこう伝えたという。
「皇室の一員に加わることに対し恐怖や心配があるかもしれませんが、私は一生あなたを守ります」
1999年に彼らの結婚生活は苦難の時を迎える。後継者たる男児を産まなければならないというプレッシャーに常にさらされていた皇太子妃が流産、妊娠をめぐり過度の報道をし続けたメディアに彼らは遺憾の意を表明した
テレグラフ紙 によると日本のテレビ局は病院に検査に向かう彼女の車を追跡するためにヘリコプターを雇ったという。
ナルヒトはその執拗で容赦のない報道に対し「本当に残念だ」と述べ、皇太子妃はその1年後にこう述べたという。
「率直に言って、懐妊早期から異様に加熱した報道が私を悩ませたのは事実です」
彼女は流産の直後から次第に公人としての生活から距離を置き始めた。
数ヵ月後、彼女はストレスによるうつ病に苦しんでいると発表した。宮内庁は流産のトラウマによる影響だと説明した。
しかし2001年、マサコは再び懐妊しその年の後半に第一女子・アイコ(敬宮愛子内親王)が誕生する。ただし日本の法律は女児が皇位を引き継ぐことを禁じているため、ナルヒトとマサコに対する皇位継承者たる男児を生み出すことへの圧力は依然として存在していた。
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日本政府は現行の "男性の長子相続" に関する法律を変更することを試みることによって彼らが受けるプレッシャーの幾分かを和らげることを試みた。
2006年1月、当時の首相・小泉純一郎は同年後半に女性が日本の皇位を継承することを認める法案を提出すると述べた。
ところがその発表から間もなくナルヒトの弟フミヒト(秋篠宮文仁親王)と とその妻であるキコ(文仁親王妃紀子)との間に第一男子となるヒサヒト(悠仁親王)懐妊の知らせが発表される。
これにより法律を変えなければならないという日本政府が受けていたプレッシャーと共に皇太子妃マサコが感じていた男児を設けなければならないというプレッシャーも緩和されることになった。
By Ministry of Foreign Affairs of Japan - https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Emperor_Akihito_and_Empress_Michiko_with_the_Imperial_Family_(November_2013).jpg, CC BY 4.0, Link
現天皇のアキヒト退位後はヒサヒトが皇位継承順位でフミヒトに次ぐ第2位になる。
アイコは、現時点では、皇位を継承する資格を有していない。
現在17歳の皇女アイコは両親に倣い海外で学ぶ機会を追い求めた。彼女は東京の学校に通っているが2018年にイギリスの名門イートン大学のサマースクールに参加するため短期留学をした。
By 独立行政法人水資源機構ホームページ, CC 表示 4.0, Link
AP通信によると彼女はチェロを演奏したり、学校でバスケットボールの試合に出場したりしているということだ。
ナルヒトは5月1日に天皇に即位するが、正式な即位の儀は10月22日まで行われない。
日本のNHKによると、195カ国から集まった各国の指導者が式典や晩餐会を含む4日間の祝賀会に招待されるという。
新天皇の即位に伴い新たな祝日が設けられ日本では4月27日から5月6日までの10日間が休日になった。
ただし誰もが喜んでいるわけではなく業界によっては余計な仕事が増え、託児サービスも休暇に入ることから一部の親には困ったことになり、そして株式市場の混乱が起こる可能性があることから多くの国民がこれを心配している。
現天皇のアキヒトは今後一切の政治的権力を持たなくなる。代わりに各国の指導者を歓迎するなど儀礼的公務に専念して務めることになる。
例えば平成の天皇・皇后が2018年3月に米国大統領ドナルド・トランプを迎い入れたこの時のように。
ナルヒトはすでに海外のお歴々の何人かと対面している。
photo via insider.com 1989年には両親と共に元アメリカ大統領のロナルド・レーガンとそのとファーストレディのナンシー・レーガンと会っている。
1991年では晩餐会でイギリス女王エリザベス2世の第一王女アンとも
photo via insider.com
1993年には東京で元アメリカ大統領のビル・クリントンとファーストレディのヒラリー・クリントンと
