ウェールズの日刊紙「Western Mail」のオンライン版『WalesOnline』より

15,000人の日本人で埋め尽くされたスタジアムにウェールズ国歌が鳴り響く、それは純粋に美しい光景だった

A stadium full of 15,000 Japanese people just belted out the Welsh national anthem and it was simply beautiful - 16 SEP 2019


- This is incredible!(なんて素晴らしい!) -



スタジアムを埋め尽くした15,000人の日本の地元の方々がウェールズの国歌を力強く歌う、それは信じられないほど素晴らしい瞬間だった。



北九州市はウォーレン・ガットランド監督率いるウェールズ代表が到着して以来 驚くべき歓迎っぷりで彼らを迎えているが、月曜に行われた公開練習もその例外ではなかった。

会場となった北九州スタジアムに入場するための列が長さ1km近くに伸びるほど大勢の人々が応援に駆け付けたこともそうだが、北九州市の住民らは通常ホスト先の人々が見せる応援とは最早別レベルのおもてなしでウェールズ代表らを歓迎した。

公開練習開始直前にウェールズの国歌「Hen Wlad fy Nhadau(我が父祖の土地)」の演奏が始まると会場に押し寄せた日本のファンらはそれを一斉に歌いだしたのだ。



ウェールズの日刊紙「Western Mail」のオンライン版『WalesOnline』
公開練習セッションのために北九州にウェールズ代表が到着すると、そこにはスタジアムを埋め尽くす15,000人の日本のファンが集まっていました。

そしてこれはウェールズ代表を歓迎するために彼らがウェールズ国歌を力強く歌う瞬間です
北九州市の人々はウェールズ代表が訪日するのに先立ち、ウェールズの国家とカロン・ラン(※)を練習する取り組みを行うと同時に公開練習に参加しそれらを歌うよう呼びかけていた。

ワールドカップ本戦を地元で開催することは叶わなかったが北九州がウェールズ代表のキャンプ地になったことで彼らはウェールズ代表を全力で応援することを決めてくれたようだ。

ウェールズと同国の国家について:
ウェールズはグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの国のひとつで公用語は英語とウェールズ語。国歌「Hen Wlad fy Nhadau(我が父祖の土地)」の歌詞は英語ではなくウェールズ語。

Calon Lan:
『Calon Lan(カロン・ラン)』は19世紀に作曲されたウェールズの讃美歌。曲名の意味は「清らかな心」。元々は聖歌だがラグビー・ウェールズ代表の賛歌として定着し国際試合ではほぼ毎回試合前に歌われている。歌詞は英語ではなくウェールズ語。




現在北九州市はウェールズカラーの赤に染められており、公共交通機関や標識、さらには空港までウェールズを応援する装飾で彩られている。

これはウェールズラグビー協会とのエンゲージメントプログラムの一環として行われているもので協会側は元代表選手のライアン・ジョーンズとリース・ウィリアムズを派遣し北九州市で地元民を相手にコーチングを行っている。

ウェールズ代表は北九州市で6日間過ごした後、9月23日月曜日にジョージアとの試合でワールドカップ初戦を迎える予定だ。

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海外の反応

twitter.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース , ソース


ウェールズの大手スポーツ通信社「Westgate Sports Agency」の記者 - Alex Bywater
驚くべき光景がここに、ウェールズの公開練習を観戦するためにここ北九州のスタジアム前に数千人の列が。 まだ何も始まっていないのに1時間前でこれです!



ウェールズの大手スポーツ通信社「Westgate Sports Agency」の記者 - Alex Bywater
ウェールズの公開練習が始まる予定時刻の2時間以上前の行列の様子がコチラ。北九州スタジアムの収容能力は15,000。 これだけ人が集まっている場所に選手らが直接来たらちょっとマズいのでは?



ウェールズの大手スポーツ通信社「Westgate Sports Agency」の記者 - Alex Bywater
これを先に投稿したかったがWiFiが不足しているためできなかった。ともかく、ウォーレン・ガットランド監督率いるウェールズ代表の練習を観戦した15,000人の日本人がウェールズの国家を歌っている様子がコチラ。本当に驚くべき光景。

Ty Celyn FC - Cardiff How amazing is that!!!

Mrs. Welsh 日本の人たちがこんなにもウェールズを歓迎してくれていることに感激せざるを得ない. 🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿🏆🏉👍

BertieScarlet 実に見事、thank you Kitakyushu.

