宇宙探査機が小惑星に弾丸をを発射
Space probe fires bullet into asteroidタッチダウン直後の画像、ONC-W1による撮影
撮影時刻:2019/02/22 07:30頃(機上時刻)
高度:30m以下
画像クレジット:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研
http://www.jaxa.jp/projects/sat/hayabusa2/index_j.html
日本の宇宙探査機が天体(※宇宙空間にある物体)から岩石サンプルを収集するというミッションの工程の一つとして小惑星に「弾丸」を発射した。
金曜朝に日本の宇宙機関JAXAは「はやぶさ2号機」が小惑星の着陸に成功したと発表した。そして着陸に続けて行われたこの弾丸の発射によって小惑星リュウグウの地表面の物質はその弱い重力場のために舞い上がり、それらの粒子は探査機によって収集され、最終的に地球に持ち帰られるとのことだ。
この探査機の下部には「サンプラーホーン」と呼ばれるサンプルを回収する装置が設置されているのだがこれは受動的にサンプルを捕集する仕組みになっており、この観測により弾丸が小惑星表面の物質を十分な量放出させることができるかを判断するためにシミュレーションを実行しなければならなかったとのことだ。
The surface of Ryugu was not what we expected. So our sampler team had to conduct an experiment to check we could still gather material from the asteroid surface when we attempt #haya2_TD touchdown this Friday! https://t.co/bCzvW2gwSr pic.twitter.com/XxJXETKB6N
— HAYABUSA2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2019年2月18日
「リュウグウの表面は我々が期待していたものとは違っていました。そのため我々サンプル回収班は今週金曜に「はやぶさ2」が小惑星への着陸を試みた際に、新たに判明した表面の状態であっても地表サンプルを回収可能か判断するために実験を行う必要がありました」
このビデオは昨年の12月28日に行われたのそのテストでありこれは成功、探査機の着陸にゴーサインが出た。
JAXAは今後数週間で三回のサンプリングを行うことを計画しているとのことだ。そして「はやぶさ2」は2019年12月にリュウグウを離れ2020年末までに貴重なサンプルと共に地球に帰還する予定だ。無事帰還した際には英国レスター大学の惑星科学教授ジョン・ブリッジズ氏などの科学者によって分析されることになる。
「これは非常に重要なミッションです」
「特にサンプル回収ミッションはエキサイティングな試みです」
ブリッジズ氏はCNNに「はやぶさ2」の使命は興味深いものだと語った、リュウグウは人類がこれまで訪れたことがないC型小惑星だからだ。
「確かに予想外の結果が生じることは間違いないでしょう」
リュウグウのサンプルから得られた情報によって太陽系の起源に迫ることができると信じる彼はそう語った。リュウグウのような小惑星の荒涼とした地表の下には何十億年も前、太陽系の初期の記録を残しており情報の宝庫であると信じられている。
C型小惑星は炭素系の物質を主成分とする小惑星であり、既知の小惑星の約75パーセントがこのC型小惑星とされている。NASAによるとC型以外の主要なタイプの小惑星は金属を主成分とするS型とM型だということだ。
JAXAによるとこのリュウグウは「水と有機物が豊富に含まれているのでは」と科学者らから期待されており、その研究は「地球の構成要素、そしてその海洋と生命の進化との間の相互作用を明らかにし、それによって太陽系科学研究を発展させる」ものであると述べている。
仮に「はやぶさ2」が予定通りに地球に帰還した場合、C型小惑星からサンプルを持ち帰ることに成功した史上初のミッションとなる。
JAXAの科学者たちは現在その歴史的な功績をめぐってNASAと競い合っている最中だ、NASAもサンプル回収ミッションに取り組んでおり地球への帰還は2023年を予定している。
[TD1-L08E1] 2/22 at 8:42 JST. The following has been confirmed at Gate 5:
— HAYABUSA2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2019年2月22日
・Projectile was command to fire.
・Normal sequence.
・Spacecraft state is normal.
Based on this, we determined touchdown was successful! A detailed analysis will now be done.
