英国の大手日刊紙『ガーディアン』より

ラグビーワールドカップ2019:準々決勝を勝ち進むのはどのチームか?

Rugby World Cup 2019: where the quarter-finals will be won and lost - Fri 18 Oct 2019



(※他の3試合に対する予想は割愛)

日本 VS 南アフリカはどうなる?


日曜日の準々決勝の2試合目、南アフリカと対戦する日本は彼らがこれまでに見せてきたプレースタイルに対する正当な評価を得ていない。

仮にニュージーランドが、日本がスコットランド戦で見せたあのスキル、あの気迫、あのペースでプレーしたとしたら、ラグビーワールドカップ2019を通して何度も何度も我々に見せつけた "あの" 日本代表ならではのスタイルでプレーしたとしたら、我々はこう称えていただろう

「これこそ彼らが世界最強たる所以だ」と。



ラグビー日本代表は試合を終えるたびに歓喜の涙を流していた、そうするだけの理由があった、彼らの快進撃はその一つ一つが苦い歴史を乗り越えた瞬間であり新たな歴史を作った瞬間だったのだから。

それは見ているこちらまで感情を揺さぶられる光景だった。思わず日本がすでに優勝を果たしたのかと錯覚させられるような光景だった。そしてアイルランド戦の後、我々は何度そんな奇妙な勘違いをさせられたことだろう。

これらの勝利を生んだエネルギー、原動力を日本が準々決勝に持ち込むことができたとしたら、あのボールに対する圧倒的な執着心を持ち込むことができたとしたら...
南アフリカが日本に長くボールを持つことを許せば、先週の試合の前半でボール保持率75%を許してしまったスコットランドのようになってしまえば、日本が準決勝へと勝ち進む光景を我々は目にすることだろう。

どちらが長くボールを保持し続けられるかが真の戦いになるはずだ。



南アフリカが彼らの身体性やセットプレーでの優位を活用できる時間を作れば作るほど日本は苦戦させられることになるだろう。

だが日本にあまりにも多くのボール所持率を許してしまった場合、アイルランドとスコットランドが見つけられなかった答えを南アフリカが見つけられるかどうかはわからない。

しかし南アフリカは凶悪なボールキャリアと殺人的なバックスが見事に融合したチームでもある。

そしてもし南アフリカの司令塔、21歳の新鋭ハンドレ・ポラード(スタンドオフ)が本来の姿を取ることができたなら、その時は日本の奇跡のような旅は終わりを迎えることだろう。

スポンサードリンク

海外の反応

theguardian.com, twitter.comのコメント欄より: ソース , ソース , ソース


ラグビーワールドカップ公式Twitterアカウント
日本代表のメンバー発表
日本代表にとって初となる準々決勝、その日本対南アフリカ戦のメンバーが発表されました。



ラグビーワールドカップ公式Twitterアカウント
南アフリカ代表のメンバー発表
ホスト国である日本代表と対戦する準々決勝での南アフリカ代表のメンバーが発表されました。



ラグビーワールドカップ公式Twitterアカウント
準々決勝第4戦。この二カ国は互いの事をよく、とてもよく知っている。

ホスト国である日本代表と南アフリカ代表が対決。

10月20日、日曜の19:15から



🏉 今こそ我らリベンジを果たす時、彼らがかつて我々にしたことを忘れてはならない... 😌

snotrue "先週の試合の前半でボール保持率75%を許してしまったスコットランドのようになってしまえば"

スコットランドは日本にボールを支配することを「許した」わけじゃない、単純にボールを奪えなかっただけだ。

jefferd I think the Guardian are worried about the SRU's lawyers.
(ガーディアンはスコットランド・ラグビー協会の弁護士たちのことを危惧したんだと思うぞ)

wascallywabbit むしろそうなるように日本が「強いた」が正しい。アイルランドも同様に試合の大部分においてボールを奪うことができなかった。日本を褒める声はあるがとても十分とは思えない、それだけのものを見せてきた。日本が南アフリカに勝つと思えるくらいのものをね。