photo via insider.com
1997年には京都でイギリス皇太子チャールズとダイアナ妃と
photo via insider.com
今年二月にはドイツ連邦共和国首相アンゲラ・メルケルと
photo via insider.com
ナルヒトは過去に彼の政治的および社会的見解のいくつかをほのめかしている。
彼は環境問題、特に世界での清潔な水へのアクセスについて率直に意見を述べてきた。それはまさに彼が研究してきたことでありそれが影響していることは間違いない。
国内外で水と衛生に関する問題に長年関り国土交通省に所属していた時に仕事を通して皇太子と知り合ったという廣木謙三氏は朝日新聞に対し、1987年にネパールのポカラを訪れた際に女性と子供たちが甕(かめ)に水を汲むために長蛇の列に並ぶ様を見たことがこの問題への関心を持つようになったきっかけだと語った。
「あの時から水に関する問題から生じる貧困、教育、環境、その他の地球規模の問題について思いを馳せるようになられたのだと思います」
ナルヒトとマサコはまた2011年に壊滅的な地震と津波に見舞われた東北地方を毎年訪問した。
日本の警察庁によるとこの時の地震と津波で少なくとも15,000人が死亡したという。
天皇とは国民に常に寄り添い,人々と共に喜び,共に悲しむ存在でなければならないとナルヒトは2017年に語っている
皇后になるマサコは自分の今後の役割について "不安" を感じていると率直な言葉を声明で発したが、同時に "人々の幸せのためにこの身をささげる" とも述べた。
AP通信からの引用が以下になる。
日本では新たな天皇が即位するごとに新しい "時代の名前(元号)" が付けられる。ナルヒトの時代は『令和』と呼ばれ、大まかにいうと "pursuing harmony(調和を追求する)" といった意味になる。
安倍晋三首相は新元号が発表された4月初めにこの『令和』を "人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つことを意味する" と述べた。
アキヒトの時代は『平成』と呼ばれ、大まかにいうと "peace everywhere(あまねく平和)" といった意味になる。
200年ぶりの譲位を経て日本の新たな天皇に即位する皇太子ナルヒトについて知っておくべきこと全て
Here's everything you need to know about Crown Prince Naruhito, who will become Emperor of Japan after the country's first abdication in 200 years - Apr. 8, 2019日本の現在の天皇であるアキヒトが200年ぶりとなる生前譲位を望んだことを受け、日本は新たな天皇を迎える準備を加速させている。
アキヒトの息子である皇太子ナルヒト(皇太子徳仁親王)は2019年5月1日に父の皇位を引き継ぐ予定だ。
東京の大学(学習院大学)とイギリスの名門オックスフォード大学で学んだ現在59歳の彼は、非常に熱心な歴史学者、水運史研究者、そして回顧録者でもある。また彼は何十年もの間、環境問題について率直に意見を述べてきたことでも知られている。
彼の妻であるマサコ(皇太子妃雅子)もまた、メンタルヘルスの問題や男児の跡継ぎを生むことを望まれるプレッシャーに対するもがきをオープンに語るなど、伝統を重んじる保守的な日本社会に対し非常にレアかつ率直な皇族の生活の一面を垣間見る機会を提供してきた。
ナルヒトとその家族、そして彼の統治がどのようにものになりそうなのかを知るために、以下が200年ぶりの譲位を経て日本の新たな天皇に即位する皇太子ナルヒトについて知っておくべきこと全てだ。 彼が日本の皇太子である皇太子ナルヒト(皇太子徳仁親王)、5月1日に日本の新たな天皇になる人物だ。
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ナルヒトは126代目の天皇として即位する。
彼は1960年2月に当時の皇太子(現天皇)のアキヒトとその妻ミチコの長男として東京で生まれた。
By 宮内庁 - 主婦と生活社「白樺」より、投稿者がスキャン, パブリック・ドメイン, Link