【TD1-L08E1】2/22 8:42 (JST), Gate5で次のことが確認されました。
・プロジェクタイル発射コマンドの発出
・シーケンス正常
・探査機状態 正常
以上により、タッチダウンが成功としているものと判断しました。 なお、詳細な解析はおって行います。 [TD1-L08E1]は運用名。TD1=touch down(着陸)。小惑星リュウグウ上のL08-E1と名付けた場所にタッチダウンすることから。
#UPDATE Japanese probe successfully lands on an asteroid 300 million kilometres from the Earth https://t.co/kKSlmeO69q pic.twitter.com/6UuPOO9wbE
— AFP news agency (@AFP) 2019年2月22日
「続報:日本の探査機が地球から3億Km離れた小惑星に着陸成功」
A Japanese spacecraft completed a touchdown on the surface of an asteroid, where it fired a bullet at the rock’s surface rock. A successful mission could help advance understanding of how our planet formed in the early solar system. https://t.co/GSN6AzasNU
— The New York Times (@nytimes) 2019年2月22日
「日本の宇宙船が小惑星の表面に着地、この巨大な岩の表面の岩に弾丸を発射した。このミッションが成功すれば、我々の惑星が初期の太陽系でどのように形成されたかについての理解を深めることができるはずだ」
— Jakob Isaksson (@Corvaxia) 2019年2月22日
— Carlos Cordero (@CarlosMCorderoB) 2019年2月22日
— MartianMoleInAHole (@in_martian) 2019年2月22日
So awesome! Congrats!! pic.twitter.com/sOrw19EwuA
— Susan Minamide (@sjminamide) 2019年2月22日
Congratulations to @JAXA_en on a successful touchdown and retrieval! @NASA is looking forward to comparing data and sharing samples with Japan from our own asteroid sample return mission, @OSIRISREx, when it returns from asteroid Bennu in 2023. #haya2_TD https://t.co/i3thHAJXTA
— Jim Bridenstine (@JimBridenstine) 2019年2月21日
「JAXAの方々へ、タッチダウン及び回収成功おめでとう! 我々も2023年に完了を予定している小惑星ベンヌからのサンプル回収ミッションがあり、NASAとしては双方のサンプルを共有し互いのデータを比較することができることを楽しみにしています」
Go go Hayabusa2!!! Congratulations to JAXA and the entire @haya2e_jaxa team 🎉
— Planetary Society (@exploreplanets) 2019年2月21日
The Japanese spacecraft just successfully touched down and fired a bullet to sample asteroid Ryugu 210 million miles (342 million km) from Earth. pic.twitter.com/aHF7pbRTdL
「Go go Hayabusa2!!! JAXAとはやぶさ2に関わった全ての人たちにおめでとうを贈ります」
「日本の探査機がまさにたった今地球から3.42億Km離れた小惑星リュウグウからサンプルを回収するために着陸、弾丸の発射に成功した」
Hayabusa-2: Japan spacecraft touches down on asteroid https://t.co/4sHPMb7BhN
— Eric Idle (@EricIdle) 2019年2月22日
「はやぶさ2:日本の宇宙探査機が小惑星へのタッチダウンに成功」
- 日本の探査機が小惑星への着陸へ -
「はやぶさ2探査機がその表面からサンプルを採取するために小惑星への降下へ」
This is a photo the Japanese spacecraft Hayabusa 2 took before landing on the asteroid Ryugu today. Look at the shape of the spacecraft’s shadow on the surface, surrounded by a halo called opposition surge. pic.twitter.com/6AArry0AUY
— JRehling (@JRehling) 2019年2月22日
Cristian Ahumada Congratulations!!! 🎉🎉🎉
Angel Luis Gonzalez Congrats from Spain!!
Denis Congratulations from Belgium
A̭̼n̺͎i҉̭̳̪m̭̭͙ą̺ Congratulations from Germany!
William Holm この偉業に関わった全ての人たちにおめでとうだ!
EΨ=ĤΨ エクセレントなニュースだ! 本当におめでとう!
skylord jimmy 宇宙世紀の始まりである。
Space Geek 我々は惑星科学の黄金時代にいるとよく言われる、だがこれは見過ごされがちなのだが、我々は科学コミュニケーションの黄金時代にもいるのだ。遥か彼方で行われているミッション、それを自宅から追いかけることができることに私は今でも驚かされる! おめでとうございます
ImJustPassinBy
でも何で弾丸なんだろうな?
普通に着陸しただけでスラスターで地表の物質は巻き上げられそうなものだが。
andygates2323 地表に穴をあけることで表層でなく地下のサンプルを回収しようとしたんでしょ、そっちの方がより原始のものに近いはずだし。
Cashhue 表層は太陽フレアなどの様々な宇宙環境の影響を受ける、地下であればそれが少ないって話らしい。
NoriegaTony でもそれなら弾丸でなくダイヤモンドコーティングのドリルとかでよくね?
DoubleOJoe いくつか理由があるが、まずドリルというものは皆が考えている以上に複雑なシステムを要する。またドリルの場合は地表に長時間接触し続けなければならない。さらにドリルは探査機にドリルが回転する方向とは逆の回転モーメントを与えることになる、それはつまり制御を著しく困難にするということだ。
Bandersnatch あと重量が増してしまうっていう問題もある。まぁ弾丸を使うのは単純にそれが一番簡単な方法だからだろう。
DoubleOJoe
はやぶさ2のミッションをアニメーションにしたこの動画を見ればわかるが、この探査機のタッチダウンは実質タッチダウンじゃない。
この探査機には数フィートの長さにまで伸びる円筒形の筒状の地表サンプル回収装置が本体の下部に設置されている。そして探査機は地表に向かって降りていき、地表に接触した瞬間に弾丸を発射、筒の中にサンプルがその衝撃で舞い上がりそれを満たすという仕組みだ。そしてすぐに小惑星から離れていく。
arthReeder 弾丸なんて撃ったらその反作用で宇宙空間に戻っちゃうんじゃと思ったらそういうことね。
nishant pathak しかしこうなると是が非でも無事に帰還してもらわなきゃな。
Take that! Japanese probe Hayabusa2 fires ‘bullet’ at asteroid in bid to discover how life began https://t.co/SFEDJ3nQhq
— RT (@RT_com) 2019年2月22日
「これでも喰らえ!」
「日本の探査機はやぶさ2が生命の起源を求め "弾丸" を小惑星に撃ち込む」
No Soy Tiff この子がいったい何をしたって言うんですか!