GordonsAlive スコットランド戦で日本はラグビーの2つの定石:「earning the right to go wide(広げる権利を獲得する)」と「whoever wins the breakdown wins the game(ブレークダウンを制する者は試合を制す)」を崩した。 earning the right to go wide(広げる権利を獲得する):
強くて重いフォワードを中心にフェーズを繰り返して相手ゴールに向かって着実にボールを保持しつつ攻めること。激しく突進してくるフォワードに対処しようとすると守る側は疲弊しやすくなりフィールドの中央に集まりやすくなる。


スコットランドはブレークダウンで勝っていたがそれでも試合に敗北した、かといって日本が広げる権利を獲得していたわけでもない。それはつまり彼らのパスのスピード、正確さ、ボールの保持力がそれだけ優れていたということだ。

ただしスコットランドは後半にパスをカットする戦術に変更することで日本側に混乱をもたらしていた。日本が馬鹿みたいに優れたチームであることは否定しないが南アフリカはスコットランドよりも上手く日本のリズムを崩しにかかる気がする。

Andrew Forbes スコットランドは日本に対して「どうしたら負けてしまうか」と「どうしたら勝てるか」を示してしまった感がある。

FrostAndFire 私の心は日本に勝ってほしいと思っているが...
南アフリカの方が勝ち進みそう。

NeoKiwi1d ago どこに勝ってほしいかと言われればオーストラリア/ニュージーランド/フランス/日本だ。今大会が切っ掛けになって日本のようなプレースタイルがもっと見られるようになることを願ってならないよ。

wholeworldiscorrupt 相変わらずUgo Monye記者は良い記事を書いてくれる。だが日本のプレースタイルが十分な評価を得ることができていないという部分に関しては謹んで否定させて頂こう。

誰もが日本のすべてを賞賛していると思う。そのプレーもオフロードもスピードも、ホスト国としても、すべてに対して。

Kevin Moore 日本のスキルや試合に対する気迫がオールブラックのそれと匹敵するレベルだという部分に強く同意する。

実際彼らは2015年にスーパーラグビー優勝を果たしたニュージーランドのラグビーチーム「ハイランダーズ」に色んな意味で似ている、プレーも無名だったのがどういう訳が勝ちに勝ちを重ねていったという点でも。

Addiemeister 残念だが日本は南アフリカの純粋なフィジカルの強さの差で及ばないと思う。

日本がスコットランド戦の時のようにあのフィールドを広く使った素早い素晴らしいプレーでその差を埋めて勝ってくれることを願っているが、僅かに及ばずという終わりになる気がしてならない。

kxx797 日本のプレースタイル、特に日本がスコットランドを相手に見せたプレーに対する評価はもっとあっていいと私も思う。前半の彼らのプレーまさに息をのむようなものだった。

ただ後半にスコットランドに流れを掴ませてしまったところが気がかりで仕方がない。同じような展開になったとして、果たして日本のディフェンスは南アフリカの攻撃を防ぎきれるだろうか?

いい勝負になる予感はしている。


ラグビーワールドカップ公式Twitterアカウント
ラグビーワールドカップ2019で最も電撃的な選手2人が日本対南アフリカ戦で激突... 勝るのは果たしてどちらか?



Goodfella そりゃ間違いなく南アフリカさ。

Spooky Gilly 👻 日本が僅差で勝つ。

james willis Japan

Christa Mayell 相手があの日本だけに超不安...
だが頑張れスプリングボクス 💚💚💚 (ラグビー南アフリカ代表の愛称)

Jaymoh Boks(ボクス)💪🏻💪🏻💪🏻

Nonto Mtembu South Africa of course!! 🤗🤗🤗🤗

Anathi Qina I wish SA could win but I'm afraid of this Japanese team😨.
(南アフリカが勝つことを望んでいるが、この日本のチーム怖い)

Gary Chittenden 圧倒的に南アフリカ。

Michel Japon 🇯🇵👍

mileswashbrook 南アフリカが勝つという見方が多いけど、なぜだろう、日本が勝ってしまうような気がしてならない。

Tinyiko Chauke ‏ さぁ、いよいよ始まりだ。


ラグビーワールドカップ公式Twitterアカウント
いよいよ準々決勝、心の準備はできましたか?

スポンサードリンク