Chris morgans Amazing 👏👏

Dwt1Jan ‏ 相手が誰であれ尊敬をもって接する、真に謙虚な心がこうさせているのだろう。

Alan Dempsey ‏ 歌詞カード無しでも歌えている人がいるのが凄い。

victoria martin ‏ 子供たちが歌詞カード無しでカロン・ランを一生懸命歌ってくれている動画もあったぞ、ぜひ見てほしい。Amazing.

Grrrrrrrr ‏ 日本人はいつだって私たちを感心させる 👍🏻 誰もが模範にすべき人たちだよ。

mike kerslake I love this. Thank you Japan

joanna sullivan 我々を敬ってくれているのが伝わる素晴らしい光景。

Alison Collins ‏ That is absolutely the best welcome I have every seen. (私が今までに見てきた中で最高の歓迎だ)


ウェールズラグビー協会公式Twitterアカウント
ウェールズ代表に対する北九州の並外れて暖かい歓迎



ウェールズラグビー協会公式Twitterアカウント
もうただ見てくださいとしか言えない...



ウェールズラグビー協会公式Twitterアカウント
Gofyn wyf am galon hapus,
Calon onest, calon lân
(求めるのは 穏やかな心
正直な心 清らかな心 - カロン・ランの一節)

これはウェールズ人にとって嬉しいサプライズ。ドーモアリガト、北九州
music to one's ears:
音楽のように耳に心地良い、聞いていて嬉しい、予期しない良い知らせ、といった意




英国BBCのウェールズ支局
「おはようございます、BBCウェールズニュースでこの動画を使わせていただけませんか? お願いします」

ウェールズラグビー協会公式Twitterアカウント
「ノープロブレム、クレジット表記はお願いします」

英国BBCのウェールズ支局
「もちろん、ありがとうございます」


Jackie davies Absolutely beautiful.
ウェールズ語の歌を子供たちまで頑張って歌ってくれるとは... ブリリアント!

Glyn East 人類の善性を信じる心が今、回復しました 🇯🇵🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿

Kevin Roberts 🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿 信じられないほどのおもてなし。
日本の子供たちが我々の国歌とカロン・ランを歌ってくれている、本当に信じ難く、そして嬉しい光景だ!

Ed Williams that is brilliant...
まだ始まってすらいないけど本当にいいワールドカップになりそうだ。

Dai Rich The Japanese are truly remarkable
(日本人は本当に非凡なほどに素晴らしい)

Alfie Goodrich ウェールズに17年、その後日本とウェールズを行ったり来たりを8年、そして日本に住んで12年。母国の皆が日本を楽しんでくれてうれしい限り。ここは素晴らしい場所だ、人々も素晴らしい人だらけだ。最高のワールドカップを楽しんでくれ。

mark bristow ウェールズ語で歌ってくれているのも嬉しいけど発音もちゃんとしているのがまたグッとくるじゃない。

Jonesy ‏ ぶっちゃけ俺より発音上手い。

teaceeme 愛らしく、心温まる光景だ。特に嫌なことばかり起きる世の中にあるだけにそう思う。

NAnne 🇬🇧 🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿 🇪🇺 いいねボタンを1回しか押せないのが悔しいくらいにいいものを見させてもらったよ ♥️

Jenny Clark ‏ これは思わず笑顔にさせられる!

Christina Morgan This is so cool

Rebecca Jordan まぁぶっちゃけウェールズ人でも結構な数の人間がまともに発音できないんですけどね。

VTID 素晴らしい。ウェールズ人でもウェールズ語は難しいだの発音できないだのと言ってる人間がいるのに日本の子供たちがこうも上手に歌っているのを見ると...立つ瀬がないやら恥ずかしいやら。

Chris Chambers こんなに努力してくれるなんて、日本人は本当に特別な人たちだよ。

Dennis Arigatõ Nihon

Pris ‏ これは心にグッとくる光景。ただただ素晴らしい。


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英国人:
「ウェールズ語の発音なんてできるわけないし」

一方その頃、日本人は


Ryan Hobbs 素晴らしい。いっそジョン・レッドウッド君にも教えてやってほしい。



日本のラグビーファン、ジョン・レッドウッドに「ウェールズ国家を歌うとはこういうことだ」とまざまざと見せつける。



ジョン・レッドウッド:
イギリスの下院議員(保守党)で元イギリス内閣のウェールズ担当大臣。1993年にウェールズ保守党会議で国歌斉唱が行われた際に全く歌えないのに歌っているフリをしたことで有名。

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