この時点で彼は世界最古の君主国の後継者になる。写真はナルヒトの両親の結婚式当日、1959年4月に結婚の儀に臨む皇太子明仁親王と正田美智子を写したものになる。
1989年に即位し今日まで天皇を務めてきたアキヒトは2017年12月に退位の意向を表明、日本の天皇が生前退位をするのは200年ぶり
現在85歳のアキヒトは過去に心臓と前立腺がんの手術を受けている。
彼は2016年のスピーチで以下のように述べ退位を望んでいることをほのめかしていた。
「自分の体力レベルがだんだんと下がっていっていることを考えると、国の象徴としての私の義務をこれまで通りに果たすことが困難になる可能性があることを心配している」
彼はまた天皇がその座についたまま死亡した場合、日本社会が「停止」する可能性があると付け加えた。
今月初めにアキヒトは神道の神へ退位を報告する神聖な儀式(※神宮親謁の儀)行い、皇位継承のプロセスを開始した
日本の神道という宗教は霊的存在(神)と人間を結ぶ具体的作法である祭祀を非常に重視している。
今回の神聖な儀式では日本の皇室の秘宝である刀、宝石、そして鏡が用いられた。
その1年後、彼はオックスフォード大学のマートン・カレッジで大学院コースを受講するために独力でイギリスに留学、そこで2年間テムズ川の水運史を研究した。
ジャパンタイムズ紙によると、これは日本の天皇の直系の人間が国外に留学した初めてのケースであるとのことだ。
ナルヒトはそのオックスフォードでの日々をつぶさに記録、それは最終的に1993年著『テムズとともに -英国の二年間-』という形で世に出ることになる
皇太子徳仁の著書『テムズとともに -英国の二年間-』の英語翻訳版 - 英国の学術書小売店Blackwellより
この本の中で彼はオックスフォードでの日常生活や英国とヨーロッパを旅した際のことを詳細に綴っており、学生生活に馴染もうとする日々の逸話も語っている。その中には生まれて初めての洗濯で学生寮を水浸しにしかけたエピソードも含まれている。
またNippon.comによると彼はこの本の中で学友に付けられたニックネームについても回想しているとのことだ。
ある日オックスフォードの友人たちが彼に "Your Highness(殿下)" を日本語でどう言ったらいいのかと質問したという。
「私はその言葉が "denka(殿下)" であると説明しました、そして似たような言葉に "electric light" を意味する "denki(電気)" があるがこれと混合してはいけませんよと伝えたのですが」
「後に私はこれを言ったことを後悔したのですが遅すぎました、二人の友人は私を "デンキ" と呼び、電灯を指しては "デンカ" と呼んで私をからかってきましたので」
「私はその言葉が "denka(殿下)" であると説明しました、そして似たような言葉に "electric light" を意味する "denki(電気)" があるがこれと混合してはいけませんよと伝えたのですが」
「後に私はこれを言ったことを後悔したのですが遅すぎました、二人の友人は私を "デンキ" と呼び、電灯を指しては "デンカ" と呼んで私をからかってきましたので」
ジャパンタイムズ紙によると、ナルヒトはこの期間を "彼の人生で最も幸せな時期" と呼んだという。
この本を日本語から英語に翻訳した元駐日英国大使のHugh Cortazziは同紙に対し「皇太子の魅力、謙虚さ、ユーモアのセンス、そして研究に一身に打ち込んだその実直さを明らかにするものであり、彼の国際的なイメージを高めるとこに繋がるはずだ」と語っている。
彼は後に東京に戻り学習院大学で別の修士号を取得、1986年に東宮御所で催されたスペイン王女歓迎の茶会にてマサコ(小和田雅子)と初対面を果たす
By (関西地方), enhanced by Smalljim - Own work, Public Domain, Link
皇太子に求婚されるも外交官としてのキャリアを諦められなかった彼女は二度にわたりそれを断った。しかし皇太子は熱心に求愛し続け、1992年12月に彼女はついにそれを受け入れ、1993年に彼らは結婚した。
ピープル誌 によると、マサコが三度目のプロポーズを受け入れた直後に皇太子はこう伝えたという。
「皇室の一員に加わることに対し恐怖や心配があるかもしれませんが、私は一生あなたを守ります」
1999年に彼らの結婚生活は苦難の時を迎える。後継者たる男児を産まなければならないというプレッシャーに常にさらされていた皇太子妃が流産、妊娠をめぐり過度の報道をし続けたメディアに彼らは遺憾の意を表明した