Griffin 日本、非武装無抵抗の小惑星を撃つ
Lina Abz 小惑星とその家族に哀悼の意を表します。
Patrick 宇宙で最初に銃を撃つのは当然アメリカだと思っていたが、そうか。
Curious about what Hayabusa2 is doing right now? Our Haya2Now website is now in English! Just rollover each panel to find out more: https://t.co/UAbNVeHv1u pic.twitter.com/nF8tpV01y5
— HAYABUSA2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2018年9月7日
「はやぶさ2が今どのような状況にあるかご興味ある? でしたら新たに英語対応となった我々のhaya2now.jpをご覧ください。マウスを各パネルの上に動かすと詳しい情報を見ることができます」
stjohn
That's really cool.
英語バージョンはありがたい。
Orobas やだ、カッコいい...
Pjeudy ブラウザを全画面モードにしていたんだが、このウェブサイトを開いた瞬間ちょっとトニー・スタークの気分が味わえた :-)
Keyur This is amazing
Jenny Shatts I ❤️ 明快で簡潔なテレメトリー画面 テレメトリー:遠隔測定法。観測対象から離れた地点から様々な観測を行いそのデータを取得する技術
JR ありがてぇ、これまではGoogle翻訳に頼るしかなかったからなぁ。
oihuihf 誰がこのUIを考えたのかは知らないが、これは昇給もの。
このUIは男心をくすぐりまくり
返信削除全てのミッションが無事終えることができますように…
返信削除このUI、シドニアの騎士で使われたものに似てるな
返信削除JAXAがどっかで公開したものをアニメ化のときに使ったんだろうか?
インターフェースデザインかっちょよすぎ!!!
返信削除これ見た後に楽天サイトなんて覗いたら確実に目が腐る!!!!
報じてるのがCNNとかNYTみたいな反日メディアだから完全にフェイクニュースだね。
返信削除これが何に役立つのかは正直よく分からないよなぁ。
返信削除あなたが普段利用してるモノの多くは、研究当時「なんの役に立つかよくわからない」と批判されてきた技術で成り立ってるんだよ。
削除科学の世界は「なんの役に立つのか」じゃなくて、「何が役に立つかわからない」の積み重ねなんだよ。
確か海がどこから来たのかわかるかもと言ってたぞ
削除6aさんの補足をさせてもらうと、科学は「この世界を理解したい、知りたい」という営みで、近代はそれが技術発展の駆動力そのものになった。
削除ある二種類の豆AとB(味とか大まかな形は同じだが色とか細部が違う)を交配すると、その孫の代はAの色形を継いだものとBの色形を継いだものが何対何の比率で表れるなんて、当時の人は発見者当人含めて何の役に立つか分からなかっただろう。
でもこの発見がなければ後世で遺伝子なる存在は理解されず、品種改良による緑の革命も遺伝子疾患の治療薬開発も実現できなかったろう。
今の人類は宇宙とか地球という天体そのものの理解が、役に立てるとかとかそういう段階にない。
将来宇宙で活躍するための発見をしてるところなんだよ。
初代「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授の公演会とか見るとわかりやすく解説してくれてる。YouTubeとかで公開されてるのも有るから興味があればオススメ。
削除地球内部のマントルを形成している物質がどのような物かとかは地球に降り注ぐ隕石だけでは研究が難しい。なので太古の太陽系が出来始めた頃の状態を維持している小惑星に行ってサンプルを取ってくることが大事。サンプルと隕石とを比べて同じであれば地球内部の物質の手掛かりになる。そうすれば地震の研究にも繋がると川口教授は仰っていた。
恐らく、近い将来●事転用される。欧米もこれの後に続いて続々と参加表明してる。
削除鉄砲でも付いてるんですか?
返信削除初代はやぶさの記憶があるから、はやぶさ2のニュースを目にするたびに
返信削除目頭が熱くなって困る
満身創痍のボコボコになりながらも
削除「おつかいできた!」と帰ってきたあの子の事は忘れない
最期に撮ったあの写真を見るだけで涙が出てくる
早いとこ資源惑星を見つけて日本も資源大国になろう!
返信削除linuxのvoyagerっぽい
返信削除非武装無抵抗と書かれると(´・ω・`)
返信削除帰って来るまで生きていたい、本当に。
返信削除JAXAには個人で寄付できますので応援したい方はぜひ
返信削除20年前にもいた。「宇宙の事なんか調べて何の役に立つんですか?」とかほざくやつ。
返信削除蓮舫のようなやつ。
こういう奴らが実は多数派を占めていて、科学技術予算はこの20年間、ずーーーーっと削減され続けている。
JAXAで働いている非正規の数、ヤバいぞ。
安倍政権になってから、加速した。ほんとうにショックな予算になっている。
人員は全く増やされないし、予算も増えないのに、成果を出せと言われる。
俺がJAXAの職員なら泣いてる。