テレグラフ紙 によると日本のテレビ局は病院に検査に向かう彼女の車を追跡するためにヘリコプターを雇ったという。
ナルヒトはその執拗で容赦のない報道に対し「本当に残念だ」と述べ、皇太子妃はその1年後にこう述べたという。
「率直に言って、懐妊早期から異様に加熱した報道が私を悩ませたのは事実です」
数ヵ月後、彼女はストレスによるうつ病に苦しんでいると発表した。宮内庁は流産のトラウマによる影響だと説明した。
しかし2001年、マサコは再び懐妊しその年の後半に第一女子・アイコ(敬宮愛子内親王)が誕生する。ただし日本の法律は女児が皇位を引き継ぐことを禁じているため、ナルヒトとマサコに対する皇位継承者たる男児を生み出すことへの圧力は依然として存在していた。
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日本政府は現行の "男性の長子相続" に関する法律を変更することを試みることによって彼らが受けるプレッシャーの幾分かを和らげることを試みた。
2006年1月、当時の首相・小泉純一郎は同年後半に女性が日本の皇位を継承することを認める法案を提出すると述べた。
ところがその発表から間もなくナルヒトの弟フミヒト(秋篠宮文仁親王)と とその妻であるキコ(文仁親王妃紀子)との間に第一男子となるヒサヒト(悠仁親王)懐妊の知らせが発表される。
これにより法律を変えなければならないという日本政府が受けていたプレッシャーと共に皇太子妃マサコが感じていた男児を設けなければならないというプレッシャーも緩和されることになった。
By Ministry of Foreign Affairs of Japan - https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Emperor_Akihito_and_Empress_Michiko_with_the_Imperial_Family_(November_2013).jpg, CC BY 4.0, Link
現天皇のアキヒト退位後はヒサヒトが皇位継承順位でフミヒトに次ぐ第2位になる。
アイコは、現時点では、皇位を継承する資格を有していない。
現在17歳の皇女アイコは両親に倣い海外で学ぶ機会を追い求めた。彼女は東京の学校に通っているが2018年にイギリスの名門イートン大学のサマースクールに参加するため短期留学をした。
By 独立行政法人水資源機構ホームページ, CC 表示 4.0, Link
AP通信によると彼女はチェロを演奏したり、学校でバスケットボールの試合に出場したりしているということだ。
ナルヒトは5月1日に天皇に即位するが、正式な即位の儀は10月22日まで行われない。
日本のNHKによると、195カ国から集まった各国の指導者が式典や晩餐会を含む4日間の祝賀会に招待されるという。
新天皇の即位に伴い新たな祝日が設けられ日本では4月27日から5月6日までの10日間が休日になった。
ただし誰もが喜んでいるわけではなく業界によっては余計な仕事が増え、託児サービスも休暇に入ることから一部の親には困ったことになり、そして株式市場の混乱が起こる可能性があることから多くの国民がこれを心配している。
現天皇のアキヒトは今後一切の政治的権力を持たなくなる。代わりに各国の指導者を歓迎するなど儀礼的公務に専念して務めることになる。
例えば平成の天皇・皇后が2018年3月に米国大統領ドナルド・トランプを迎い入れたこの時のように。
ナルヒトはすでに海外のお歴々の何人かと対面している。
photo via insider.com 1989年には両親と共に元アメリカ大統領のロナルド・レーガンとそのとファーストレディのナンシー・レーガンと会っている。
1991年では晩餐会でイギリス女王エリザベス2世の第一王女アンとも
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1993年には東京で元アメリカ大統領のビル・クリントンとファーストレディのヒラリー・クリントンと
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1997年には京都でイギリス皇太子チャールズとダイアナ妃と
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今年二月にはドイツ連邦共和国首相アンゲラ・メルケルと
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彼は環境問題、特に世界での清潔な水へのアクセスについて率直に意見を述べてきた。それはまさに彼が研究してきたことでありそれが影響していることは間違いない。
国内外で水と衛生に関する問題に長年関り国土交通省に所属していた時に仕事を通して皇太子と知り合ったという廣木謙三氏は朝日新聞に対し、1987年にネパールのポカラを訪れた際に女性と子供たちが甕(かめ)に水を汲むために長蛇の列に並ぶ様を見たことがこの問題への関心を持つようになったきっかけだと語った。
「あの時から水に関する問題から生じる貧困、教育、環境、その他の地球規模の問題について思いを馳せるようになられたのだと思います」
ナルヒトとマサコはまた2011年に壊滅的な地震と津波に見舞われた東北地方を毎年訪問した。
日本の警察庁によるとこの時の地震と津波で少なくとも15,000人が死亡したという。
天皇とは国民に常に寄り添い,人々と共に喜び,共に悲しむ存在でなければならないとナルヒトは2017年に語っている
皇后になるマサコは自分の今後の役割について "不安" を感じていると率直な言葉を声明で発したが、同時に "人々の幸せのためにこの身をささげる" とも述べた。
AP通信からの引用が以下になる。
「これからの日々について考えると私がどれほど役立てるかに不安を感じていますが、私は人々の幸福のためにこの身をささげげるつもりであり、そのために努力する次第です」
「自分の体調を改善することに努めてきたこともあり、以前よりも多くの公務を遂行できる状態にあることを嬉しく思います」
病気療養にあった彼女は昨年12月の声明でこのように語ったが、彼女の医者は特に大規模な式典などでは疲労に注意しなければならないと警告している。
「自分の体調を改善することに努めてきたこともあり、以前よりも多くの公務を遂行できる状態にあることを嬉しく思います」
日本では新たな天皇が即位するごとに新しい "時代の名前(元号)" が付けられる。ナルヒトの時代は『令和』と呼ばれ、大まかにいうと "pursuing harmony(調和を追求する)" といった意味になる。
安倍晋三首相は新元号が発表された4月初めにこの『令和』を "人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つことを意味する" と述べた。
アキヒトの時代は『平成』と呼ばれ、大まかにいうと "peace everywhere(あまねく平和)" といった意味になる。
何故ここは「Crown Prince Naruhito」を「皇太子ナルヒト」なんて不自然な日本語にするん?
返信削除日本語は不自由なの?
誰に問いかけてるの?子どもかな?
削除このブログ記事の著者に向けてに決まってるじゃん。
削除逆に聞きたいが、1の文から他に誰に向けてと解釈できるん?
本当に子供なんですか?彼は文字通り誰に問いかけてるか何て聞いてないですよ??w
削除ちなみに同じ言葉でもニュアンスは変わるので訳し方は自然ですよ???
いやいや、どこが原文のニュアンス通りの自然な訳なのよ?
削除「Prime Minister Abe」を「総理大臣アベ」と訳すのと同じよ?
海外の新聞や通信社の公式日本語訳があってもそんな表現はないでしょ。何故なら日本語では新聞等の記事でそんな表現しないから。
プロの翻訳家に依頼してこれならやり直しを命じることになるし、学生がこんな訳をしたら「日本語の新聞を読み聞かせなきゃいかんのか…」って落胆するレベルよ、これ。
新聞等の記事で「総理大臣アベ」みたいなのを自然な日本語だと思う人がいるのはちょっと想像を超えてた。
変な訳をする理由で考えられるのは①日本語話者でないから日本語表現能力が不十分か②原文にない意図を訳者が付加しているかなんだけど、悪質なのが②で、読者が原文まで読まないとわからないのをいいことに大手新聞社等の信用力を利用して勝手に元記事の意図を自分の主義・主張へ変質させて流布させること。
それがフェイクニュースとして蔓延してるのがネットの現状でしょ。
このブログの著者がどういう理由でそんなブログの信頼性を落とす訳にしてるのか疑問に思うのがそんなに変?
無償で提供されて無料で閲覧できる個人ブログの対英和訳と比較して
削除海外の新聞や通信社の報道の訳の方が正しい・良い・間違いないというのなら
そちらだけご覧になっていればよろしいのではw
自分はできるだけ短時間で海外まで含めた様々な人々の反応を知りたいので拝見させてもらってますがw
ちなみに「Crown Prince Naruhito」という言葉を訳すときに
「徳仁皇太子殿下」という日本人・日本感覚特有の語感で外国人一記者が理解し読み取れていると思えないし、
「皇太子ナルヒト」の方があちらの語順そのもので、外国からの訳と一目でわかる上に元記事及び外国人である記者の感覚が理解しやすい(すなわち意図に訳者の主義主張を交えない)訳し方なんじゃないかと思うけどね
ナルトがわだいになってるからなそれをさり気なく強調してみたんだと勝手に思った自分はね
削除漢字は音を表すだけでなく文化を背景に意味を表し、日本文化と深く関わりのある皇族の名前はそれが顕著です
削除さて、記事の属す英語文化圏の人がローマ字でそのニュアンスをどうやって汲むのでしょうか
「皇太子ナルヒト」が「不自然な日本語」だ、という指摘は必ずしも間違いではないかも知れない。
削除だが、「Crown Prince Naruhito」を「皇太子徳仁」と訳した場合、>>1のような人は、そこに「殿下」などの敬称がないことを、よりいっそう「不自然な日本語」と感じてしまうのではないかね。
といってここに、ある意味勝手に「殿下」を添えてしまうことは、原文に「his highness」がない以上、「誤訳の領域」に踏み込んだとされる可能性も高い。なぜならそれは、例えばアメリカ大統領に対する痛烈な批判の文章にも、訳者の裁量で任意に「閣下」を付け加えて構わない、というようなことにもつながりかねないからだ。訳者自身の尊敬や軽蔑の感情とは無関係に、原文に書かれている尊敬や軽蔑の用語をそのままに訳す、というのは当たり前のことでもある。
いっそ「クラウン・プリンス・ナルヒト」と、すべてカタカナにしておくべきだったのかも知れないが、これは「不自然な日本語(表記)」なのかそうでないのか、難しい問題だ。
学校にもまともに通えなかったくらい繊細な愛子様を女性天皇に、、、なんて可哀想じゃないか。
返信削除血統は生涯敬意をはらわれるものだし、皇籍から離脱しても皇室の庇護は続くのだから、愛子様を溺愛されてる皇后陛下のストレスのもとになりそうな次代の女性天皇に推す声には賛同できないな。
フェミニズムに絡めるのも見当違いに思えるし。
皇室の存続自体が危ぶまれてるんだから、少なくとも男子しか天皇になれないというのを変更するのは問題ないんじゃないの
返信削除男子が優先されるが直系女子もそれに続くとしていれば少し幅が広がる。
旧皇族に戻っていただくよりも難しくない話だと思うけど
初代神武天皇由来の共通のY遺伝子継承されなくなるので反対。
削除結局男系継承を続けるなら中継ぎとしても先延ばしにしかならないじゃない?
返信削除女系のきっかけになりそうなのはなかなか通すの大変そう。
後桃園天皇の時代で皇統断絶の危機を迎えた際、女系天皇という選択肢がありながら、傍系も傍系の親王を養子にして男系継承を固守した前例をどうとらえるか。
実際また断絶危機に見舞われたら、旧宮家復活より伝統と外れることを受忍して女系継承を認める方がありえそうだけど、ギリギリにならないと難しいと思う
海外メディアが容赦なく名前書くからって翻訳する時に正さないでどうするんだよ
返信削除諱は非礼だ。即刻謝罪して訂正しろ
海外メディアが容赦なく名前を書いているっていう事実を、翻訳者が勝手に隠蔽してどうするんだよ
削除こう訳されていてこそ、あんたも「Business Insider」に英語で抗議文が送れるっていうものだろう。てか即刻送れ